「罠の闇金融」

                     赤星直也:作
第1話 借金の担保 

 「困ったわ。後1万しかないのに…」OL2年目の伊藤康子は机におかれた書類を見
ながら呟いていた。
康子は明日、3万円支払わなければならない。

 あちこちのサラ金から借りて、総額400万を超えており、俗に言う多重債務者だ。
自己破産したいが、遊興費に使っていたから、自己破産は認められない。
それは康子も知っており「何とかしないと…」考え廻らせていると電話が鳴った。

 「もしもし。はい、私が伊藤ですが…」
「お忙しいところ申し訳ありません。岡江金融と申しまして…」相手はサラ金だ。
「で、いくら貸して貰えるの?」遂、言ってしまった。

 「お会いしてから決めます。最高で100万です」
「利息はいくらなの?」
「ご相談によって決めます。10%から20%までさまざまです」
「わかりました、伺います」受話器を置いた。
「丁度よかった。明日支払日だし…」安堵しながら、また書類に目を通していく。

 そして、勤務を終えると、早速、電話で教わった場所に向かった。
そこは小さな事務所で「いらっしゃいませ!」若い女性がいる。
「電話をいただいた伊藤ですが…」
「あ、伊藤康子様ですか。それでしたら、こちらへ」女性は奥へと案内していく。
「こちらでお待ち下さい」仕切られた隅に連れて行かれた。

 暫くして「いらっしゃいませ、オーナーの岡江美紀です」35,6才と思われる女性
が現れた。
「電話を頂いた伊藤です」「岡江です」名刺を渡した。
「早速ですが、いくら貸して貰え間しか?」本題に入った。

 美紀は、康子から詳しく聞いていき、康子もあちこちから借りて、総額400万近い
事も話した。
それを聞いていた美紀が「危ないわね、そんな借り方。少額だと金利が高いのよ。一つ
にまとめなさい、そうすると金利も低いのよ」

 「わかってはいますが、貸してくれるところが無くて…」
「あるわよ、私が貸してあげる。それで、精算しなさい」
「担保がないんですが…」

 「あるわよ。立派な担保が!」ニヤリと見つめて、康子の隣に座り、胸を撫でていく。
「そんな…」不安になっていく康子の顔を押さえ、唇を重ねてきた。
「相手をしてくれるなら貸すわよ。勿論秘密にしておく」手がシャツの中に入り、ブラ
ジャーの上から乳房を撫で始めた。

 「そんな、レズの相手だなんて…」後の言葉が出ない。
「お金欲しいでしょう。それに、借金を綺麗にしたいでしょう?」手がブラジャーを捲
り上げ乳首を摘んでいる。
「はい、欲しいです。でも、レズなんて怖いです…」

 「大丈夫よ、セックスの経験は?」
「ありません。バージンです…」
「そう、それなら利息も安くしておく。相手をしてくれるならだけど…」
(どうしよう、レズだなんて…)迷ったが「お貸し下さい!」ハッキリ言った。

 「そう来なくちゃね、ここにサインして」契約書に書き込んでいく。
「お金は振り込んでおくわ。口座を教えて」!言われた通りに教えていく。
その後、返済の事を言われているが、半分しか聞いていなかった。

 契約書には金利は書かれていなかったが、返済額を計算すれば20%を超えていた。
金利が48万だから、康子にとって楽ではないが、そんな事とは知らず、浮き浮きして
いる。

 翌日、会社を休んで、振り込まれた金でサラ金に返済していく。
「これで全部終わったわ」多重債務から逃れた開放感で満ちていた。
「ついでだからデパートでも見ておこうかな」平日と言う事でデパートの客は少ない。

 洋服を眺めていると「あら、康子さんじゃないの?」後ろから声がする。
「美紀さん!」振り返ると美紀がいる。
「今日は休みなの?」
「はい、休暇を取って、精算してきました」
「そう、よかったわね。だったら、暇なんだ!」

 「はい。ですから、散歩がてらにこうして…」
「だったら、行きましょう。いい所知っているのよ」腕を掴まれ歩いていく。
繁華街から人が少ない裏通りに入り、暫く歩くとラブホテルの看板がある。

 「み、美紀さん。まさか?」康子の足が止まった。
「そうよ。約束だったわよね、相手をするって!」
「でも、こんな日の中からだなんて…」顔が震えている。
「昼間だからいいのよ、どうせ、知らない人ばかりだしね」康子の腕を掴んで入った。

 「いらっしゃいませ」フロントが女性2人に怪訝な顔をしている。
「休憩させて、2時間よ」
「わかりました、こちらの部屋をご利用下さい」キーを手渡した。
「行きましょう」恥ずかしがる康子を、美紀は抱きながら部屋に向かっていく。

 (恥ずかしいわ。女同士でラブホテルだなんて…)下を向いたまま歩く康子だが美紀
は慣れているのか堂々としている。
「ここだわ」キーを差し込み、ドアを開けて入っていくと康子も入った。

