「罠に落ちたOL」

                     赤星直也:作

第10話 住み込み

 荷物の片付けが済むと「咲代さん、終わりました」「終わったのね。まずはこの家
の中を覚えて頂戴!」咲代は家の中を案内していく。
「これを1人でなさっていたのですか?」
「そうよ、3ヶ月前まではメイドがいたけど、それからは1人なの」

 「大変でしたね」
「これからはあなたもやるのよ」
「はい、頑張ります」
「家事だけじゃないのよ、ここも頑張ってね」麻衣の胸を撫でていく。

 「それは、夜だけにお願いできませんか?」
「そうね、夜は旦那様の相手だから、手が空いたらお願いするわ」麻衣を見つめて言
う。
「わかりました」(イヤよ、レズだなんて!)雇われた以上、そう言うしかない。

 「ここは浴室よ。このスイッチでお湯が沸くの」咲代は必要な事を教えていく。
「これで一通りは見たわ。分からない事があったら言って!」
「はい、咲代さん」
「それから言っておきますが、私を呼ぶ時は奥様でしょう。それに旦那様よ。忘れな
いで!」咲代は主従関係をハッキリさせる。

 「奥様、申し訳有りませんでした…」
「分かればいいわ。体が汚れているでしょうから、お風呂で洗ってきて。先ほどスイ
ッチを入れて置いたから、沸いているはずよ」
「はい、そうさせて頂きます」

 咲代に言われ、麻衣はホコリで汚れたから体を洗いに浴室に入った。
「これからはここで暮らすんだ!」服を脱ぎ、開放的になっていて、借金の事などは
消えている。
服を脱ぎ、全裸になると、真っ先に、生えかけた絨毛に石鹸を付けて洗い出す。
「女のエチケットだし…」淫裂の中も洗い、指で肉襞を擦るようにしていく。

 そこに「麻衣さん。着替えを準備したわ、メイドの服よ。下着もこちらで用意する
から、それを着て頂戴ね」咲代が現れた。
「奥様、下着もですか?」
「その方があなたの為よ。無理な出費はかかりませんし…」
「そうですね」

 「所で、湯加減はどうかしら?」
「丁度いいです」
「だったら、私も入るわ。洗って頂戴ね」
「かしこまりました」(レズをさせられるんだわ!)俯いて返事をしていく。

 そんな麻衣の気持ちなど知ってか知らずか、咲代は服を脱ぎ終えると浴室に入って
くる。
「洗って頂戴!」「はい、奥様!」麻衣はお湯で咲代の体を流し、その後2人は一緒
に浴槽に浸っていく。
「お、奥様!」麻衣の股間が触られ声を上げた。
「また剃ったのね。私のも手入れして貰える?」
「私がですか?」
「そうよ、ここを綺麗にして欲しいのよ」麻衣の手を股間に導いていく。

 「ヘアが多すぎるでしょう?」麻衣に撫でさせて「はい、多いです。私みたいでい
いんですね?」指を淫裂に入れると「そ、そうよ、それでいいの!」体を反らせる咲
代だ。
2人は淫裂を触り合うと浴槽から出て「ここを剃って!」「はい、奥様!」麻衣は絨
毛に石鹸液を塗り、カミソリで剃っていく。

 「気持ちいいわ、麻衣さんに触って貰えると!」淫裂を触られ声を出す咲代だ。
(イヤよ、オチンチンを触った方がましだわ)それでも丁寧に絨毛を剃り、咲代の淫
裂を無毛にした。
「麻衣さん、そこを舌でやって!」
「こうですね?」指で淫裂を広げ、一番敏感な突起を舌でなめていく。
咲代は「あ、あ、あ!」声を上げ、麻衣の頭を両手で押さえ「いいわ、そこがいい!」
声が浴室に響いていく。

 麻衣が言うがままにしていると「もういいわ、上がりましょう」やっと咲代が言い
出した。
(フー。やっと終わった!)一息つくと「これがメイドの制服です」下着と一緒に渡
される。
「これを着るんですか?」渡された制服から下着を取りだし尋ねた。
「そうよ。これからは、私もこれにするからの」
(これじゃ、着なくても同じよ。丸出しじゃないの!)不満を言いたいが逆らえない。

 白いブラジャーはカップレスだから、飛び出している乳房を下から持ち上げている
いる。
(イヤだわ、こんな下着なんて!)渋々背中のホックを留めていく。
「似合うわ。麻衣さんのオッパイが引き立っていいわ!」目を潤ませて咲代も着ける
と、垂れ気味の乳房が飛び出している。
「私のはどうかしら?」「お似合いです、奥様」お世辞を言う。

  今度はパンティを履こうとしたが「奥様。布が切れています…」「それでいいの、
私もそうだから安心して履いて!」咲代は見本を示すかのように履いていく。
足を通して持ち上げると白い布が股間を包むが、大事な部分がくり抜かれてある。
(いやらしいわ。性器が丸出しになっているなんて!)ピンクの割れ目が飛び出して
いる。

 「麻衣さんも履いて!」
「分かりました…」麻衣もパンティに足を通して(どうせ、隠れるから…)パンティ
を持ち上げると鏡を見た。
(いやらしい。オッパイと性器をわざと見せているみたいだわ!)顔が赤くなってい
く。
「綺麗よ、この方が似合うわ」
「そうでしょうか?」咲代は急いでメイドの服を着込み(これなら誰にも知られない
し!)エプロンも付け、髪も押さえていく。

 「着替えたら、手伝って欲しいの。整理したい物があって…」
「はい、奥様」2人は浴室を出て、咲代のプライベートルームに入っていく。
「この整理を手伝って欲しいの」数冊のアルバムとプリンターから印刷した写真を撮
りだした。
「こ、これって!」麻衣はそれ以上声が出ない。

 「そうよ。これはあなたのヌード写真よ。綺麗に撮れているでしょう?」
「性器までハッキリ撮れている…」体が震えだし「あら、震えているんだ。何もしな
いから安心して。ここにいる限りは誰にも見せないわよ」麻衣の顔を押さえて唇を重
ねてくる。

 「約束ですよ、誰にも見せないって!」麻衣の目からは涙がこぼれていく。
「泣かないの。私を信用して頂戴。ここにいる限りは大丈夫よ」
(逃げられないい、こんな写真を見られたら町を歩けない!)お金欲しさにヌードモ
デルになったのを後悔したが遅かった。

 「ほら、この写真からよ。この順にアルバムに貼るの」
「はい、奥様!」自分のヌード写真をアルバムに貼り付けていくが(こんなのイヤ。
消えてしまえばいいのよ!)涙は止まらず、手で拭きながら貼り付けていく。
(効いたわ、かなり効いたわ。これで、こっちの言うがままだわ)ニヤリとする咲代
だ。

 アルバムの整理は2人でこなしたせいか1時間程で済んだ。
「コーヒーが飲みたいわ。リビングに運んで置いて」
「かしこまりました」麻衣は出て行き「これは3人で楽しむ為の切り札だから大切に
取っておかないと」クローゼットの奥に仕舞い込んでいく。

 「これも大事な物だしね」確認するかのように箱を開けると、ビデオとCDが入っ
ている。
ビデオは麻衣のオナニーの隠し撮りで、CDはヌード写真を記録したものだ。
有るのを確かめてると蓋をして戻していく。
「後は、麻衣と旦那様がうまく出来ればいいんだけど…」考え廻らせる咲代だ。