生け贄の婦警
                              赤星直也:作

第14話 黒幕登場
 
 車は、真っ暗な夜道を、ライトで照らして走っていく。
対向車も少なく、2時間ほど走って、車が停まった。
「降ろしてやれ!」2人は、手下に再び抱えられて、建物の中に入って行く。
体を揺すられながら歩いているので、息苦しさが感じられた。

 「もう少しだ!」貴子と久美が、不安な気持ちを堪えているとドアの開く音がする。
「着いたぞ!」肩から降ろされた。
「ちょっと、待ってろよ。顔は最後だ」腕が解かれた。
「これも、ここでは、要らないぞ」ワンピースが脱がされていく。
(また、ヌードにさせられるんだ。せっかく、服を着られると思ったのに…)ワンピー
スが足下に落ち、2人の股間を露わにしていく。

 「目隠しを、取ってもいいぞ!」覆面が取られ、そして、明るい光に次第に慣れてき
た。
(誰かいる…)ピントも合ってきた。
「い、いやー。見ないで!」そこには、見知らぬ男達がおり、久美と貴子は急いで淫裂
を隠した。
「もう、遅いよ。お前達のオ○ンコはたっぷり見せて貰ったよ」
「しかも、精液を垂らしたオ○ンコをな!」2人の顔が赤く染まっていく。
(見られた、精液を垂らした性器が…)まだ、興奮が収まっておらず、心臓がドキドキ
している。
 
 「それより、お前達には高い金を払ってある。その前に逃げたらどうなるか知って貰
おう!」
(鈴木宗久だわ…確か右翼の大物だわ。それに、加藤組長もいる!)久美は強ばった顔
になった。
(間違いない。こいつらが、裏で糸を引いていたんだ!)貴子も強ばった顔だ。

 鈴木は配下に合図し「連れてこい!」加藤も言う。
配下はベルを押し、暫くしてからドアが開き、腕を押さえられた、全裸の女性連れ込ま
れた。
その女性の姿を見て、2人は「あっ!」と驚きの声をあげた。
女性の体には入れ墨が彫られてあり、まだ、未完成だが綺麗に彫られている。
「もう、許して下さい。決して逃げませんから彫らないで下さい!」泣きわめく女性だ。

 鈴木は「うるさい!」乳首を指で潰した。
「ヒー!」悲鳴を上げると「連れて行け!」入れ墨の女性が連れて行かれた。
「わかったな。逃げたらお前達のオッパイはおろか、オ○ンコまでにも入れ墨を彫るか
らな」気に入ったのか、貴子の肩からミニスリップの紐を退けていく。

 スリップは、足下に落ちて乳房と股間が露わになった。
「許して下さい、今日はもう無理ですから…」
「オ○ンコが痛いのか。かなりやったな?」
「すみません。これが最後と思って、悔いがない程、やりまくりました…」リーダーが
言い訳する。

 「仕方ないよ。こんな上玉なんだからな」貴子の乳房や股間を撫でていく。
「お前も、脱がないとな」久美のスリップが加藤に脱がされた。
「私も無理です。8回射精されたんです…」
「何だ、8回もオ○ンコしたのか!」久美も乳房と股間を撫でられた。
 
 「今日のところは、顔見せだから勘弁するが、明日からは、俺の事に逆らったら、バ
ツを受けて貰うからな」鈴木はそう言い残して、加藤と一緒に出ていく。
「お前達は、これからここで寝泊まりするんだ!」リーダーに連れられ、貴子と久美は
狭い通路を歩いて行く。

 「ここだ。入れ!」ドアが開けられ、2人は中に入った。
「何よこれ。刑務所と同じだわ」
「そうよ、あんまりよ」
「文句をいうな。それから、お前達には服を着ることが許されないからな」男はドアに
鍵を掛けて出ていく。

 「これじゃ、刑務所よね」周りを見回していく。
「とにかく、綺麗に片付けましょう。これじゃあ、ゴミの中よ」2人が連れ込まれた部
屋は物置代わりに使われていた部屋だ。
一応、何とか住める設備はあるが、汚れており、部屋の中を掃除を始めた。

 勿論、テレビもあるが、電話だけはなく、どうにか住めるように電気、水もある。
2人は、全裸姿で部屋の中の掃除をし、久美は掃除機でゴミを吸い取り、貴子は雑巾で
部屋を拭いていく。
すると、見る見るうちに部屋が綺麗になり、何とか住めるようになった。
 
 「でも、夜は寒くないかしら。毛布だけよ」
「そうね、素っ裸の上に毛布だけではね」貴子の言葉に、久美も心配になってきた。
時計は、もう夜の10時を回っている。
「ねえ、一緒にお風呂に入ろうよ」
「でも、狭そうよ」
「何とか、なるわよ」2人は腰のガーターベルトを脱ぎ、ストッキングも脱いでいく。

