「罠の闇金融」

                     赤星直也:作
第10話 教育 

 挨拶を済ませ、部屋に戻ると脱いだはずの服が消えていた。
「まさか、裸でいろとでも?」2人は顔を見合わせた。
「そうよ、その通りよ、新入りは素っ裸でいるの。勿論、炊事と掃除も」
「それに、風呂もね」2人の先輩達がまた現れた。

 「そんな全部を2人でやるなんて…」困った顔になった。
「手伝って欲しいなら、それなりの事をしないとね。それなら手伝うわよ」
「どうすればいいんですか?」
「いい思いをさせて欲しいの」
「いい思いですか?」

 「そう、こうするのよ」先輩はスカートを引き下げ、絨毛に覆われた淫裂が露わにな
っている。
「私もいい思いしたいのよ」もう1人の先輩もシャツを捲り上げた。ブラジャーは着け
ていなかったから乳房が揺れている。

 「意味、わかるでしょう。私達のをやるの。勿論、アソコもよ」先輩達は更に脱いで
いく。
「レズをしろと?」
「レズじゃないわ、気持ちいい思いをしたいだけよ。その気はないから…」全裸になる
と2人は両手を後ろ手にして組んだ。

 「わかりました。やらせて頂きます!」美沙と康子は立った先輩の乳房を揉んでいく。
「そうよ、そうするの。でも、そこだけじゃダメよ!」
「わかりました…」2人は抱きかかえ、仰向けに寝かせると、胸に顔を埋めて乳首を吸
い、指でが淫裂を捜していく。

 「そこよ。入れて!」指が淫裂を捜しだすと入っていく。
(もう、濡れている…。始まったばかりなのに…)指を動かせ乳首も吸う。
すると「あ、あ、あ~!」声を上げだし(イヤだわ。こんな事をしなければいけないな
んて…)渋々先輩を愛撫していた。

 それが終わると、教わった通りに家事を始めると「手伝うわ」約束通りに2人の先輩
が手伝いだす。
「ありがとうございます」礼を言って一緒に家事をし、終わると夕方になっていた。

 「あら、時間だわ。お風呂に入らないと。アソコは丁寧に洗うのよ」
「わかりました」先輩達と一緒に風呂に入ると、中は大きな風呂だ。
「新入り、来なさい!」名主が呼んだ。
「何か?」
「体を洗うのよ、あなたの体で!」

 「わかりました」2人は自分の全身に石鹸を塗り「お洗いします」康子と美沙は先輩
をサンドイッチにして体を擦りつけていく。
「いいわね。私もやってよ!」
「私もよ」目を輝かせて眺めている。

 「オ○ンコは手でやるのよ」
「はい」(よく言えるわ。オ○ンコだなんて。恥ずかしくないの?)黙って股間を洗っ
ていく。
「もういいわ、次が待っているし…」
「今度は私の番ね。やって!」康子と美沙は先輩の体に擦りつけた。

 風呂から出ると5時を回っている。
「急いで、準備よ!」先輩達はコルセットを付け、黒いストッキングを履いて、首にも
金属のリングを取り付けていく。
「あなたは新人だから門番よ、準備して!」

 「門番って?」
「昨日見たでしょう。オッパイを縛って鎖で繋がれるのよ」
「あれをですか…」
「そう、準備して。そこにあるでしょう?」確かに顎で指した先に皮の紐があった。

 「やらないと、いけないし」
「そうね、やりましょう」2人は自分で乳房を紐で縛った。
「ダメよ、もっと強く、それだと解けるから」先輩が縛り直すと乳房の形が変形してい
く。
(い、痛い、オッパイが痛い!)顔を歪めた。
「あなたもよ!」よけいなお世話だ。

 乳房を縛られると、両手首が鎖で壁に繋がれ、足首も繋がれて自由が効かない。
「トイレはどうするの?」
「ペットボトルにするのよ。お客が手伝うから出そうになったらいうのよ。大きな声で
ね」
「そんな、人前でオシッコだなんて!」顔が強ばった。

 そして、時間と共に会員のお客が入ってきた。
「お、新人か。いいオ○ンコだな」自由が効かない2人の淫裂を撫でていく。
「イヤ、そこはイヤ!」腰を動かすことしか出来ない。

 「交代だよ。僕にもさせてくれよ」相手が変わった。
「ホントだ、いいオ○ンコだな」客達は2人の淫裂を触ってから奥に入っていく。
先輩達は手首を鎖で繋がれたまま、客の相手をしている。
勿論、露わになった乳房と淫裂を触られている。

 時間が立つと、会場も和んできた。
「来い!」先輩の1人が天井からぶら下がった棒に腕を縛られ、コルセットも外された。
「やめて。痛いからイヤ!」叫ぶがムチのようなもので打たれ「キャー!」体を反らせ
悲鳴を上げたが、それでも打たれていく。

