「犯された婦警」
                               赤星直也:作

第11話 衆前ヌード

 望と恵はぐっすりと眠り続け、朝になっても起きれなった。
9時になっても起きてこないので、心配したのか岡本が起こしにきた。
「起きなさい。何時だと思ってるのよ!」岡本は窓のカーテンを開けるが「まぶしい
ー!」布団を被って潜り込む二人だ。

 「起きなさい。何時だと思ってるのよ!」布団を剥がして怒鳴ると、望と恵はやっ
と目が覚めた。
「早く持ってきた制服を着るのよ!」全裸の二人はベッドから起きあがり、バックか
ら婦警の制服を取り出した。
「今日だけは、特別で下着を着けてもいいわよ」
それを聞いて、バッグから下着も取り出して、着込んでいく。

 恵はブラジャーから、望はパンティから着込んで、スリップ、ブラウス、スカート
と着込むと本職の婦警らしくなっている。
最後に上着を着込むと、完全な婦警になっており、帽子もかぶり、鏡で自分の姿を写
して乱れを確認していく。
それが済むと、岡本と一緒にあの大きい部屋に向かった。

 2人が部屋に入ると「あら、本物の婦警だったんだ!」周囲は婦警と知って驚いて
いるが、冷ややかな目で見ていた人もいて「ねえ、公開ヌードはどうなさるの?」岡
本に質問する。
岡本は窓を指さした。
窓からは海が望めて、浜辺には海水浴する人で溢れており、それを見て女は笑顔にな
った。

 何も知らない望と恵は、出された朝食を綺麗に食べ、満足している二人だが、岡本
が「外にでましょう」別荘の中にいた全員が、海岸に向かって歩きだした。
恵と望は話をしながら歩いて、波打ち際まで歩くと「今日は日曜日だよね、子供が一
人もいないわ。それに大人ばかりだし、何か変ね」望と恵は疑問に思い岡本に尋ねた。

 「それは公開ヌードだからよ。嫌だったら帰ってもいいのよ。そのかわり、昨日撮
ったビデオが出回るわ。それにレイプビデオもね。どうする?」と1分の考える時間
を与えられた。
(少しだけなら我慢できるけど…)少人数なら裸になってもいいが、ここには200
人を越す人が居る。

 ヌードを拒んでも良いが、ビデオが脳裏を駆けめぐり(あれを見られたら退職どこ
ろか、自殺するしかない…)覚悟ができた。
「望、私はヌードになるけど、どうする?」
「先輩と同じです。あんなビデオが出回ったら、親に合わせる顔がなくなるし…」二
人はヌードになるのを決心し「ビデオは本当に公開しないと約束できますか?」執拗
に尋ねる。

 「勿論、約束は守るわよ!」
「約束するなら、ヌードになります…」
「ヌードになるのね。よかったわ、私もビデオは公開なんかしたくないのよ」岡本は
2人を浜辺にある、特製ステージに登らせた。

 ステージは皆から見えるようにと、高さが2メートルは越えている。
婦警の制服を着た2人がステージに立つと、何事かと一斉に集まってきた。
(こんな大勢の前でヌードになるなんて…)覚悟を決めたが震えが停まらず、震える
手で帽子を脱いだ。

 「ちょっと待って。勝手に脱いだらだめなの。あの方の言われた通りに、しなけれ
ばいけないの」
それは、昨日淫裂をなめさせられた女性で、2人の顔が青ざめていくが、どうしよう
もない。
女性は楽しむかのように「まずは、上着を脱いで!」恵と望に命令する。

 2人は言われた通りに上着を脱ぐと「スカート」「ブラウス」と脱いでスリップ姿
になり(恥ずかしい。こんな事になるんだったら、普通にしとけばよかった…)後悔
している。
「スリップを脱ぎなさい!」

 指示されるまま、ベージュのスリップの紐を両肩から外すと、スリップは音もなく
足元に落ちた。
「すごい。婦警なのに、こんな下着を着て!」驚きの声に、胸と股間を両手で隠すと
「だめ、隠しちゃだめなの。両手を退けるのよ!」震えながら両手を退ける。
ブラジャーとパンティは白味をおびた半透明の布で、乳房や無毛になった淫裂が透け
て見え、全裸と変わりない。

 2人の姿を見て、観客は歓声をあげるが、望と恵は泣いている。
それでも容赦なく「パンティを脱いで!」命令されて、泣きながらパンティを脱いだ。
「ほう、パイパンもいいもんだな!」綺麗に剃られた恥丘から、ピンクの割れ目が見
え、観客は奇声をあげて喜んでいた。

 それでも「ブラジャー!」最後の1枚も脱ぎ、首にネクタイを巻き付けただけで、
全裸同然となった。
「すばらしいヌードね。次は…」女が恵と望の耳元で命令を伝ると、2人の顔が引き
吊っている。
躊躇していると「早く開脚しなさい!」怒鳴られ、泣き声で「皆さん、私のオ○ンコ
をたっぷりご覧下さい…」左足を上げ、Yの字の姿勢を取り、自分の淫裂の奥まで晒
していく。

 「綺麗なオ○ンコだね。道理で見せたい訳だ。今まで何回使ったのかな?」
「かなり使っているよ、オ○ンコ穴が広いし」
会場からの声に堪えきれず声をあげて泣きだしたが、非情にも観客は大喜びしている。

 「次もやるのよ!」また指示が出て「お、オナニーしますからご覧下さい…」立っ
たまま淫裂に指を入れて、掻き回し出す。
指が動くたびに、ぶら下がったネクタイと乳房が揺れ、卑猥さが際だっている。
それを見ている観客も「凄く淫乱だね。本当に婦警かな?」驚き顔で(恥ずかしい。
オナニーまでやるなんて…)涙が停まらない。

 2人は5分ほど屈辱な自慰行為をさせられて「せっかくのヌードだから、もっと近
くで見せなさいよ」今度はステージから降りて観客の中に入って行く。
「ほら、オ○ンコも見て貰いなさいよ」両手で淫裂を広げたまま歩くと、触りはしな
いが触れるくらい接近して眺めている。
「俺とオ○ンコやらないか?」冷やかされながらも歩くが、岡本と飯島は脱いだ服を
持っている。

 やがて、観客は全裸姿に飽きたか、バラバラと散って元の静けさに戻ったが、2人
は泣き続けた。
「もういいわよ。戻りましょう」岡本と飯島は別荘に向かって歩き、望と恵は手で股
間と胸を覆い、大勢に恥ずかしい部分を見られ、ショックで項垂れたままだ。

 別荘に戻ると、再び衣服を着ることを許され私服を着込む。
「着終えたら送ってあげるね。アリバイのおみやげ買って置いたわよ」元気を付けさ
せようとしてるが、2人はショックで無言だ。

 帰りの車は飯島が運転し「元気ないわね。そんなにショックだった?」「…」車の
中でも終始無言で通し(私の性器の中を大勢に見られてしまった…)時折思い出した
ように嗚咽をあげた。
「わかったでしょう。これからは素直にしないと、もっとひどい目に合うからね」注
意されても返事せず無言だ。
そして、まだ夕方の5時だが、車は婦警の寮前に着いた。