「罠の闇金融」

                     赤星直也:作
第2話 ヘアヌード

 そして、返済日が来たが、今回は給料日後だから少しは余裕があるが「これを払った
ら、2回目は無理だわ…」憂鬱な顔で美紀の所に向かった。
「あら、感心ね。約束を守って!」

 「今回は大丈夫ですが、次が心配で…」項垂れて言うと「そんな事でどうするのよ。
あなたさえその気になればまた猶予してあげるわよ」
「本当ですか?」笑顔になると「誰にも言わないでね。あなただけ特別なのよ。それよ
り、相手して。お小遣い上げるから」
「わかりました、美紀さん」康子も金が欲しいからその気になっている。

 康子が両手で美紀の顔を押さえ、唇を重ねると「そうよ、上手ね」美紀も康子の顔を
押さえて唇を重ねた。
「これから、いいよね?」
「はい、お付き合いします」
「だったら、行きましょう」2人は事務所から出てラブホテルに入った。

 だが「いらっしゃいませ…」フロントも、女性同士に戸惑いながらも接待している。
「行きましょう」鍵を受け取ると部屋に入り「脱いで、素っ裸よ」
「わかっています」2人は全裸になり、乳房と淫裂を触り合い「あ、あ、あ!」「行く、
行くー!」悶え声を上げていた。

 ラブホテルを出ると「はい、これがお小遣いよ。大事に使うのよ」2万を康子に渡し
た。
「ありがとうございます。これで助かります」それを受け取り、康子はアパートに戻っ
ていく。

 だが、1回6万、月3回の18万をOLが返すのは不可能に近かった。
それでも返済日が迫っている。
「どうしよう。また返済日が来てしまった…」重い足取りで美紀の元へと向かう。
「申し訳ありません、美紀さん!」合うなり、頭を下げた。

 「返せないとでも言うの?」
「はい。次は必ずお返ししますから、今回は許して下さい」
「そうは行かないわ。約束知っていたでしょう、利息が倍になるからね!」
「それだけは許して下さい。この通りです!」土下座していく。

 「そんな事したってダメよ。ただ、ヘアを撮らせてくれるなら別だけど…」康子の頬
を両手で掴み見つめた。
「ヘアヌードですか…」康子の震えが美紀の手にも伝わった。
「そう、ヘアヌードよ。あなたの全てを撮りたいのよ」

 「オッパイだけなら我慢しますが、ヘアを撮るのは…」言葉も上擦っている。
「だったら、返す予定あるの。あなたに貸す会社があるかしら。あなたは、もうブラッ
クリストに乗っているのよ」
(そうよ、その通りだわ。私に貸してくれるのはヤクザ金融だけだわ…)震えが更に増
していく。

 「脱ぎます。でも、ここではイヤです…」覚悟を決めた。
「そうよね、ヘアまで出すんだからね。わかった、今度の土曜日に撮ろうね」唇を重ね
てきた。
「約束ですよ、二人っきりで撮るって。それに、見せないって!」

 「勿論よ。康子は私だけの物よ。綺麗にとって上げるわよ。それからお小遣い欲しい
でしょう?」
「はい、お付き合いします」
「だったら、行こう。康子は可愛いから」2人はまたラブホテルで抱き合った。

 そして、土曜日の朝、康子は美紀に言われた場所に小さなバックを持って向かった。
「ここでいいのかしら?」時計を見ながらこれからの事に不安を抱いていく。
「待たせたわね」美紀の声がして、バックを抱えた美紀が現れた。
「行きましょう、時間が勿体ないから」2人は電車に乗っていく。

 「お弁当も用意して置いたわよ。だからバッチリ脱いでね」
「恥ずかしいです。そんな事言われると…」周りが気になって顔が赤らんだ。
「そうよね。ここでは言わない方がいいわね」話題を変えた。

 やがて、風景も変わって木立が目立っている。
「寂しい所ね。大丈夫なの?」
「大丈夫よ。露天風呂もあるんだって」話している内に電車が停まった。

 「ここよ。降りないと!」急いで電車から降りていくが、電車から降りたのは2人だ
けだ。
「行こう!」目的地に向かって歩いていく。
駅から歩くとフラワーパークがあった。

 2人は中に入ったが、季節外れのせいか、花は咲いていないし周りには誰もいない。
「ここで撮ろうね」
「そんな、昼間からだなんて…」
「急いで脱ぐのよ。ほら!」美紀に言われれば逆らえない。

 人目を憚りながら服を脱ぎだし、ブラジャー、パンティと脱いで全裸になっていく。
(恥ずかしい。フルヌードを撮られるなんて…)体を震わせながら、手で乳房と股間を
隠している。
「ダメ、手を退けるのよ、それに笑顔よ!」カメラを構えて言う。

