「波瀾のOL」   
                                 赤星直也:作
第14話 嫉妬と軽蔑

 晴美は1時間程ポーズを作っていたが「もう、いいでしょうか?」かなり疲れてい
る。
「そうだね、いいよ」カメラを置く北野だが物足りなそうだ。
それは綾子にもわかり(セックスしたがってる…。でも、我慢して…)「晴美さん、
服を着ていいわよ。もう時間だし」

 「ありがとう御座います」応接室から自分の部屋に戻り、下着を着ていくが「なん
か変だわ、今まで着てなかったせいかしら?」ブラジャーを着けると、違和感がある。
さらに、パンティを履いても、淫裂の部分が押されて違和感があった。

 それでも、服を着終えるとまた応接室に戻り「お世話になりました」夫婦に挨拶を
済ますと、屋敷を出て、アパートに戻った。
残された夫婦は「我慢出来ないよ!」綾子の服を脱がして、全裸にしていく。
「私もやりたい。あの子のオ○ンコ見たら、我慢出来なくて」北野の服を脱がして、
肉竿を口に入れ「フグ、フグ!」唇で擦っていく。

 「気持ちいい。早くやろうよ」綾子に覆い被さり、淫裂を突きだし「あ、あ、あ~」
声を上げ快感に酔っている。
そして、北野が登り切って、膣の中に射精すると2人は横になった。
「綾子。これで、間違いないよな?」
「今回のは無駄だと思う。もう、できたみたいなのよ」

 「そうか、できたのか。どうして、わかる?」
「オシッコ検査したら反応してるのよ。だから、ヘアはもう剃らないからね」
「俺は、剃った方がいいんだけどな…」

 「病院に行かなければいけないのよ。剥き出しだと、恥ずかしいしわよ」
「そうか、これが見納めか…」精液で汚れた淫裂を撫でながら言うと「産んだら剃る
わ。それならいいでしょう?」
「いいよ、それでも、いいよ」2人は笑顔になっていた。

 しかし、晴美の方はそうではなかった。
翌日、会社に行くと今まで親しくしていた同僚が避けるようにしている。
(ヌードだわ、あのヌードのせいで…)一瞬、北野の夫婦を恨んだが(あんなの友達
じゃないわ。これでよかったんだ…)自分に言い聞かせて仕事を続け、終わるとバー
に向かった。

 「なんか、久しぶりみたいね」美紀と憲弘から言われたが「たったの10日よ。久
しぶりなんて、大げさよ」笑いながら言う。
「でも、寂しかったのよ」真美が、胸のくり抜きに手を入れて、乳房を揉んでいく。
「帰ったらしよう。今は仕事だから」晴美も真美の乳房を揉み返す。

 「約束よ、今夜は寝かせないからね」
「期待してるわよ」2人は手を退けて客の接待を始めた。
2人は10時になると、バーを出てアパートに戻った。

 ドアを開け、中に入るなり「晴美、欲しいの」「私も真美が欲しいの」2人は服を
脱がし合い、全裸になると、ベッドに倒れて、互いの乳房を吸い合った。
その後に、指と舌で淫裂を愛撫し合う。
「そこ、いいわ。気持ちいいの」
「私もよ。濡れていくのがわかる」2人は幾度も絶頂を迎えてから、眠りに就いた。

 翌日、晴美の会社に北野夫婦が現れた。
「ようこそ、お出で下さいまして」丁寧に挨拶する課長に「すまんが、天野晴美を呼
んでくれ!」いきなり言われ、戸惑ったが、晴美が入ってきた。

 「この前はお世話になりまして」礼をする綾子だが(来なくてもよかったのに…)
困惑顔の晴美だ。
「北野さん、どうしてここに?」
「お礼だよ、休んでまでやってくれたんだから、礼を弾まないと」バックから封筒を
取りだし渡した。

 「これを貰う訳には行きません。仕事でしたから!」
「休暇中だったはずよ。だから構わないのよ。人の好意は素直に受けないと」
「わかりました。ありがとう御座いました」封筒を受け取ると晴美は出ていくが、北
野はまだ課長と話している。

 戻った晴美は封筒を開け、中を見ると20万入っている。
「そうだ、今日にでも払わないと…」高橋への支払いも迫っていたから助かる。
仕事を終えると高橋を訪ねて「今回はこれだけですが」20万渡す。
「残金が865万で、利息が9万ですから、残金が11万減って854万だね」領収
書と残金の書類を渡した。

 「頑張ったね。こんな短い期間に、これだけ返せる客はいないよ」
「これも高橋さんの陰です。次からはアルバイト分があるから、もっと返します」
「期待しているよ。それより、帰ったらいいだろう、やってないし…」高橋は晴美の
胸を撫でた。

 「私もやりたいけど、真美さんもいるし…」
「それなら、3人でやろう。それならいいだろう?」
「でも、真美さんが何て言うか…」
「俺が説得するよ。これから行くんだろう?」
「はい、頑張ってきます」その後、晴美は美紀のバーでアルバイトをしていると高橋
が現れた。

