「哀れみの女刑事」

                             赤星直也:作

第3話 女同士の楽しみ


 2人がメイドの案内で部屋に入ると「あら、凄いわね。今回は格が上だわ」「ほんと
だわ、胸といい、割れ目と言い申し分ないわね」乳房と淫裂を露わにしている良子に歓
声が上がった。
歓声を上げたのは、着飾った中年の女性で6人おり(恥ずかし。こんな姿を見られるな
んて…)人前での全裸姿に良子は震えだした。

 「見て。この子ったら震えているわよ。オッパイがこんなになっているし…」震えで
揺れる乳房が掴まれ「触るのはやめて下さいい…」すかさず、その手を押さえた。
「そんな事したら、お小遣いが減るわよ。こっちの言うことを聞いたら反対に増えるの
よ」そう言われれば怪しまれないためにも手を納めるしかない。

 「そうよ、それでいいの。ここも震えているわよ」乳房から淫裂に手が伸び、割れ目
からはみ出た肉襞が撫でられる。
「は、恥ずかしいです。そんな性器を触られるなんて…」声も上擦っている。

 その行為に「あら、抜け駆けなんてずるいわよ、まずはじっくり見てからよ」その言
葉に女性は手を退け「聞いたでしょう、じっくりお見せしないとね」良子は言われた通
り、手を後ろで組み立った。
(恥ずかしいわ。いくら女同士でもでも、裸を見られるなんて…)恥ずかして、下を向
いたままの良子を、品定めのように見ていく。

 「いいわね、この初さが」「この子ならいいわ」女性達は品定めが終わると触りだす。
「イヤです。そんな触るなんて聞いていません!」
「聞いてなくてもやるのが決まりなの。お小遣いは多い方がいいでしょう?」
「それはそうですが…」
「だったら、おとなしくした方がいいわよ」弱みにつけ込み、乳房や淫裂、尻と確かめ
るかのように触った。

 暫く触ると「決まったわ。こっちに来て!」良子は別な部屋に連れ込まれた。
「まずはこれを着て貰うわ」用意した衣装を着させるが「これじゃ、着なくても同じで
すが?」着させられたのは隠す役目など全くしない下着だ。
(こんな、オッパイと性器を丸出しだなんて、下着じゃないわよ)良子は全裸姿に、金
色の鎖を巻き付けただけだ。

 しかも、乳首と淫裂の突起にはピアスを付けられ「ヌードは我慢します。ですからこ
れは外してください…」泣き顔でピアスを外すように頼んだ。
「終わったらいいけど、それまではダメ。お小遣いも上げるから我慢して!」そう言わ
れれば怪しまれないためにも従うしかない。

 「こんな姿もいいけど、娼婦スタイルも似合うかもね」次の準備をしていく。
「奈美さん。次の準備より早く始めましょうよ。皆さん待っているわよ」
「そうよね、楽しみに待っているしね」良子は悦子達がいる部屋に戻った。
部屋に3人が戻ると「凄いわね、こんな姿もいいわ」良子の鎖姿に声が上がっていく。

 「これは記念に残さないとダメだわ。最高の傑作だしね」良子にカメラが向けられる。
「イヤ。カメラはイヤです。ヌードは撮らないで下さい!」慌てて胸と股間を押さえた。
「何も、悪いことに使わないわよ、記念に残すだけなの」
「信用できないわ。何か証拠を見せてくれないと…」
「仕方ないわね。これが今までの傑作写真よ。他で見たことあるの?」屋敷の主はアル
バムを広げた。

 「そんな、オッパイと性器まで晒すなんて!」驚きの声を上げたが(この子だわ、失
踪したこの子が写真に乗っている!)写真のモデルにも驚いた。
「これは趣味でやっているの。だからいいでしょう?」甘えるように頼み込む。
「お小遣いも、ずっと弾むわ。それに、いい仕事も紹介するわよ。今までよりもお金に
なる仕事も」

 それを聞いて「私を撮って下さい。お金が必要なんです!」と全裸同然で写真に撮ら
れるのを承知すると「そうこなくちゃ。その前に、ここを手入れさせてね」生えかけた
絨毛が撫でられる。
「そ、剃るんだったら、割り増ししてください。そこは恥ずかしい部分ですから…」恥
ずかしさに声が震えている。

