「地獄の孤島」
 
                             赤星直也:作

第13話 沙織の喪失


 3人が練った計画は程なく実行され、裕二は沙織と剛太を伴って友愛学園の視察に
出かけた。
学園に着くと、片岡が出迎えたが、沙織は顔を見るなり強ばらせる。

 「お嬢さんには、こちらを御覧いただきます」別な場所へと、剛太と裕二を残した
まま連れ出した。
「私をどうする気ですか?」
「お嬢さんも、息抜きが必要でしょうから、特別な事を用意しました。嫌がったりし
たら、あのビデオが表沙汰になりますよ」沙織に注意してから、来賓用の建物に向か
う。

 建物の中に入ると、見覚えのある女性がいた。
「真弓さんでしょう、どうして、ここにいるの?」
「恩返しです。お父さんのした事を償うために…」
「償うって、そんな事しなくていいのよ。従姉妹同士じゃないのよ」
「それでは気が済みません。ですから、沙織さんに私の体を…」辛そうにいい、腕を
掴んで部屋に連れ込んだ。

 「私、ビデオを見て知ってます。沙織さんの趣味を…」そう言うと、沙織を抱きし
め唇を重ねた。
「見たって、どういう事なの?」
「レズをです。沙織さんが、職員とレズしているビデオを…」それには黙ってしまっ
た。
「ですから、私がこうして…」真弓は沙織の胸に手を掛け、撫でだした。

 「そんな事しなくていいの、私は忙しいから」
「そうは行きません。お相手をしないと、園長からムチで打たれます。それに、お母
さんだって…」
「片岡さんから言われたの?」
「はい、お嬢様とレズをやれと」
(そうなんだ、私にレズをしろと言うんだ…)沙織も、やっと片岡の意味がわかった。

 「わかった。従姉妹同士だし、楽しくやりましょう」沙織も唇を押しつけ、真弓の
胸を撫でだると、真弓の手が服に掛かり、ボタンを外していく。
(私もやるしかないわ。やらないとビデオが…)もし、屈辱なビデオが表沙汰になっ
たら、マスコミが騒ぎ出すのは、分かり切っている。
仕方なく、片岡の考えに従い、真弓の服を脱がし、お互いに脱がしあって、下着姿に
なった。

 真弓は黒いストッキングに黒いパンティ、黒いブラジャーと黒ずくめだが、沙織は
白ずくめで対照的だ。
「これから、いいでしょう?」沙織は真弓のパンティを引き下げていくが、股間には
絨毛が生えてない。
(ヘアがないわ、もしかして…)なおも下げるとピンク色した淫裂が露わになった。

 「私、剃っているの。ヘアがあるとイヤらしいから…」真弓は恥ずかしいのか、言
い訳をしている。
「そうよね、ヘアはイヤらしいわよね」足首からパンティを抜き、背中のホックを外
すと、乳房が揺れ動き、太股まである黒いストッキングだけになった。

 「沙織さん、私にもやらせて」今度は真弓が沙織のパンティを脱がした。
「沙織さんも、手入れをしているの?」短く切られた絨毛に驚いている。
「ええ、この方が衛生的だし…」恥ずかしげに言い訳をすると「そうよね、これが良
いわよね」露わになった淫裂を指で触っていく。

 「まだよ、まだ早い…」クリトリスも触られ、太股が震えている。
「そうよね。まだ、脱いでないし」ブラジャーのホックも外し、沙織は真弓とは対照
的な、白いストッキングだけを身につけ、乳房と淫裂を晒している。
「これで、おあいこよ。もういいでしょう?」真弓は沙織に抱きつき、乳房を吸い出
すと「いいわ、凄くいい…」声を上げ、息を荒くしていく。

 暫く乳房を吸うと「ここにも、するわね」腰を下ろして淫裂に顔を埋めた。
「ダメ、そんな事は汚いから…」そう言いながらも快感を感じている。
真弓は指と舌を使い淫裂を愛撫し続け2人だけの世界に入っていくが、そんな2人を、
隠しカメラで見ていた男がいた。

 「そんな、姉さんがレズだなんて…」動揺している剛太だ。
「沙織は度々ここにきて、真弓と、ああやっているんだ」
「何とかして、姉さんにレズをやめさせないと…」

 「それだったら、剛太が沙織を抱けばいいぞ」
「ダメだよ、姉弟だよ。そんな事は許されない!」
「何言っているんだ。剛太が沙織を女にして、男の良さを教えるんだ。そうすればレ
ズはしなくなるよ」側にいる裕二は、勝手な事を言って、そそのかしている。

 「でも、姉さんをレイプする事になるし…」
「それで脅すんだ。レズをやめないなら、もっと犯すって!」それには、剛太も黙り
込んでしまった。

 一方、2人が見ているとは知らず、沙織は腰にペニスバンドを取り付け、仰向けに
なった。
「沙織さん、行くわね」真弓が馬乗りになり、淫裂に樹脂のペニスを迎え入れるが、
沙織にも見えている。

