「OL哀歌~美由紀編」

                     赤星直也:作
第6話 ストリップ出演 

 絵里は「よかった。これで安心したわ。ショーがだめになったら私の立場が無くな
る所だったのよ。ありがとう!」絵里は契約書にサインしていく。
「あなたもサインするのよ!」美由紀はそれを読んでいく。

 そこには、ショーの出演した代償に200万円と返済免除が記入され、追記として
成功したら100万ボーナス支払う事が書かれている。それに、今回限りの1回だけ
であることも。

 美由紀は早速サインしたが、絵里は「ストリップの見学をしてみない?」誘う。
「どこで見れるのですか?」
「ふ、ふふ。秘密の場所があるのよ

 絵里と美由紀は連れ添って本間金融から出ると途中でタクシーを呼び止め、銀座ま
で行くように運転手に言う。
「銀座?」美由紀には、銀座はビルがたくさん建っていて、歓楽街もあるがストリッ
プが見れるとは思ってない。

 タクシーは銀座のとあるビルで停車し「美由紀さん、行くわよ!」絵里に連れられ
て美由紀も降りると、そのビルは普通のオフィスビルだが、ビルの中に入ると、人が
異常に少ないに気づいた。

 「このビルは不景気で、テナントが逃げてしまったのよ。だから空きビルと同じな
の」歩きながら絵里は説明をしてエレベーターのボタンを押し「いい、ここは秘密の
会場なの。他言無用よ!」エレベーターが開いて乗り込むと絵里はボタンを押した。

 ドアが閉り、エレベーターが動き出すと、ランプが点滅して5階でエレベーターは
停まった。
エレベーターを降りると、見張り役の男性がたむろしている。

 その男達の前を通り抜けて、暫く歩くとドアがあり、絵里はノックをして入り、美
由紀も続いて入ると、部屋の中は薄暗く、テーブルが並んでいて飲み物が置かれてい
た。
中央にステージが設けられて、女性が踊っている。
女性は踊りながら衣服を脱ぎ、絵里と美由紀はイスに並んで座ると見つめた。

 女性はいつしか下着だけになり、パンティ、ブラジャーと脱いでいくと「どう。踊
りができる?」絵里は話し掛け「やってみます!」美由紀は小さな声で答えた。

 ステージの女性は全裸になると、乳房を揺らせながら腰を降ろし、Mの字に開脚し
て女性の性器をお客に見せていく。
「えっ、あれもするの?」
「そうよ!」絵里の言葉に(性器を見せるなんて恥ずかしい…)美由紀は不安になっ
た。

 「大丈夫、あなたならできるわよ」絵里は美由紀の袖の脇から手を入れて、ブラジ
ャーの上から乳房を掴んだ。
「見られてます!」
「大丈夫よ!」絵里は手をブラジャーの中に入れ、美由紀の乳房を掴んだ。
そして、乳首を摘むが、美由紀は乳首が堅くなっていくのがわかる。

 ステージデは女性が開脚して真っ黒な絨毛を剃り始めた。
「あなたもするのよ」美由紀は絵里に乳首を摘まれて興奮している。
(わたしも、恥ずかしいことをするんだ…)乳房を揉まれる美由紀の目は、徐々にで
はあるが虚ろになっていく。

 そしてステージの絨毛を剃った女性のオナニーは、目に入らなくなっていた。
美由紀が意識が無くなり始めると「美由紀さん!」絵里が美由紀の肩を揺すり「あっ
!」我に返った美由紀は股間がグッショリ濡れているの気づいた。
「帰るわよ!」「はい!」美由紀は慌てて立ち上がり、絵里に続いビルから出ていく。

 ビルから出た二人は再びタクシーを呼び止めて乗り込んだ。
「美由紀さん、これで勉強しなさいよ」絵里はバックから取りだしたビデオテープを
美由紀に渡す。

 「それに、これは衣装代よ。過激なのを買いなさい」と5万円を渡した。
「いただいて、いいんですか?」
「あなたは特別よ」絵里は美由紀の素直さが気に入っていた。

 美由紀はビデオを見ながら、肌の見せ方、下着の脱ぎ方など何回も練習し、土曜日
の約束の日がきた。
美由紀は絵里からもらった衣装代で、買ったシースルのパンティとブラジャーを身に
着けて指定された場所に向かう。

約束よりも、ちょっと早めの時間だったが絵里が待っていた。
「あら、早いのね」「約束ですから!」二人は電車に乗って千葉の方に向かっていく。
「ここに、私の別荘があるのよ」二人は駅からタクシーで10分程走り、海岸際に立
っている別荘の入口に着いた。