 2人は知らなかったが、隠しカメラがその様子をしっかり捕らえている。
「オ○ンコが綺麗だな」
「俺も、オ○ンコしたかったよ」
「勝手にオ○ンコしたら、ボスのリンチだしな」モニターを見ながら肉竿を取り出し、
右手で擦っていく。

 久美は、狭い浴槽にお湯を入れていく。
安全のためか、逃げれないようにしてあるのか、火のでる物がない。
代わりに、お湯がビルから流れて、いつでも使えるようになっている。
2人は開けっ放しの浴室に入り、浴槽に貯まったお湯で体を濡らしていく。
「瞳さん、洗って上げる」久美は、石鹸を泡を立てて、貴子の体に塗っていく。
 
 背中を洗い終えると、向き合って前を洗っていく。
「綺麗なオッパイだわ、羨ましい」久美は貴子の両乳房を掌で撫でている。
(感じるわ、久美さん!)潤んだ目になっている貴子の乳首が堅く勃起していく。
(貴子さん感じているのね)乳首の堅さで久美が分かった。
「私に洗わせてて」貴子は上気した顔で石鹸を泡立てて、久美の乳房を撫でていく。

 (気持ちいいわ。久しぶりにやさしくされたわ…)久美も、膣が潤んでいくのが分か
り、貴子の指が乳房から淫裂に移動していく。
「散々、レイプされた性器だけど、いい?」
「何言っているのよ、私だってやられたわ。これからは一緒よ」貴子の指が、久美の淫
裂に入っていく。

 「そこ、そこを突いて!」気持ちよさそうに、目を閉じている。
「痛かったら、言って!」貴子の指が膣の中を動いていくと「いいわ。感じる!」久美
も、貴子の淫裂に指を入れ、動かし出した。
「いいわ、気持ちいいわ」2人の指が、膣の中を掻き回していった。

 暫く、指で楽しんでから、シャワーで石鹸を洗い落とし、「中に入ろう」2人は抱き
合うように、肌を寄せ合い浴槽に入っていく。
狭いので、足を伸ばせず、お互いの淫裂に太股が当たっている。
「ここも、いいでしょう?」「いいわ、して!」今度はお互いに乳房を揉み合って「あ
ん、あん!」浴室には2人の悶え声が響いていく。

 浴室で、楽しんだ2人はタオルで体を拭いて、ベッドに潜り込んだが、思った通りで
薄くて寒い。
「毛布を重ねようよ」
「えっ、どうするの?」
「抱き合って寝るのよ」
「いいわね。そうしよう」同じベッドに毛布を重ね、潜り込むと抱き合う。
「これなら暖かいわ」2人は唇を重ねながら乳首を吸い合う。
「あ、あ、あ!」ベッドの上でも声を上げ、やがて、意識が遠のいていく。
今までの疲れが、一気に出たのか、ぐっすりと眠っている。

 翌朝「起きろよ。飯だ!」手下が、お起こしにきた。
「あら、もう9朝なの?」
「そうみたいよ」ベッドから起きあがるが、相変わらず服を着られず、乳房と股間を丸
出しにしている。
「イヤ、性器を見ている!」迎えに来た男が、股間を膨らませているの、に気づいた。

 「オ○ンコを見たら、そうなる。やりたいのに、見るだけだなんて、残酷だよな」2
人の股間をじっと見つめた。
「見ないで、性器は見ないでよ!」
「見るのは、いいそうだ。あんただって、見せるように言われているんだろう。それよ
り、飯だ!」2人に、またコンビニ弁当を渡す。

 (そうよ、性器とオッパイは隠せないんだわ。これから、フルヌードのままで暮らさ
なければいけないんだ…)久美は思わず涙が流れ出た。
それを、貴子に悟られないように、手で拭いていく。
そんな事とは知らず、貴子はお腹が空いたのか、残さず食べてしまった。
 
 食事を済ますと、例によって、黒いストッキングとガーターベルトだけを身につけて
部屋から出された。
「いいな。俺もやりたいよ」乳房と絨毛を露わにした2人に、歓声が上がっていく。
(イヤ、見ないで、性器は見ないで!)手で隠す事が出来ない2人は、居並ぶ手下達の
前で、乳房を揺らせながら通り過ぎていく。

 2人は、昨日の部屋に連れて行かれた。
「来たか、オ○ンコの前に剃らないと…」
「お願いです、ヘアは剃らないで下さい」
「ダメだ、ヘアが邪魔してよく見えない!」
(性器が見たいんだわ。それだけしか、考えていない…)唇を噛む2人だ。

 「分かったようだな。手を頭に乗せて、足を広げろ!」言われるままに足を開いた。
「いいね。こんな事をするのも」鈴木が、貴子の絨毛に、配下が用意したスプレーを吹
き付けると、白い泡が絨毛を包み込む。
「俺もやるぞ!」加藤も久美の絨毛にスプレーを吹き掛け、掌で絨毛に混ぜていく。
立っていた絨毛は、肌にひれ伏してていく。