 「ピシャ、ピシャ!」幾度も打たれて、打たれる度に体を反らせ乳房が揺れている。
やがて、打たれていく内に恍惚とした顔になってきた。
「何だ、もうやりたいのか。まだダメだ!」
「やらせて、早くやらせて…」グッタリしている。

 「仕方ないな。やりたかったら言え!」
「オ○ンコして下さい。私とオ○ンコして下さい…」
「俺がやってやるぞ!」客が名乗り上げてズボンを脱ぎだした。
「行くぞ」「あん、あん、あん!」肉竿が入ると喘ぎ声を上げた。

 一方、鎖で繋がれたままの2人だが、自然と尿意に襲われた。
(オシッコが出そう。でも、我慢しないと…)康子は放尿を見られたくなかった。
だが、我慢も限界になって「オシッコ…」と言うが小さな声なので客には聞こえない。
「オシッコ、オシッコです!」大きな声がやっと出た。

 「オシッコだって?」客が振り向き2人の前に並ぶ。
「お、オシッコさせて下さい」康子は恥ずかしくて顔を上げられない。
「俺がやってやるよ。タップリ出すんだぞ」3リットルのペットボトルを持ち淫裂を広
げる。

 「ここだろう?」尿の吹き出し口に先端が押し当てられた。
「そうです、そこです」
「出してもいいぞ」
(ここで漏らす訳には行かないし…)力を股間に入れ「バリバリバリ!」大きな音と共
に勢いよく淫裂から噴き出す。
(見られている、オシッコが見られている…)太股がブルブル震えている。

 やがて、勢いが止まり、放出も止まった。
「終わったのか?」
「はい、終わりました」ボトルに栓がされティッシュで淫裂が拭かれていく。

 「私もオシッコです!」美沙も我慢出来なかった。
「俺がやってやるよ」美沙の淫裂も広げられ、排出口にボトルが押し当てられた。
「ウー!」力むと同時に噴射していく。美沙も恥ずかしくて顔を上げられない。
「終わりました」
「そうか、終わったか!」ティッシュで淫裂が拭かれ、排出が終わると客は戻っていく。

 その日は初日ということで、それだけで済んだが、翌日から2人へのマゾ教育が始ま
った。
「イヤ、やめて下さい」「やめて、お願いです」2人は向き合うように両腕を棒に縛ら
れ「ピシャー、ピシャー!」2人をムチが襲って「ギャー!」悲鳴を上げ、乳房を揺ら
せていく。

 それでも、容赦なく打たれて「ギャー!」悲鳴を上げ続けている。
背中、お尻と打たれて意識が遠退くと「可愛そうにね。手伝って」待ってましたとばか
り、2人に目を付けた先輩が部屋に運んでいく。

 「布団も敷いて」布団が敷かれ寝かされた。
「後はいいわ。私がやるから」グッタリしている2人の前で服を脱いで全裸になった。
「可愛いわよ、この子は」
「こっちもよ、オッパイがいいわ」グッタリしている2人の乳房を揉みながら吸い、淫
裂に指を入れ動かしていく。

 「う、うー!」無意識の2人が反応して声を上げた。
「あら、声を出して。気持ちいいのかしら?」康子と美沙は無意識のうちに2人に辱め
られた。

 やがて、意識が戻ると「ほら、掃除をしないとダメよ!」
「済みません、すぐやります!」布団から起きあがると「うっ!」淫裂を押さえた。
(膣が痛い。もしかして、寝ている時に…)不安がよぎる。

 「どうかしたの?」
「いえ、何でも…」我慢して掃除をしていく。
(誰よ、誰が膣を触ったのよ!)思い当たるのは2人しかいないが(まさか、聞く訳に
は行かないし…)胸に秘めて掃除をしていく。

 そんな事が2週間続いた。
「ギャー!」「ヒー!」今日もいつものように両腕を棒に縛られて打たれていく。
胸、腹、尻と打たれ顔も潤んでいる。
「いい顔になってきたな。もう少しでオ○ンコしたくなるぞ。今日はここまでだ。それ
に、客の相手もしろ」縛った腕が解かれフラフラしながら立っている。

 そして、夕方、2人はコルセットとストッキングを身につけ両手首を鎖で繋いでいく。
「わかっているでしょうが、最後にフェラするのよ」
「オチンチンをなめるんですね?」
「そう、わかっているじゃないのよ」
(オチンチンをなめるなんて!)先輩から言われれば従うしかないのがこの道だ。

