「薄倖の星の下に」

                               赤星直也:作 
第6話 アルバイト

 「あら、イヤななんだ。だったら帰っていいわ、明日からは来なくていいからね」
「やります。ですから雇って下さい…」
「最初からそう言えばいいのよ。パンティも脱いでね」
「はい。わかりました」俯いたまま瑞穂はパンティも脱いで全裸になった。

 「まずは、これを履くのよ」黒いレザーのパンティを履くと、Vカットなのでヘア
がはみ出している。
「恥ずかしいです。ヘアが出ています!」
「いいのよ、その方が色っぽくて」気にする様子などなく(私の気にもなってよ)黙
って股間を見つめている。

 その後、同じレザーの紐のようなブラジャーを着けたが、乳房の膨らみを下からベ
ルトが持ち上げている。
更に首輪をして、ガーターベルト、ストッキングと黒ずくめの姿になると(娼婦よ、
これじゃ、娼婦だわ!)恥ずかしさで顔が赤く染まっている。

 「言っておくけど、決して怒っちゃダメだからね。相手は酔った客だから我慢する
のよ」釘を刺して言い、知代はドアを開け外に出ると瑞穂もその後に続いていく。
一緒に仕事をしていた同僚は「瑞穂さん…」乳房を露わにする瑞穂の姿に声も出せな
い。

 (見ないで。お願い見ないで!)俯いたまま、黙って乳房を揺らせながら知代の後
ろを歩いて行くと、賑やかな声が聞こえ(オッパイを見られてしまう…)体が震えて
いく。
「いい、お客を拒まないのよ!」また注意してから賑やかな部屋の襖を開けた。

 「今晩わ。お連れしました」その後から瑞穂が入ると「オッパイ丸出しだ!」「ヘ
アまで出して!」皆が瑞穂を見て声を上げる。
「皆様、この宴会は私に仕切らせて頂きます」知代が言うなり「任せる、早速頼んだ
よ」酔った客は、瑞穂の胸を触りだす。

 (イヤよ、オッパイを触るなんて!)顔を曇らせ、知代を見ると首を横に振ってお
り(わかりました。やります…)笑顔になって「お注ぎしますよ、はい!」コップを
渡してビールを注ぐ。

 「いいね。ここも!」絨毛が引かれた。
「痛いです。ヘアを引っ張るなんて…」
「一本くれよ。オ○ンコの毛を免許証に入れておくと、事故に遭わないそうだ!」
「一本だけですよ!」ヘアが抜かれ「ヒッ!」(ヘアを抜くなんて)客は抜いたヘア
を免許証に入れていく。

 「俺にも、オ○ンコの毛をくれ!」
「俺もだ!」客達は次注ぐと瑞穂のヘアを引き抜き「もういいでしょう。それ以上抜
かれたらヘアがなくなってしまいます」笑顔でビールを注ぎ、その後も客席を回って
注いでいくが「良いね、このオッパイが…」両乳房を揉まれていく。
「そんな事いけません。奥さんのオッパイでして下さい」瑞穂は拒めず、客に乳房を
揉まれ続けている。

 宴会は2時間で終わり、次の宴会場に行かなければならない。
客がいなくなったのを確認してから次へと移動して「良いね、そのオッパイが!」次
の宴会場でも乳房を掴まれていく。
「ここも良いだろう?」パンティを脱がされそうになった。

 「ダメです。そこは絶対にダメです!」脱がされまいとパンティを押さえている。
「仕方ないな。触るだけなら良いだろう?」
「優しくですよ。それに指で突かないで下さい…」
「わかっているよ。こうだろう?」パンティの上から淫裂を触っていく。

 「どうだい。今夜一晩でいいから俺に抱かれてみないか?」乳首も吸われ「だめで
す。セックスは嫌いですから」笑顔で答えている。
瑞穂のやっている事は、まるでホステスと代わりがなかったが、それを、どうにかこ
なしている。

 しかし「あんた、よくやるわね。オッパイを触らせるなんて!」「まるで、風俗嬢
じゃないのよ」同僚達は白い目で見ていた。
「仕方ないんです。夫のリハビリにお金がかかるので…」そんな事が通用するわけが
なく「それだったら、もっとお金になるソープで働いた方がいいわよ!」皆が瑞穂を
軽蔑している。

 それには答えず、黙ったまま歩いて脱いだ部屋に戻ると「う、う、う!」堪えきれ
ず、声を上げて泣き出した。
「イヤよ。ヌードになるなんてイヤよ!」大粒の涙を流しながら叫んだが、生活苦に
陥っている今の瑞穂には、拒む事は出来ない。

