「正義はどっちだ!」

                     赤星直也:作
第10話 逆転、また逆転 

 翌朝、有紀は強ばっや顔で起きてきた。
そして「忠行さん。私とセックスして下さい!」それには周りにいた秋山や美佳が慌て
た。

 「何言っているの。まだ子供なのよ、そんなにダメ。私が許さないわよ!」美佳も有
紀の胸を掴んでいた。
「私に償いをさせて下さい。それをビデオにとっておじちゃんに届けて下さい…」泣き
ながら言いだした。

 「できないよ。冗談でオ○ンコさせろと言っていたけど、できない!」忠行も首を振
った。
「お願い、私とセックスして、恥を掻かせないでよ!」大声で泣き出した。

 「忠行君、男なら有紀の願いを叶えて。それが男よ。ホントは私もセックスして欲し
かったけど、有紀の熱意には負けたし…」絵美も言う。
「2人で話合ったのね?」

 「そうなの。私か、有紀か、どっちかがセックスビデオを撮って有紀のおじいちゃん
に見せようと…」
「ありがとう。気持ちだけ出いいよ。これからは、俺達だけでやるから」

 「そうはいかないわ、お願いですから償わせて。許されないならここで死ぬわ!」台
所から持ち出した果物ナイフを咽に当てた。
「やめろ、早まるな!」忠行も説得している。
「忠行さん、私ってそんなに、魅力無い女なの。オッパイは小さし…」

 「そんな事無いよ、有紀が好きだ。でも、許されない恋だから…」
「だったら、お嫁にして。いいお嫁になるから」
「わかった。忠行やれ、みんなの前でやるんだ!」秋山が言う。

 「そうよ、男ならやりなさい。やらなかったら親子の縁も切るわ」美佳も言うと「お
ばさん、ありがとう!」有紀も笑顔に変わる。
「おばさんはないわよ、お母さんよ。これからはね」美佳の言葉で、有紀はナイフを放
った。

 やがて、別荘はスタジオと化し、5人は皆生まれたままの全裸になっている。
「それでは、安藤有紀と、伊藤忠行の結婚式を行います」司会をしているのは絵美だ。
小さな乳房を揺らせ、淫裂を惜しげもなく晒している。
そんな姿を撮っているのが美佳で、美佳も生まれたままの姿だ。

 絵美の司会で、全裸の有紀と忠行が現れ、結婚式が行われた。
参列者がいない寂しい結婚式だが、2人の顔は輝いている。
「それでは、愛の誓いを!」絵美の言葉に、忠行は有紀を抱き上げて、ベッドに寝かせ
る。

 「お母さん、お父さん、私は忠行さんの妻になります。おじいちゃん、私は人でなし
の安藤家と、縁を切らせて貰います」それを言うと忠行に抱き付いた。
「入れて。我慢するから!」

 「いいんだね、入れるよ」足を開いて忠行を迎えた。
「そこ、そこ。ヒー!」肉竿が淫裂深く入り込み、それと同時に、赤い鮮血が流れてい
く。
「幸せよ、貧乏でもいいから側に置いて!」

 「勿論だよ。有紀!」
「愛している。忠行」「俺もだ、有紀」2人は鮮血で汚れたまま愛し合い、有紀の胎内
に精液を送り込んだ。

 それから数日後、封筒に入ったビデオを持って絵美が東京に向かった。
その封筒には、先代と有紀しか知らない名前が書かれてある。
実は、先代から和歌の手ほどきを受けていた有紀は、号名を貰っていた。

 それを知っているのは先代だけで、両親さえ知らない。
絵美はそれを有紀の実家の郵便受けに入れ、それと同時に、有紀と連絡を取った。
有紀はすかさず、先代と連絡を取った。

 「おじいちゃんね。これが最後かもよ。とにかく、郵便受けを調べて。それで私の言
う事を信じて。お父さんとお母さんに騙されないで。見たら、電話待っている…」
電話している有紀の目からは涙が流れている。
「有紀、泣くな。俺はお前と一緒だよ」忠行が抱き付いていく。

 「いいわね、羨ましいわ、私も男に騙され通しだったし…」見ている美佳も泣いてい
た。
「美佳こそ泣くなよ。きっといい事あるよ」二組のカップルは抱き合った。
時が過ぎるのを忘れて…。


 それから3時間後、美佳の携帯電話が鳴った。
「あ、おじいちゃんね。うん、結婚したの。もう、お父さんでもお母さんでもないわ。
恩知らずは身内じゃないわ!」有紀は一気にわだかまりを話した。

 「わかったわ。でも、お父さんには内緒よ。忠行さんのおばさんにも酷い事をしたの
よ…。何だ、知っていたんだ!」有紀の顔も笑顔になっていた。
そして、先代が指定した場所に4人は向かった。

