「罠の闇金融」

                     赤星直也:作
第5話 美紀の裏切り

 康子が仕事を終え、帰ろうとすると営業の美沙が男に取り囲まれて歩いているのを目
撃した。
「美沙さんだわ、どうしたのかしら?」気になり気づかれないように後を歩いていく。

 「必ず、お返ししますから許して!」
「そうは行かないよ、何回言ったんだ。それより、稼いで貰わないとな」
「イヤ、あそこはイヤです。許して下さい!」
「甘えるんじゃないよ。金を返してから言うんだよ」腕を抱えながら歩いていく。

 (どうする気かしら?)なおも後を歩いていくと、美沙はネオンが輝くバーに連れ込
まれた。
「バーだわ。何をさせるのかしら?」気になり店内を覗き込むと「康子じゃないの。飲
みたいならおごるわよ!」背中から聞き慣れた声がする。

 「美紀さん、驚いたわ。こんな所で合うなんて!」
「私だって、たまには息抜きするのよ。飲みたいならおごるわよ」康子は美紀に甘えて
一緒に入ていく。
店内は開店間もないのであまり客は入ってなく、客も男性で女性は康子達だけだ。
2人はボトルを注文し、水で割って飲んでいる。

 程なく、仕事を終えたサラリーマン達で店が混んでくると、ホステス達も過激な服に
なっている。
上半身はボタンのないブレザーで、下には何も着ていない。
それに、超ミニで、スカートの中が見えそうだ。

 「イヤだわ、オッパイが見えそうよ」康子の目に、ホステスの乳房が見えた。
「男はこれで喜ぶのよ。それに、ホステスだってお金が欲しいしね」
「でも、お金が欲しいとは言え、肌を晒すなんて…」言葉が出ない。

 そこに「いらっしゃいませ!」2人の前にホステスが現れた。
「み、美沙さん!」康子が叫ぶと「ち、違います。美沙ではありません、人違いです!」
泣き出しそうな顔だ。
「そうかもね、人違いかも……」

 「康子、人違いに決まっているわよ。それより、やろうよ」美紀はホステスの上着を
広げた。
下着は着けていないから乳房が露わになり、恥ずかしさに乳首が尖っている。

 「可愛いわね。こんなオッパイもいいわよ」美紀は上着を肩から外して、乳房を晒す
と「こ、こんなオッパイですからご容赦下さい…」泣きそうな顔を背けた。
「立派よ。自慢していいわよ」そんなホステスの気持ちを無視して、乳房を掴んで揉ん
でいく。

 「康子、あなたもやるのよ!」
(イヤよ。美沙さんのオッパイを揉むなんて…)言われれば逆らえず、康子も乳房を掴
んで揉んでいく。
「許して下さい、恥ずかしいです!」泣き声になっているが、2人は乳房を揉んでいく。

 「ところで、あなたのオ○ンコを見せてくれない?」
「そんな…」顔が引き吊っている。
「どうなの、見せるの、見せないの?」美紀は乳首を摘んで引っ張った。
「お許し下さい、性器だけは…」

 「私はお客よ。男には見せているでしょう、女には見せられないとでも言うの?」
「そんな事はありません…」
「だったら、見せてよ。オ○ンコを!」
「わ、わかりました、ご覧下さい…」涙を流しながら、ミニの裾を捲り上げていくと黒
い絨毛が覗いた。

 「パンティを履いていない…」康子には信じられない事だ。
「あら、まだ綺麗じゃないの。このオ○ンコ!」動じる様子もなく淫裂を触っていくが
「う、う、う!」よほど悔しいのか嗚咽を上げている。

 そこに「美沙さん、2番テーブルもお願いします」支配人が指示した。
「やっぱり…」
「お願い、会社では黙っていて。後で話すから」上着を直し、乳房を隠してから別なテ
ーブルに移っていく。
「間違いない。美沙さんがここで働いているなんて…」

 「あら、康子の知り合いなんだ!」
「そうなの、同じ会社の人なの…」
「そうなんだ。だったら、もっと面白いのを見た方がいいわね。もうすぐだから」
「面白い事って?」
「見ればわかるわよ」美紀はそれだけしか言わない。

 2人はなおも水割りを飲み続けていくと「お待たせ致しました。これより、恒例のフ
ルヌードタイムです。ホステスさん、お願いします」支配人の声にホステス達が集まっ
て並んだ。