 美由紀と絵里はタクシーを降りて、別荘の中へ歩いて行くが、かなり大きな別荘で、
ホテルと言った方が正確かも知れない。
それは、絵里が倒産したホテルを競売で安く手に入れ、別荘にしからだ。

 玄関をくぐって、中に入ると大勢の招待客がおり、絵里は一人一人に挨拶をしてい
く。
絵里に招待されたお客は、皆が経済的に裕福な人ばかりで、その招待客の中に相原由
佳がいるが、美由紀は気づかない。
「あら、美由紀さんがどうして、ここに?」遠くから美由紀を見ている。

 「そろそろ時間ですが…」
「じゃあ、お客様をお部屋に案内して!」絵里は支配人らしき人物に指図し「美由紀
さん行くわよ」絵里に連れられて美由紀は控え室に入り、自分で持ってきた過激なド
レスに着替えていく。

 その脇では「私、いやよ」「だって返すお金がないんだ。我慢してくれ!」泣きな
がら夫婦らしい連れが言い合う。
男性は女性の両手を後ろ手に縛るが「やっぱり、できない!」「だめだよ。もう戻れ
ないよ!」男性は縛った女性を連れて、お客の待つ部屋に入って行く。

 そして、皆が注目する中、女性の衣服を脱がしだすと「やめて。あなた!」しかし、
夫らしい男性は脱がすのをやめず、着ている衣服が肩から後ろの腕に下げられ、胸は
スケスケのブラジャーだけだ。

 夫らしい男性はそのブラジャーのホックを外して乳房を招待客に見せる。
乳房は小振りだが「あなた、やめて。もういやよ!」女性は叫びながら体を隠そうと
するが、夫らしき男性は嫌がる女性のスカート、パンティと脱がした。
「やめてー!」真っ黒な絨毛に覆われた股間が露になっている。

 「やめて、あなたー!」恥ずかしい部分を招待客に見られた女性は泣き叫んでいる。
それでも男性は自分から衣服を脱ぎ、全裸になると女性を用意されていたマットに仰
向け寝かせ、勃起した肉竿を女性の淫裂に挿入していく。

 「いやよ。人前よ。正気になって。あなた!」肉竿は淫裂に入り込んみ、ピストン
が始まった。
「あなた。もう、やめて!」女性は最後まで拒んだが、両手を後ろに縛られて抵抗が
できない。

 会場の招待客は興奮して「すごいね、迫力満点だ!」女性は泣きながらも、淫裂か
ら淫汁を流している。
やがて、男性頂点に達して、動きを停めて痙攣を始めると「あなた、いやー!」淫裂
からは白い液体が流れ出ている。

 射精を終えた夫は、泣きじゃくる妻を抱きかかえてステージから控え室に戻り「ご
めんよ。これで借金が減るんだ。我慢してくれ!」泣きながら女性のロープを解いて
いく。
美由紀は黙って見ていたが(私と同じなんだ…)哀れみを感じている。

 そんな美由紀も「今度は、美由紀の番よ!」絵里に言われて顔が強ばった。
美由紀は音楽に合わせ、ステージの中央に向かうが、淡いピンクのドレスは両脇がチ
ャイナドレスと同じで、腰の部分まで割れて太股が飛び出ており、胸もかなりのVカ
ットで、ギリギリまで露出している。

 「やっぱり、美由紀さんだわ。間違いない!」音楽に合わせて踊る美由紀を、由佳
が見ていた。
何も知らない美由紀はドレスを脱ぎ捨てると「おー!」会場からは喚声が上がり、淡
いブルーのブラジャーとパンティはスケスケで何の役目をせず、乳房が透け、股間の
真っ黒な絨毛も見えている。

 美由紀は震える足で必死に踊るが(恥ずかしいけど、お金のためだし…)自分に言
い聞かせて背中のホックを外した。
踊りながらブラジャーを外すと、飛び出た乳房が揺れて円を描いている。

 招待客は喜んで拍手をし「いいスタイルだな。抱きたくなってくるよ」「ほんとに
やりたくなってきたよ。もっと若かったらな」招待客の話など耳に入らない美由紀は、
ブラジャーをドレスの上に投げ捨て、乳房を揺らせながら踊っていくと音楽がかわ
った。

 (次はパンティね…)美由紀は腰をくねらせ、パンティを降ろしていくと観客は黒
い絨毛に釘付けとなったいる。
何の役目をしないパンティを脱ぐと、美由紀はステージに横になり右足を高く差し出
し「おー!」真っ黒な絨毛の中にパックリと割れたピンクの淫裂が覗く。

 それを惜しげもなく見せるが(恥ずかしい…。こんなのはもういやよ…)両足を開
いて淫裂を見せ続けると、また音楽が変わり(今度はヘアを剃るんだ!)美由紀は緊
張している。