| 「OL哀歌~美由紀編」
赤星直也:作
第4話 契約書
美由紀と野村は、抱き合ってラブホテルで朝を迎えた。
明るい日差しが窓からさし、美由紀が目を覚ましてベッドから降りようとすると「だ
め、逃げさないよ」野村が美由紀を押さえて、覆いかぶさっていく。
「お願い、これで終わりにしてね。膣が痛いの、やり過ぎたのよ」肉竿を掴んで膣
に導きながら言う。
「わかった。これが最後だ!」野村は昨夜に増して、ピストンを激しく行い「あ、あ、
あー!」 美由紀は膣の痛さを我慢して野村に身を任せた。
乳房を揉まれながら痛さを堪え、野村も興奮して絶頂を迎えようとすると「だめ。
中は、もういや!」肉竿が爆発するのがわかる。
急いで体を引くと「じゃ、口でしてくれよ。フェラは知ってるだろう?」
「知らないわ。あんな、不潔なことなんか!」
「不潔と言うからには、知ってるよな?」
「週刊誌で見ただけよ。した事なんかないわ…」
「だったら、やり方は知ってるよね?」
「……」黙ったまま、美由紀は体を下げていく。
「お尻をこっちに向けてするんだ!」
「恥ずかしく、てできないわ」
「できるって。とりあえず、お尻を向けるんだ!」仰向けになっている野村が叫ぶと、
美由紀は方向を変え、お尻を野村に向けてシックスナインになり、野村の正面には黒
い恥毛の中にピンクの淫裂がある。
美由紀は雑誌で見たように、野村に跨り勃起した肉竿を手で掴み口に含んだ。
(苦いわ。なんで、これが気持ちいいのよ!)雑誌では気持ちよさそうに書いてあっ
た。
「口を、上下させるんだ!」野村は指示しながら、美由紀の肛門に指を差し込む。
「いやよ。お尻はいや!」美由紀はフェラをやめて叫ぶと「それじゃ、オ○ンコに
入れていいのか?」
「痛いから、いや!」
「それだったら、お尻も我慢しろ!」指が奧まで入り込み「あ、あうー!」悲鳴をあ
げて体をくねらせるが「口でやらないと、指が二本になるぞ!」
野村に急かされ、美由紀は再び口に肉竿を入れると、頭を上下させていく。
「良いぞ。もっと奧まで入れるんだ!」肉竿の根本まで口に入れると「うー!」野村
は呻き声をあげ、指の根本まで肛門に挿入した。
(痛いわ。これって、アナルセックスなの?)野村は口の動きに合わせて指の出し入
れを始める。
「う、うー!」美由紀は声が出せず、呻くだけだが、野村は頂点に達して、器用に
も両足で美由紀の頭を押さえ込んだ。
(何をするきなの?)美由紀は動けず、野村は腰を突き出した。
(いや。咽の奧に当たる!)肉竿は白い液体を口の中に噴射していく。
(射精したんだ!)口の中に生臭い液体が溢れ、逃れようとするが頭を抑えられて、
どうすることもできない。
全て出し切ってから野村は両足を退け、急いで頭を上げると口から涎のように白い液
体が垂れている。
「美由紀、飲み込むんだ。吐くなよ!」野村は肛門に指を入れたまま指示する。
生臭さを堪えて美由紀は「ゴクン!」と全て飲み込むと「偉いぞ、美由紀!」野村は
肛門に入れた指を引き抜いた。
その後、二人は暫く全裸のまま抱き合い、9時近くにホテルから出た。
途中、二人は喫茶店に入るが、土曜日の早朝ということで、あまりお客はいない。
「ねえ、美由紀。お願いがあるんだけどな」
「どんなことなの?」
「名前を貸して欲しいんだ。取引先に紹介されて断れないんだ。僕も入ってるけど、
美由紀も入ってくれない?」
「それって、何なのよ」
「金貨だよ。500万分だけで良いよ」
「500万…。私にそんなお金ないわ!」美由紀は慎ましい生活を送って貯金をして
いるが、やっと200万が溜まったくらいだ。
「大丈夫だよ。絶対に損はない。名前だけで良いんだ。それに金貨だよ、値下がり
なんかしないよ」美由紀は野村のことを信用して承知した。
「ほら、ここに名前と住所を書いて!」言われるままに、野村が差し出した契約書ら
しい紙に名前と住所を記入した。
「印鑑は持ってるかい?」
「あるわけないわよ。アパートよ」
「じゃ、僕が行ってもいいかな?」
「いいわよ」美由紀は野村と束の間の新婚生活を楽しんでいる。
コーヒーを飲み終えた二人は、喫茶店から美由紀の住むアパートに向かう。
美由紀は野村に肩を抱かれて歩き、それを拒まず、むしろ自分から寄り添っている。
二人は電車を乗り継ぎ、1時間ほどで美由紀のアパートに着いた。
「奇麗だね。僕の部屋とは大違いだ!」
「当たり前よ。女性と男性は違うのよ」印鑑を引き出しから取りだし、野村に渡すと
お茶の準備をしながら言う。
野村はそんな美由紀の背後から抱きつき、乳房を掴む。
「だめよ。もうだめよ!」
「じゃ、ヌードを見せて!」
「いやよ。こんな昼間からヌードはないわよ!」野村は拒む美由紀のブラウスのボタ
ンを外していく。
「ダメよ。見られるから!」拒む美由紀を後目に、野村はブラウス、ブラジャーと
脱がして上半身裸にすると美由紀をベッドに倒す。
「いやよ。痛いのよ!」住人に聞こえないように言うが、野村はスカートも剥ぎ取っ
た。
「だめ。本当に痛いんだってば!」それでも野村は最後の一枚も剥ぎ取って全裸にし
た。
(痛いけど、させてあげるしかないわね…)覚悟を決め、抵抗をやめると野村のシ
ャツのボタンを外していく。
全裸になった二人は再び抱き合い、野村がアパートから出たのは、午後の3時を回っ
ている。
|