総勢10人はおり、ホステス達は笑顔を作ってブレザーを脱ぐと「おう!」客達は歓声
をあげ拍手していく。
「そんな、オッパイを丸出しだなんて!」驚く康子だ。

 だが、それよりも驚く事があり、ホステス達は一斉にスカートを脱ぎだしたのだ。
「そ、そんなー!」悲鳴に近い声が、ホステス達は全裸になって笑顔をしている。
股間の絨毛がひときわ目立っていた。
(美沙さん、泣いている…)作り笑いしているが涙で目が光っていた。

 全裸になったホステス達は客のいるテーブルへと向かい、客達は当然乳房と淫裂を触
わるが、そんな事をされても拒まず、されるがままだ。
美沙も酔った客に乳房と淫裂を触られていた。
「可愛そうに…。どうしてあんな事を…」康子は呟くように言うが(いずれは、あなた
も素っ裸になって、同じ事をやるのよ)美紀はそんな康子をじっと見つめていた。

 翌日、会社康子が出社すると美沙が声を掛けてきた。
「お願い、昨日の事は絶対に言わないで!」
「わかっています。でも、どうしてあんな事を?」その問いに「う、う、う!」泣きだ
してしまった。

 「ここでは何ですから…」美沙は空いている会議室に康子を連れ込んだ。
2人きりになると安心したのか訳を話し出した。
「私、騙されたのよ。サラ金から借りたけど、返済が済むと勝手に振り込むの。押し貸
しと言うんだって!」

 「勝手に振り込んだんだから、返さなくてもいいんじゃないの?」
「そうなんだけど、ヤクザ見たいな人が取り立てに来るの。堪えられなかった…」
「それで、別な所からまた借りるという、多重債務にはまったの。そこに、担保無しで
貸すと言うから乗ったの…」言葉が途切れた。

 思い詰めて「そこは、支払いが遅れると利息だと言ってヌードにされ、写真を撮られ
て…」また泣きだした。
「それであんな事を?」
「それだけじゃないの。その写真を買えと脅され、また借金をしてしまい、後はこの通
りに…」大粒の涙を流しながら言った。
康子は返す言葉もなく暫く沈黙が続いた。

 「お願い、約束よ!」
「わかった。誰にも言わないと誓うわ!」
「ありがとう」2人は会議室から職場に入って始業を待つとチャイムが鳴って、一斉に
仕事をしていくが、康子は美沙の言った事が気になっていた。

 「私もヌードを撮られた。でも、まさか美紀さんが…」考えたくないが不安もあり、
そのせいか、仕事でミスを連発していた。

 そんな事がある中、康子は最後の支払を済ませ「これで、もう自由になったわ!」安
心していた。
支払を終え、マンションに戻った康子は「ここから出た方がいいわよ。安いアパート知
っているの。でも共同だけど、そこならあなたもお金を貯められるわよ」美紀から言わ
れた。

 「そこを、教えて下さい!」
「わかった。申し込んであげる」
「ありがとうございます」礼を言うが、美紀はそんな女ではなく(これで、お払い箱に
出来た。後は高く売り飛ばすだけね)康子は商品でしかなかった。

 そんな事とは知らず、康子は日曜日に美紀が言ったアパートに越した。
そこには美沙が住んでおり「あら、美沙さん!」「い、伊藤さんもここに?」
「はい。お世話になります」
「そんな、あなたも多重債務者になっていただなんて!」顔を曇らせている。
「債務はないわ。全部返済したわよ」
「それならいいけど…」心配する美沙だ。

 康子が荷物を整理していると「あら、もう片づいたのね」美紀が訪ねてきた。
「荷物はそんなにありませんから…」
「そうね。それより康子さん、大事な忘れ物よ!」
「忘れ物ですか…。全部運びましたが?」
「あるのよ、これが!」バックから写真を取りだした。

 「こ、これをどうする気なの?」康子の顔から血の気が引いて震えている。
「売ろうと思うの。素人のヌードは高く売れるのよ。それに、喪失の写真も高く売れる
のよ」目を輝かせ、指で顎を触っていく。
「酷いわ、誰にも見せない約束よ。それでヌードになったのよ」泣き声でやっと言えた。

 「それは私の自由よ、猶予してあげたんだからよく考えて。利息だけでも大変よ」悪
びれる様子は全くない。
「どう、買うなら400万に負けていくわ」
「そんなお金ありません…」
「だったら、作ればいいのよ。そうだ、これから行けば間に合うわ。行きましょう」

 「行くって?」
「お金を作るのよ。体を張ってね」
「イヤです。肌を晒すんでしょう?」
「そうよ、それが一番早いの。イヤなら、写真を裏に流していいの?」美紀は康子の腕
を掴み連れ出したが、康子もそれに従うしかない。

