「人質法 第2条」

                     赤星直也:作
第10話(最終話)朋美への説得
 
 2人は毎晩のように抱き合っていたが、正文にはそれが不満で「お母さん、僕だっ
て兄さんみたいに女を抱きたいよ」不満をぶつけている。
「そんな事を私に言われたってどうしようもないわよ」
「だったら兄さん、僕にも抱かせてくれよ」

 「バカ言うな。子供が出来たら誰の子かわからないだろう?」
「だったら。ケツでやらせて。僕も嫁を貰ったら、兄さんにケツでやらせてあげるか
らさ」
「そうよ、純一。正文にも美香さんを抱かせてあげなさい」

 「母さんまで言うなら仕方ないな…」純一は美香を呼び「美香、正文がお前とオ○
ンコしたいそうだ」そう言うと「御主人様、お許しを。私は御主人様にだけ貞操を誓
いました。ですからそれだけはお許し下さい」泣きそうな顔になった。
「勘違いするな。オ○ンコでやれと入ってない。ケツでやらせろ!」
「お尻でですか?」

 「そうだ、それならいいだろう」
「そこまで、御主人様がおっしゃるのでしたら、お尻は我慢します…」
「そうか、だったら、浣腸だ」美香は四つん這いにされ肛門から浣腸され「いいか、
出したら綺麗にしてこい」「そうします」急いでトイレの飛び込む。
そして、排出を済ませるとシャワーで綺麗にして現れた。

 「御主人様、綺麗にしてきました」
「正文、準備は出来たぞ」
「ありがとう、兄さん。恩は必ず返すからね」美香を四つん這いにさせ、肉竿を肛門
から押し込んでいくと「あ、あ、あ!」悲鳴を上げながら堪えている。

 「御主人様、お尻はきついです。裂けそうです…」
「直ぐに終わるから我慢しろ」肉竿が腸内でピストンを始めて「気持ちいいよ。僕も
お嫁さんが欲しいよ」美香の腰を押さえピストンを続けるが(動かさないで、お尻が
痛いのよ!)首を振りながら痛みに耐えている。

 やがて正文が絶頂を迎えて噴射した。
「よかったよ、兄さん。またやらせて貰うからね」汚れた肉竿を洗う為に浴室に向か
うが「御主人様、お尻が裂けました。今夜はお許し下さい」肛門から血が流れている。
「わかった、今夜は治療しておけ」
「ありがとうございます」美香も浴室で綺麗に洗い、薬を塗っていく。
 
 そんな、奇妙な生活が2ヶ月も続いた頃に「美香、今度はお前の妹が質流れになる
ぞ!」書類を見ながら純一が言う。
「お願い、朋美の質流れは許して下さい。お母様、助けて下さい」美香は頼子にも土
下座した。
「無理よ、私にはお金がないし。ただ、正文がまだ1人だから朋美さんが正文の妻に
なるなら話は別かもよ…」思わぬ言葉が出た。

 「私から、必ず説得します。お願いですから、質流れだけは防いで下さい!」美香
の言葉に頼子は薄笑いを浮かべて「純一、何とかならないかしら?」と頼み込んだ。
「仕方ないな、母さんの頼みだから。でも、朋美がいやがったら質流れだぞ」
「わかっています。必ず説得します」美香は朋美を救うために必死で「わかった、説
得しろ!」純一も承知した。

 「お願いです。ヌードでは歩けませんから、服をお許し下さい」
「そうね、これを着て行きなさい」頼子が差し出したのは割烹着だ。
「これならわからないよね。まさか、素っ裸だなんてね」
「それならいいよ。さすが母さんだ」
「でも、後ろからなら見えます。それにアソコが見えてしまいます…」不満げに言う
と「割烹着がイヤなら素っ裸で車に乗りなさい!」頼子が怒鳴る。

 「イヤではありません。お母様の言うとおり割烹着がいいです…」頼子の機嫌が変
わらない内に着込んが、乳房は隠せるが淫裂は隠せず丸見えだ。
(恥ずかしいけど仕方ないわ。朋美、今行くからね)美香は純一の運転する車で人質
の住むビルへと向かった。
 
