「哀れみの女刑事」

                             赤星直也:作


第4話 特別会員室


 翌日、エステ店に行くと悦子が待っていた。
「あら、今日は早いのね」
「会社を辞めましたから暇でして…」
「そうなんだ。それなら手伝ってみない。どうせ暇でしょうから」
「私にできますか?」
「できるわよ。丁度練習にもなるし」

 「それって、レズの相手ですよね?」
「そうよ、お金になるのよ」悦子の話に(ここは確かめた方がいいわ。きっと黒幕もいるはずだし…)思案して「やらせて下さい、お金が欲しいし」と承知した。
「そう来ると思った。11時に来るからこれに着替えて」悦子から受け取ると着替えだす。

 良子は悦子からの言いつけ通りに、下着は着けていないから服を脱ぐと生まれたままになった。
「言いつけは守ったのね。いい心がけよ。素直でいい子ね」露わになった乳房を掴み吸い出し「ダメ、そんなのダメ…」嫌がるが拒もうとはしない。
悦子は良子の反応を確かめるかのように淫裂にも指を入れ「許して。そこは許して下さい…」太股を震わせ上擦った声を上げる。

 それには満足したのか「そうよ、それでいいの。初々しく振る舞ってね」笑顔で手を退ける。
(何が初々しくよ。嫌々相手する身にもなってよ)不満を堪えて、渡されたストッキングに足を通していく。
「いいわよ。それを見せたらお小遣いも貰えるわよ」声を上げてガーターベルトを巻き付けていくが、悦子の顔が淫裂の所にあり呼吸が淫裂に拭き掛かって(性器で遊ばないでよ!)震えながら悦子のされるがままにしていく。

 「悦子さん、パンティはないですか?」
「それは要らないの。後はこれだけ着ればいいのよ」短い白衣を肩に掛けた。
それの腕を通してボタンを留めるが、うっすら乳房が透けている。
「これで人前に出るんですか?」
「そうよ。個室だから他の人は来ないわ」その言葉に(そうよね、ここは我慢しないと)一安心した。

 良子が着終えると同時に「支配人、お見えになりました!」従業員が入ってきた。
「わかったわ。この子にも手伝わせてね」
「一緒にですか?」
「そうよ、あの方は特別な方なの。だから…」
「わかりました。あなたも来なさい」エステ嬢に連れられて個室に入ると、昨夜の奈美と呼ばれた女性がいる。

 (失踪した女の写真を撮った人だわ。どうして、ここに?)不安げに挨拶すると「あら、昨日の子ね。よろしく頼むわよ」挨拶してくる。
「わかりました。できる限りやらせていただきます」
「素直でいいわね。まずは脱ぐのを手伝って」奈美に言われ、白衣を脱がせて全裸にするとベッドに仰向けに寝かせる。

 「奥様、始めます」エステ嬢が液体を体に塗りだし「あなたもやるのよ。足の付け根を丁寧にね」それは淫裂を意味している。
(やりたくないけど仕方ないわ)言われた通りに手のひらで撫でていくと「気持ちいいわ。今日は特別コースでお願いするわ。相手はこの子よ」「わかりました。マッサージを済ませたらお楽しみ下さい」意味ありげなことを言っている。

 良子はエステ嬢の指示された通りのことをして行くと1時間が過ぎた。
「奥様、今日はここまでです。後はあちらで…」
「そうね。ここでは仕事の邪魔だしね。行きましょう」奈美は白衣を着ると良子の腕を掴んで出ていく。
「私は何をすればいいんですか?」
「昨日と同じ事よ」素っ気なく返事し、特別会員の部屋に入ると見覚えのある男がいた。

 男は岡林太郎と言って、産廃処理会社を経営している。
岡林は失踪事件の走査線に一端浮かんだ事があり、良子との面識はないが忘れられない男だ。
2人が入ると岡林は「奈美、またやるのか?」と声を掛ける。

 「そうよ、だから邪魔しないで!」
「それはないだろう。たまには俺の相手もしろよ」不満そうに抱きつくが「男は嫌いなの。子供を産む時まで相手しないの。今日は特別に見せてあげるから我慢して!」

 奈美の言葉に「男の前でやるなんて、約束が違います!」悲鳴に近い声を上げると「見せるだけよ。指一本触らせないから安心して。それに、支配人も立ち会わせるから」置かれてある電話で悦子を呼んだ。
(いくら捜査のためとはいえ、男に裸を見せるなんていやよ…)顔が真っ青になり、声も上擦っている。

