生け贄の婦警
                              赤星直也:作

第10話 拷問

 淫裂を辱められた2人は、男達が組み立てた櫓の下に連れて行かれた。
「向き合え!」久美と貴子は向き合うと2人の両手、両足首に皮のベルトが取り付けら
れていく。
皮には、金属製のリングが取り付けられており「やめて。私が何をしったていうのよ!」
これから起こる事に、震えた声で久美が叫んだ。

 「うるさい、だまれ!」平手で頬を打たれ「両手を広げるんだ!」逆らう事の出来な
い2人は、言われたままに両手を広げた。
「やれ!」リーダーが合図すると、両手首の皮のバンドのリングにチェーンの付いたカ
ラビナが取り付けられる。
「何をするのよ!」怯えて貴子も叫び、両手を動かそうとしたが、チェーンが邪魔して
あまり動けない。

 「引け!」「ガチャ、ガチャ!」音がして、チェーンのたるみが無くなっていく。
左右の手首に取り付けられたチェーンは、小さなハンドクレーンだ。
2台の手動のクレーンは、2人を両手を上げた格好にしていく。
「いやー!」「やめて!」自由が奪われた貴子と久美は、悲鳴をあげる事しかできない。
2人が叫んでも、クレーンは緩みを消して、足が浮いた。

 「いつもはロープだが、今回はバンドにしたんだ。痛くないだろう?」リーダーは久
美の乳首を摘んだ。
「お願い、帰して下さい。お金なんか持っていません!」久美は泣きそうな顔で叫ぶが
「そんな事は知っている。お前達には聞きたいことがあってな」リーダーの言葉に、2
人の顔が一瞬引き吊った。
(もしや、身元がばれたのでは?)脳裏に、そんな思いが走っている。

 「何も知らないわよ。帰して!」
「それは、これからだ。足も縛れ!」足首のバンドにも、チェーンが取り付けられて引
かれていく。
「いやー!」2人の足が広げられ、淫裂がよりハッキリ見えて、肉襞まで見えてきた。
「よし、それくらいでいいだろう」久美と貴子の2人は、大の字の格好をして宙に浮い
たまま、身動きがとれず、生えかけた絨毛に囲まれた淫裂がパックリ開いている。

 「オ○ンコが、よく見えぞ!」ニヤニヤしながら言うと「そんなの、見えないわよ!」
久美は強がりを言う。
「見えないか。だったら、これは何だ?」淫裂から飛び出した肉襞をかき分け、ピンク
色した突起を掴んだ。
「ヒー!」痛みに耐えきれず悲鳴をあげる久美だ。

 「これは、何だ?」
「性器です…」痛さに耐え、顔を歪めなら応えた。
「違うだろう。早く言うんだ!」指先に力を入れた。
「く、クリトリスです…」
「全部をなんと言うんだ。言え!」さらに指先に力が入っていく。
顔を歪めながら「オ○ンコです…」女性として、恥ずかしい言葉を口から出した。
「聞こえなかったな。もっと大きな声で言うんだ!」
「お、オ○ンコです。そこはオ○ンコです!」久美は泣き声で叫んだ。

 (ひどいわ。私も、ああされるのね…)クリトリスを摘まれた姿を正面から見ている
貴子の太股が、ブルブル震えている。
「おや、こちらのオ○ンコが震えているぞ!」
「いやー。言わないで!」淫裂から飛び出している、2枚の肉襞が太股に合わせて震え
ているのを、男達に見られた。
「これは何かな?」男は貴子の肉襞を摘んで引いた。

 「痛い~。オ○ンコです。痛いから引っ張らないで~!」貴子も泣き声で叫んでいる。
(悔しい、こんな事まで言わされるなんて…)2人の目からは涙がさらに流れ出ていく。
「とにかく、これからは正直に何でも言わないと、痛い思いをするからな」リーダーは
何やらスイッチを押した。
手下達は、お偉いさんを迎え入れるために緊張している。

 5分ほど立ってから、ドアが開いて、覆面をした2人が入ってきた。
「お待ちしてました!」リーダーは覆面をした2人にイスを差し出す。
「ご苦労だったな!」声は、備え付けのスピーカーから流れているが、音声が変えられ
ている。
「はい、この通りに捕まえました」
「それでは、尋問を始めましょう」別の覆面をした者が、2人に何かを聞くつもりだ。

 (殺されかも知れない。それに、こいつらは大物だ…)貴子と久美の心臓が張り裂け
るくらいに鼓動が速まり、自分が全裸でいる事など、頭からは消えている。
「名前を、教えて貰おうか」リーダーは、ムチで久美の淫裂を突いた。
「ヒー。榊原愛です…」顔を歪めながら応えると「お前は?」今度は貴子の淫裂が突か
れる。
「ヒー。石川瞳です…」顔を歪めて応えた。

