「哀れみの女刑事」

                             赤星直也:作

第19話 練習の成果


 悦子に言われ、2人は避妊薬を飲まないようにし、更に、仕事が終わればエステ店で
レズの指導を受けていた。
指導しているのは岡林の友達で「ダメよ、もっと腰をつかわないと」慣れない2人は怒
鳴られてばかりいる。

 それでも、腰のペニスバンドを付けて、指導員に覆い被さって腰を振っていく。
「そんな事じゃ、感じないわ。あなたがオ○ンコされた時のようにやるのよ」乳房を揉
まれる。
(無理矢理やりされたのよ。好きでやってはいないわ)悔しさを我慢して腰を突きだす
と「そうよ、もっとリズミカルにするの。オッパイも触りながらやるのよ」気持ちよさ
そうな顔をして淫汁を流し出した。

 「もういい。次はあなたよ」今度は貴子が覆い被さった。
「もっと奥まで入れるのよ、その方が気持ちいいのよ…」腰を押さえてリードしている。
(イヤよ、レズなんてイヤ…)貴子も嫌々相手をしていた。

 2人がレズの特訓を受けている間にも時が過ぎて、避妊薬の効果も体内から消えてい
た。
それを待っていた悦子は、とある地方の病院に連れて行く。
「いい、ここでの出来事は忘れるのよ。忘れなかったら、一生消えない印が付けられる
からね」2人を脅してから病棟に入る。

 (言わないわよ。誰にも…)頷いて後ろを歩いていくと、二組の夫婦が待っていた。
「お待たせしました。こちらが協力者です」悦子が2人に引き合わせると「美人ですね。
これなら生まれてくる子も、きっと美人でしょう」満足そうに話しかけてくる。
「苦労しましたよ、こんな美人を捜し出すのは!」

 「感謝しています。ですから…」言いかけて「それは後で。それよりもお待ちですか
ら」夫婦に言われて一行が処置室に入ると医師がいた。
「このお二人ですか。早速始めましょう。まずは脱いでください」脱ぐよう言われる。

 「ここで、ですか?」
「そうです。ここでやりますから」
「ほら、急ぐのよ」2人はスカートを脱ぎ、その後パンティも脱いで淫裂を剥き出しに
した。

 「それだけではダメです。全部です」
「卵子を取るには、性器だけでいいのでは?」
「違うの、精子も一緒に取るの。あなたみたいな美人を見ながら夫が出すのよ」
「それじゃ、私のヌードで射精をする気なの?」
「ご免なさいね、それが確実なの。お礼は弾むから、言われた通りにして」

 そう言われれば全部脱ぐしかなく、シャツ、ブラジャーと脱いで全裸になる。
「あなたから行きましょう。ここに寝てください」貴子がベッドに寝かされ、足を開か
された。
「あなた。見えるでしょう、出していいのよ」
「わかっている。できたら、あそこの中に出したい…」

 「そんなのダメ。後で私がしてあげるから」妻がズボンを引き下げ、下半身を露わに
した。
(イヤよ。オナニーされてるみたいで…)正面に肉竿を擦る姿が見える。
「行きますよ!」麻酔が打たれ、淫裂の中にカメラが入れられた。
「うっ!」少し痛いが堪えていると子宮の奥に異物を感じていく。

 (取っている、私の卵子を…)感触が伝わり、程なくカメラと一緒に淫裂から出され
た。
「奥さん、出ましたか?」
「まだです、今やっています」妻が肉竿を擦っているがなかなか出てこない。
「オッパイを触ってみたらどうでしょう?」

 「そうですよね、そうさせて下さい」乳房を揉みだす。
「気持ちいい。オ○ンコしてるみたいで…」目を閉じていると「でる、でる!」声を上
げた。
「これに、一杯出して!」試験管が当てられ、その中に噴射され「取れました」白く濁
った液体が溜まっている。

 それを取った卵子に掛けてガラスケースに入れた。
「暫くこのままにします。次はあなたですよ」良子も同じように全裸になって横に寝た。
「あなた、頑張ってね」妻が肉竿を擦りだす。

 「オッパイも触りたいよ」
「出なかったらよ。それまでは頑張って!」良子の淫裂を見せながら擦っていくが、な
かなか採取できない。
反対に医師のほうが先に卵子を採取した。

 「あなたも触ってもいいわよ。早く出して!」その言葉で良子も乳房を揉まれていく。
(イヤよ、触らないで。見るだけにしてよ!)淫裂も見られながら揉まれると「でる、
でる!」登り切って噴射した。
「でましたね、こちらへ」良子の卵子に精子がかけられケースに入れられた。

