「波瀾のOL」   
                                 赤星直也:作
第11話 全裸のメイド

 並んだ写真を仕分けしていると「俺も撮ってみたいな」高橋が言い出す。
「私のヌードを撮りたいなんて…」言葉を濁すとが「撮りたいんだよ、こんなのを」
鈴木が撮った写真を見せた。
「これ、私と真美さんよね?」
「そうだよ、この前撮ったやつだ。綺麗だろう」
「ええ、嫌らしさがないわ…」写真は乳房と絨毛を露わにして、唇を重ねた写真だ。

 「こんなのを撮りたいんだ。やってくれるよね?」
「わかった。ヌードになる!」
「ありがとう、今から撮ろう」カメラを持ち出すと、晴美は服を脱ぎだす。
下着も脱いで全裸になると「こういう風に…」注文が飛び、言われた通りにカメラに
納まっていく。

 高橋は30分程撮ると、カメラを置いて服を脱ぎ「やりたいんだ、いいよね?」パ
ンツも脱ぎ、膨らんだ肉竿を見せた。
「私もしたかった…」その肉竿の前に正座して、口に迎えて「フグ、フグ!」唇で擦
りだすと更に堅くなっていく。
「もういいだろう。やろうよ!」2人は、マットの上に倒れ抱き合った。

 高橋が乳房を揉みながら、乳首を吸い、肉竿をピストンしていくと「あ、あ、あ~」
声を上げ声を上げていく。
2人は色々な結合を楽しみながら、絶頂を迎え膣奥に射精し「よかったよ」「私もよ
かった」2人は余韻を味わうかのように暫く抱き合った。

 晴美が越した翌日に、臨時の朝礼で「糸川が保釈されたから、注意するように…」
と話が出た。
(必ず、私の所に来るはずよ)怯える晴美だが「何かやらかしたら、刑務所だ。糸川
はそんなバカじゃないよ」楽観する者もいる。

 幸いにして、晴美の予想が外れた。
糸川には愛人がいて、そこで生活するとの事だ。
「やっぱりね、二重に騙したんだ…」怒りを覚えた晴美だが(顧客リストの罪で帳消
しかな)冷静になっている。

 糸川の件が収まった頃「一体どうなってるんだ!」お客が事務所に怒鳴り込んでき
た。
「数か違うじゃないか、一桁間違ってるよ!」お客は、応接室に案内され、暫くして
から「天野君来てくれ!」晴美が呼ばれた。

 「いい顔してるね、妻好みだ。それより、一体どうしてくれるんだ!」訳がわから
ずにいると「転記ミスだよ、ほら」課長が見せた書類を見ると「そんな~!」悲鳴を
上げた。
「わかるだろう、君のミスなんだ…」
「申し訳ありませんでした!」頭を下げたが「謝る相手が違うぞ、俺じゃないだろう」
すぐさま顧客の前で正座し、土下座して「申し訳ありませんでした」平伏した。

 「そんな事したって、何にもならない。今再発注したって1ヶ月後だぞ、どうして
くれるんだ!」
「申し訳ありません…」晴美は泣きながら、謝った。
「何も泣く事はないぞ。いい顔が台無しになっちゃうからな。弁償して貰えばすむ事
だから」

 「お待ち下さい。弁償と言っても金額が1千万は越しますから、お許し下さい!」
課長も土下座した。
「そうだよな、あんたの出世にも関わるしな。それだったら、この子に10日の休暇
をやってくれ。その休暇中に、住み込んで、妻のメイドをやってもらうから」

 「それで許して貰えるなら助かります。天野君、明日から10日の休暇を許すよ」
課長は笑顔になっており「わかりました。明日伺います」晴美も承知した。
応接室を出た晴美は、仕事を整理しながら休暇を取る事を話していく。
「そうなんだ、それです済むなら万々歳ね」同僚も理解して居ない間、穴埋めするの
を約束し、勿論、真美や高橋達とも連絡を取ってアルバイトを休む事を認めて貰った。

 翌朝、晴美はバックに衣服を詰めて、アパートを出てお客の家へと向かった。
「確か北野さんて言っていたわね?」書かれた用紙を見ながら、電車に乗り郊外に出
ると木立が目立っている。
「ここで降りるのね」書かれた駅で降り、タクシーに乗っていくと大きな屋敷が見え
てくる。
「ここが、北野さんですか?」
「そうです、かなりの資産家ですから有名でしてね」運転手は玄関先で停める。

 晴美はタクシーを降り、チャイムを押すと「どちら様ですか?」女性の声がする。
「天野です。今日からメイドをする事になってる、天野です」
「ああ、天野さんね、今開けるから待ってて!」暫くして、玄関が開き40手前の女
性が現れた。
「入って、夫から聞いたわ。話は中でしましょう」一緒に中に入ると、北野が待って
いた。