 それから暫くして「お待たせしました」悦子が現れた。
「支配人、今日は俺にも見させてくれ。謝礼も弾むからさ」
「今回限りですよ。もうダメですからね」悦子は謝礼と聞いて承知したが「イヤよ、男の前では絶対にイヤです!」良子は聞き入れない。

 「良子さん、私も裸になるわ。それならいいでしょう?」悦子は岡林が見ている前で脱ぎだした。
「そうよね、その方が私も楽だし。やってくれるわよね?」奈美が言っても首を横に振る。
「仕方ないわね。昨日の写真を週刊誌に売ろうかしら」遂に脅しに出て「やめて、それだけはやめて下さい…」堪えきれず泣き出した。

 「ほら、泣かないの。一生恥ずかしい思いをするなら我慢しないと…」悦子はもう下着姿になっている。
「わかりました、我慢します。でも、絶対に言わないで下さいね。それに見るだけですから…」
「勿論よ。この際だからあなたも脱いで、良子さんに男のいやらしさを見せなさいよ!」

 「そうだよな。俺だけ服を着ていると返って恥ずかしいよ」岡林が笑顔で脱ぎだすと「良子さんだったわね、あなたも脱がないと」奈美も脱ぎだした。
(脱ぐしかない、これも捜査のためだわ…)泣きながらも震える手で白衣のボタンを外していく。

 そして、外し終えると背中を向けて脱いだ。
「いいね、ガーターベルトなんて最高だよ!」ストッキングとガーターベルトだけを身につけた姿に岡林は興奮している。
「イヤねえ、チンポを膨らませて。だから男は嫌いなのよ。愛情って無いのかしら」ぶつぶつ言いながらも、奈美も白衣を脱いで全裸になった。

 良子も白衣を脱いで全裸になったが、手で乳房と股間を押さえている。
「恥ずかしがらなくていいわ。ペットと思っていれば何ともないわよ」奈美は平然と胸から手を退かせて吸い付いた。
「ダメ。そんな事されたら声が出ます…」頭を退けたいが股間から手を退けると、岡林に淫裂を見られるからされるがままにしている。

 「良子。手を退けなさい、見られたって平気よ。私だってこの通りなんだから」悦子は乳房と無毛の淫裂を隠そうとはしない。
(そんな事言われたって、ここだけは見られたくないわよ)体を震わせ出した。
「あら、初ね。震えているわ。恥ずかしくてもやらないとダメなのよ」奈美は股間から手を退けさせた。

 すると「ほう、綺麗なオ○ンコじゃないか。まだやったことなさそうだな」岡林は声を上げた。
「そうよ、処女なの。だから手を出さないで!」
「そう聞いたらこんなに元気になった。奈美、手でいいからやってくれ」
「イヤよ、今日はこの子と楽しむんだから邪魔しないで!」夫の事など無視して良子を寝かせると上に被さっていく。
そして、2人はお互いの乳房を撫で合い、シックスナインの体位で淫裂をなめ合う。

 それには岡林も我慢しきれず「お願いだから、オ○ンコやらせてくれ!」見ている悦子に抱きつく。
「ダメ。セックスはイヤです!」
「やらせないなら、手を引くぞ。それでもいいのか?」その脅しに悦子は「お、お口でなら我慢します。それがダメならお尻で…」

 「ケツは嫌いだ。オ○ンコでやらせろ、仕上げは口だ!」
「そんな、私とセックスだなんて…」
「悦子さん、してもいいわよ。私が見ている前では許してあげる」
「奥様がそうおっしゃるなら、お相手します」

 「そうこなくちゃな。まずは普通で一発だ!」岡林は悦子を寝かせると足を開かせ、股間を押しつけていく。
「早いです…。まだ準備が…。う~!」前戯なしの挿入に顔を歪めて痛みに耐えている。
(そんな、人前でセックスするなんて変態よ)良子は横目で身ながら淫裂を舌と指で愛撫していく。

 2人が淫裂を触り合う間にも岡林と悦子は結合を繰り返している。
「後ろからだ。四つん這いになれ!」悦子は言われるままに従い、四つん這いになると後ろから肉竿が突き刺して「あ、あ、あ…体の奥まで…オチンチンが…入って来る…」髪の毛を振り乱しながら声を上げた。
良子は(動物と同じ格好でするなんて…)初めて見る光景に驚き顔になっているが、岡林の肉竿はピストンを繰り返している。