 (あんた達になんか、名乗ってもわかるはずないわよ)2人はそう考えて、捜査用の
偽名を名乗ったが、結果的にはよかった。
覆面をした2人は、マリアンで久美と貴子の履歴書を見ていたから、偽名を名乗ったの
が幸いした。
「職業は?」
「ホステスをしてます…」久美が答えると「ピシー!」ムチの音がして、久美の腹部に
赤い筋が走り、すかさず「キャー!」悲鳴をあげた。

 「そう怒るな。確かに今はホステスだ」スピカーを通して喋っていく。
「そうだよな。嘘は言ってないよな」もう1人は笑っている。
「失礼しました」リーダーは決まり悪そうに、覆面の2人にお辞儀をしてから、久美を
恨むかのように睨み付け、地獄の拷問が始まった。

 恥を掻いたリーダーは「ホステス前の仕事を聞いているんだぞ!」ムチの先端で久美
の乳首を突き刺した。
「お、OLです。普通のOLです…」久美は、乳首を刺された激痛で顔を歪めている。
「嘘つくな。お前の前の仕事を正直に言え!」「ピシー!」「ピシー!」ムチが久美の
体を打ちまくっていく。
「本当です。東洋商社でOLをしていました…」久美の体に、赤い筋が数えきれないく
らいできた。

 「それだったら、何故やめた?」リーダーは、それでもムチを振っていく。
「ビデオです…。社長から迫られて、やっちゃいました。それをビデオに撮って、裏に
売ろうとしていたので、持ち逃げして、やめました…」途切れ切れにやっと言えた。
「嘘付くな。職業は何だ?」またムチが打たれた。
「OLです…」途切れ途切れに、久美は応えたが、久美の意識は次第に遠のいていく。

 (もしかして、正体がばれたのかしら?)久美は失神寸前だが、それでも「職業は何
だ?」しつこくムチが打たれた。
「で、すから、OL…」遂に言葉が切れ、久美は気を失い、宙に浮いたまま全裸で項垂
れている。
淫裂からは、異様な臭いの液体が足首まで流れて、床に落ちていく。
「こいつ、ションベン垂らして気絶してら!」手下が久美の股間をじっくり見ながら声
を上げた。

 (いやよ、私はいや!)貴子は久美の全身にある、真っ赤な筋を見て震えていた。
しかし、ここで身元をばらしたら、確実に殺されるのはわかっている。
喋れば、ムチで打たれないが、ここで殺される訳にはいかないから、泣きながらも耐え
るしか道はない。
「お前の正体は何だ!」今度はムチの先端が、貴子の乳首を突き刺した。
「お、OLです…」息が詰まりそうな苦しさを我慢して応える。

 「嘘つくな!」ムチが股間の割れ目を叩きだし「ギャー!」全身を震わせ、悲鳴をあ
げる貴子だ。
「本当のことを言うんだ!」
「本当です。信じて下さい。榊原さんと同じ会社で働いていました…」言い終わると同
時に、ムチが貴子の体を打ちまくり、全身を赤い筋が覆い尽くしていく。

 「何故やめた?」
「だまされて、レイプビデオに出されたからです…」
「レイプビデオ?」
「そうです、いいアルバイトがあるからと言って社長に騙され散々レイプされました…」
「そんなにオ○ンコしたのか?」
「10人にやられました…。それで、そのビデオを持ち逃げしました…」

 「嘘付くな!」ムチが全身を叩いていく。
「もう一度聞く。職業は?」
「ですから、OLです。信じて…」それを最後に言葉を失い、久美と同じように淫裂か
ら液体を流してしまった。 

 「リーダー、こいつも漏らしましたよ」手下の言葉にリーダーも「気絶してます。ど
うしましょう?」覆面の2人にお伺いを立てる。
覆面の1人は「水を掛けて、目を覚まさせろ!」スピーカーから言葉が聞こえて手下は
バケツに入った水を久美の顔にぶつけた。
「う、うー!」たまらず、眼を覚ましたが、その為に、もっと過酷な拷問を受ける羽目
になった。

 「お前の、前の職業は何だ?」
「ですから、普通のOLです…」久美は項垂れたまま返事をした。
「そうか、どうしても本当の事を言わないつもりだな?」リーダーはポケットからライ
ターを取り出した。

 そして、タオルで、久美の濡れた淫裂の周りの水気を、綺麗に吸い取らせていく。
久美の生えかけた絨毛は、水気を吸い取られ、そそり立っていく。
(一体、何をする気なのかしら?)久美は、これからのことに、不安を感じている。
「本当のことを言え。お前は何者だ?」
「榊原愛です。前はOLをしていました…」

