「OL哀歌~加奈子編」

                               赤星直也:作

第23話 カタログ撮影


 「顔は絶対に出させない。その代わり、オッパイとヘアは写るかも知れない」その
言葉に、静まり返った。
「オッパイとヘアだけならいいけど、顔だけは、絶対に撮さないと約束できますか?」
「ああ、約束する!」この言葉に社長は(この計画はうまくいきそうだ)笑顔になっ
た。

 「私も、オッパイとヘアだけならいいわ」
「顔を写さないなら、オッパイだけいい」皆が承知した。
女性社員の同意を得た3人は早速、準備に掛かった。
「売れそうな下着を集めて、大至急よ」
「わかってるよ」企画課だけでは人手が足りず、木村も応援に駆けつけた。

 一方、彩子と加奈子は女性社員の乳房のサイズとスタイルを調べ、そのデーターを
元に、雪江が社員に似合う下着を選んでいく。
「秘書課ね、だったらこれが似合うわ」それはスケスケで乳房と股間が丸見えのエッ
チな下着だった。

 その後も雪江は選んで「これはエッチだから、オッパイの大きなこの子が似合うわ」
「この子はおとなしそうだから、しとやかな方が似合うわ」社員のデータに下着の番
号を付けていく。
その一方で、彩子と加奈子に似合う下着も選び、自分に合う下着も選んでいた。

 「撮影機材は木村君にお願いできないかしら?」
「いいよ。用意しておくよ。で、誰が撮るんだ?」
「お願いできますか、木村さんに!」
「僕がですか。構いませんが、いいですか?」
「勿論です。ただし、モデルをいやらしい目では、絶対に見ないで下さい!」雪江が
釘をさし「お礼は、私がしてあげますから」彩子は木村の股間を手で撫でていく。
「わかりました。その代わり、お礼をたっぷりして下さい。雪江さんと彩子さんも」

 撮影を承知した木村は、電話を掛けて機材の準備に掛かり、会議室を専用のスタジ
オとした。
会議室の窓を閉め切り、淡い背景のバックは社員の手作りで、照明なども社員が持ち
寄っている。
「準備はいいわね、早速始めるわ。最初は秘書課からよ」雪江は電話で、秘書課の社
員を即席のスタジオに来るように言いい、数分後に5人の社員が現れた。

 「早速だけど、着替えて欲しいの。あなたはこれを着て!」
「これですか?」驚きの顔をするが、透けて見える下着だったから、当然かも知れな
い。
「あなたはこれよ」彩子と加奈子は社員名簿を見ながら下着を配っていく。
「着替えはここでして。時間がもったいないから」雪江の言葉で、秘書課の女性が制
服を脱いでいく。
制服のワンピース、ブラウスと脱ぎ、スカートも脱いで、パンティとブラジャーだけ
の姿になった。

 秘書課の5人は、ブラジャーも脱いで乳房が露わになった。
「あら、大きいのね。羨ましいわ」「見ないで。恥ずかしいわよ」真っ赤な顔になっ
て、両手で乳房を隠す5人だ。
「そんなことで、モデルが勤まると思ってるの。ヘアとオッパイを見せるのは覚悟し
ないと」

 「言われなくたって、わかっているわよ」秘書課の5人は両手を退けて加奈子達の
前に乳房を晒した。
(恥ずかしいわ。あの人達の前でヌードになるなんて…)軽蔑していた加奈子達の前
で、ヌード姿を晒すのは屈辱だった。

 ブラジャーを脱ぎ終えると、パンティも脱いで、股間の絨毛も露になっていく。
秘書課の5人は顔だけでなく、体全体が真っ赤に染まっていた。
「あら、ヘアが多いのね」「あなたは少ないのね」彩子と雪江は、今までの恨みを込
めるかのように、全裸で立っている秘書課の股間を食い入るよう見ていく。

 「そんなに、見ないで下さい。恥ずかしいのよ!」
「そうでしょう。ヌードになるって、大変だってことがわかったでしょう?」
「ヌードを人前で晒すって、こんない恥ずかしいとは思わなかった…」うわずった声
で答えている。
「わかったら、急いで着て。直ぐに始めるから!」

 5人は渡されたブラジャーやパンティを着けていく。
「凄く、エッチだわ」
「私のもいやらしいわ。これを見たら、彼氏何回も求めてくるかもね」ブラジャーか
ら乳房が飛び出したのとか、スケスケだったりとエッチな下着だ。
パンティも最小の布だけしかなく、紐が腰に食い込み、尻にも紐が食い込んでいる。
さらに、その布もスケスケで、股間の絨毛をハッキリと晒していた。

 「着替えたらここよ!」加奈子が声を掛けると、下着姿の5人は加奈子のところに
歩いて来たが「キャー!」突然、悲鳴をあげた。
「男がいるわ。見ないでよー!」両手で胸と股間を隠している。
「カメラマンよ。そんなに恥ずかしがらないで!」
「でも、見られてしまうわ」震える声で言うと「仕方ないわね。木村君もヌードにな
ってよ。丸出しのヌードよ」加奈子が言う。

 「わかったよ」木村は秘書課の女性の前で、脱ぎだし、上半身が裸になると、ズボ
ンを下げていく。
(おチンチンが見えるわ…)トランクスを下げ、全裸になった木村の股間には、大き
く勃起した肉竿がある。
(あれで、膣を突かれたら気持ちいいのかな?)
(凄いわ、あんなに太いなんて!)黒光りする木村の肉竿に興奮している秘書課で、
目は明らかに肉竿に焦点が合っている。

 「これなら、いいでしょう?」
「そうね、お互いにヌードだからね」秘書課の女性はカメラの前に立った。
「はい、腰に手を当てて!」木村の言う通りのポーズを作っていく。
(こんなに、ヘアが濃いのか。それに、デカパイだ…)木村の股間がさらに固くなり、
立っていく。
(あら、私のヌードであんなに膨らんでいるわ)わざと、乳房や股間を突き出すポー
ズを作った。

 (いやらしい、あんなことして!)加奈子はそんな目つきだが、秘書課の女性はそ
うではない。
(私が、もっと固くしてやる!)木村の肉竿を、いかに固く勃起させるかの競争に代
わっていた。
木村は今にも射精しそうだが、堪えている。
(だめだ。このままだとでちゃう…)気をそらしながら堪え「はい、そのまま!」カ
メラに集中している。