「地獄の孤島」
 
                             赤星直也:作

第16話 消えた邪魔者


 沙織と約束した後藤は、すぐに裕二の元へと向かった。
「藤山さん、片山の事で話があります」会うなり、沙織にさせた事を打ち明けた。

 それには「片岡がそんな事をしたか。沙織は剛太だけと言ったはずだがな…」タバ
コを吹かし、一気に吸い込んだ。
「このままでは、もっと過激になってしまうかも知れません…」
「わかってる。最近の奴は出しゃばりすぎだ。リゾートを任せたのは失敗だったみた
いだな」天井を見つめて考えている。

 暫く考えてから「沙織から離れるな。剛太には、俺から言っておく!」裕二はそれ
だけしか言わなかった。
「わかりました。そうします」後藤はすぐに沙織の元へと向かった。
(これでいい。それにしても、沙織のオ○ンコは気持ちよかったな。母親譲りかも…)

 自分のことをしたことを棚に上げて、片岡の追い落としを謀った後藤は、片岡がリ
ゾート計画のリーダーになったのが面白くなかった。
裏社会では確かに実績があるが、表では後藤のほうが上だから、立場が変わるのは許
し難い事だ。
裕二も、片岡の行動が目に余るようになっていたから、些細な事でも許せなかった。

 そんな事とは知らない片岡は、瀬戸内海の島でくつろいでいた。
「これからは、俺の出番だな…」呟きながら酒を飲んでいると「片岡さん、私も忘れ
ないで。結構手伝ったのよ」学園の職員である淳子が体を寄せる。
「わかっているよ、お前の協力があったこそ、娘の素っ裸写真も撮れたし、操れるよ
うになったしな」

 「わかっているなら嬉しいわ。でも、ヌードを撮られたのは恥ずかしかったわ。し
かも、あそこまで撮るなんて」思い出したのか、顔が赤らみ、片岡の股間を擦り出す。
「やりたいのか、昼間からでも?」
「忘れさせて、あのヌードの事を…」淳子はチャックを引き下げ、肉竿を取り出すと、
顔を埋めて口で擦りだした。

 「いい気持ちだ。昼からこんな事をやれるとはな」片岡も淳子の背中にあるファス
ナーを引き下げ、ブラジャーのホックも外した。
「待って、自分でするから」一旦顔を上げ、肘まで下がったワンピースとブラジャー
を脱いで乳房を露わにした。

 「娘ほどではないが、相変わらずいい乳してるな」片岡は乳房を掴み、揉んでいく
が「まだよ。これも脱がない…」パンティを引き下げ全裸になった。
「いいね、この生え方もいいよ。パイパンもいいけど、これもいいよ」淳子の絨毛は
ハートの形に手入れされていた。

 「こんな事するのはイヤだけど、片岡さんのためにやっているのよ」今度は片岡を
脱がせて、2人は全裸になった。
「行くぞ!」淳子は四つん這いにされ、後から肉竿で突かれていく。
「あ、あ、あ~!」喘ぎ声を上げ、髪の毛を振り乱しながら突かれていくと「ヌチャ、
ヌチャ!」音が出始めた。

 「淳子、オ○ンコがいいのか?」
「はい。凄くいいです。女相手よりも、これがいいです…」
「そう言うな。娘の相手もしてやらないとな。まだまだ使えそうだし…」片岡は肉竿
の動きを速め、淳子の胎内で放出した。

 「淳子。オ○ンコを洗うんだったら、海で洗おう」
「恥ずかしいわ、誰もいないといっても、建物の外よ」
「構わないさ、ついでに泳ごう」腕を掴み、建物を出て浜辺と向かう。
「ここなら、何をやっても安心だ」片岡は海水に飛び込んだ。

 「それなら、私も…」淳子も飛び込み、淫裂を洗い出し「見ないでよ、いくら何で
も、これは見せられないの」背中を向け、指を入れて洗う。
「もういいわ、終わったし」洗い終わると片岡に抱きつき、童心に返って2人は遊ん
だ。

 海水で遊ぶと、砂浜で日光浴を始めた。
「いい気持ちだわ、太陽が眩しいし」
「そうだ。どうせなら、ヌードビーチを造ろう」
「裸になる人なんて、いるかしら?」
「いるさ。いなかったら、無理矢理素っ裸にしてやるよ」

 「そんな事、できるの?」
「勿論だ。その前にまたやりたくなったよ」
「ダメよ、見られたらどうするのよ」
「誰もいないよ。上になってやってくれ」
「私が上なの?」

 「ああ、酒が効いて、苦しくて…」淳子は片岡に跨り、腰を動かし出した。
「変な感じだわ。屋外でのセックスもいいわ…」
淳子もまんざらではない様子だが「今の内に楽しんで置くんだな」冷めた目で見てい
る影があった。