 「終わりました、服を着てもいいですと言いたいですが、少し、私にも…」
「ああ、先生も遊びたいのね。無理もないわよ、こんな美人じゃね。いいわよね、オッ
パイだけなら?」それには頷くしかない。

 「それでは、お言葉に甘えまして」医師は2人の乳房を味わうかのように揉んでいく。
(やめてよ。あんたはそれでも医師なの?)口を閉じてされるがままにしていると「も
ういいです。服を着てください」やっと手を退けられ、その言葉に2人は服を着込んで
外にでたが、悦子はまだ話し合っていた。

 2人が処置室から出て15分ほどしてから悦子が現れたが、笑い顔をしている。
「何かあったんですか?」
「何にもないわ。ただ、お礼を預かっただけよ」2人に封筒を渡す。
「約束のお金よ。それに、また頼むかも知れないって!」

 「またですか?」
「そうよ。イヤだったら、男に抱かせるわよ。それの方がいいの?」
「こっちでいいです、どうせ、生理で流れちゃうだけですから」
「そうよ。ただ棄てるよりは、お金になった方がいいわよね」機嫌良く悦子が言うが、
悦子はかなりの額をピンハネしており、それは2人にもわかっているが、黙ったまま東
京に戻った。

 戻ると、早速エステで特訓を受けさせられ「もっと気分出して!」怒鳴られ通しだ。
「このままでは間に合わないわね。2人で練習しなさいよ」
「そうよね、アパートに泊まって。これ貸してあげるから」ペニスバンドが渡され(そ
んな事したくないのに…)黙って受け取る。

 「もし、使い物にならなかったら、男に抱かれるのよ。それがイヤなら、マスターし
なさい!」
「わかりました」それを持って2人はエステから出ていく。
「貴子さん、私のアパートに泊まっていける?」
「大丈夫だけど、平気なの?」
「大丈夫よ。もう、男には抱かれたくないからマスターしたいし」
「そうよね、レズなら誰も文句を言わないしね」2人は良子のアパートに向かった。

 アパートに入った2人は浴室で体を洗い合う。
「ねえ。レズってこんな事もするのよね?」石鹸の着いた良子の手が淫裂を撫でていく。
「そ、そうよ。勿論よ。それだけじゃなくて、こんな事もよ」貴子も石鹸のついた手で、
良子の乳房を撫でると「貴子さんにされると、その気になってきたわ」良子は唇を重ね
た。
(そうよね、これからはレズで行くしかないし)貴子も吸い返し「貴子さん」「良子さ
ん」2人は狭い浴室で抱き合った。

 そして、濡れた体を拭いてベッドに潜り込んでいく。
「私にさせて、貴子さん」良子はペニスバンドを取り付けて「痛かったら言ってね」貴
子に抱きついてペニスを掴むと淫裂へ入れた。

 「痛くない?」
「大丈夫よ。それより、オッパイも…」
「そうだったわね、こうしないと」乳房を揉みながら、ゆっくりと腰を押しつけると
「あ、あ、あ~!」貴子は声を上げ背中を反らせた。

 「痛かったの?」
「気持ちいいの…。膣の中がいいの…。もっとしていいわよ…」それに気をよくした良
子は腰の振りを速めた。
「いいわ、凄くいい。上手よ、良子さん…」貴子がもっと深い挿入を求めて足を限界ま
で開くと、良子も腰の振りを速めた。

 こうして、貴子と良子は交互に泊まり合ってレズの練習したので、ペニスバンドの使
い方もうまくなっている。
エステ店では「上手よ…そう…それでいいの」指導していた女性が淫汁を流して登り切
る寸前だ。
「大部、腰の使い方がうまくなったわ。試しにやらせてみようかしら?」悦子もその気
になっている。

 そして、2人は休日になると悦子に連れられ高級住宅街に向かい、一際、大きな住宅
に入ると「久しぶりね、良子!」奈美から声が掛けられた。
奈美は子供を宿して腹を膨らませている。

 「奈美さん、出来たのですね」
「そう、約束だったし。これでもう、男に抱かれる心配はないわ」
「二人目が欲しいと言われたら?」
「その時は月1回よ、それ以上はやらせないわ」相変わらず男に抱かれるのはイヤなよ
うだ。

 「それより、紹介するわね。新しい相手なの」手を振って呼ぶと、項垂れた顔で女性
が現れた。
「小華じゃないの、小華でしょう?」
その声に顔を上げると「貴子、それに良子…」驚いたようだ。

