「人質にされた婦警」

                             赤星直也:作

第6話 2人の解放


 「オッパイを揉んでもいいんですよね?」
「いいわよ。2人は頭に両手をやったままよ」久美は男達に乳房を代わる代わる掴まれ
揉まれていく。
淫裂も撫でられていくが、両手を頭にやったままで「う、う、う」嗚咽をあげ、涙を流
している久美だ。

 それは、美紀も同じで乳房を揉まれ、淫裂を触られても抵抗ができず、されるがまま
にしている。
美紀の目からも筋となって涙が流れていた。

 「どう、楽しいでしょう。港北署の婦警の素っ裸を楽しみなさいよ」
「姉御、婦警のオ○ンコを見ながら、抜いていいですか?」
「オナニーがしたいんだ。いいわ、抜いていいわよ」
「ありがとうございます」若い男達は一斉にチャックを下げて勃起した肉竿を取り出し
擦りだす。

 それは、久美と美紀にも見えている。
(いやよ。オナニーなんて、しないでよ!)両手を頭に乗せ、乳房と淫裂を晒しながら
泣くしかなかった。
そして、精液が2人に飛び掛かり、白い液体が股間や腹に張り付いていく。

 「もういいわね。満足したでしょう?」
「はい、すっきりしました姉御!」男達は小さくなった肉竿をしまっていく。
「ほら、拭きなさいよ」有香がタオルを2人に投げた。
それを受け取った2人は、泣きながら体に飛びついた精液を拭いていく。

 「下着が必要でしょう。用意していたからこれを着なさい」道代は紙袋を投げつけた。
「イヤ、こんなのイヤ!」それはスケスケの下着だったのだ。
「せっかく姉御が用意したんだ、着ないならオ○ンコしてしまうぞ」
「イヤ、レイプしないで!」これ以上辱めを受けたくない2人は渋々ブラジャーを着込
むと、青みを帯びた色だが、乳房が丸見えで、ピンクの乳首、乳輪が見えている。

 「似合うね。婦警さん!」冷やかしの声が掛かり(悔しいわ。何でこんな事になった
のよ)スケスケのパンティも履いていくと、淫裂の部分がくり抜かれて丸見えになって
いる。
とても、普通の人が着る下着ではなく、その上から制服を着込んだ。
 
 制服を着ると婦警姿に戻り「婦警さん、今度は○ンコさせてよ」冷やかしが掛けられ
た。
(バカにしないで。誰がやるもんですか!)唇を噛み、黙ったまま帽子を被っていく。
「終わったわね。釈放するから、必ず署長に電話するのよ」久美と美紀は大勢の組員の
見守る中、パトカーに乗って走りだした。

 パトカーはスピードを上げて、市内に向かって行ったが突然止まった。
「美紀、署長に電話をしてくるね」
「久美さん、レイプされたことは、お願いだから言わないでね」美紀は小さな声で言う。
「わかってるわよ。安心して!」パトカーから降りた久美は署長と連絡を取った。

 「水野か。早速だが、君の寮迄来てくれ。2人ともだぞ!」北沢には考えがあるよう
だった。
「わかりました…」久美は自分の寮に向かってパトカーを走らせて、寮には10分後に
着いた。

 「署長と、刑事課の大沢さんがいるわ」緊張していく2人だ。
「さっそくだが、君たちはここから移って貰うよ」
「どうしてですか?」
「やくざに、犯されたんじゃないか!」その言葉に、顔を引き吊らせる2人だ。

 (レイプされたのは、絶対に言えない…)「レイプはされてません。丁寧に扱って貰
いました…」嘘を言った。
「そうか、奴らは丁寧にしたか…」(よかった。これでレイプがごまかせるぞ…)北沢
はホッと力が抜け、大沢も(そのほうがいい。自分のためにも)顔が緩んでいる。

 「とりあえず、健康診断を受けて貰うよ」署長はパトカーに2人を乗せ、病院の前で
止まった。
「話は付いてるから、受けて来るんだ!」久美と美紀は言われた通りに病院に入った。

 病院に入ると「港北署の方ね。こちらへ!」婦警の制服を見た看護婦は、診察室に案
内し、若い女医が待っていた。
「胸を見せて下さい!」その言葉に(できないわ。あれを見られてしまう!)怯える2
人だ。

 「あら、同じ女性よ。それにブラは付けたままでいいから。シャツのボタンを外せば
いいだけよ」看護婦も言う。
(見られても、仕方ない…)久美と美紀はシャツのボタンを外し、胸を開いた。

 「あらー。婦警さん大胆ね。オッパイスケスケなんて!」看護婦が言うと「若いから
見せたいのよね。それに、いい形よ。羨ましいわ」女医は久美の豊満な乳房を撫でてか
ら聴診器を当てていく。
(恥ずかしいわ。こんなのより、ヌードの方がましよ…)真っ赤な顔の2人だ。

 久美が済むと美紀も診察されていく。
美紀もブラの上から乳房を女医に撫でられて「異常ないわ。このブラどこで買ったの?」
女医が尋ねた。
「プレゼントなんです。ですから、知りません…」久美が答える。
「私も欲しいな、これだと彼氏を誘惑できるのに」女医はがっかりした顔になっていた。

 「先生、駅前のランジェリーショップにありますよ!」看護婦が教えた。
「そう、駅前なの。でも、婦警がこんなの着るなんて、時代も変わったわ…」女医はカ
ルテに記入し、書き終えると女「スカート脱いで。動脈の検査よ」その言葉に顔を強ば
らせる2人だ。

