「哀れみの女刑事」

                             赤星直也:作


第5話 敵の本丸


 それから数日が過ぎ、良子が悦子から呼び出しを受けてエステ店に出向くと岡林夫婦がいた。
「早速だけどあなたが気に入って一緒に暮らしたいというのよ」
「そんな、一緒に暮らすだなんて…」さすがに躊躇したが「ただでとは言わないわ。これを読んで考えなさい」奈美は契約書を見せた。

 それには半年間屋敷に住み込む事や規則が書かれてあり、月60万支払うことも書かれてある。
「まるで会社と同じだわ…。違うのは給料ね」呟くように言うと「そうかもね。全然給料が違うでしょう?」
「はい。こんなに貰えるなら半年は我慢しないと」わざとらしく言う。
「そう言う事。半年我慢すれば360万にもなるわよ。しかも、食事付きだからそっくり残るわよ」
「あの~。私の貞操は守って貰えますよね?」

 「それは安心して。メイドと私が目を光らせるから。それに、この人がちょっかい出したら私に言うのよ」
「それを聞いて安心しました。で、いつからですか?」
「出来れば早いほうがいいわね。あなたの都合次第だけど…」
「それでしたら、大家さんとも話をしないといけないから1週間ほど余裕を下さい」
「いいわよ。それくらいだったら待ってあげる」こうして、良子は何かを知っている奈美と暮らすことにした。

 そして、良子は1週間後に約束通りバック1つを持って「岡林」と書かれた表札がある門の所に立った。
「いよいよ本丸に入るんだ。気を付けないと身も危ないし」自分に言い聞かせて玄関のチャイムを押すとドアが開いてメイドが応接室に案内する。

 応接室で暫く待つと「待っていたわよ」奈美が現れた。
「これからお世話になります」
「そんな挨拶よりも良子さんには着替えて貰わないと」
「着替えですか?」
「そうよ、部屋も用意して置いたわよ」良子をこらから住む部屋へと連れて行く。

 「ここよ、少し狭いけど我慢して」
「そんな狭いだなんて。これだけあれば充分です」満足そうな良子に「着替えはこれよ」クローゼットを開けるとなにやらぶら下がっている。
それを見るなり「これを着るんですか?」笑顔から驚き顔に変わった。

 「そうよ、家の中ではこれだけでいいの。早く着て!」
「恥ずかしいです。こんな裸姿を人前に晒すなんてできません!」涙声になっている。
「契約書読んだわよね。やらなかったら倍返しよ。それに、この写真もご両親に送るけど」それは下着のモデルと称して全裸にさせられたときの写真だ。

 「酷い、そんなの酷いです!」泣き声が大きくなった。
「酷いも何もないわよ。この屋敷では裸になっても誰も気にしないわ。それにメイドだって口が堅いの。だから安心して着替えるのよ」

 良子は暫く泣いていたが(やるしかないわ。せっかくの糸口を失いたくないし…)下を向いたままシャツのボタンを外していくと「そうよ、それでいいの」奈美は笑顔で見ている。
良子はボタンを外すと、シャツを脱ぎ捨てスカートも脱いで下着姿になった。

 「これからは、そんなのは必要ないからね。ここにあるのを着ればいいのよ」目を細めてパンティを引き下げるのを見ている。
その前でブラジャーも脱いで全裸になった。
「ヘアは全部要らないの。ここで処理して!」
「許して。少しだけでも残させて下さい」
「ダメ、全部剃るの。お料理に入ったら不潔でしょう。髪の毛ならまだしも、オ○ンコのヘアでは話にならないし」いやがる良子の股間にカミソリを当てると剃り始める。

 (剃らないで、全部剃ったら変に思われてしまう…)「う、う、う!」泣き声を上げても容赦なくカミソリは動いて絨毛は完全に消された。
「これでいいわ、早く着て!」仕方なしにぶら下がった服を着ていくが、胸はくり抜かれ、丈も腰までしかない。

 当然、乳房が飛び出し下半身は淫裂が剥き出しになっている。
「いいわね、こんなオ○ンコも!」奈美は満足したのか、露わになった淫裂を触っていく。
「奈美さん。もっと着させてください、これだけでは寒いです…」
「寒いはず無いわ、ここは温度が管理されているし。それでもと言うなら、これも着けて」黒いストッキングとガーターを渡そうとした。

 それには「このままでいいです。これで我慢します…」受け取りを拒んだ。
すると「ふざけないで。自分の立場をわきまえなさい。言った言葉に責任取るのよ!」今までとは打って変わったような態度に出て、良子の髪の毛を掴んで振り回した。