 「ダメ。後ろからはもうダメです。私がしますから別なやり方で…」
「仕方ないな。おまえが上だぞ」今度は騎上位になっての結合だ。
岡林は悦子の乳房を揉み、悦子が自分のペースで腰を動かしていくが、良子には丸見えになっている。
(膣にあんな太いのが入るなんて、痛くないのかしら?)狭い膣を押し広げながら入り込む肉竿に自然と興奮している。

 それは奈美にもわかっている。
(膣の中が濡れてきたわ。処女でも、オ○ンコを見せられると興奮するのね。そろそろ仕上げないと)今度は敏感なクリトリスの包皮を捲り、半透明の粒を舌でなめだした。

 「ダメ、そこは…。あ、あ、あ~!」急所を愛撫されては一溜まりもなく、声を上げ腰が浮いて動き出した。
(それでいいの。これからは私の玩具になるんだからね)奈美がなおもクリトリスを愛撫していくと、良子の淫裂からはネバネバした液体が流れてくる。

 それと同じように、岡林も登り詰めようとしている。
「仕上げだ。駅弁部やるからな!」悦子を抱き上げ、太股を抱えながら腰を動かしていく。
「ダメ、奥まで入ってくる~!」両手で首を押さえながら体を反らせていると、岡林は肉竿のピストンを続けて絶頂へと向かっていく。

 それは悦子にもわかって「出さない約束よ、お願いだからお腹には出さないで!」淫裂から淫汁を流しながら言うが岡林は聞こうとはせず、反対に腰の動きを速めて「う~!」うなり声と共に肉竿の全てを淫裂に押し込んだまま動きを停めた。
「出さないで、イヤ~!」悲鳴に近い声を上げたが、2人の結合部からは白い液体が「ポタ、ポタ!」と落ちていく。

 「そんな…。射精だんて酷いです…」悦子は泣き声になりながらも落ちまいと岡林の首にすがりついている。
「仕方ないよ。間に合わなかったんだから」全てを出し切ると肉竿を抜いて悦子を降ろした。
悦子は降ろされるなり淫裂を押さえたが、指と指の隙間からは白い液体が漏れ出ている。

 「良子、見て。男はあの通りよ。ただオ○ンコに出すだけで満足なの。だから、男としちゃダメだからね」言い聞かせるように奈美は良子の淫裂を撫でていく。
(そうよ、セックスしか考えないなんて嫌いだわ。愛情込めてしない男はイヤよ…)良子も岡林を見下すように見ている。
しかし、当人は満足顔で奈美と良子の絡み合う姿を見ている。

 奈美と良子はその後も抱き合い、2時前にエステを出たが悦子は白石と話している。
「好きでやったわけではないの。これもあなたを思ってのことなのよ」セックスしたのを詫びるかのように話している。
「モニターで見ていたからわかっている。それにしても岡林は凄くタフな奴だな」
「そんな感心しないで。やられた私の身にもなってよ!」

 「そう怒るな。いずれはあの嫁さんに謝らせてやるよ」
「約束よ。この仕返しを忘れないでね」
「勿論だ。それより、中だしされたオ○ンコを見せてくれ」
「そんな、見せるもんじゃありません!」
「俺が見せろと言っているんだ。聞けないのか?」

 「も、申し訳ありません。直ぐにお見せします」慌てて服を脱ぎだした。
「それにしても、あの良子とか言う女はいい女だな。俺もやりたくなった…」
「私を捨てないでください。あなたのためにこんな事までしていますから」
「わかっている、あいつとは遊びだ。本命はおまえだから安心しろ!」
「そう言われると嬉しいです。白石さん、これが射精されたオ○ンコです」パンティを脱ぎ、淫裂を露わにすると指で広げた。

 「ほう、まだ残っているな。妊娠は心配ないのか?」
「あれを飲んでいますから…」
「そうか、それなら俺にもオ○ンコに出させろ!」
「心得ました」悦子は白石のズボンを引き下げ下半身を剥き出しにしていく。

 「悦子、どんなやり方でされたい?」
「抱っこして下さい。あれですと子宮の奥までオチンチンが入ってきます…」
「そうか、駅弁か。よし、抱っこしてやるぞ!」悦子を抱きかかえると腰を動かし出した。
「凄くいいです。奥まで感じます…」

 「そうか。俺のチンポがそんなにいいなら、もっとくれてやる!」肉竿の動きを速めると「あ、あ、あ~!」喜びの声を上げて子宮深く噴射された。
「良かったです、凄く良かったです…」満足そうな悦子だが、白石は何かを考えている。