 中は華やかに飾られており「初めてでしょう、康子!」入るなり抱き付き唇を重ねて
くる。
「は、はい。でも怖いです!」小刻み震えている。
「あら、怖いなんて。でも可愛いわよ」美紀は康子の服を脱がせていく。

 「じ、自分で脱ぎます!」
「それならいいわ。とにかくシャワーを浴びてからよ」美紀も脱ぎだした。
(凄いわ、丸見えと同じじゃないのよ)美紀はスケスケの下着で、色こそ黒味を帯びて
いるが、乳房や絨毛が丸見えになっている。

 「あら、気になるの。康子も着てみたらいいわよ」笑顔でパンティを脱いでいく。
(私はいいわ。恥ずかしくて着れないし…)康子もパンティを脱ぐと真っ黒な絨毛が露
わになってきた。

 「ヘアが可愛いわね。ナチュラルで!」美紀の絨毛は手入れされ、はみ出しがない。
それに、同じ長さにカットされている。
(ヘアを手入れだなんて!)パンティを脱ぎ終えるとブラジャーも脱いでいく。

 「大きいわね、サイズは?」
「Cカップです…」恥ずかしそうに顔が赤くなっている。
「私はBカップなの。大きさで負けるわね」ブラジャーを脱いで全裸になった。
肌は荒れているが、乳首の色がまだピンクだ。

 全裸になった2人は、浴室に入ってシャワーを浴びていく。
「洗ってあげるね」康子の乳房が触られた。
(やめて、女同士ではいけない事よ!)黙って触らせると「柔らかいわね、康子のオッ
パイ!」今度は揉んでいく。

 「ダメ、そんな事ダメです!」康子の呼吸も自然に速まり、荒くなっている。
「だったら、ここよ」ニヤリと笑い、淫裂を触って「、そこはダメ、バージンです…」
指が膣の中に入って来た。
「大丈夫よ。破らないようにするから」乳首を吸いながら指を動かすと「ん、ん、ん!」
初めての体験に体が震えている。

 (可愛いわ、初な子ね。じっくり楽しんでから売り飛ばさないと損だわ…)手が更に
動いていく。
「ここじゃイヤ、ベッドでして。立っていれないの!」
「わかったわ。私を洗うの手伝って!」康子は美紀の体を洗っていく。

 2人は体を洗い終えるとベッドの上で抱き合った。
「恥ずかしいです、そこは…」美紀は康子の乳房に顔を押しつけ、揉んでいく。
時折、乳首を吸い「あ、あ、あ!」(ダメ、そんな事されたら変になっちゃう!)背中
を浮かせて声を上げた。

 「気持ちいいでしょう。男よりもこの方がいいのよ。妊娠の心配がないから」今度は
股間に顔を埋めた淫裂をなめだした。
「ダメ。そんなの、汚いからイヤ!」指と舌が淫裂を触っていく。
(いいわ、気持ちいい。オナニーなんて目じゃない…)声を上げながら淫裂からは蜜を
流していた。

 「今度は、あなたがやって。わかるでしょう?」
「やってみます」康子が上になって、美紀がしたように乳房を揉みながら乳首を吸うと
「あ、あ、あ!」美紀も声を上げていく。
(気持ちいいのね。膣が濡れている…)淫裂を触るとベトベトの液体が流れていた。

 「入れて、指を入れてして!」(膣に入れるんだ)言われるまま指を入れたが「ダメ、
2本よ、2本入れて!」
(2本でやるなんて…)戸惑いながらも、指を2本にして淫裂の中を擦っていくと「あ
ん、あん、あん!」腰の動きが早まっていく。
(凄いわ、こんなに濡らして…)白い淫汁が流れている。

 それでも康子は指を動かし続け「行く、行く~!」突然、美紀が叫んで動きを止めた。
「ハア、ハア!」荒い息使いだ。
暫く休んで、また抱き合い「行く、行くわ!」悶え声を上げ続ける美紀だ。

 それから数週間後、最初の返済日が来た。
「無理だわ、6万円だなんて。とにかく、美紀さんに事情を話してからだわ」無理もな
かった。
年収の倍近い借金を抱えていたのだから当然だ。

 勤務が終わると、真っ先に美紀の所へと向かう。
「あら、返済に来たの、さすがね」
「それが、申し訳ありませんが…」言いにくそうだ。

 「あら、返済に来たんじゃないんだ、何のようなの?」
「待って頂きたいんです。返済を…」それを聞いて美紀の顔が変わった。
「そんな事できる訳ないでしょう。甘えないで!」きつい顔だ。
(そうよ、それでいいの。これであなたも私の奴隷になるのよ。そして売り飛ばされる
のよ)顔とは違って内心喜んでいた。