 それには反撃したいが、捜査のために我慢して「許して下さい、もう逆らいません…」泣き声で詫びを入れる。
「素直に着ればこんな事しないわ。今度逆らったらもっと痛い思いだからね」奈美も冷静になり、良子は渡された太股までのストッキングを履くとガーターベルトで留めたが「いいわね、とてもお似合いよ」満足そうに見る奈美だ。

 しかし、良子は恥ずかしさに「う、う、う!」と体を震わせ嗚咽を上げている。
その震えで乳房も揺れ、淫裂からはみ出た肉襞も揺れている。
(恥ずかしい、こんな姿で暮らすなんて。捜査のためだから我慢するしかないけど、同僚には見られたくない。こんな姿は絶対に…)涙を流している。

 「泣いてもどうにもならないでしょう。それよりも慣れるのよ」良子は部屋から連れ出され歩いて行くと「奥様、新しい相手ですね?」中年のメイドが現れた。
「そうなの。見て、こんなに綺麗なの」良子の淫裂を指で広げた。

 「イヤ、そんな事イヤです!」手を振り払おうとした途端「ピシー!」メイドの手が頬を叩いた。
「痛いわ、何するのよ!」
「あなたの身分を考えなさい。金で買われた身じゃないですか。奥様の手を叩こうなんて失礼よ!」

 「昌子、そんなに怒らなくていいわよ。まだ何もわからないんだから。じっくり教えてあげればいいし」
「そうは行きません。しっかり教え込まないと癖になります。ほら、お詫びするのよ」メイドの言う通りだ。
「申し訳ありませんでした。二度と致しません…」素直に謝ったが「詫びる気があるなら自分から見せなさい」メイドに怒鳴られた。

 「そんな、性器の中まで見せるなんて…」
「やらないなら詫びた事にはならないわよ」
「わかりました…」覚悟を決め、指を淫裂に入れて広げていく。

 「そんな事ではだめよ、ご覧下さいと言わないと…」
「お、奥様。私のをご覧下さい…」
「まだ、ダメだわ。ちゃんと言うのよ!」メイドは乳房を鷲掴みする。
「ヒ~。奥様…私の性器の中を…どうぞ御覧下さい…」途切れ途切れに言えた。
「やればできるじゃないのよ。私にも見せて!」

 「ま、昌子様。私の性器をご覧下さい」
「性器ね。これはオ○ンコと言うそうよ。その方が言いやすいから言い直して!」
「昌子様、私のオ○ンコをご覧下さい…」言い終わると涙が頬まで流れていく。
「いいでしょう。とにかくあなたは自分の身分というのを忘れないで」

 「今後注意します」頭を下げた。
「わかればいいわ。それにしてもいい体つきだわ。私も若かったらお相手できたのに」昌子は乳房や淫裂を触っていく。
(触らなくていいわよ。あなたと同じ物なんだから…)叫びたいのを我慢してされるがままにしていく。

 昌子は暫く触ると「奥様、この体つきでは旦那様だって黙っていませんよね?」
「そうなの。昌子も見張っていてね」
「心得ております。奥様が生まれた時からお仕えしておりますから、わかっております」その言葉に奈美も満足そうになっている。

 良子はその後も奈美に連れられ屋敷の中を説明されてから居間に戻って来た。
「そうだわ。まずはあなたの担保を取らないとね」
「担保ですか?」
「そう、あなたの担保は素っ裸の写真よ」
「許して下さい。もう、ヌードは撮られたくありません!」泣き顔をして蹲った。
「そうは行かないの、喋られたら困るからね」

 「誰にも言いません。それに、レズの相手をしいる何て恥ずかしくて言えません!」
「そんな事信用できないわ。あなたの素っ裸が何よりの口止めよ」奈美はカメラを準備していく。
(ヌードを撮られるなんてイヤよ。でも、糸口が消えてしまったらそれまでだし…)蹲っていると「脱ぐのよ、全部脱いで!」怒鳴られた。

 良子は悩んだが(やるしかないわ、恥ずかしいけども…)泣き顔のまま立ち上がった。
「やっと、その気になったわね。本当ならお仕置きだけど今回は特別に許してあげるわ。まずは素っ裸になって!」
奈美に言われて生まれたままになっていくと、昌子が入ってきた。