 (膣に、あんな太いのが入っていくなんて…)肉襞を掻き分けながら、根本まで入
り込んだ。
「痛くないの?」
「沙織さんが、指でしたから痛くないわよ」そう言いながら、腰を動かし出した。
「いいわ、凄くいい。沙織さんとなら、もっとしたい…」腰を動かすと、乳房が揺れ
ていく。

 (そんなに、気持ちいいなんて、信じられない…)沙織は手を伸ばして、揺れ動く
乳房を揉み出すと、淫裂からはヌルヌルした汁が流れ出た。
(真弓さん、本当に気持ちいいんだ…)乳房を揉みながら、見つめている。

 やがて「行くわ、行く~!」真弓が絶頂を迎えて、倒れ込んだ。
「良かったわ、沙織さんと出来て…」息を弾ませながら、唇を押しつける。
2人は暫く抱きあい「沙織さんもやったら?」沙織の腰からバンドを外す。
「私、まだ経験がないから…」

 「処女なんだ。それだった、お尻でやれば?」
「痛いわよ。そんな、太いのが入ったら」
「お尻用もあるのよ、ほら!」細身のペニスバンドを見せ、股間に取り付けていく。
「それだったら、いいかも…」その気になると、ペニスにワセリンを塗り、真弓を仰
向けにする。

 「痛かったら、やめるからね」跨って、肛門をペニスに押し当てた。
「あっ!」声を上げたが(何よ、この感じは…。痛いけど、気持ちいい…)なおも、
腰を沈め、根本まで入り込む。

 「綺麗ね、沙織さんの性器は。どうせなら、ヘアを全部剃った方が良いわよ」
「全部は恥ずかしいわ、少し残す程度ならいいけど…」そう言いながらも、腰を動か
し出した。
真弓が揺れ動く乳房を揉むと「あ、あ、あ~!」と声を上げた。

 2人だけの世界で楽しんでいると、それを邪魔するかのように、剛太と裕二が入っ
てきた。
「いや~!」悲鳴を上げたが「姉さん、そんな事をするんだったら、僕がしてあげる
よ…」押し倒され、乳房を吸われていく。

 「やめて、姉弟よ。いけない事なのよ!」
「女同士のほうがもっといけないよ。僕が男の良さを教えてあげるから」剛太は不自
由な姿勢で下半身を剥き出しにした。
「やめて、いけない事よ、やめて!」逃れようとしても、力で勝る剛太に押さえられ
ては、為すすべもない。

 (このままでは、剛太にレイプされてしまう…)手足をバタバタしても、どうにも
ならず、淫裂に熱い肉竿が押し当てられた。
「入れないで、お願いだから入れないで~!」叫んでも、肉竿がゆっくりと、体内に
入り込んでくる。

 「ヒ~!」膣に先端が入ると、痛みに悲鳴を上げた。
「すぐに消えるから、それまで我慢してよ、姉さん!」なおも、押し込んで、先端が
入ると(弟にレイプされるなんて…)力が抜け、抵抗する意力も消えている。

 そんな沙織に「姉さん、行くよ!」肉竿が更に押し込まれ、膣奥まで入り込んだ。
当然、沙織の封印は破られ「ヒ~!」悲鳴を上げ痙攣している。
それに、破瓜した印の鮮血が流れ出て(バージンを弟に奪われるなんて、信じたくな
い…)涙も流し、嗚咽も上げだした。

 それでも肉竿は動きを停めずに、ピストンを始め「ピシャ、ピシャ!」と音が響い
ている。
それを見届けた裕二は真弓に抱きついた。
「俺も、男の良さを教えてやるぞ!」

 「やめて、ここではイヤです。別な所で…」
「ダメだ、ここでやる!」裕二は服を脱ぎ、全裸になると、真弓を四つん這いにして、
後から股間を押しつけた。
それには「あ、あ、あ~!」声を上げ、髪の毛を振り乱していく。
「オ○ンコの中がヌルヌルだぞ。女同士でもこんなに感じるとは、淫乱の毛があるぞ」
腰を押さえて、肉竿のピストンを始めた。

 それは、剛太にも見え「姉さん、僕もやるよ」沙織の腰を持ち上げ、後から肉竿の
ピストンを始め「あっ、あっ!」呻き声を上げていく。
「剛太、どうせなら、こうしてやろう!」沙織と真弓は向き合わされて、後から肉竿
で突かれていく。

 「沙織さん、見ないで。恥ずかしいから見ないで!」
「真弓さんこそ見ないで!」2人は垂れ下がった乳房を揺らせながら、顔を見合わせ
ていた。

 やがて、2つの肉竿が絶頂を迎え「イヤ~!」悲鳴と同時に、淫裂からは液体が流
れ出た。
放出を済ませると肉竿は抜かれ、沙織と真弓はシャワー室に入るが、終始黙ったまま
の2人だった。