 それから数日後、片岡は自分が計画したヌードビーチの下見に淳子と出かけた。
「ここがいいな。見晴らしもいいし」
「そうね、ここならいいわ」
「試しに、素っ裸になろう」
「いいわよ。どうせ2人きりだし」2人は服を脱ぎ全裸になると抱き合う。

 「いいわ、凄くいい。後からも…」淳子は四つん這いになって、後からの挿入を待
った。
「行くぞ!」片岡が淳子の腰を押さえ、腰を振っていくと「あ、あ、あ~!」喘ぎ声
を上げだす。
「青姦も癖になりそうだな」満足げに、肉竿をピストンしていると、いきなり、押さ
えられた。

 「何をするんだ!」叫ぶと、口の中に酒瓶が押し込まれ、胃の中に流れ込んでいく。
「お前も飲め!」四つん這いの淳子にも、酒瓶が押し込まれ、胃の中に流れていく。
いくら、酒好きとはいえ、一気に飲まされてはフラフラして、結合どころか、やっと
立っている。

 「まだ、いけそうだな。もっと飲ませろ!」酒がドンドン飲まされ、意識が朦朧に
なっている。
「もういい、やれ!」2人は海水の中に引き込まれた。
酒を飲まされた2人は「ウグ、ウグ!」海水を飲み込み、もがいたが、やがて動かな
くなり、俯せで浮かび上がった。

 それを見ると、男達は立ち去って、服と酒瓶だけが残されている。
それから1時間ほどして、配下によって引き上げられたが、すでに息途絶えている。
それは裕二にすぐに知らされ「まずいな、警察に見せるわけには行かないし。女達と
怪しい物は全部外に運べ」その指示で、女達や荷物が運び出され、それと、入れ替わ
るように警察が調べに来た。

 警察も、2人に外傷がない事や、大量のアルコールが検出された事などから、事故
と処理され、秘密が漏れる事はなかった。

 片岡が居なくなると、人事が焦点になり、友愛学園の園長は理事長である、沙織の
意向で真弓に決まった。
だが、それは表向きで、裏では裕二の息の掛かった配下が実務を担当している。
真弓は早速、友愛学園のある那須に越したが、剛太が治まらない。

 「姉さん、真由さんがいなくなったんだから、姉さんがやってよ!」真弓が抜けた
分を沙織にぶつけた。
「イヤよ、こんなの着たくない!」
「着たくなくともやって。これも姉さんのせいだからね」そう言われれば逆らえず、
渡された衣装を着ていく。

 「姉さん、凄くいいよ。こんなにカチカチだし」沙織は黒いストッキングとガータ
ーベルトだけを身につけただけだ。
「恥ずかしい、これならフルヌードがいい…」
「そうはいかないよ。記念に残すからね」

 「ダメ、写真はダメ!」
「イヤなら、これで縛るけど。それでもいいの?」
「わかったわ。その変わり、誰にも見せないでよ」沙織はカメラの前でポーズを作っ
ていく。
「写真はこれくらいで…」カメラを置くと脱ぎだす。

 「もうやめようよ、姉弟ではしていけない事なのよ」
「子供が出来なければ、いいんでしょう?」
「それは、そうだけど…」沙織も負い目があるから、それ以上は言えず、仰向けに寝
かされ、乳房を吸われながら淫裂に剛太の肉竿を迎えていた。
(このままではいけないわ、何とかしないと…)天井を見つめ「あ、あ、あ~!」弟
の肉竿に喘ぎ声を上げ続けた。

 翌日、沙織の所に後藤が尋ねてきた。
「丁度良かった、相談したい事があるの」
「何でしょう、私で良かったら何でも乗りますが…」
「弟の事なの。この際だから、リゾートを担当して貰おうと思うの」
「それは、どうしてですか?」
(セックスの相手をさせられるとは言えないし…)返事に困ったが「これからの事が
あるから、教育しておきたいし…」もっともらしい答えを出した。

 「それは良い考えですね。藤山さんも賛成してくれますよ。ところで、約束した事
ですが…」
「わかっています。感謝してます」
「それでしたら、今すぐやらせて下さい」後藤は沙織を立たせたまま、スカートを捲
り上げた。

 「これからは、これは無しにして下さい」パンティを引き下げていく。
「そんな、下着を着なかったら恥ずかしいです」
「誰もそんな事見てませんよ。いいですね?」淫裂が露わになると、肉竿を取り出し
て淫裂に押し込む。