 「行くわよ!」店に入って客を待っていると客が入ってきた。
康子と美沙も先輩がしていたように客の間を回っていく。
「新人か、いいオッパイだね。オ○ンコも良さそうじゃないか!」乳房と淫裂を触られ
それを拒もうとはせずに、客のされるがままにしている。

 そして、帰ろうとする客のチャックを引き下げ、肉竿を口で処理していく。
(イヤ。出すなんて…)咽の奥に放出されたが、吐き出す訳には行かず「ゴクン!」一
気に飲み込む。
「味はどうだ?」
「おいしいです。また飲ませて下さい」

 「わかった、また来るから。今度はオ○ンコさせて欲しいな」
「それはまだ早いです。もっと親しくなってからでないと…」肉竿を仕舞い込みながら
言う。
「そうだな、馴染みになるから、いずれはな!」そう言って帰っていく。
(セックスはしたくない。でもいずれ…)不安になっていた。

 2人が客の相手をするようになってから3日目になった。
「新人、あの2人の相手をして!」先輩が顎で指示した。
「わかりました」言われた通り客の元へと向かい「いらっしゃいませ」康子と美沙は客
の顔を見るなり声を上げそうになった。

 2人は並はずれの顔で、目と目の間が以上に離れ、口も横長だ。
(先輩達、イヤだから押しつけたんだ!)不満を抱きながら、隣に座り股間を撫でてい
くと、客も喜んで乳房と淫裂を触り話し始める。

 「怖くはないのか?」
「正直言って怖かった。でも、優しい人だから安心した…」
「どうして、優しいとわかった?」

 「だって、オッパイの触り方が皆と違っているの。普通は自分だけ満足する為、乱暴
に扱うけど、あなたは違っていた…」
「あなたもそうよ、触り方が優しいし…」康子と美沙はお世辞で言った訳ではない。

 客は顔を見合わせて立ち上がった。
「待って。帰らないで、いい事してあげるから!」急いでチャックを引き下げ、肉竿を
口に含むと「あ、あ、あ!」客は気持ちよさそうな顔をしている。

 (どうしよう。出されるのはイヤだけど…)2人は口を動かし続けると(出したわ、
口の中に…)ゴクンと一気に飲み込んでから肉竿を仕舞い込んでいく。
「凄くよかった。初めてだよ。こんないい気持ち…」
「俺も最高によかった。また来ていいかい?」
「はい、いつでもお待ちしています」帰る2人を出口まで見送っている。

 そこに「来なくていいわよ!」先輩が塩をまいた。
「やめて、お客さんが可愛そうよ。そんな事やめて!」
「新入りのくせに、先輩に逆らう気なの?」
「逆らう気はありません。お客に、そんな事はしないで下さい」

 「あんな客が来られたら困るのよ。皆、怖がって来なくなるのよ!」
「でも、優しい人です。普通の人より優しい人です!」先輩が持った塩を2人がかりで
取り上げた。

 「やったわね、新入りの癖に!」美沙と康子は先輩に蹴られていく。
「やめて、ヒー!」悲鳴を上げてる康子と美沙だ。
その間にも、やり取りを聞いていた客が無言で立ち上がり、店から出て行った。

 そして、客が帰った後、美沙と康子は先輩達に棒に縛られムチで打たれていく。
「謝りなさい!」
「謝らないわ。悪いのは先輩ですから!」
「言ったわね、もう許さない!」ムチの乱打だ。
「ギャー!」悲鳴が止まらず、支配人の草野が割って入った。

 「もういいだろう。死んだら困るんだから…」
「支配人が言うなら許してあげる。でも、明日からは絶交だからね!」まだ怒りが収ま
っていない様子だ。
康子と美沙はフラフラしながら部屋に戻った。

 翌日、痛みが取れないまま起きて家事をしていく。
先輩達は、昨日の言った通りに口を聞いてくれない。
(困ったわ、悪いのは先輩だから謝りたくないし…)美沙と康子も黙って家事をしてい
た。

 そこに、草野が現れた。それに、人相の悪い男がいる。
「いいね、素っ裸で。オ○ンコが見えるよ」ニヤニヤしている。
「見てる場合じゃない、仕事だ。来い!」2人は昨日、塩を蒔こうとしていたホステス
を強引に部屋から連れだした。

 「イヤ。ソープだなんてイヤ!」
「イヤでもやるんだよ。借金を払うなら考えるがな…」
「必ず払います。ですから、ソープはイヤ!」
「売春して稼いだ方がいいんだよ。それがお前にはお似合いだからな」嫌がるが車に乗
せられた。

 「売り飛ばされたんだ!」ホステス達の皆が怯えている。
「いいか、不真面目な奴はソープで売春をするようになる。わかったな!」皆、頷いて
いる。
「そうだ。それでいい!」草野は康子と美沙を見つめていた。