 「信用していいのかしら?」美佳は信じていない。
「大丈夫さ、先代は社長とは違うから」
「そうよ、お母さん、信用して」
「お母さんだなんて!」美佳も初めて家庭の温かさを知って、まんざらではない。

 「もうすぐだよ。見えてきた!」建物が見えてきた。
「あれは?」行く手に、ヤクザらしい男達が待ちかまえている。
「罠だ、逃げろ!」秋山が叫ぶと、その言葉に忠行もハンドルを切っていく。

 「待って、乱闘よ。内輪もめが始まったわ!」よく見ると、2つの派閥があるらしく
殴り合っている。
「おじいちゃんだ。おじいちゃん!」「先代!」有紀と秋山が車から降りると、それを
守ろうとする者、追い払おうとする者が入り乱れているが、先代が現れると争いが瞬時
に収まった。

 「おじいちゃん、信じていた!」
「有紀、ごめんな。息子夫婦がこんなにバカだとはな。情けない…」
「先代、お許し下さい。分相応ですが、婿の嫁に下さい」秋山がいきなり言いだす。
「やれないな。嫁にはやれない!」

 「バカ、おじいちゃんのバカ!」
「嫁にはやれないが、婿にする。有紀の婿だ。いいな、秋山!」
「あ、ありがとうございます、先代!」秋山は土下座していく。
「ありがとう、おじいちゃん!」こうして、秋山は先代と話し合う事ができた。

 それから数か月後、秋山は裁判所へ再審請求を行おうとしていた。
そんな秋山の元に、先代と有紀が尋ねてきた。
「お父さん。お願いですから、一緒に住ませて下さい」

 「一緒と言われても、この通りだし…」
「そうよ。有紀さんはこんな生活しちゃいけないのよ」美佳も言う。
「そんな事ありません。お願いですから一緒に暮らさせて下さい」

 「でも、無理なの。こんな事言いにくいけど、私と夫の生活だけで、ギリギリなの。
ごめんね。もう、風俗はやらないと夫に誓ったから、余裕が無いの…」
「偉い、気に入った。さすが、秋山の嫁だ。有紀の教育係をやって貰う!」

 「そんなのイヤです。夫と離れるのはイヤです!」美佳は声を上げた。
「最後まで聞け。秋山は婿と嫁の後見人だ。文句は無かろう?」
「先代。と、おっしゃると、社長は?」

 「心配するな。あんなのは息子でもない。今度の臨時株主総会で解任だ!」
「それでいいんですか、先代?」
「構わん。人を人と思わぬ奴に、上に立つ資格はない!」キッパリ言い放ち、その言葉
通りに臨時株主総会が行われ、安藤と岡崎が失脚し、忠行が社員として働く事になった。

 4人は新しいマンションで一緒に暮らす事になったが、そんな4人を狙う集団があっ
た。
「奴らのお陰で日陰暮らしにされたんだ。黙っちゃいられないな」
「そうよ、有紀だって許せない。親を見捨てたんだから」そこには、安藤夫婦と岡崎夫
婦がいた。

 「それは、あんた達がやるべき事を、やってなかったからだろう。金さえ貰えば文句
はないが…」
「1千万出す。4人を懲らしめてやらないと収まらないよ」
「わかった、やってみるよ。娘さんを抱いても文句はないよな?」

 「いいわよ。散々レイプしてやって。それに、美佳もよ。誰だか知らない子を妊娠さ
せてやりたいわ」
「わかった、早速やるよ」集団は計画を練って、その計画が実行された。

 「奥さん、有紀さんが学校で倒れました!」教師を装った男性がマンションのインタ
ーホンから話し掛けるとドアが開き、慌てた顔の美佳が現れた。
「急いでください。有紀さんの意識が無いんです!」
「わかったわ。案内して!」美佳は安藤達の罠にはまって、車に乗り込んだ。

 美佳の乗った車はスピードを上げて走っていく。
「どこの病院なの。方向が違うんじゃないかしら?」
「これでいいんです。奥さん!」遂に本性を現し、美佳の胸を触りだした。

 「騙したのね。降ろして、降ろすのよ!」
「そうは行きません。せっかく掴まえたんですから」後ろの手にされ手錠が掛けられた。
「これで、逃げられませんよね。奥さん!」シャツの裾をスカートから引き出し、手を
入れていく。

 「イヤ、やめなさい。そんなに立派じゃないのよ!」
「触ってみなければわかりませんよ。奥さん」手がブラジャーを捲り上げていく。
「いや、いやー!」叫ぶが、両手が効かずされるがままだ。
「立派ですよ、奥さん。オ○ンコもタップリ楽しませてください」手は乳房を掴み揉ん
でいく。