 「う、う~!」いきなりの挿入に、壁を押さえ痛みに堪えていると、服の上から乳
房を揉まれ、ピストンが始まった。
「ダメ、動かさないで…」
「そうは行きませんよ。動かさないとオ○ンコになりませんよ」肉竿は次第に動きを
速めていく。

 気配を感じて「出さないで、お腹はイヤです…」頸を振ると肉竿が抜かれ、尻目が
けて噴射していく。
「気持ちよかったです」満足そうに言うが「パンティが履けない…」精液が垂れて足
下のパンティを濡らしていた。

 「仕方ありませんね。今日はこのままでお願いしますよ」
「そんな、下着を着けないなんて…」精液で濡れたパンティを履く気にはなれず、そ
のままいる事にすると「お嬢さん、これからすぐにやりますからね」後藤は満足そう
に出て行く。
「これからも、体を求められるわ」不安ではあったが、弟の裕二ではなのが、救いで
ある。

 沙織の意向を聞いた後藤は裕二と会って打ち明けた。
「剛太がリゾートか、それも悪くないな」
「ですが、片山の息の掛かった連中が、黙っているかが問題でして…」
「この際だ。邪魔者は一気に追い出せ。後腐れがないようにしろ!」
「わかりました。そう取りはからいます」裕二が承知すると、役員会が開かれ、正式
に決定して剛太が任命された。

 この決定に剛太は不満であった。
「どうして、姉さんと離れないといけないんだ!」夜になると沙織を抱きながら聞い
ている。

 「剛太のためにはいいの…。姉弟のセックスなんて良くないわ…」乳房を吸われな
がら答えている。
「そんなのイヤだよ、姉さんだってバージンを捧げたんじゃないか!」それには(違
うわ、あれは剛太が無理やりレイプしたはずよ)言いかけたが、黙ったままだ。

 「そんな事言わないで。今日は、上になってしてあげるから…」機嫌を取るかのよ
うに、馬乗りになり、腰を振り続けた。
「わかったよ。たまにはいいでしょう、姉弟でも?」
「仕方ないわ、たまによ。たまになら、してあげるから」沙織も、剛太に抱かれるの
が苦痛ではなくなっているが、世間に知れるのを恐れている。

 こうして、剛太はリゾート計画の責任者として、瀬戸の孤島を訪ね、裕二の配下が
案内役を務めたが、秘密の場所へは案内せず、表向きだけを見学させた。

 そして、見学を済ますと島にある、施設に泊まる事になったが、夜になると暇だか
ら、部屋を抜け出した。
廊下を歩いて行くと「ヒ~!」悲鳴が聞こえる。

 「何だろう。あっちからだったが…」歩いて行くと「ピシ~!」「ギャ~!」また
悲鳴が聞こえた。
「誰かいるぞ。間違いなく女だ!」なおも、歩いて行くと、音も大きくなっていく。
「ここだ、ここから聞こえる!」昼間は気づかなかったが、部屋があり、そこはロー
プが張られたリングのある部屋だ。

 「何をやっているんだろう?」中に入ると、全裸の女性がロープで両手を縛られ吊
り下げられていた。
「何をしてるんだ?」入るなり、声を上げると、取り囲んでいた男達が慌てている。

 「スパイです。スパイですからこうして…」
「スパイか。そんな事ではダメだ。こうやらないと」ムチを奪い、今度は剛太が叩き
出した。
「ギャ~!」悲鳴を上げるが、ムチは乳房、淫裂と女性の急所ばかり叩いている。

 それには、見ている取り巻きも呆れ顔になっている。
それに、容赦なく叩いている剛太に「それくらいでいいのでは…」停めようとした。
「仕方ない。痛いのはこれくらいにして…」ズボンを下げ出すと「イヤ、そんのイヤ。
お願いだからレイプしないで~!」叫んだ。

 「そうは行くか、俺が懲らしめてやる。足を持つんだ!」取り巻きに、女の足を開
いたまま持たせた。
「汚いな。こんなオ○ンコだったら嫌われぞ!」強引に肉竿を押し込んでいく。
「イヤ、入れないで。イヤ~!」頸を振るが、剛太は肉竿のピストンを始めた。

 「どうだ、思い知ったか。ここにもやってやるぞ!」両乳房を鷲つかみにして、爪
も食い込ませた。
女性は「ギャ~!」悲鳴を上げ痙攣するが、容赦なくピストンを続け、淫裂の中で爆
発させ「う、う、う!」声を上げて泣き出してしまった。

 それを見ていた取り巻きのリーダーは(この男なら使えるぞ。性に合ってるみたい
だし)そう思ったが、剛太自身も(気持ちいい。こんな事をすると、感じてしまう…)
女性をいたぶる事に快感を覚えた。