 「わかっているわよ。オ○ンコしたことがないみたいだしね」
「そんな、オ○ンコだなんて…」顔を赤らめ俯くと「オ○ンコを知らない分けないわよ
ね。男はここをオ○ンコって言うの。それにセックスも意味しているのよ」良子をから
かうかのように言うが(卑猥だわ、オ○ンコの意味は知っているけど人前で話す言葉じ
ゃないわよ)項垂れたままだ。

 そんな良子に「もういいでしょう、早く手入れしないと時間が勿体ないわよ」
「そうよね、手入れは私がするわ」奈美と呼ばれた女性が用意されたスプレーを股間に
吹きかけ、手で伸ばしていく。
(やっと生えたのに、また剃られてしまうなんて。でも、失踪した女が写真に写ってい
るなんてどういう事かしら?)カミソリが当てられても思案している。

 「良子さん、見て。これがあなたのオ○ンコよ」股間に鏡を押して見させた。
「は、恥ずかしいです、こんな性器にされて…」鏡に映った淫裂は割れ目からは、ピン
クの肉襞が飛び出している。
「恥ずかしがることないわよ。女はみんな同じオ○ンコを持っているんだから。それよ
り始めるからね」良子にポーズを取らせていく。

 (ヌードを撮られてしまう…。後で取り返さないと…)カメラを見つめながら思案し
ていると、閃光が瞬いていく。
(撮られた、ヘアのない性器も…)顔が自然に強ばっていく。
「ダメよ。そんな怖い顔しないで笑顔にならないと。撮り直すからね」作り笑顔をして
カメラに収まった。

 「良子さん。次は私のを着て貰うわね」別な女性に連れられて部屋に向かう。
「私はこれが似合うと思うな。これを付けて貰うわよ」今度は黒いストッキングとガー
ターベルト姿にされていく。
(こんな娼婦みたいな姿にされるなんて。同僚が見たら何て言うかしら…)乳房も丸出
しのブラジャーを着けさせれて戻ると「娼婦姿もいいわね」またカメラに納められた。
こうして、良子は次々と全裸同然にされて写真に納められた。

 下着のモデルが済むと「面白いこと教えてあげるから行こうよ!」良子に目を付けた
女性2人に連れられ、別な部屋に連れ込まれた。
そこにはベッドが置かれてある。
「せっかくだから、全部脱いで楽しもうね」連れ込んだ女性は自分から服を脱ぎだす。

 (レズだわ。楽しむってレズの相手なんだ。ここはイヤだけど、何かの手がかりにな
るかも知れないし…)良子は逃げ出したいがそれを見守っている。
そんな事など知らない女性は下着も脱ぎ、生まれたままになると「あなたも脱ぎましょ
うね」抱きついてきた。

 (レズなんてイヤよ。でも我慢しないと…)堪える良子に「女同士が一番いいのよ。
男はただチンポで突くだけだし」耳たぶをなめ、乳房を触り出す。
「くすぐったい。そんな事されたら変になる…」目を閉じされるがままにしていくと
「ここもいいでしょう?」指が淫裂の中に入れられた。
「ダメ、そこはダメです!」叫んでも指が入れられ、舌でクリトリスがなめられて「あ、
あ、あ~!」大きな声を上げてしまった。

 それは別な部屋で待っている悦子や女性達にも聞こえている。
「凄いわね。気持ちよさそうな声まで上げて」
「そうよね、私達も楽しみましょうよ」その言葉に悦子は抱かれ、服が脱がされていく。
「悦子さん、もっと見つけてちょうだい。お金ならいくらでも上げるわよ」
「わかっていますが、なかなか上玉は見つからなくて。その代わり、私がタップリとお
相手を…」悦子は全裸にされると、反対に女性の服を脱がしていく。

 「そうして。男はチンポを膣に入れることしか考えてないから、女が一番いいの」満
足そうに上擦った声で言う。
「そうですよ。こんな事もしてくれないし…」パンティを引き下げ露わになった淫裂を
撫でていく。
「そうよね。そこにされると感じるし…。もう大丈夫だから、あれでして…」指さす先
にはV型のレズ用バイブがある。

 悦子はそれを自分の淫裂に押し込み、ベルトで腰に留めると女性に覆い被さった。
「悦子さん、入れて、深く入れて…」女性は腰を動かし、バイブの先端に膣腔を押しつ
けた。
「入れます…」乳房を優しく撫でながら腰を密着させていくと「あ、あ、あ~!」と声
を上げだす。
悦子はなおも押し込み、密着させるとゆっくりと腰を動かし「いいわ。チンポより凄く
いいわ…」満足そうに声を上げていく。