 「よく来たな、今日から10日だぞ。逃げたら、賠償金を貰うからな。それに会社
には居られなくなるからな」
「心得ております…」緊張した顔で言うと「あなた、紹介してよ」女性が言う。
「そうだった、天野晴美さんだ。いい顔してるだろう?」
「ホントね、楽しめそうだわ、私は妻の綾子よ、よろしくね」目を輝かせている。

 「綾子、後は任せたぞ」
「わかってます、こっちへ来て」綾子に連れられ屋敷を歩き「ここがあなたの部屋よ、
自由に使っていいの」晴美はバックをそこに置き、その後も屋敷を案内された。

 一通り案内されると、11時を回っている。
「早速だけど、昼ご飯お願いするわ」
「わかりました。その前に着替えますから」
「着替えは要らないわ。用意してあるの」綾子は一旦出てから、袋を持ってきた。

 「これを、直に着てやるの」袋を渡すが、覗いた晴美は「これじゃ、ヌードです!」
声を上げた。
「そうよ、うちのメイドは素っ裸になる事になってるの。イヤなら帰ってもいいわよ。
首なるけど」
(どうしよう。ヌードはイヤだけど、首にはなりたくないし…)「わかりました着替
えます」承知する。
「いい心がけね。部屋で着替えて」晴美は部屋に帰ると服を脱いでいく。

 「オッパイだけなら我慢するけど、ヘアと性器も見られるなんて…」泣きそうな顔
をしながらパンティ、ブラやーも脱いで全裸になった。
「これを着けるなんて…」袋から取りだしたのを身につけるが、赤い紐の拘束具に足
を通した。
腕も通して、腰のベルトを留めれば終わりだが、乳房と絨毛が丸見えになっている。

 「イヤらしい。これで人前に出るなんて…」鏡に映った自分の姿に情けなさを感じ
ながら戻ると「似合うわ、いい感じね」綾子は目を輝かせて見ていく。
「奥様、このままでは旦那様にレイプされます。せめて、性器だけでも隠したいので
すが…」
「そんな事させないから安心していいわよ。それが似合いだし」
(言っても無駄だわ、素っ裸を見たそうだし…)諦めて調理を始めた。

 調理が済むと、ワゴンに乗せてダイニングに運ぶが、北野も「オッパイはいい形だ
ね、それにヘアの生え具合がたまらないよ」笑顔になって言う。
「そうよ、あなたの見る目は確かね。今夜から久しぶりに楽しめそうだわ」全裸同然
の晴美を見ながら話し、3人で昼食を摂った。

 昼食を摂ると、後かたづけをして3時までは休憩時間だ。
部屋に戻った晴美は「恥ずかしかったけど、よく我慢したわね」自分に言い聞かせな
がらベッドの上で横になった。
横になると緊張感が抜けたか、睡魔が襲い、何時しか眠り込んでしまい、3時になっ
ても目が覚めず意識がない。

 だが「いつまで寝てるのよ!」耳元で怒鳴り声がし、目を覚ますと綾子が立ってい
る。
「お、奥様、お許し下さい。今からやります!」
「今からって、何時だと思ってるのよ。4時よ、どうする気なのよ!」機嫌悪いのか、
怒鳴り散らして言う。

 その声を聞きつけた北野が「約束を守らないなら罰しかないな。それとも賠償金払
って首になるか?」
「首はイヤです。罰を受けますから、お許し下さい!」土下座していく。
「そう下出に出られたら考えるわ。何がいいかしら、そうだ、罰として政文さんとセ
ックスしてよ」思わぬ言葉が飛び出た。

 「セックスはイヤです。お許し下さい!」泣きながら、また土下座した。
「セックスはイヤか、それなら坊主ね。ここを剃って貰おうかしら」
「性器のヘアを剃るんですか?」
「そうよ、首か、セックスか、ヘアかどれかを選んで!」
(全部イヤに決まってるわよ。でも、やるとしたら…)「ヘアを剃りますから、お許
し下さい」土下座して言う。

 「そうね、それが一番いいかも。とにかく、夕食の準備をして」
「かしこまりました」晴美は夕食の準備を始めていく。
(ヘアを剃ったら、丸見えになってしまう)無毛の淫裂を思い浮かべて、憂鬱になっ
ているが「パイパンオ○ンコか。面白うそうだな」
「そうよ、今夜は、できるでしょうね?」北野の股間を撫でる。

 「あの子次第だよ、たぶんできると思う…」
「私も手伝うから、頑張るのよ」意味ありげに話していると「お待たせしました」で
きたての夕食を運んできた。
「それじゃ、頂きましょう」3人で夕食を摂った。