 ビルは正文が管理を任されており「兄さん、今頃どうしたの?」怪訝な顔をする。
「実は朋美に話があってな。朋美は元気かい?」
「相変わらず元気でだよ。美香さんのオッパイほどでないけど楽しいよ」
「側に置きたいか?」
「決まっているでしょう。あんな上品な女を他のやつには抱かせたく無いよ、俺だっ
て、毎晩オ○ンコしたいよ」

 「そうか、それならいい」3人は歩きながら話して、朋美がいる部屋に入ると「姉
さん、一体どうしたの?」朋美は相変わらず後ろ手に手錠を掛けられていた。
「ご主人様、お願いです。10分だけ2人きりにさせてもらえませんか?」
「その変わり、後でたっぷり楽しませてもらうからな」
「はい、お相手します」美香の返事を聞いた2人は部屋からでて行き、美香と朋美だ
けになった。

 「朋美、話があるの。正文さんの妻になってあげてあげて!」
「姉さん、何て事いうの。私はあんな人じゃなく普通に働くサラリーマンがいいの」
「朋美、あんたは質流れにされるのよ!」美香の言葉に呆然とした顔に変わり「いや
よ。質流れはいや。あんな恥ずかしいことされたくない。それに風俗なんかになりた
くない!」朋美は泣き出した。

 「だから、イヤでも正文さんの妻になるのよ。ここを我慢しないと、もっと辱めを
受けるのよ。売春婦にされるかもよ。わかった?」
「姉さん!」美香は泣いている朋美を抱きしめた。
「姉さん。私、妻になる…」
「そうよ。それに自分から進んで妻に成ると言うのよ。わかった?」
「わかったわ…」朋美は美香の胸で泣きながら返事をしていく。

 そして、約束の10分が過ぎ純一と正文が戻って来ると、部屋に入るなり「正文さ
ん、朋美を妻に貰って下さい。お願いします」美香は両手、額を床に付けて土下座し
た。
「私からもお願いします。どうか、私を正文さんの妻にして下さい。お願いします」
朋美も正座して頭を下げている。

 「正文、どうする?」
「兄さん、いいのか。人質なんだぞ?」
「お前が望むなら損は覚悟してる。俺だって美香で損を出したんだからな」
「ありがとう、兄さん。朋美、妻にしてやるからやらせてくれ!」正文が衣服を脱い
でいく。

 「お願いです。セックスは式まで待って下さい。処女でいたいんです」
「仕方ないか。オ○ンコがダメなら口でしてくれ」全裸になった正文は朋美に肉竿を
押しつけ「う、う、う!」朋美は舌で肉竿をなめていく。

 それを見ていた純一も興奮して「美香、割烹着を脱ぐんだ」「はい、御主人様!」
言われた通り全裸になると「美香、やってくれ!」純一はベッドに仰向けに寝るが、
股間の肉竿が大きく反っている。
「御主人様。行きます!」馬乗りにりになって肉竿を掴み、淫裂で吸い込むと「あ、
あ、あ!」声をあげながらながら腰を振っていく。
「気持ちいい。美香、出すからな」
「はい、美香の子宮に吹き掛けて下さい…」美香は腰を上下に動かし続ける。
 
 「朋美みて見ろ。始まったぞ!」
「姉さん、こんな所で恥ずかしくはないの?」
「御主人様が命令したら拒んじゃダメなの。朋美もそうするのよ」美香は腰を動かし
ながら乳房を揉まれている。

 「感じます。御主人様!」純一は乳首を摘んで(そうだ。正文にもやらせるか。そ
うしたら朋美ともできるし…)よからぬ事を思いついた。
「正文。美香のケツに入れろ!」純一の言葉に微笑む正文だ。
「兄さん、すみません。溜まっているんですよ」正文は着ている服を脱いでいく。

 「美香、我慢しろよ」
「はい、御主人様!」美香は馬乗りになったまま、乳房を純一の胸に押しつけ抱き合
うと、後からは淫裂に入った肉竿や肛門が丸見えだ。
「美香さん、入れますよ」服を脱ぎ終えた正文は美香の腰を両手で押さえながら肉竿
をゆっくり入れていく。