 高橋は晴美と真美を隣に座らせ、交互に乳房を触っていく。
機嫌良く触っていたが「秀夫、調子に乗ってやったら、高く付くからね」美紀から注
意された。
「そうだな、人目もあるしな」素直に手を退け、3人は店を出てアパートに向かう。

 アパートに着くと3人は高橋の部屋に入り服を脱ぎ出した。
「真美、今夜は浮気するからね」下着も脱ぎ出す。
「私も浮気するわよ」真美も下着を脱ぎ出すが「晴美、剃ったのか?」生えかけの絨
毛に高橋が驚いた。

 「北野さんの所で、寝坊しちゃったの。その罰で剃ったの」
「そう言う訳か。真美も剃ったらどうだ?」真美の絨毛を撫でた。
「恥ずかしいわよ。だって、オ○ンコが丸見えじゃないのよ」
「全部剃らなくてもいいよ、このラインで剃ったらいいと思う」指で絨毛をなぞった。

 「考えておく。それより、エッチしましょうよ」高橋の股間に顔を埋めて、肉竿を
口で擦りだした。
「フグ、フグ!」なおも、擦っていくとカチカチになっている。
「晴美、先にやらせてね」真美は馬乗りになって、腰を振っていくと形のよい乳房が
揺れていく。

 「綺麗よ、真美のオッパイ」晴美はその乳房を掴んで揉みだすと「あ、あ、あ~!」
快感に声を上げ背中を反らせていく。
高橋も晴美の乳房を握り締めて3人で楽しんでいるが「交代しよう、今度は晴美よ」
入れ替わって、晴美が馬乗り、腰を振っていくと「気持ちいい、久しぶりでいいわ…」
淫汁が流れていく。

 晴美が暫く腰を振っていると「四つん這いでやろう」体位が変わった。
真美が仰向けになり、晴美が上になって、互いの淫裂をなめ合い、晴美の後ろから腰
を押さえて肉竿で突きだし「あ、あ、あ~!」喘ぐ晴美に「出したいんだ、出させて
くれ!」ピストンを始めた。

 「いいわよ…。オ○ンコに出しても…」晴美も、真美の淫裂を撫でながら絶頂へと
向かい「出る~!」「行く~!」膣の中へ射精すると同時に、晴美が真美の上に崩れ
た。
「ハア、ハア!」3人の荒い呼吸が響いていた。
それから晴美と真美は、度々、高橋の部屋を訪ねて楽しんでいた。

 そんな中、晴美の事務所に北野がまた現れた。
晴美は応接室に呼ばれ「北野さんが大口契約してくれたんだ。天野君の担当にしてだ
ぞ!」
「私の功労ですか?」
「そうだ、10日間頑張ったお礼だ。受け取ってくれ」
「ありがとう御座います」礼を言うと北野は帰り、晴美も戻って仕事を続けた。

 その翌日に、事務所では朝礼が行われ、晴美が大口契約した事が報告され表彰され
た。
何も知らない社員は「凄いじゃないか。あの北野さんから取るなんて!」褒めている。
その一方では(素っ裸になって機嫌を取っていただけじゃないのよ)(体を売って契
約取るなんて最低よ)嫉妬を買ってしまい、虐めとなって現れた。

 12時になり、事務所から出て行こうとすると「晴美、来て!」腕を掴まれ屋上に
連れ込まれた。
「あんたね、素っ裸になって、体も売ったんでしょう?」友人だと思っていた人から
言われる。
「ヌードは事実だけど。体は売ってないわよ!」反論したが「嘘つかないのよ。体に
聞こうよ!」同僚の女性に服を脱がされ出す。

 「やめて、声を上げるわよ」
「出してもいいわよ。その変わり、素っ裸になっていた事を言いつけるからね」
(そうよ、それを知られたら首になっちゃう…)力も抜け、黙り込んでしまった。

 「わかったようね、この売春婦!」きつい言葉が掛けられ、服が脱がされていく。
「こんな清楚なふりして。破っちゃおうよ」真っ白なパンティが、カッターナイフで
切られた。
「見て、オ○ンコよ。ヘアを剃ったのよ」短い絨毛から淫裂が覗き「イヤらしいオ○
ンコね。散々使ったのね」膣に指が入れられた。

 「やめて、痛いからやめて!」
「痛いじゃないでしょう。気持ちいいと、言い直しなさいよ!」
「バカ言わないで。誰が、言うもんですか!」
「言わないなら、これも切っちゃうわ」ブラジャーの繋ぎ目も切られ、肩紐も切られ
て、乳房が飛び出だした。

 「これでも、言わないの?」乳首にナイフが当てられた。
「言うわ。言うから、ナイフを仕舞って!」
「言ってからよ。正直に言いなさいよ」膣に入った指が動き出した。
「気持ちいい…。膣が気持ちいい…」悔しさに、涙が落ちていく。

 「見て、うれし泣きよ。指でオ○ンコが気持ちいいんだって。売春婦は違うわね」
笑いながら屋上から降りて行く。
「悔しい。あんなの友達でも何でもないわ!」泣きながら服を着込み、切り裂かれた
下着を拾って屋上から降りた。