「波瀾のOL」   
                                 赤星直也:作
第9話 2人のモデル

 晴美は美紀に「9番のお客に触られました…」告げると「9番ね」美紀はレシート
に記入していく。
「あそこも、触れたんですが…」
「あそこって、オ○ンコなの?」それには、顔を赤らめて頷いた。

 「そこはただよ。がっちりガードしてるじゃないのよ。ノーパンなら請求するけど、
パンツを脱いでみる?」
「オッパイだけでいいです…」慌てて「いらっしゃいませ!」客の方へ走って行く。
それを見て「あの子はいい子だね。素直だし」佐藤が言うと「騙されやすいタイプよ。
後で苦労するわよ、私のように…」

 「それは、言うな。本気で真面目にやるから!」
「信用してるわよ」
「美紀。それより、今夜もやるよ。3回出すからね」美紀の尻を撫でたながら笑顔に
なっている。

 晴美は、休日前には12時まで働いているから、バイト代も、かなりになっていた。
「はい、給料!」渡された袋を覗くと「お触り代」が4万近くある。
(これなら、早く返し終える!)バイト代が、15万近くあったから、笑顔になって
いる。

 それを、覗いていたホステスが「ねえ、お触り代が4万なの?」聞いてきた。
「はい。そうですけど…」
「それなら、私もその服にしよう!」美紀と掛け合い、晴美と同じ乳房が覗く制服を
着てきた。
「これで、稼がなくちゃ!」張り切るホステスに(そう言う、次元じゃないのに…)
黙り込んだ。

 店は、胸のくり抜きの制服が評判になり、ホステスも次第に乳房の膨らみを露わに
するようになり、乳房を触らせている。
そのせいで、店も繁盛していくが、晴美には(これで、いいのかしら?)腑に落ちな
い。

 それでも、我慢して勤めているると、高橋が久しぶりに店に来た。
「元気そうだね。これいいね」くり抜きから乳房を掴んで言う。
「やめて下さい。乱暴にされると、痛いんです…」手を掴んで言うと「痛いんじゃ、
仕方ないな」素直に手を引いた。

 (よかった!)安心していると「仕事を持ってきたんだ。また、モデルを頼まれて
ね…」
「東京カルチャーですか?」
「イヤ、別なところだ。趣味でやってる人なんだけど、資産家なんだ。真美も一緒に
やって貰うよ」
「2人一緒にですか?」
「そうだ。自分の別荘で撮るそうだよ」

 「撮るって、写真でしょう?」撮ると聞いて、顔が曇った。
「そうだけど、一般公開してなから安心してくれ。謝礼は相場の倍は出すそうだ」高
橋はもう、受けてきた事も話すと「仕方ないわ。写真はイヤなんだけど…」渋々承知
する。
その後、真美にも話したが喜んで承知し、高橋が車で送る事になった。

 そして、日曜日の早朝に、晴美は高橋から言われた駅に向かった。
駅に着くと、真美も直ぐに来て、高橋も程なく現れ「乗って!」言われるまま、車に
乗り高速を走って行くと、あっという間に、海岸線が広がっている。
「もうすぐだよ」走り出してから1時間半程だが、別荘らしい建物が目に付く。

 車はそこに向かい、敷地に入ると、すでに1台停まっていた。
「降りて!」車から降りて中に入ると、40代と思われる男性がおり「よく来てくれ
ましたね」笑顔で挨拶した。
「鈴木俊一と言いまして…」挨拶すると「それじゃ、始めますから準備して下さい」
ライトを灯してし撮影の準備を始めた。

 晴美と真美も服を脱ぎ、下着も脱いで全裸になった。
晴美は、真美のヌードを見るのは初めてで、小振りだが形の整った乳房、乳輪、乳首
と晴美より勝っている。
「真美さん、羨ましいわ。綺麗なオッパイで…」
「オッパイだけなの。オ○ンコはどうかしら?」

 「そんな、オ○ンコだなんて…」顔を赤らめると「冗談よ、相変わらず初ね。晴美
さんだって綺麗よ。特に、このラインが」股間を撫でると「真美さんも、ここが綺麗」
晴美も乳房を撫でていく。