 「奥様、担保ですか?」
「そうよ、しっかり撮っておかないとね。この前見たく、逃げられたら困るしね…」
「そうですよ、危ない寸前でしたからね。やはり、担保は素っ裸ですよね。それから縛った写真もいいと思いますが?」
「そうよ、それよ。直ぐに準備して!」

 「もう出来ております。奥様、私にも手伝わせていただけませんか?」
「いいわよ、昌子が手伝うと楽だし。まずは普通の素っ裸からね」良子は両手を胸と股間から退けさせられ、カメラに収まっていく。
(撮らないで、ヘアがないから性器が丸見えなのよ。お願いですからもう撮らないで下さい…)今にも泣き出しそうな顔でカメラを見つめているが、警官の威厳は消え失せ脅迫された普通の女性と同じく、乳房を震わせ膝までガクガクさせながらやっと立っていた。

 そんな良子に奈美はポーズを取らせて恥ずかしい姿をさせていく。
「奥様、これは許して下さい…」腰を床に降ろし、Mの字に足を開かされた。
「これが一番いいの。あなたもオ○ンコを撮られれば素直になるしね。ほら、こっちを見るのよ」顔を背けると怒鳴られる。
(この写真が表沙汰になったら、もう死ぬしかないわ。それにしても前の女って誰かしら。もしかして…)考え巡らせている間もポーズを取らせてスイッチを押していく。

 「昌子、普通はこれくらいにして縛ろうか?」
「そうしましょう」昌子は準備したロープを両手に巻き付け、天井から吊り下げられた。
「こんなのいやです。許して下さい…」嫌がるが昌子は容赦なく乳房を紐で縛り上げていく。
紐は乳房の根本に食い込み、白かった乳房の色が鬱血して変色していく。

 「痛い。早く解いて!」痛みに悲鳴を上げてもなおも縛り上げる。
「これでわかったわね。逆らったらこうなるのよ」縛り終わると奈美はカメラを向けたが良子は顔を背けた。
「まだわかってないのね。顔を背けたからここにもバツよ」今度は乳首にクリップが取り付けられた。
「ギャ~。許して下さい…」痛みに涙が流れている。

 「ダメよ。逆らったから撮り終わるまでそのままよ。これ以上痛い思いがイヤなら、こっちを向かないと」その言葉に従ってカメラを見つめている。
「そうよ、それでいいの。次はオ○ンコも撮るわね」
「性器だけは許して下さい、何でもします!」
「ダメ、イヤならここにもよ」ピンクの突起を指で潰すと「ギャ~!」悲鳴を上げ体を震わせる。

 「わかったでしょう。だから足も上げるのよ」奈美の合図で昌子は太股にもロープを巻きつけると引いた。
すると、太股が浮き上がり淫裂からピンク色の膣が覗いている。
「恥ずかしいです。これだけは撮らないで下さい…」首を振ることしかできない。
「そうは行かないわ。全部撮るの」膣の中まで晒した良子の姿をカメラに収めていく。

 奈美は暫く撮ると「何か変だわ。ここが変なのよ」割れ目の上にあるピンクの突起を撫でている。
「そうですね。これを付けたら面白いでしょうしね」クリップを見せた。
それには「許して。そこは許して下さい!」泣きながら頼み込む。

 「仕方ないわね。そこがダメならここにしようか?」今度は肛門を撫でていく。
「そこもイヤです。お願いですから、もう許して下さい!」泣き声が大きくなっている。
「まだわかってないようね。昌子、両方にやるから手伝って」
「はい、奥様」昌子は待っていましたとばかりに、乳首と同じようにクリトリスにもクリップを付けた。

 その瞬間「ギャ~!」悲鳴が上がった。
「これくらいでどうするの。次はこれも入れるわよ」樹脂製のディルドーを肛門に当てる。
「イヤ、お尻はイヤです!」
「違うでしょう、お尻に入れて下さいでしょう?」昌子は縛り上げられた乳房を更にしめ込み「ヒ~。入れて…。私のお尻に…」途切れ途切れで言葉にはならない。

 「それじゃ、わからないわ。ちゃんと言い直して!」更に指に力が入り「お、おもちゃを…私のお尻に入れて…下さい」やっと言えた。
「昌子、お尻に入れて欲しいんだって!」
「そうみたいですね。それでしたら」ディルドーが肛門から押し込まれると、すかさず「ヒ~!」悲鳴と同時に全身を震わせた。

 それを、笑いながらカメラに収める奈美で(覚えてらっしゃい。必ずあなたの尻尾を掴んでやる…)涙を流しながらも心に誓った。