「妻は隣のお姉さん!」

                     赤星直也:作
第4話 全裸の散歩

 放出を終えた北山は、飛び出た精液を拭くと肉竿を仕舞い込む。
同じように、玲子もパンティを引き上げて淫裂を隠していく。

 「玲子さん、気持ちよかった。またやらせて!」抱きつくと服の上から乳房を撫で
だし「触らないで。馴れ馴れしいわよ!」北山を撥ね除けた。
「直に触った訳じゃないのにな…」呟くように言うと「用はないんでしょう。帰って
よ!」

 「帰るけど、ヌードを撮らせて貰うからね」
「絶対にヌードにはならない!」強い口調で言う玲子に「いずれはやって貰うよ」そ
う言い残して出た。
北山はその後も玲子にヌードを撮らせるように頼み続けたが、良い返事は貰えなかっ
た。

 そんな中、玲子の会社から内定の通知と、研修を2週間行うとの知らせがあった。
北山は研修に参加するため、アパートを出ると玲子と鉢合わせになった。
「玲子さん、今日から研修なんだ。一緒に行こう!」玲子の手を握ると「馴れ馴れし
いわね、夫婦じゃないんだから!」その手を振り払う。

 「だったら、夫婦になろうよ!」また握り締めた。
「伸吾、あなたの嫁になる気は全然無いの!」また振り払い、早足で歩いて行く。
「仕方ないか」北山も後を追うようにして東西産業に向かった。

 会社に着くと「研修の件で…」受付の玲子に告げるが「第3会議室よ」素っ気なく
言う。
北山は礼を言って会議室に向かうが「玲子、そんなんじゃダメよ」真弓が注意すると
「あんなやつと、一緒の会社だなんて…」溜息をついた。

 「北山って言っていたわね。意外と可愛いんじゃないの。うまく釣れたわね」
「そうかしら。可愛いとは思わないけどな…」
「だったら、紹介して。姉さん女房でも良いから一緒になりたいわ」
それには「ダメ。ヌードを見せたんだし…」素っ気ない玲子だが、未練があるようだ。

 北山は夕方まで研修でしごかれ、会議室から出ると「お疲れ様でした」笑顔の真弓
が伸吾に挨拶しお茶を勧め、ロビーのソファーに案内する。
そして、お茶を運ぶと「玲子さんと近所なんですってね」隣に座って話し出す。
それは玲子にも見えるから「真弓ったら、仕事中なのに…」顔をしかめて見守った。

 その夜、玲子は気が高ぶってなかなか寝付けなかった。
「真弓は伸吾が可愛いて言うけど、そうなのかしら?」会社で言った真弓の言葉が気
になっている。
下半身を剥き出しにし、淫裂を撫でると「あんなに、太いんだ…」北山を思いだす。

 「あれでされたら、どうなんだろう?」まだ未体験だから不安はあるが、突起を撫
でると「あ、あ、あ~!」声も上がり、濡れてきた。
「気持ちいいわ。入れてもいいのよ…」北山の肉竿を思い浮かべながら淫裂を擦り続
けた。

 北山は、会社から言われるまま、毎日通って休日前日になった。
玲子は「このままでは、ストレスが溜まってしまうし…」考えて「やるしかないわ」
ヌードの散歩を決めた。

 その日の朝、アパートを出ると北山と鉢合わせになり「伸吾、今夜やるから付き合
って!」頼み込んだ。
「勿論付き合うよ。それだったら、カメラを借りないと」
「写真は許して。オナニーは撮られたくない…」

 「だったら、日の中に撮らせてよ」
「考えておく…」玲子はそれだけ言うと黙り込むが、北山は「場所は俺が決めるから
ね」勝手に言い、玲子はその後も黙ったままだった。

 2人が一緒に会社に入ると「あら、一緒だなんて、珍しいわね」真弓が声を掛ける。
「たまたまよ。偶然なの!」玲子が言うと「そうよね。それより、伸吾さん、遊びに
行っていいかしら?」声を掛けた。

 「かまいませんが、汚いですよ」
「そんなの気にしないわ。研修が終わったら行くからね」そう言うと仕事の準備を始
める。
「伸吾、真弓が気に入ったようよ」
「そうかな。俺はそう思わないけど…」
「とにかく、気をつけなさいよ」玲子も準備を始めた。

 そして、夕方に研修を終えた北山は玲子の帰りを待った。
玲子は6時近くに帰ってきて「玲子さん、今回はここからフルヌードだよ」北山が告
げる。
「ここからはいや。危ないし…」
「だったら、僕がガードするよ」
「それならいいけど、セックスはなしだからね!」
「わかってます。でも、就職したら必ずやりますからね」そう言うと自分アパートに
戻った。

 玲子は時が過ぎるのを待ち「もうすぐ3時だわ」時計を見ると、服を脱ぎ出す。
パンティ、ブラジャーと脱いで全裸になると、窓から向かいを見て確認する。
「伸吾がいるわ。それなら安心だし」ワンピースを手に持ち、部屋から出た。

 今までは上半身だけヌードだったが、今回は部屋からのフルヌードだから緊張して
いる。
玲子は周りを気にしながらアパートから出ると、北山が歩み寄り「これ、預かるね」
万が一の服を預かる。

 「いつもと違って、緊張するわ」
「当然さ、素っ裸だしね」2人は公園を目指して歩き出し東屋を目指す。
玲子が歩くと乳房が揺れ、股間の絨毛も揺れている。
「玲子さん、立っちゃった!」北山の股間が膨らんでおり「セックスはしない約束よ。
我慢して、お口でしてあげるから。それまでこうするの」玲子は北山のチャックを下
げて肉竿を露わにした。

 「このまま行くのよ」
「わかりました。俺もヌードですね。それから、お口を期待してますからね」
「わかってるわよ」2人はまた歩き出した。