 それを見て、鈴木はカメラで撮りだした。
「ピシャ!」「ピシャ!」シャッターの模擬音を出しながら、カメラに収めていく。
2人は、見つめ合うと唇を重ね合い、抱き合うと横になって乳房、股間と撫でていく
が、それは鈴木の指示ではなく、2人の本能が、そうさせている。

 「真美さん…」「晴美さん…」2人は名前を呼び合いながら、2人だけの世界に入
ってしまったが、鈴木はそれをやめさせようとはせず、撮りまくった。

 やがて、2人は互いに淫裂を触り合い、シックスナインで愛撫を始めた。
「いいわ、凄くいい!」「私もよ、気持ちいの!」指と舌が膣やクリトリスを触り淫
裂からは淫汁が流れている。
「晴美、欲しいの、入れて!」「私も欲しいの、真美も入れて」2人は膣穴に指を入
れ、動かしだす。
「あ、あ、あ~!」声を上げながらも、指を動かして、1時間近く2人だけの世界を
楽しんだ。

 2人は、息を弾ませながら休んでいると、冷静さが戻って「やだわ、勝手な事して。
恥ずかしい!」「見られたのね。恥ずかしい!」2人は項垂れるが「よかったよ、凄
くよかった。今までにないのが撮れたよ!」鈴木は興奮気味だ。

 「鈴木さん、一息入れて取り直しましょうか?」
「そうだね。10分休憩しよう」休憩になったが「真美の乳輪が綺麗に出てるね」乳
首を指先で撫でると「晴美だって、ヘアのラインが綺麗よ」絨毛を撫でていく。
「真美、オッパイ吸わせて…」
「いいわよ、私も吸うからね」晴美が乳首を吸うと「あ~!」甘えるような声を上げ
た。

 それを見て、急いで鈴木が撮りだし「ピシャ!」「ピシャ!」休憩時間にもかかわ
らず、音が出ている。
2人はその後も幾度となく抱き合い、昼近くになっていた。

 「今度こそ、休憩しような!」鈴木の声にバツが悪そうな2人だが、鈴木が買って
きた料理を出そうとすると「私がします」「私も手伝います」2人が戸棚から皿を取
りだして、盛っていく。
「高橋君、あの2人はいい子だな…」
「そうなんです。だから、騙されたんです…」
「そうか、そう言う訳か…」鈴木も納得したようだ。

 4人は食事を摂り、一休みすると別荘の外に出た。
そこは砂浜が広がり、波が押し寄せている。
「ここに立って!」2人は初めて、鈴木の指示を受けてポーズを取っていく。
「いいよ、もっと頭右、はい、そこ!」鈴木は次々とポーズを取らせてもう5時にな
っている。
 
 「今日は、ここまでにしよう」やっと、カメラを置いて後片付けを始めた。
真美と晴美も、別荘の中を片付けてから、服を着ようとしたが「晴美、我慢出来ない
よ。やりたいんだ!」高橋が抱きついた。
「もう、やらない約束よ。それに、見られてるのよ」
それを聞いた鈴木は「俺なら、気にしなくていいよ。俺もやりたくなってな!」真美
の乳房に顔を埋めた。

 「私とやりたいの?」
「そうだ、あんたが好きになったんだ!」
「恥ずかしい。でも、初めてよ、そう言った人。嬉しいわ」真美も、満更ではないよ
うで、鈴木のズボンを脱がし出す。

 真美は「晴美、浮気していいよね?」断りを入れた。
「いいわよ。私も浮気するから、いいでしょう?」
「いいわよ。お互いに浮気しようね」晴美も高橋の服を脱がしていく。

 そして、全裸になった二組は互いを見ながら、肉竿のピストンを始めた。
「あ、あ、あ~!」「いいわ、凄くいい!」喘ぎ声を聞きながら、腰を振り続けて、
2人も限界が迫ると「膣に出してもいいわよ…」「私もお腹に出して欲しいの…」腰
を押さえて、離そうとはしない。

 「出すよ、本当に出すよ!」
「出して。受けるから、出して!」2本の肉竿は、ほぼ同時に精液を噴射した。
「気持ちいい…」「膣が暖かい…」余韻に浸りながら、満足そうな顔をしていた。
その後、高橋の車で送られて、戻ったのは10時を過ぎていた。