 翌日も、瑞穂は前と同じく、黒いレザーのパンティ、ガーターベルト、ストッキン
グと黒ずくめになって宴会場で酌をしており、このトップレスが客に受けて、予約が
相次いでいる。

 当然、瑞穂1人では手が回らない。
そこで、知代は若い従業員にトップレスになるように説得したが「イヤです。オッパ
イを人に見せるくらいなら、ここをやめます!」と言いだす。
まともな女なら、裸を人前に晒すのはイヤなのが当然の事で、瑞穂の場合は生活苦だ
たかったら応じた。

 「困ったわね…」悩んだ末に、町の飲み屋のホステスを使う事を思いついた。
知代は数件の飲み屋を当たったが断られ、1軒だけが応じてくれ「不況だしね。どう
せ、客は少ないし」と承諾して下見に訪れた。

 「あら、あなたは確か?」それは瑞穂を泥棒扱いした女性で、スナックを経営して
いる美鈴だ。
「相変わらず、綺麗なオッパイね。若いと言う事はいいわね」久しぶりに会った恋人
のように、美鈴は瑞穂の乳房を揉んでいく。

 「恥ずかしいからやめて下さい。女性にオッパイを触られるなんてイヤです!」顔
を背けて言うと「あら、そうかしら。ほら、こんない堅くなっているわよ」膨らんだ
乳首を転がすようにしていく。
「やめて下さい!」手を押さえると、やっとやめた。
「とにかく、今日からお願いしたいのよ」
「わかりました。3人派遣しましょう」こうして、4人によるトップレス宴会が始ま
った。

 だが、他の旅館も知代を真似て、トップレスの宴会サービスをするようになり、次
第に予約も減っている。
「まずいわね。このままだと客を取られてしまう。何とかしないと…」知代は考えて
「どうせなら素っ裸が良いわ。でも、警察がうるさいから素っ裸は無理だし…」で一
晩考えたあげく、良い考えが思いついた。

 「そうよ。素っ裸の上に料理を盛ればいいんだ。それなら警察だって、文句は言え
ないし…」笑顔になる知代だ。
その考えは、翌日瑞穂にも伝えられ「そんなのいやです。性器まで晒すなんてイヤで
す!」声を上げて泣き出した。

 「やらないと、この店だって危ないのよ。予約も減っているし。やったら時給を1
万にするわ」
「お金の問題ではありません。性器を見知らぬ男に見られるんですよ。それがイヤな
んです!」
「見られるだけよ。セックスする訳じゃないからいいじゃないの?」(だったら、女
将さんが素っ裸になって下さい)黙ったままだ。

 「やらないなら仕方ないわね。あなたは首よ。ホステスさん達は残って貰うけど」
「そんな、私だけ首だなんて。どうやって、生きて行けというんですか?」
「だったら、素っ裸になるのよ。やるわよね?」
それには(やるしかない…。夫には言えないけど…)黙ったまま首を縦に動かす。
「よかった、悪いようにはしないわ。それに時給を1万にするからヘアは剃って。食
べ物を扱うから、ヘアがあるといけないし」

 「そんな、ヘアを剃るなんて…」また泣き顔に変わった。
「あなたは、ヘアが入ったのを食べれる?」
「それは…」
「でしょう。だから剃りなさい!」
「わかりました…」そう言うしかない。

 瑞穂はバスタオルを持って浴室に入って「綺麗にしておかないと…」石鹸で体を丁
寧に洗い、股間の絨毛を剃っていく。
「恥ずかしいわ。こんな性器を見せるなんて…」絨毛が消えてピンクの淫裂が現れた。
足を開くと、淫裂から肉襞も飛び出ていく。

 「夫がこれを知ったら、何て言うかしら?」瑞穂は残りの絨毛を綺麗に剃り、足を
広げると、ピンクの淫裂が生々しい。
お湯で剃った淫裂の中も洗い「汚れた性器は見られたくないし…」女性のたしなみか、
指を入れて洗っている。

 「これで、いいわ」淫裂も洗い終えると、バスタオルを体に巻き付け脱いだ服を持
って戻ってきた。
「女将さん、絶対に夫には言わないで下さいね」
「わかっているわよ。それよりも脱がないと」
「わかりました」結び目を解き全裸になった。
「若い体は良いわね。私は皺だらけだし」瑞穂の全裸を確認すると廊下に出て「待っ
て下さい!」瑞穂も股間を両手で隠して後を追った。

 それには「キャー。素っ裸だなんて!」「イヤー。フルヌードになっている!」同
僚の悲鳴が相次ぐ。
「気にしなくて良いわ。行きましょう」(気にするわよ。私はフルヌードを大勢に見
られるのよ!)逃げ出したい気持ちを堪えて歩いていくと「イヤだー。素っ裸よ!」
「ホントだわ。恥ずかしくないのかしら?」宿泊客も瑞穂の全裸に驚いている。

