「罠に落ちたOL」

                     赤星直也:作

第2話 返済の剃毛
 
 「そろそろ、仕事始めだな」織田は遂に行動を起こし「伊藤さん、そろそろお返し
願いませんと。利息だけでも払って貰えませんかね」返済を迫った。
「いくらですか?」
「年20%ですから30万です」
「そんな、20%だなんて」驚く麻衣に「小口で借りてますよね。これですから、法
律上は何の問題ありません」

 「そんな、30万だなんて…」返せる訳がなかい。
「このままですと、あなたの給料を差し押さえるしかありませんが?」
「やめて、それだけはやめて下さい。会社に知られたら首になります」泣きながら言
う麻衣に(そうだ、それでいい。それにしてもいい顔してるな。オッパイといい、腰
といいたまらんな…)内心笑いながら、顔を曇らせる織田だ。

 「それでしたら、アルバイトしませんか?」
「風俗ですか、それに売春も?」一気に顔が強ばった。
「そんな事はさせませんよ。ただ、あなたのヘアを剃らせて貰うだけです」
「ヘアって、もしかして?」口が震えている。

 「そうです。どうせ、2ヶ月後には生えてきますからね。剃らせていただけるなら、
20万返した事にしますが…」
「剃った後、レイプするんでしょう。写真を撮ったりして!」
「そんな事はしません。純粋にあなたの綺麗な性器が見たいんです。変な事したら、
警察に訴えても構いませんよ」
(このままでは会社に知られてしまう。剃られたら恥ずかしいし…)「剃ってもいい
ですが、秘密にして貰えますか?」悩んだ末に承知した。

 「それは当然です。秘密は必ず守ります!」
「分かりました。ヘアを剃って下さい」恥ずかしげに下を向いたままだ。
「それでしたら、私の家にお越し願いませんか?」
「遠いのですか?」
「直ぐです、車で10分程ですよ」
「分かりました、案内して下さい」麻衣は織田の車に乗ってアパートを出た。

 車は込み合う中を走り、10分程で織田の自宅に付いたが、大きな門構えの上に、
塀が廻らされている。
それに敷地もかなり広く、一般のサラリーマンではとても手に入れられる代物ではな
いのは麻衣にも分かっている。
「お入り下さい!」玄関を開けると「お帰りなさい」中年と呼ぶには若すぎる、着物
を着た女性が出迎えた。
「僕の妻だよ」「妻の咲代です、どうぞお入り下さい」咲代に案内されて応接室に入
った。

 「咲代、あれの準備を頼むよ」咲代の顔が一瞬強ばったが、直ぐに笑顔になって
「分かりました」そう言って出ていく。
「奥さんがいらしたんですか?」
「そうなんです。ですからレイプはできません。ホントに剃るだけですから」
「約束ですよ、変な事したら訴えますからね」
「わかっているって!」2人が話している間に「旦那様、準備が出来ました」咲代が
声を掛けた。
「行こう。咲代、お前は暫くここに居なさい!」「わかりました」項垂れて返事をす
る。

 応接室をでて、廊下を歩いて行くと浴室らしい部屋がある。
「ここで剃るからね」織田が部屋の照明を灯すと、大きな鏡が目に入る。
「下を全部脱いで!」
「わかっています…」覚悟した事だが、いざ、脱ぐとなるとなかなか出来ない。

 (恥ずかしいわ、性器を見られるなんて!)震える手で、やっとスカートを脱ぐと、
白いレースのパンティが股間を包んでいる。
(我慢しないと。ヘアは直ぐ生えるし。でも、性器を見られるのが…)震えながらパ
ンティを掴み引き下げていく。
(ヘアを見られている!)鏡には麻衣の絨毛と、それを見ている織田が写っている。

 (恥ずかしい!)顔を背けながら、体を曲げて足を上げて(綺麗なオ○ンコだ!)
一瞬だが、絨毛から淫裂が見えた。
更に、もう片方の足も上げて下半身を剥き出しにすると、鏡にも下半身剥き出しの麻
衣が写っている。
「いいね、そのヘアが!」
「イヤ、見ないで!」慌てて手で覆い隠すが「剃るんだよ。そこに座って足を開かな
いと…」小さな椅子がある。

 (恥ずかしけど、20万引いて貰えるから我慢しないと…)言われた通りに座りに
足を開くと、鏡に麻衣の恥ずかしい部分が写っている。
「始めるよ」織田が石鹸液を絨毛に塗っていくと、濡れてひれ伏し肌に密着している。
「動かないで!」カミソリが当てられ「ヒッ!」小さな悲鳴と同時に、カミソリが動
いて「ジョリ、ジョリ!」絨毛が消えていく。

 「性器だわ、膣まで見える!」鏡を見ていたが、恥ずかしくて見られず、顔を横に
向け、太股がブルブル震えている。
(いいね、この感覚が。何時やってもいいもんだ!)織田は笑いを堪えて絨毛を剃っ
ていく。
「もうすぐですからね」絨毛の大半が消えて、恥丘の上に少しだけ残る程度になって
いる。

 「それくらいにして貰えませんか。性器が見えますし…」
「そうですね。だったら、こうさせて下さい」残された絨毛を三角形に剃り、ハサミ
で短く切っていく。
(いやよ、そんなのいや!)残された絨毛は、逆三角形に残され頂点が丁度、クリト
リスを指している。
「これなら、いいでしょう?」剃り終えると濡れたタオルで股間を拭き(無いよりは
ましだし…)麻衣は黙って鏡を見つめている。

 「それにしても、お嬢さんの性器は綺麗ですね。バージンだから、違うのですかね」
指が淫裂を撫でだす。
「ダメ。触らないで、剃るだけの約束です!」
「そうでしたね、でも、性器を見せる約束でしたよね?」
「見ているでしょう。これ以上恥ずかしい思いをさせないで下さい」

 「中までは見てませんよ。指で広げて下さい」
「そんな事は出来ません!」
「それでしたら、私がやりますよ。中まで見ないと見た事にならないし…」
「わかりました。見て下さい…」目を閉じ、淫裂に指を入れて広げて(恥ずかしい、
膣の中まで見られている…)太股が震えている。

 織田は「いいですね。奥までピンクですよ。お嬢さんとセックスできる男は幸せ者
です」悔いるように見つめている。
「もういいでしょう、たっぷり見たし…」我慢の限界か、手で淫裂を覆い隠した。
「そうですね。もういいでしょ。充分に見せて頂いたし…」
(良かった、これで済んで!)麻衣は急いでパンティに足を通して持ち上げ、その後
スカートを履いた。

 「遅いですから、お送りしましょうか?」
「お願いします」麻衣は車でアパートまで送られ(良かった。何もなく終わって!)
安心する麻衣だが、織田が素直に帰す訳がなかった。