 沙織は「う、う、う!」嗚咽を上げ、剛太が噴射した液体と鮮血を洗い落としてい
く。
真弓は、避妊薬を飲まされているから、心配はないが、淫裂を洗っている。

 「真弓さん、この事は誰にも言わないで欲しいの…」弟に犯されたのを、知られた
くはない。
「当然よ、私の事も言わないでね」2人がお互いに秘密にしておく事にすると「僕も
洗わないと」剛太も入ってきた。

 剛太は汚れた肉竿を洗うと「姉さん、どうせなら全部剃った方がいいよ」股間を撫
でた。
「イヤよ、剃るなんてイヤ!」
「イヤでも剃らないと。やらないなら僕がやるよ」
「イヤよ、剃るなんてイヤ!」シャワー室から飛び出したが「沙織、そうは行かない
な。イヤでも剃らないと。これは、お仕置きなんだ」裕二に押さえられる。

 「姉さん、動くと危ないよ」剛太は絨毛にムースを吹き掛けて、カミソリを当てた。
「やめて、これ以上辱めないで!」
「辱めじゃないよ、これはお仕置きだよ」カミソリを動かし出した。
(やっと、生え揃ったのに…また剃られるなんて…)動く事も出来ず、股間から絨毛
が取り払われ、淫裂も剥き出しになっている。

 「これが、姉さんのオ○ンコなんだ…」食い入るように見つめていると、また肉竿
が膨らんでいく。
それを知った沙織は「もうダメ、姉さんとはダメ!」股間を両手で押さえてうずくま
った。

 「オ○ンコがダメなら、口でなら、いいよね?」
「口もイヤ。そんなの、なめたくない!」
「そうは行かないぞ。どっちかを選べ!」そう言われれば「口でします…」力無く、
返事するしかない。

 「それなら、やってよ」沙織の口元に肉竿を差し出すと、口を開け迎え入れる。
(こんな事、やりたくないけど…)「ウグ、ウグ!」唇で肉竿を擦っていく。
「真弓、お前も手伝え。剛太に乳を吸わせるんだ!」裕二に言われ、剛太の前に立ち、
乳房を吸わせると、乳首を吸いながら揉んでいく。

 剛太は気持ちいいのか、肉竿が限界まで膨らんでいく。
(出さないで、口の中へは出さないでよ)願いながら「ウグ、ウグ!」肉竿を擦って
いくと、喉の奥に暖かいのを感じた。
(そんな、剛太が射精するなんて…)頭を上げると、白い液体が口から漏れていた。

 「飲め、飲むんだ。絶対に吐くな。吐いたら、俺ともオ○ンコぞ!」裕二の怒鳴り
声に「ゴクン!」と飲み込んだ。
それには裕二も満足そうに「そうだ、それでいい。服を着てもいいぞ」全裸の2人は
服を着だす。

 服を着終えると、沙織と剛太は何もなかったように振る舞い、片岡の案内で学園を
視察してから東京に戻った。

 2人がいなくなると、裕二達は隠し撮りしたビデオを調べた。
「いいね、姉弟でのオ○ンコも良く撮れてるな」
「本当だよ。これを見たら、島の彩香も泣くだろうな」
「当然だよ。どうせなら、ご対面させて親の前でやらせたいな」
「それは面白い考えだ。今は無理だけど、いずれはやるよ。その時は、俺たちの天下
になっているはずだがな」3人の笑い声が部屋の中に響き渡った。

 それから暫くして、南の島に監禁されている彩香は檻から出されて、ビデオを見さ
せられた。
「そんな、沙織にこんな事をするなんて!」両手を縛られ、服を脱がされていくシー
ンに泣き出した。

 「泣くのはまだ早い。もっと凄いのがあるぞ!」早送りして画面を選んでいくと、
真弓と抱き合うシーンになった。
「これも面白いだろう?」看守も興奮したのか、彩香の乳房を撫でながら見ていると
「嘘よ、剛太がそんな事するなんて…」声を上げて泣き出した。

 画面には、沙織が剛太に犯される姿が映し出されて「う、う、う!」声も上げて泣
きじゃくっている。
それでも再生は進み、今度は沙織が肉竿を口で擦っている。

 「こんな事までさせるなんて酷すぎます…」
「俺に言っても仕方がないだろう。こんな事をさせたくなかったら、あんたが、客を
取る事だな」
「客を取る?」

 「そうだ。売春だよ、男に体を売るんだよ!」
「そんな、売春だなんて…」言葉が詰まって、何も言えない。
「そうすれば、娘には手を出さないかもな」
「それは、本当ですか?」
「ああ、そう、言っているぞ」

 「わかりました…。私が体を売りますから、娘にだけは手を出さないで下さい…」
彩香は売春婦になるのを決意すると「それなら、練習開始だな」鉄格子のない部屋に
連れて行かれ、男達相手に訓練させられた。
(あなた許して、これも沙織のためです…)夫に詫びながら、屈辱に甘んじた。