 (恥ずかしい…。でも、こうしないと…)黙ったまま、宴会場に入ると「良いね。
こんな若い子の素っ裸を見させて貰えるなんて!」瑞穂を取り囲んでしまった。
「お客さん、それではきませんよ。退けて貰わないと…」
「そうだな、早くやってくれ!」瑞穂は用意されたテーブルに腰を下ろし、仰向けに
寝ると足を開き両手を退けた。

 客は「オ○ンコだ、オ○ンコが見えるぞ!」「ホントだ、これがオ○ンコなのか!」
声を上げて叫び(イヤよ、オ○ンコだなんて。早く性器を隠して…)恥ずかしさで目
を閉じていく。

 調理人は用意された食材を瑞穂の全裸に乗せていく。
(性器が先よ、そこは後で良いから)瑞穂に逆らうかのように、乳房に刺身を乗せた。
その後、次々と料理を盛って(イヤ、入れないで。性器に入れないで!)キュウリの
千切りが指で広げられた膣穴に入れられられた。

 「卑猥だな。オ○ンコがこんな形をしているなんて!」「ホントだよ。俺、興奮し
てきたよ!」皆が淫裂を食い入るように見ている。
調理人は最後にワカメを恥丘に乗せて淫裂を隠し(やっと性器が隠れた。でもキュウ
リが膣に入れられてしまったし…)性器よりも膣に入れられたのが心配だ。

 「終わりました!」調理人は出ていき「それでは宴会を始めます!」幹事の言葉で
乾杯が行われると、一斉に瑞穂を取り囲み、箸で次々と取っていく。
「オ○ンコのキュウリは、1人1本にしようよぜ!」
「そうだよな。皆がオ○ンコに入ったのを食べたいしな」股間を覆う食材を先に食べ
ていく。

 ワカメも食べられて、キュウリの入った淫裂が露わになっていく。
「まずは頂だ!」指で肉襞を掴むと広げて(イヤ、性器を触らないで。いやよ!)泣
き出したいくらい恥ずかしい。
そして、箸で一本が抜かれると「今度は俺が頂くぞ!」肉襞を掴まれ広げられて抜か
れ、瑞穂の淫裂を触っていく。

 宴会が始まって1時間も立つと、もう瑞穂の体を覆う物は何もなくなり(もういい
でしょう。もう終わったわよ…)足を開き淫裂を晒しているが、その淫裂も箸で広げ
られ、それに乳房や乳首も箸で摘まれている。

 やっと女将が「時間ですからお下げします!」口を開くと瑞穂は起きあがり、淫裂
を手で覆いながら戻ると「次の準備をして頂戴ね」言われる。
「また、やるのですか?」
「そうよ。体を洗ってくるのよ、急いで!」
「わかりました。洗ってきます」瑞穂は浴室に入り石鹸で淫裂、乳房と洗っていく。

 「膣にまで入れらるなんて、イヤだわ」不満を感じながら浴室で体を洗い終えて戻
ろうと歩いていると「イヤだわ。あんなに落ちぶれたくないわね」「そうよ。私はオ
ッパイでさえイヤなのに、性器を出すなんて最低よ!」同僚の仲居達が瑞穂の全裸姿
に罵声を浴びせた。
(私だって、好きでこんな事をしている訳じゃないのよ…)泣きたい気分だ。

 「早く急いで!」知代は瑞穂の気持ちなど無視して、宴会場に連れ込み「いいね、
素っ裸は!」歓声が上がる中、また仰向けになって足を開いていく。
「見ろよ。これがオ○ンコだぜ!」
「ピンクで綺麗だな。あまり、使っていないオ○ンコだぞ!」

 (性器を見られている…)目を閉じると、先ほどのように淫裂に千切りのキュウリ
が入れられ「いいね、オ○ンコに入ったのも」客は笑顔で見つめている。
こうして、宴会が始まり、瑞穂の全裸が晒された。

 (早く終わって!)淫裂を箸で広げられ、時間が来るのを待っていると「時間にな
りましたので、お下げします」瑞穂はやっと解放され、急いで浴室で体を洗い、服を
着るとまっすぐ秀樹の元に向かうが、秀樹は寝ていた。

 「あなた、ご免なさい。こうしないと、あなたのリハビリ代が出ないんです」呟く
ように言うと、それに反応したかのように、秀樹の腕が一瞬動いたが、瑞穂は見逃し
グッスリと寝込んだ。