「犯された婦警」
                               赤星直也:作

第27話 緊縛の智子

 それから数日間、斉藤からの連絡はなかったが、斉藤は智子の周辺を綿密に調べ上
げていた。
そんなある日、智子の婚約者が麻薬捜査の途中で、犯人の車に引かれて大怪我を負っ
てしまった。
犯人は逮捕されたが、婚約者は足も骨折して歩くことができず、3ヶ月も入院しなけ
ればならない。

 その間、智子は勤務を終えると必ず見舞いに行き、湾岸署の婦警一同は、見舞いに
と花の小鉢を送ることにした。
「智子さん。今度の日曜日に。お見舞いの花を送るわね」同僚が告げ、斉藤も恵から
知った。
そして、日曜日に智子のマンションに宅配便が届き「松本さん、宅配便です」玄関か
ら声がする。

 (職場の仲間からだわ)「はーい!」何も疑わずにドアを開けた。
男2人が段ボール箱を抱えて、立っており「どこに置きますか?」「そうね、ここに
運んで!」智子は部屋の奥に案内していく。
「ここにおきますね。それから印鑑をお願いします」
「はい、ここに押すのね」宅配便の2人は、印鑑を持った智子の手を押さえ付けた。

 突然のことに「な、何をするんですか……」叫び声をあげようとしたが、口をガム
テープで塞ぎ助けを呼べないようにした。
さらに、両手を後ろ手に縛り上げて、智子の自由を奪った。

 智子が動けなくなると、宅配便の男は「久しぶりですね。松本智子さん!」帽子を
取って顔を向けると「……」驚きの顔に変わる。
その男は斉藤で、もう1人が榊原だ。
2人の顔を見た智子は、驚きから恐怖に変わっている。

 「松本さん。この日の来るのを、どんなに待ちかねたことか!」斉藤は携帯電話で
連絡を取っている。
榊原はカーテンを締め、外から見えないようにし、連絡を取り終えた斉藤は部屋の鴨
居にロープを通し、後ろ手から万歳をする格好に智子を吊したが、足がどうにか床に
着く程度なので、智子には苦痛だ。

 智子が吊されると、玄関のチャイムがなり「お届けものです。斉藤さんからです」
声がする。
「着たぞ!」斉藤はドアを開け「早く入れ!」2人の男が大きな荷物を運んできた。
2人は荷物を開けて、中から取り出すが撮影用の機材だと智子にも分かり、慣れた手
つきでセットし、照明も点灯した。

 「斉藤さん、準備完了です」
「それでは始めよう。タイトルは『犯された湾岸署婦警松本智子』でどうだ?」斉藤
は恐怖で震える智子の顎を指で持ち上げた。
斉藤はハサミを手に持ち「これで下着姿になってもらおう!」そう言うと「俺にも手
伝わせて下さい。恨みがあるし!」後から来た男が言う。

 「いいよ。2人でやろう!」ハサミを智子の目の前に見せると、首を振って拒んで
いるが、2人は袖口から切り裂き始め、斉藤は右から、榊原は左からとハサミが進む。
ハサミが肩まで進むと、切り裂かれたシャツが前と後ろに分かれていく。
(やめて。お願い!)いくら叫んでも智子の声は外まで届かず「う、う!」小さな呻
き声になっている。

 ハサミが胸の脇まで進むと、黒いブラジャーが全貌を露わにしてきた。
さらにハサミは進み、シャツは足元に落ちて、上半身はブラジャーだけの姿にされ、
ビデオはこの様子を撮している。
「黒ですか、楽しみだな」斉藤はブラジャーの上から智子の乳房を揉むが、首を横に
振るだけしかできない。
(お願い、やめて!)抵抗できない智子にできるのはこれだけだ。

 斉藤はスカートのホックを外しファスナーを下げた。
(いやー。やめて!)スカートは重力に引かれて足元に落ち、レースの黒いパンティ
が現れた。
パンティはミニだから尻の半分が飛び出し、前はギリギリ絨毛を隠している。

 (恥ずかしい。見ないで…)正面から2人に下着姿を見られて恥ずかしさに俯いて
いる。
榊原は、パンテイの上から恥丘の淫裂を探すと、割れ目に沿って上下に指を動かし、
斉藤は乳房を揉んでいるが、首を左右に振って抵抗している智子だ。

 乳房を揉んでいた斉藤は、ブラジャーのカップの継ぎ目部分を、下から上にハサミ
で切った。
黒い布が左右に退けられると、白い智子の乳房が現れ、尖ったピンクの乳首が2つ覗
いている。
(見ないで~!)しかし、斉藤は容赦なく肩の紐2本も切り、黒いブラジャーは布き
れとなって智子の足元に落ちた。

 智子の上半身全てが取り除かれ、白い乳房が露になり左右に揺れており「可愛いオ
ッパイだな!」斉藤は背後から乳首を摘みながら乳房揉んでいく。
智子は首を振って「やめて!」と叫んでいたが、声にはならない。

 一方の榊原は、黒のパンティをゆっくり下げていく。
裏返しになったパンティは、隠す部分が少なくなって恥丘を隠している黒い絨毛が現
れた。
その絨毛の中に、縦に伸びたピンクの割れ目が覗いてる。

 榊原はパンティを足元まで下げて、智子の足を片方ずつ上げてパンティを脱がせた。
「ほら、お前のパンツだ!」クロッチの部分を智子の鼻に押しつけ「いい匂いだろう
?」智子は自分の淫裂の臭いが気になり、顔を背けが全裸をビデオに撮られてしまっ
た。