 「何だ、知り合いだったんだ。この子が夫と私の相手をするのよ」奈美は自慢しなが
ら言うと小華の胸を広げた。
「奥様、見られています、ここでは…」恥ずかしいのか顔を背ける。
「知り合いでしょう。見せてあげるのよ」なおも広げると乳房が飛び出す。

 「見て。良子もよかったけど、小華もいいでしょう?」露わになった乳房を揉んでい
く。
「奈美さん、どうして小華を?」
「売りに出されたの。それで私が買ったのよ、勿論、本人も承知してるわ」

 「本当なの、小華?」
「本当です。売春はイヤだから、奈美さんを選びました」
「で、いくらで売ったの?」
「800万です。5年間の約束で…」
「そうなのよ、年間130万は安い買い物よ」

 それには黙り込んでしまったが、割り込むかのように「奥様がお待ちです」メイドが
呼びに来た。
「行きましょう、楽しみだし」悦子や奈美と一緒にメイドの後を歩いた。

 一行はメイドに客間に案内され「お待ちしていました」主人と思われる女性が挨拶し
てきた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」悦子も挨拶すと「あら、今回は凄いじゃないの
よ」中年の女性から声が掛けられる。
「はい。内の最高品をご用意いたしました」

 「早速、見せて貰おうかしら」
「かしこまりました。良子に貴子、ここで脱ぐのよ」
(イヤよ。人前での裸なんて、もうイヤ!)叫びたいが、項垂れて服に手を掛け、それ
をジッと見守る奈美や悦子達だ。

 やがて、下着も脱いで全裸になった。
「いい体つきだわ。でも、ヘアがいまいちね…」
「そうよ。ボウボウ生えてるだけでは能がないわね」2人の裸を試すかのように触り
(ダメ、性器はイヤです!)淫裂も触られた。

 2人を暫く触ると「私はこっちがいいわ」「それじゃ、私はこっち」相手を決めた。
「ところで、奈美さん。いいお買い物をなさったそうで?」
「はい、この通りです」小華を引き合わせた。

 「いいわね、スタイルも。中身はどうなの?」
「小華。脱ぐのよ、あなたも素っ裸になるの」
「かしこまりました、奥様…」小華も泣き出しそうな顔をしながら服を脱いで全裸にな
ったが、良子達と違って絨毛は手入れされている。
それに、淫裂には金色のリングが着けられていた。

 「あら、こんなの付けて…」リングが掴まれた瞬間「ヒ~!」痛いのか悲鳴を上げた。
「あらご免なさい、痛かったのね」謝りながら乳房を撫でていく。
「どうです、いいでしょう?」
「いい買い物だわ。ところで、これはどうして?」リングを指さす。

 「夫ですよ。こうすると、チンポが擦られて気持ちいいんですって!」
「イヤねえ、男は。チンポを入れる事しか考えなくて」
「そうよね。汚いのを噴き出すし」女性達は勝手な事を言っている。

 その話を遮るかのように「皆さん。話はこれまでにして、始めましょうよ!」主人が
始まりを告げた。
「そうよね、まずは私から」良子を選んだ女性が服を脱ぎだし「良子、あなたも準備す
るのよ」悦子からバックが渡された。
(イヤよ、人前では。せめて、2人だけで…)堪えて腰にベルトを巻き付けていく。

 それを見た小華は驚き顔になった。
(仕方ないの。こうしないと、売春させられるのよ)ベルトをしっかり固定すると、淫
裂の上に肉竿擬きが、そそり立っている。

 (やりたくないけど…)「奥様、よろしいでしょうか?」女性を敷かれたマットに寝
かせた。
「いいわよ、始めても…」その声で良子は唇を重ね、乳房を撫でると「そうよ、それで
いいの」満足そうに良子を抱いていく。

 やがて、腰を押しつけ、淫裂にペニスを押し入れると「あ、あ、あ~!」声を上げ出
した。
それでも小刻みにピストンしていくと「後ろからよ、後ろからして!」四つん這になっ
て、後ろから腰を振っていく。
最後は、良子が仰向けにされ、女性が馬乗りになり「あ、あ、あ~!」樹脂のペニスを
求めて腰を振り、良子も乳房を揉んでいる。
暫く腰を振ると「行くわ、行く~!」パタリと倒れて抱きつくが、淫裂は漏らしたかの
ように、濡れている。

 良子が済むと貴子の番だ。
「奥様、行きます!」貴子も練習した通りのことをすると「あ、あ、あ~!」声を上げ
だし、それでも、腰を振って淫裂を突き刺していくと「行く、行く~!」グッタリして
しまった。
それを、悦子は満足そうに見ている。