 「ほら、パンティは履いたままでいいから、スカートを脱いで!」看護婦が急かす。
(ヘアの剃られた性器を見られてしまう…)真っ青な顔の久美は濃紺の制服のスカート
を脱いだ。
「あらー。オッパイだけでなく、パンティまでいやらしいのを履いて!」女医は淫裂丸
出しのパンティに声を出した。

 (そんな事言わないでよ!)久美はその言葉に唇を噛み、両手で股間を隠した。
「隠したら、診察できないわよ。見て欲しいんでしょう。見ながら診察するから」女医
は仰向けになった久美の太股の動脈を圧迫している。

 「婦警さん、セックスしたらシャワーを浴びた方がいいわよ。ほら、セックスした証
拠の粉が!」女医は股間の白い粉を指に乗せて見せた。
「いや、言わないで下さい!」それは女性の淫裂から出る蜜の乾燥した粉だ。
(死にたい…。こんな辱めを受けるなら死んだ方がいい…)真っ赤な顔になった。

 久美が終わると美紀もスカート脱がされ、淫裂を見られてしまった。
「あらー、あなたもなの。最近の婦警さんは平気でセックスをするし、ヘアまで剃って
男に見せたがるのね」女医は美紀の股間を見ながら言う。

 「そうですよね。ヘアを剃るなんて手術の時だけと思っていましたからね」看護婦も
美紀の淫裂を見て言う。
(違うのよ。犯されてしまったのよ)叫びたいのを堪える美紀だった。

 こうして、健康診断が終えたのは1時間後だったが、署長達は2人の診察が終わるの
を待っていた。
「とりあえず、新しい寮にいこう!」4人は新しい寮に向かった。

 そこは4階建てで、高級な造りで今までのアパート風とは大違いだ。
「2人は同じ部屋にしてあるし、荷物ももう運んでおいたから」
「えっ、もう運んであるんですか?」
「そうだ。明日からはここから勤務してくれ。今日は休んでいいから」

 「わかりました」久美と美紀が寮に入って行くと管理人がいる。
「水野さんに岩下さんですね。これが鍵です」2人は部屋番号の付いた鍵をそれぞれ受
け取った。
2人の部屋は最上階の一番隅だったが、エレベーターがあるので楽だ。

 「ここね」鍵を開けて中に入っていくと荷物が置かれてある。
「広いわね。ここなら一緒でもいいわね」
「そうね、お風呂もあるわよ」部屋は寝室の他に2部屋があった。

 「私お風呂に入りたいな」「一緒に入ろうか!」2人は顔を見合わせた。
「そうして欲しいの」美紀は久美に抱きつき唇を重ねていく。
「待って、汚された体を洗ってからにしましょう」
「そうね、汚された体を洗うのが先よね」2人は制服を脱ぎ、「こんなのいらないわ」
スケスケの下着も脱いで全裸になった。

 2人はシャワーで体を先に洗っていく。
「洗ってあげるわね」「ありがとう」美紀は久美の背中に石鹸を塗り、撫でていく。
手が背中から尻に伸びて「ここも洗うね」尻を撫でながら太股に手が伸びた。
(そこは、だめよ!)指が時折、淫裂を撫でていく。
「ドキン、ドキン!」心臓の鼓動が高まる久美だ。

 一方の美紀も鼓動が高まっていた。
(これが、久美さんの性器なんだ…)わざと指で擦っていく。
美紀は丁寧に洗い終えると「前も洗うね」今度は乳房を撫でていく。
「ダメ、変になっちゃう!」

 それでも美紀は、臆することなく乳房に石鹸を塗りつけながら揉んでいる。
(気持ちいいわ。感じていく!)目を閉じる久美だが、乳首が大きく膨らんでいく。
美紀は石鹸を塗り終えるとシャワーを当てて洗い流した。

 「今度は、私が洗ってあげる」久美も美紀がしたように、尻や淫裂、乳房と石鹸を塗
っていく。
(気持ちいいわ、先輩にして貰うと感じていく!)気持ちよさそうに目を閉じている美
紀だった。

 「はい、終わったわよ」シャワーで石鹸を洗い終えると、浴槽に2人で入っていく。
狭い浴槽は2人の肌が密着している。
2人は抱き合うように重なり合い、乳房と股間が重なっていた。

 「欲しいの、久美さんが欲しい…」美紀は久美に甘えるようにして、乳房を掴んだ。
「そんなに、私が欲しいの。汚された体なのよ」
「それでも欲しい…」唇を重ねていく美紀だ。

 久美は黙って、両手で美紀を抱きしめ、立ち上がった。
それに合わせて美紀も立ち上がり、浴槽から出て行く。
2人は抱き合ったまま、濡れた体でベッドに倒れた。

 「欲しいの。久美さんのオッパイが…」美紀は仰向けになった久美の乳房を掴んで乳
首を吸いだす。
「いいわ。美紀、もっとして!」喘ぎながら、美紀の頭を押さえていく。
美紀も両手で乳房を揉みながら乳首を吸っている。

 久美と美紀がレズを楽しんでいる間に、港北署では八幡泰三の誓約書が書かされてい
た。
「いいな、もう二度と争いを起こすなよ!」
「こっちからは絶対にしませんよ。向こうから向かってきたら別ですがね…」

 「それでも、起こすな。起こしたらムショ送りにしてやるからな!」
「わかりました。二度と起こしません!」泰三は大沢の前で誓約した。
「よし、釈放だ」
「ありがとうございます」泰三は若い警官に連れられて取調室から出てた。

 「あなた!」「道代!」廊下には道代と弁護士が待っていた。
「あなた、よかった」道代は泰三に抱きついた。
「こら、ここは警察だ。そんなことは自分のベッドの上でしてくれ!」若い警官が怒鳴
った。
「申しわけありませんね!」道代達は警官に礼を言ってから港北署を出た。