 「早く撮って下さい!」目の下を赤く腫らしながら手を退けると「いいわよ。そのヘ
アが!」撮っていく。
(ヘアを撮られてしまった…)震えが更に増している。
(いいわね。その恥ずかしさがいいのよ。いずれ、もっと凄いのを撮るわよ)美紀はポ
ーズを取らせていく。

 「足を上げるのよ。そのベンチに!」
「性器は撮らないで下さい。ヘアは我慢しますから…」項垂れて言われた通りにしてい
く。
「顔を上げて。性器は消すわよ、安心していいわ」
(そうは行かないわ。オ○ンコも撮らないと、後で言う事を聞かないしね)絨毛の中か
ら覗く淫裂も撮っていく。

 美紀はその後もポーズを取らせ100枚程度撮った。
「もう着てもいいわよ。でも、下着はダメよ」
「わかりました」(もっとヌードを撮るつもりだわ。ヘアも撮るつもりかしら?)不安
な顔で直接着込んでいく。

 その後も、あちこちで裸にされ、ヘアヌードを撮られ、更に、露天風呂に入れられ、
それも撮られた。

 翌日、康子は何事もまかったようにアパートでくつろいでいると電話が鳴った。
「もしもし、伊藤ですが?」相手は美紀からだ。
「はい、暇ですが…。わかりました、お伺いします」電話が切れると急いで化粧してい
く。

 「すっぴんじゃ、恥ずかしいし…」女性のたしなみで、急いで化粧を済ませアパート
を出ていく。
電車に乗って言われた場所に美紀が待っていた。

 「悪いわね。買い物に付き合って欲しいの」
「構いません、どうせ暇ですから」2人は繁華街を歩いていく。
美紀は裏通りに入り、寂しい通りを歩いて「ここなの」足が止まった。

 「ここですか…」康子の言葉が止まった。
(ポルノショップよ、何故ここで?)驚く康子だ。
「行きましょう!」腕を掴み中に入っていく。
「いらっしゃいませ!」アルバイトらしい店員が対応に出た。

 「レズ用のバイブあるでしょう。腰に付けるのが?」
「はい、ございます。こちらです」ガラスケースから怪しげな物を取りだす。
「いいわね、これがオ○ンコに入るのね?」
「そうです、それを膣の中に入れます」店員のほうがオ○ンコと言われて慌てている。

 「いいわね、これ頂戴。それから、エッチな下着があるでしょう?」
「はいございます。どのような物をお望みで?」
「丸出しよ。オッパイとオ○ンコが丸見えのが欲しいの」
「これですか?」カタログを見せると「そうね、これが似合うかな。これ下さい」

 「サイズはいくらで?」
「康子、サイズを教えて!」
「はい、上から…」(まさか、私に着させる気では?)不安が更に増していく。

 「聞いたでしょう。その通りよ」
「わかりました、お包みします」店員は袋に詰めていく。
「いくらなの?」
「全部で3万円です」
「高いわね、2万5千円にしなさいよ!」

 「そんな事言われても…」
「いい物見せてあげるから、負けてよ」美紀は胸のボタンを外していく。
「康子もやるのよ。オッパイ見せるの!」
(そんな、人前でオッパイを見せるなんて!)顔が強ばった。

 「ほら、急いで」美紀はもうブラジャーが見えていた。
「わ、わかりました…」深呼吸をしてから胸のボタンを外した。
(見ないで、そんな目で見ないで!)恥ずかしくて顔を上げられず、下を向いたままブ
ラジャーを持ち上げていく。

 「そんな~。オッパイを出されても困ります…」
「触っていいわ。2人のオッパイを触れるのよ。だから負けてよ」
「わかりました。触りますよ」アルバイトは両手で美紀の乳房を掴み揉んでいく。
「あんた、初めてだね。オ○ンコもやった事無いでしょう?」
「はい、童貞です、オッパイも初めて触ります」味わうかのように揉んでいく。

 「こっちのオッパイはどうかな?」康子の乳房が掴まれ「うっ!」呻き声と共に目を
閉じた。
「いいですね、柔らかくて、これがオッパイなんですね」満足そうに揉み出した。
(イヤ、触らないで、もうやめて!)嫌がるが、指で乳首も擦られていく。

 やっと、店員が康子の乳房から手を退けた。
「オ○ンコも見せて貰えませんか?」康子の顔がさらに強ばった。
(イヤ、性器は見せ物じゃないわ!よ)乳房をブラジャーに仕舞いこんでいく。
「見せたらどうするの?」
「半分に負けます、1万5千円いいです」