 「あ、あー!」悲鳴をあげながらも、美香は肛門を肉竿で突かれる痛みに耐え、淫
裂と肛門の二つの穴に肉竿が根本まで入り込んだ。
「朋美、こっちにきてよく見るんだ。お前もいずれしなければいけないんだ!」正文
に言われた朋美は姉の下半身に注目している。
(す、凄いわ。膣とお尻にあんな太いのが入っているなんて。姉さん、痛くないのか
しら?)美香が心配になっている。

 朋美が見ている前で、2人が肉竿のピストンを始めた。
「あん、あん、あん!」美香は今までと違って悶えて(感じる。膣とお尻が気持ちい
い…)淫裂から淫汁が流れ出ている。
「美香、気持ちいいか?」
「はい、凄いです。今までになく気持ちいいです。軽蔑しないで下さい、御主人様!」
美香は途切れ途切れに言う。
「俺も気持ちいい。正文のチンポが俺のチンポに当たって気持ちいいぞ」
「兄さん、僕も気持ちいいです。もうすぐ出しますから」
「出してもいいぞ。俺も、もうすぐ出す!」2人は美香の子宮と直腸の内部に射精を
した。
 
 そして、朋美と正文の結婚式が行われた。
それは美香がしたときと同じで、ストッキングと手袋だけをつけた全裸姿でだ。
朋美はヌード姿が恥ずかしくて顔が真っ赤で、俯いたまま顔を上げようともせず、招
待した客を見ることさえない。

 「朋美、愛の誓いをしなければならないの」美香に言われて人前での正文とのセッ
クスを覚悟していたが、いざやるとなると、やはり体が震えている。
「早くやりなさい!」頼子がせかすと朋美は覚悟を決めて肉竿を掴み、淫裂を押しつ
けていく。

 「正文さん、可愛がって下さいね」朋美は目を閉じ一気に腰を落とした。
「うー!」呻き声と一緒に赤い鮮血が流れ出て「ほー、やっぱし処女だったか。うら
やましい!」招待客は羨ましそうに言う。
こうして、美香と朋美は純一兄弟と一緒に暮らすことになったが、衣服の着用は許さ
れず、全裸で家事をしていた。

 2人が屋敷に住むことになった為に、夜間の人質の世話は中年の婦人を雇い、昼間
だけ正文が世話をしている。
そして、数ヶ月が経った日「オェー!」美香が家事をしている間に吐いてしまった。

 (もしや?)頼子が検査薬を使い「美香さん、病院へ行きましょう」説得する。
「何でもありません。平気です」
「あなたは平気でも私に取っては初孫ですからね。服を着なさい。今日は特別だから
許すわ」頼子に連れられて病院に行くと医師から妊娠を告げられた。
 
 その日から、美香は衣服の着用を許されている。
そして夜になると、朋美が正文に馬乗りになって、お尻をつきだしている。
その朋美のお尻に、純一の肉竿がゆっくりと挿入されて「あ、あー!」悲鳴と同時に
肛門に純一の肉竿は根本まで入って行く。
このように、朋美は2人の男の相手を同時にしていた。

 数ヶ月後、無事に美香が出産を終えると今度は朋美が妊娠してしまった。
今度は美香が兄弟の相手をして「あん、あん、あん!」膣と肛門に肉竿を挿入されて
悶え声をあげている。
美香は乳首から白い液を出しながら悶えていた。

 そして、この年に人質法が改正された。
「人質法 第21条 抵当期限が切れても人質に風俗、重労働など人権を無視した仕
事をさせてはならない」それには但し書きがある。
「また、人質の本人が抵当設定者の配偶者になれば、抵当は解消される」

 つまり、人質が借り主と結婚を希望すれば抵当が解消されると言うわけだ。
この法により、今まで女性とは縁のない男性を競売場へと向けさせ、競売価格を吊り
上げ人質の価格も暴騰した。

 「正文、良いときに買ったな」
「本当だよ。兄さん。安い買い物だったよ」2人はそれぞれ、我が子を抱いて話し合
っている。
側には美香の姉妹が乳房と無毛の淫裂を晒したまま部屋の後片づけをしていた。
 
ー完ー