 「いよ、いよだ。動くなよ!」腰を降ろして、カミソリを股間に当てた。
「ジョリ、ジョリ!」カミソリが動いていく。
(イヤ、ヘアのない性器なんて、イヤよ!)貴子は、今にも泣きそうな顔で、久美を見
つめた。
久美の股間にも、カミソリが当てられた。
(ヘアを剃られるなんて…)久美も貴子を見つめている。

 「オ○ンコが剃られて嬉しいか。そんな震えて」
「はい、ヘアを剃られて嬉しいです」上擦った声で言う。
「そうだろうな、オ○ンコ好きなお嬢さん達だからな」笑顔で、なおも剃っていく。
 
 やがて、淫裂が全貌を現した。
「いいね、パイパンオ○ンコは」ピンクに割れた淫裂からは、肉襞が飛び出していた。
「もっと、見せてくれ!」貴子の淫裂が指で広げられ、淡いピンクの膣腔が見える。
「恥ずかしいです、そんな事をされると…」太股がブルブル震えている。
「恥ずかしいか、だったら、本番だ。やれ、まずは口でだ!」

 (オチンチンを、なめろと言うのね…)貴子は、鈴木の正面に膝を降ろして、チャッ
クを引き下げた。
「オッパイを、揉んで欲しいだろう?」
「はい、オッパイを揉んでください…」肉竿を取りだしながら言い、掴んだ肉竿を口に
迎え入れる。

 「俺も、して欲しいな」
「気が付きませんでした…」同じように、淫裂を広げられていた久美も、加藤の肉竿を
取りだした。
「オッパイは小さいですが、お望みでしたら…」
「構わないさ。オッパイはオッパイだよ」加藤も、肉竿を口で吸われながら、乳房を揉
んでいく。
(イヤ、こんな事したくない!)そんな2人を、取り囲んだ配下が見ている。
(入れたい…。あの、オ○ンコに入れたい!)後ろから見える淫裂に、股間を膨らませ
て見ている。
 
 「よし、もういい。やるんだ!」鈴木が椅子に座わると、勃起した肉竿が露わになっ
ている。
「オ○ンコ、させて頂きます…」貴子は、鈴木の肉竿を掴み、太股の上に乗っていく。
「入れさせて下さい、奥まで…」腰を沈めていくと、唾で濡れた肉竿が、すんなりと入
っていく。

 「そうか、そんなにやりたかったのか?」
「はい、瞳はオ○ンコ大好きですから…」腰を振りだした。
「どれ、ここにもしてやるぞ」鈴木の手が乳房を揉んでいく。
「私にも、オ○ンコさせて下さい」久美も加藤を椅子に座らせ、肉竿を淫裂に迎えた。
「いいぞ、このオッパイが」乳房を揉みながら、乳首を吸いだした。

 「いいわ、凄くいいです。愛もオ○ンコだ大好きですから」
(セックスなんて、よくないわよ。でも、こうしないと後で打たれるし…)久美はムチ
で打たれるのがイヤだから、言っていた。
2人は、腰の動きを早めて、膣の中に射精された。

 「後始末させて頂きます」太股から降りた2人は、汚れた肉竿を舌でなめていく。
「よく、ここまでしつけたな。今度は、考えてやるぞ!」
その言葉に「よろしくお願いします」リーダーは得意顔になっていた。
 
 「今度は、オ○ンコを拭くんだ!」
「は、はい!」2人は立ったまま、足を開いて、淫裂を指で広げていく。
「ご覧下さい。このように致します…」ティッシュをピンクの膣腔に押し当て、白い液
体を吸い取っていく。
女性として、最も恥ずかしい行為を見られて、2人の目は真っ赤になっている。

 (やりたくない、でも後で…)ムチで打たれるのがイヤだから、仕方のない事だ。
「終わったか、例の事を覚えさせろ!」
「分かりました、訓練します」リーダーは2人を連れだして、別な部屋に向かっていく。
「気が付いただろうが、ここには逃げ道はない。出口の全てが俺達が監視している。逃
げようたって無理だからな」その通りだ。
出口と思われる所には手下が監視していて逃れそうもない。

 (無理だわ。中から逃げようだなんて無理だわ…)2人は乳房と無毛の淫裂を晒しな
がら、後を歩いていく。
「開けろ。訓練させる!」監視の男がドアを開けると「う、う、う!」中から泣き声が
上がっている。
(何よ、いったい何なのよ!)顔を強ばらせて立ち止まると「入れ、入るんだ!」2人
の背中を叩く。

「ヒー!」悲鳴を上げて入ったが、部屋の中は、2人同様にストッキングとガーターベ
ルトを付けた女性が8人近くいた。
あの、入れ墨を彫られた女性もいて、泣いていたのは、その女性だった。