 「そうなんだ。康子さん、オ○ンコを見たいそうよ。見せたらどう?」
「イヤです。オッパイならいいですが性器はイヤです!」泣き声で言う。
「そうよね。オ○ンコはそんな安くはないわよ。我慢して」
「そうか、残念だな。生で見たかったのに…」残念そうな顔だ。

 美紀は代金を払い、康子と一緒に店を出ると、例によってラブホテルに入っていく。
「これでしようね。まずは脱いでからね」2人は全裸になる。
「これでして。康子!」美紀は買ったばかりのレズ用のバイブを康子の股間に取り付け
た。
「恥ずかしいわ。こんな姿だなんて…」

 「誰も見ていないわよ、して!」樹脂にゼリーを塗り、仰向けになっていく。
「これでいいの?」性体験がないので、不安なまま覆い被さり、腰を押しつけていく。
「そ、そこよ。あ、あ、あ!」樹脂がうまく淫裂に入った。

 「これでも、気持ちいいの?」
「いいわよ。凄くいいわ。ゆっくり腰を動かすのよ」康子を抱きながら言う。
「こうですね?」ゆっくりと腰を動かすと「あ、あ、あ!」美紀は腰を浮かせて声を上
げていく。

 康子は徐々に腰の動きを早めた。
「そうよ、それでいいの。オッパイも揉んで、康子…」乳房を掴むと揉んでいく。
それに腰の振りも早め「クチャ、クチャ!」美紀の淫裂から湿った音が出ていき「行く、
行く~!」パタリと動きが止まった。

 「よかった。康子、上手よ」息を弾ませて抱きしめるが、樹脂がまだ根本まで美紀の
淫裂に入っている。
(私はいやよ、オチンチンでされたいわ…)康子も抱き付いたままだ。

 暫く抱き合って「よかったわ。今度は私がしてあげる!」
「イヤ。バージンを守らせて!」泣きだしてしまった。
「バカね、穴はオ○ンコだけでないわ。お尻もあるでしょう。ほら、四つん這いになっ
て!」
「そんな、お尻だなんて…」嫌々ながら四つん這いになった。

 「大丈夫よ、まずはウンチを出してからね」浣腸を押し込み「あ、あ、あ!」悲鳴を
上げていく。
(浣腸だなんて、変態がするゲームじゃないのよ!)康子は雑誌で知っていた。

 薬剤は直ぐに効いて「と、トイレ!」お尻を押さえながらトイレに飛び込み「フー!」
丁寧に洗い、戻ってきた。
「戻ったわね。痛くないようにやるから」再び四つん這いになり、康子の肛門にゼリー
を塗っていく。

 それに、樹脂も汚れないようにコンドームを被せて「行くわね!」肛門に異物が押し
当てられる。
「あっ、あ~!」肛門から入った樹脂が直腸を突き刺していく。

 「抜いて。お願い抜いて!」痛みに叫ぶ康子だが「まだまだよ、これからが本番よ」
容赦なく根本まで押し込んだ。
「ヒー!」全身を震わせていく、垂れ下がった乳房も揺れている。
(いいわよ。それでいいの。そして、私の奴隷になるのよ。飽きたら売り飛ばすけども
ね…)康子の腰を両手で押さえて樹脂のピストンを始める。

 「イヤ。抜いて、お願いです!」髪の毛を振り乱しながら叫んでいる。
(そうは行かないわ、私も満足しないと)美紀はなおも腰を振っていく。
「ダメ、許して、もうダメです」限界に達したのか、四つん這いが崩れていくが、美紀
は股間をしっかり押しつけたままだ。

 当の康子は「ハア、ハア!」息を弾ませながら、目を見開いて俯せになっている。
「抜いて下さい。お願いです…」
「わかった、抜くわ。その変わり、お風呂一緒に入りましょうよ」
「はい、お風呂に入ります…」肛門から樹脂が抜かれ、2人は浴槽に入っていく。

 「よかったわよ、康子!」
「でも、痛かった。お尻に入れるなんて…」愚痴る康子だ。
「慣れるわよ、その内にね」
(またやる気ね、お尻で…)黙ったままの康子だ。

 2人は風呂で体を洗うと服を着ていく。
「そうだ、これをプレゼントするわ。支払日にはこれを着てくるのよ、着てこなかった
ら、優遇はしないわよ」
「着ます。必ず着ますから見捨てないで下さい…」

 「見捨てないわよ。康子が私の奴隷の間はね」
(奴隷、私が奴隷なの?)信じられない言葉だったが「逆らいません、美紀さん!」美
紀の頬を両手で押せて唇を重ねると美紀も康子の頬を両手で押さえていく。

 暫く口を重ね合ってから「はい、お小遣いよ」いつものように2万円を渡し、ラブホ
テルから出た。
だが康子は(私が奴隷だなんて…)美紀の言った言葉が、脳裏から離れなかった。