 同じように有紀にも罠が張られた。
有紀はいつものように高校の授業を終え、自宅に戻るところだ。
その有紀の側に車が停まり、白衣姿の男が降りてきた。

 「秋山有紀さんですね。美佳さんが、急に倒れましてお迎えに上がりました!」慌て
た様子で言う。
「お母さんが病気なの?」
「はい。とにかく、急いでください、旦那さんもお待ちですから!」
「わかった。案内して!」有紀は罠とも知らず、車に乗ってしまった。

 有紀が乗ると、勢いよく走るが病院と方向が違うので、さすがに不安になってきた。
「降ろして。降ろして!」
「そうは行かないよ。オ○ンコするんだから」有紀の両手にも手錠が掛けられ、自由が
奪われた。

 「やめて、お願いやめて!」有紀のブレザーのボタンが外された。
更にブラウスのボタンも外されて、白いブラジャーが覗いてきた。
「いいね。可愛いオッパイで!」ブラジャーが捲られ、平べったい乳房が掴まれ「う、
う、う!」夫以外の男に乳房を触られ、泣きだしてしまった。

 「泣かなくていいよ。もっといい事してあげるから」乳房を掴んだ手が乳首を掴んだ。
「コリコリしていいよ。きっと、オ○ンコも締め付けがいいだろうな」
「やめて。忠行さん助けて!」思わず叫ぶが「無駄だよ。いくら叫んでも!」大胆にも
乳首を吸われ「ん、ん、ん!」鼻から息が抜けていく。

 美佳と有紀は、車の中で辱めを受けながら人気のない倉庫に連れて行かれた。
「降りろ!」車から降ろされ、中に入ると大勢おり、その中に2人の女性がいた。
「人でなし!」有紀はその女性に向かって叫んだ。
「何よ、恩知らずの癖に!」女性は、平手で有紀を打つが、女性は母親の愛子だった。

 「あんた何か、親じゃないわ。虫けらよ。いえ、それ以下よ!」
「結構よ、虫けらで。後で詫びを入れても、助けないからね」
「あんた何かに、詫びなんか入れないわ。入れるのはそっちよ!」そう言うと、唾を吹
き掛けた。

「やったわね!」愛子は有紀の髪の毛を掴んで引きずり回していく。
「やめなさい。有紀にやらないで。有紀は我が家の嫁なのよ!」美佳が叫ぶと「あら、
いい格好をする気なんだ。だったら、それは言わない方がいいわよ」それは佳枝だ。

 「あんた達見たく、落ちぶれたくないわね。誰のせいでそうなったかも、知らないな
んて!」
「あんたのせいよ。あんた達があんな事をしなければ、日陰者にならなかったのよ!」

 「だったら、何故、約束を守らなかったのよ。それに、美由紀さんまで…」
「うるさいわね。それはこっちの勝手よ。貧乏人の癖に、ガタガタ言わないの!」
「貧乏でも、あんた達みたいに心は腐っていないわよ!」美佳も佳枝に唾を吹き掛けた。
「やったわね!」佳枝も美佳の髪の毛を掴んで引きずり回し「ヒー!」「キャー!」広
い倉庫に2人の悲鳴が響いている。

 「それくらいでいいだろう。俺たちにも楽しませてくれ」
「わかったわ。好きなようにして!」愛子と佳枝は2人を男達に突き放した。
「やめて、触らないで!」
「そうは行かないな。オ○ンコもやっていいと、許可も貰っているし」

 「あんた、それでも親なの。セックスしたいなら私にして。お願いだから有紀にはし
ないで!」
「そうは行かないな。2人とオ○ンコするんだ。始めろ!」美佳と有紀の手錠が外され
それと同時に、服が剥ぎ取られていく。

 「イヤ。やめなさい!」「イヤ。イヤー!」叫ぶが容赦なく脱がされていく。
それを、ビデオと写真に撮られていく。
やがて、2人は上半身ブラジャーだけにされ、両手首を縛られた。

 「何する気よ?」美佳も不安になっている。
「やれ!」鉄骨からロープが下げられ、そのロープが有紀の手首に結ばれ引かれていく。
「いやー。やめて!」悲鳴と共にバンザイの格好にされた。
その後、美佳も同じようにされた。

 「有紀。謝りなさいよ、お母さんご免なさいって!」
「言わないわ。あんたは親じゃないわ。虫けらよ!」
「言ったわね。泣いても知らない!」事もあろうか、愛子は実の娘のホックを外し乳房
を露わにした。

 「こんなオッパイじゃ、男に嫌われるわよ!」飛び出した乳房を揉んでいく。
「う、う、う!」有紀は泣き出した。
「やめなさい。有紀は忠行の嫁なのよ!」
「関係ないわ。あんたもオ○ンコされるのよ!」美佳の背中のホックが外された。

 「いいね。こっちのは大きさといい、形といい、最高だ!」肩に絡まった紐がナイフ
で切られ、上半身剥き出しだ。
有紀のブラジャーも紐を切られて、乳房が剥き出しになって(いやよ。レイプなんて!)
2人の体が震えている。