 リーダーは久美の頬を平手で打ち「仕方ない。本当はやりたくないんだがな…」持っ
ていたラーターに火を付け、久美の股間に近づけていく。
「い、いや、やめて。いやー!」全身を震わせ、逃れようとするが、両手、両足を押さ
えられて、身動きすらできない。
ライターは恥丘に当てられ、生えかけた絨毛が一瞬にして消えた。

 「ギャー!」久美は全身を震わせているが、周りでは、髪の毛の焼けた独特の異臭が
漂っている。
それに、生えかけた絨毛に変わって、白髪のような絨毛が所々に地肌に付き、全身から
恐怖で汗が流れている。

 「言うんだ。本当の事を!」リーダーは、なおも尋ねる。
「榊原愛です。前はOLをしていました…」久美はなおも言い続け、その応えに、リー
ダーはなおもライターで股間に近づけ、久美の生えかけた絨毛が炎によって、全て消え
てしまった。
ライターの炎は、股間にあった絨毛の全て焼きつくして、淫裂を露わにしている。

 その間も、久美は悲鳴を上げ続けて「ギャー!!」全身を震わせて叫んでいたが、そ
んな事で済まなかった。
一番敏感なクリトリスも炎であぶられて、体を震わせるが、どうすることもできず、悲
鳴を上げるのが、精一杯の抵抗だ。

リーダーは手を緩めず、淫裂から飛び出した肉襞を摘んだ。
「ヒー。もう、許して下さい!」泣きながら叫ぶと「楽になりたいだろう。楽になりた
いなら、本当の事を言え」
「ですから、OLの榊原愛と前から言ってます」
「嘘言うな!」リーダーはライターの炎を乳首に近づけた。

 さすがの久美も「ギャー!」悲鳴を上げると痙攣を起こして気絶し、それに淫裂から
弧を描いて放水が始まった。
(漏らしている、久美さんが漏らした…)液体は貴子の太股を濡らしていく。
(イヤ、イヤよ、こんなのイヤ…)貴子の震えが止まらない。

 「しかたないな。今度はお前だ」今度は貴子を見つめて言う。
「いや、いや!」全身を震わすが宙に浮いているので逃げれない。
リーダーは、ライターの炎で、貴子の絨毛を焼き「ギャー!」貴子も全身を震わせてい
く。
「お前の本性は何者だ?」
「い、石川瞳です。普通のOLでした…」全身から汗が流れていく。

 「嘘をつくな。本性を言え!」ライターが淫裂の周りの絨毛を焼いて、髪の毛の焼け
た臭いが周囲に漂っていく。
「いや、そこはいや!」炎の熱が、淫裂まで伝わり悲鳴を上げている。
ライターの炎は貴子の絨毛を消しさり、ピンクの淫裂が露になっていく。
パックリ割れた裂け目から、2枚の肉襞が飛び出し、その肉襞に炎が当たり「ギャー!」
全身を痙攣させている。

 「お前は何者だ?」
「前から言ってる通り石川瞳です…」気絶寸前の貴子が言うと「嘘言うな!」貴子の自
慢の乳房を炎が焼こうとしている。
「い、いや。やめて!」
「だったら、本当のことを言え!」(本当の事を言ったら、必ず殺される…)貴子はオ
ームのように「石川瞳です」と繰り返し、炎が乳首を包み「ギャー!」悲鳴と共に気絶
してしまった。
貴子も、久美と同じように、淫裂から液体を勢いよく、出している。

 「これくらいにしておけ。死んだら困る」覆面の言葉に「わかりました」リーダーは
手下に「解いて寝かせておけ!」と命令した。
2人はやっと、解放されて鉄格子の中にある、ベッドに寝かされたが、乳房と淫裂を晒
したままの全裸だ。

 温度は管理されているので全裸でも平気だが、鉄格子には鍵がしっかり掛けられ、逃
げることは絶対にできない。
「起きたら、マリアンの前に何をしていたか聞くからな」覆面の2人は言い残して部屋
から出ようとした。
「それから、命令するまで犯すなよ。触るだけだ。犯したらリンチを覚悟しておけ」

 「レイプは絶対にさせません!」リーダーが言い切ると「信じてるよ。いいな。レイ
プしたら許さないからな」2人に未練があるのか、繰り返して言う。
「わかってます!」誘拐犯達は久美と貴子の乳房と淫裂を、羨ましそうに見つめながら、
部屋から出ていき、部屋には鉄格子の檻の中にいる貴子と久美だけが残された。
2人は拷問を受けて、全身に赤い筋ができたまま気絶している。