 康子はビルの事務所に連れ込まれた。
「岡江さんがお出でなんて珍しいですね」事務所の中には人相の悪い男達がたむろしている。
「そうよ、珍しいのを買って欲しくてね」

 「珍しいものと言いますと?」
「この子よ。この子を買って欲しいの。400万は欲しいわ」
「中身を確かめないと何とも言えませんし…」
「そうよね、康子、服を脱いで裸になるのよ」

 「イヤ、裸なんてならないわ」首を振って言うと「イヤなら仕方ないわ。裸にしてあ
げて!」待ってましたとばかりに男達が康子を取り囲んみ、押さえつける。
「やめて、イヤー!」叫ぶが服が脱がされていく。

 「いい、乳してるじゃないか!」ブラジャーが脱がされ、乳房が揺れている。
「イヤ、イヤ。触らないで!」
「そうは行かないよ、それよりも下も脱がないとな」ズボンも引き下げられてピンクの
パンティ1枚にされた。

 その小さな布も掴まれ、引き下げらていく。
「いいね。このヘアの手入れが…」短い絨毛が淫裂を覆い、短くて隠しきれず肉襞が割
れ目から飛び出していた。

 男達は康子の乳房を揉み、柔らかさを確かめ、淫裂を指で広げて中を覗いていく。
「う、う、う!」両手を押さえられた康子は泣く事しかできない。
「これは上玉ですね。入札にした方がいいですよ」
「そうなんだ、だったら、そうして貰える?」

 「構いませんよ。これから寄り合いですから、今すぐに準備してください 」
「わかったわ、あなた縛ってあげて!」男が康子の両腕を後ろ手に縛り、腕も縛られて
抵抗も出来ない。
「これからあなたを入札するの。400万より高かったら返してあげる。だから、オ○
ンコされても我慢してね」

 「イヤ、セックスはイヤ!」首を振った。
「甘えないで。言う事を聞かないならこうよ!」平手で頬を打った。
「やめて、痛いのはイヤです!」もう涙がポタポタ落ちていく。
「私もこんな事はしたくないのよ」指が乳首を潰し「ヒー!」痛みに悲鳴を上げた。

 「あら、痛かったんだ、ごめんね。ついでだからこっちもしないと」別な乳首も潰さ
れた「ヒー!」また悲鳴を上げていく。
美紀は乳首だけでなく、クリトリスも潰して「ギャー!」体を震わせ、事務所の中に悲
鳴が響いた。

 さすがに敏感な部分をやられてはたまらなかった。
「岡江さん、それほどにしたら。もう始まりますから行きましょう」
「わかったわ」康子は全裸のまま事務所から連れ出され、寄り合いに出た。

 会議室には15人の男達がおり「いや、いや!」入るなり逃げようとした。
すかさず「ピシャー!」背中をムチで打たれ「痛い!」叫ぶと同時に赤い筋ができる。
「言ったでしょう。言う事を聞かないと痛い思いをするって!」ムチの先端が乳房を刺
して「ヒー!」また悲鳴を上げた。

 「痛い思いをしたくなかったら、素直になるの。わかったら、入るのよ」
(恥ずかしいけど、痛いのはイヤだし…)美紀の言う通りにしていく。
男達の前に立って全裸を晒すと男達は乳房を揉み、淫裂も触っていくが、両手を後ろ手
に縛られた康子はされるがままだ。
淫裂を広げられたり、肛門を指で突かれたりしていく。

 「オ○ンコの味はどうかな?」
「1人5万よ。勿論、中出しもOKよ」
「そうか、5万なら確かめたいな…」
「それなら、ここで確かめて」康子をテーブルに仰向けに寝かせた。

 「イヤ。セックスはイヤ!」
「嫌うなよ。その、イヤイヤがいいんだけどな…」康子の足が広げられ淫裂に肉竿が押
し込まれていく。
「抜いて。セックスはイヤ!」

 「そうは行かないよ。オ○ンコの中に出してもいいんだから、出さないと…」肉竿は
もうピストンを始めている。
「気持ちいいや。凄い締め付けだぞ」乳房を揉みながら腰を振っていく。
康子は「う、う、う!」レイプ同然の仕打ちに泣くしか出来ない。

 やがて「限界だ、出すぞ!」子宮の中で噴射した。
「交代だ、俺もオ○ンコするよ」液体が流れる淫裂に、また肉竿が押し込まれる。
このように男達は次々と康子の淫裂に体液を放出した。