 「そこを、何とか待って貰えないでしょうか?」大粒の涙を流している。
「泣いたってダメよ。返済されないと利息が加算されるの、知っているでしょう?」
「知っています。必ず払いますから待って貰えないでしょうか…」

 「ふざけないで、と言いたいけど、担保を払えば待ってあげる」
「担保ですか。何も持っていませんが?」
「持っているわよ、あなたは立派な体をね」
「イヤ、売春はイヤです、体を汚すなんて出来ません!」声を上げて泣きだした。

 「あら、売春をしろとは言っていないわ。体を使えと言ったのよ」
「と、おっしゃると?」
「私の趣味知っているでしょう。取らせて欲しいの、あなたのヌードを!」ニヤリと笑
い胸を撫でていく。

 「ヌードだなんて…」顔がまだ強ばっている。
「そうよ、あなたのヌード写真よ。綺麗な体だから私のコレクションにしたいの」手が
スカートの中に入っていく。
「困ります。ヌードを撮られたら会社に行けませんし…」

 「コレクションと言ったでしょう。誰にも見せないわ。オッパイだけでいいわよ、ヘ
アは撮らないから」なだめる美紀だ。
「約束できますか、誰にも見せないと!」
「勿論よ、こんな可愛い子を他人には見せないわよ」パンティの上から淫裂を触ってい
く。

 「それなら、ヌードになります…」
「そう、よかった。早速撮ろうね。こっちへ来て!」康子の考えが変わらない内にと、
会議室に連れ込んだ。
「ここで撮ろうね」照明を灯して鍵を掛けた。

 「約束して、誰にも見せないって!」
「勿論よ。綺麗に撮るわよ」バックからデジカメを取りだした。
(ヌードだなんて。でも、支払いを待って貰えるなら脱がないと…)体を震わせながら
スーツを脱いでいく。

 上着を脱ぐと、ブラウスも脱いで、白いレースのブラジャーが眩しい。
「いいわよ、綺麗で!」(脱ぐのよ。いずれオ○ンコの中まで撮るからね)スイッチを
押しまくる美紀だ。

 ブラウスを脱ぐと、ブラジャーも外した。
(恥ずかしい。オッパイを撮られるなんて!)目と顔が真っ赤になっている。
「いいわよ、綺麗なオッパイよ」お世辞を言いながら撮っていく。

 「恥ずかしい!」ブラジャーを手首から脱いで、上半身を覆う物は何もない。
恥ずかしそうに乳房が震え、康子は恥ずかしくて顔を上げられない。
「ダメ、笑顔よ。ほら!」言われるまま、乳房を晒して作り笑いをしていく。
(そうよ、それでいいの。これで、康子は私の言うがまま動くのよ)笑顔だ。

 「スカートも脱いで!」
「ヘアは撮らない約束です」
「手で隠していいわ。だからパンティも脱いで」
「隠し撮りはしないで。約束ですからね」スカートを引き下げた。

 ブラジャーと同じ真っ白なパンティが股間を覆っており、(早く脱ぐのよ。必ずオ○
ンコを撮るからね)カメラを構えて撮っていく。
(ヘアを撮られたくない…)スカートを脱ぎ終えると、恥丘を左手で押さえ、右手だけ
でパンティを脱いでいく。

 (あら、うまくやっているわね。仕方ないわ、ヘアは次にするか…)パンティを脱ぐ
のを撮っていく。
(イヤ、撮らないで。恥ずかしいから撮らないで!)しっかりと、恥丘を抑えてパンテ
ィを脱ぎ終えた。

 「これでいいでしょう?」顔を反らせ、両手で股間を隠している。
「それじゃダメよ。こっち向いて!」
「恥ずかしいです、顔は撮らないで下さい」
「そうは行かないわよ。顔が写らないと何の意味もないわ。ほら、こっち向いて」渋々
美紀が持っているカメラを見つめていく。

 (イヤ、こんなのイヤ。オッパイだけでもイヤなのに…)今にも泣き出しそうな顔で
全裸を撮られていく。
「ちょっと、ヘアを撮らせてくれない?」
「ダメ、ヘアは絶対ダメです!」泣きだした。
「わかったわ。ヘアは撮らないからね」美佳は色々ポーズを取らせ、それに従う康子だ
った。

 写真撮りが終わると急いで服を着込んでいく。
(今度はもっと過激に撮るわ。それに、緊縛もね)カメラを仕舞いこみ眺めていた。
(イヤ、服を着終えるまで見ないでよ!)唇を噛みながら、元通りのスーツ姿になって
いく。

 「いらっしゃい、契約の書き直しよ」
「助かります。必ずお返しします」
「そうよ。そうして貰わないと私が飢え死にするからね」冗談を言いながら新しい契約
書を作った。

 康子が帰ると美紀は早速、画像をパソコンに吸い上げていく。
「いいわね、このポーズが。ここでは無理だからマンションでするか」CDにも書き込
んで、バックに仕舞いみ、何もなかったように振る舞っている。