 同じように、良子のレズを見ていた女性もペニスバンドを腰に付け、それを見て「イ
ヤです。バージンが破けてしまう!」逃げようとした。
「大丈夫よ、オ○ンコに入れないわ。別な所に入れるから」ニヤリと笑うと樹脂にゼリ
ーを塗っていく。
「そうよ、ここに入れないわ。だから安心して楽しみましょう」体を入れ替え良子を上
にした。

 「約束ですよ。絶対に破らないって!」
「任せて。それよりもっと…」2人は乳房を潰し合うほど抱き合っているが、上に乗っ
た良子の尻と淫裂が丸見えになっている。
「私も楽しみたいわ、3人でしましょうよ」ペニスバンドの準備を終えた女性が良子の
尻を撫で出すと「いいわよ。早く奈美さんも来て!」その言葉に、良子の腰が両手で抑
えられた。

 (もしかして、お尻に入れるのでは?)そう思った瞬間、肛門に押し込まれた。
「イヤ、お尻はイヤ。お願いですから入れないで~!」狂ったように声を上げ、抵抗し
たが、二人に抑えられ肛門から突き刺されて(お尻に入れられた…)体を反らせ、呻き
声を上げた。
「痛いのは最初だけよ。直に気持ちよくなるから」なおも腰を密着させて根本まで押し
込まれた。

 「抜いて。お尻はイヤです!」
「そうでもないわよ。直ぐにわかるから」ペニスバンドがゆっくりと動かし出すと「あ、
あ、あ~!」今まで以上に声を上げた。
「気持ちいいでしょう。お尻もいいのよ」
「そうなのよね。これも病みつきになるわよ」下側の女が良子の頭を抑えて唇を重ねて
いく。

 (良くない。こんなの良くない…)首を振って拒むが、肛門への刺激が続けられ、次
第に動きを速めて良子も次第に絶頂へと向かって「もうダメ…限界…」叫ぶなり、動こ
うとしない。
「行ったみたいね。敏感でこれからも楽しめそうね」
「前の子は下品だったけど、ここの子ならいいわね」
「そうよね。この子なら秘密を守れそうだし…」

 「もし、ダメだったら島送りにすればいいし。それにしてもバージンだとは驚きだわ」
「ほんとよ。この年で男に抱かれたことがないなんて珍しいわよ」
「この子となら、うまくやれそうだわ」なにやら話しているが良子は(島送り…。失そ
うと関係があるのかしら。間違いなく、何かあるわ。確かめないと…)仰向けになり、
乳房と淫裂を晒したまま聞いていた。

 良子はその後も交代で女性に夕方まで抱かれ抱かれ「いい、この事は秘密よ」金の入
った封筒が渡され屋敷から出た。
「いくら入っているのかしら?」車に乗り込むと覗いた。
「10万だわ。ヌードを撮ったのに、たったのこれしか出さないなんて…」わざと大き
な声を上げると「だったら、もっといい小遣い稼ぎしてみる?」悦子が口を開く。
「風俗じゃ、ないですよね?」

 「勿論よ。何一つ不自由なく過ごせるわ。しかも、豪邸で!」
「もしかして、愛人ですか?」
「そうよ。ただし、男じゃなくて女の愛人よ」
「今すぐ返事は出せません。暫く考えさせてください」
「それもそうよね。じっくり考えた方がいいわ」ハンドルを握る悦子だが、目が怪しく
輝いていた。

 良子は途中で降りてアパートに向かうが、そっと付け歩く陰に気づいている。
(付けられている。相手は誰かしら?)気が付かない振りしてアパートに入った。

 アパートに入ると浴室に入り服を脱いでいく。
「痛かった。お尻にあんなのを入れられたんだから」鏡を見ながら脱いでいくと「イヤ
だ、オッパイを吸った痕がある!」乳房に赤い痕があった。

 「どうしよう、こんな姿でエステにはいけないし…」恨めしそうに眺めながらパンテ
ィも脱いで全裸になった。
「ヘアも綺麗にやられたわ。こんな性器にされるなんて。でも、捜査だし…」鏡に映っ
た淫裂を恨めしく思いながらシャワーを浴びた。