「背徳の家族」
                                   赤星直也:作
第21話 純子の破瓜

 歩美と次郎は、その後も子作りに励み、その甲斐あって、3ヶ月後には妊娠が確認された。
だが、妊娠が確認されると、次郎は歩美との性行為が控えられて、欲求が高まっている。
その欲求を解消するために、郁恵は1日おきに、次郎の部屋に入っていく。

 「母さん、お願いします…」
「任せて。歩美のためなら、体も張るわよ」喜んで裸になり、次郎に抱かれていた。
郁恵が次郎の相手をすると、信吾の相手が疎かになり、不満が募っている。
「純子さんに、セックスさせる訳行かないし…」何とかしたいが、限界もある。

 そんなある日に、歩美は信吾と2人きりになってしまった。
「姉さん、溜まっているんだ。やらせてよ」乱暴に抱きついて、下半身を剥き出しにしていく。
「赤ちゃんがいるの。セックスはしたくないのよ!」
「そんな事言っても、抑えが効かないよ」歩美は淫裂を剥き出しにされた。
「わかった、セックスするから奥まで入れないで。それに、横になってして」覚悟を決めて、横臥位
になった。

 「ゴムなしだよ。姉さんに出すのは初めてだね…」信吾も横臥位になり、後ろから肉竿を突き刺し
ていく。
「全部入れないで。それくらいにして…」肉竿が動き出した。
「ゴムなしだと、気持ちいい。姉さんのオ○ンコに出せるなんて、夢みたいだ」
「今回限りよ。ゴムなしでは、もう、やらないからね」

 「わかってる、直ぐ終わるから」肉竿の動きを速めていくと「出したんだ。膣が暖かい」淫裂から
精液が漏れ出てきた。
「そう、出したよ。早く純子に出したいな」肉竿を抜くと、ズボンを直していく。
「二十歳まで後半年ね。この子が産まれたら解禁かな」歩美も淫裂を拭き服を直していく。

 そして、半年後に歩美は女の子を出産し、純子も二十歳となって、信吾との約束の日を迎えた。
リビングにはマットが敷かれ、歩美だけはパンティを履いているが、皆は全裸になっている。
「歩美さん、赤ちゃん産むとオッパイがそうなるの?」綺麗だった乳房が黒ずみ、変形している乳房
に、純子は不安になっている。
「そうよ。でも、直ぐに戻るから。それより準備しないと。やり方わかってるでしょう?」

 「はい。歩美さんの時と、同じくやる…」純子は信吾の前で正座して、肉竿を口で擦りだした。
「フグ、フグ!」純子が口で擦ると、肉竿も膨らんで「やろう!」仰向けに寝かせて足を開かせる。
「入れるよ」肉竿をゆっくり押し込むと「う~!」痛みに顔が歪んだ。
「純子さん、我慢よ。女は誰もが経験しなくてはならないの」郁恵の言葉に頷きながら、耐えている
と、肉竿が勢いよく押し込まれた。

 「ギャ~!」処女膜の破瓜と共に、血が出てきた。
「純子も、これで女になったよ」ビデオを撮る次郎が言うと「そうよ、これからは家族よ。早く産ま
ないと」歩美もカメラに撮っていく。
「信吾、もっとやらないと。奥まで入れて全部破るのよ」郁恵に言われて肉竿を動かし出した。
「う~!」破瓜したばかりの淫裂は痛いだけで、快感はない。
「痛い、膣が痛い…」譫言のように耐えていると「暖かい、これが射精なの?」膣の中に暖かい異物
が漂いだした。

 「出したよ、純子!」放出を済ますと、唇を重ね肉竿を抜くと、血に混じって、皮のような物が付
いている。
「あら、処女膜よ、純子さんの処女膜が付いてる!」歩美は肉竿に付いた、皮膚のような物を撮って
いくが「イヤ、恥ずかしいから撮らないで!」撮らせまいとする。
「純子、記念なんだから撮らせろ。それに、喪失したオ○ンコも」次郎から言われれば拒めず、足を
開いて、血で汚れた淫裂を撮られた。

 「兄さん、恥ずかしい。もういいでしょう?」
「いいよ、洗ってこい」
「それなら、僕も一緒に」2人は浴室に入ってシャワーで洗い出した。
「痛かったかい?」
「うん、痛かった」純子がシャワーで洗うと、皮のような物も出てきた。
「処女膜だよ、純子とこれからは夫婦なんだからね」
「そうよね、一緒に暮らすんだから夫婦だよね」2人は丁寧に洗うと戻ってきた。

 「純子、もう一回やれよ」次郎が言うと「そうよ。もう、痛くないから、楽しみなさいよ」歩美も
言い出す。
「そうだな、純子やろうよ」信吾もその気になり、純子を寝かせてた。
「信吾、痛いと困るから、塗ってあげる」歩美は肉竿にゼリーを塗って「これでいいわ、入れて!」

 その言葉に信吾は覆い被さった。
「入れるよ」淫裂に肉竿が入るが、先程とは違って痛みは感じない。
「痛くない、セックスしても痛くない…」肉竿はすんなり入り動き出した。
「気持ちい、純子のオ○ンコは締め付けがいいよ」快感に息も弾んでいる。

 信吾は姿勢を変えて純子を起こし、馬乗りにさせた。
「姉さんがやったようにして」
「わかった、やってみる」純子も歩美がやったように、騎乗位になって腰を振っていく。
「気持ちいいの、信吾さん?」

 「凄くいいよ、もうすぐ出すからね」その言葉通りに、二度目の噴射が行われた。
「純子さん、洗った方がいいわよ。喪失の妊娠はないけど、万が一があるし」
「そうします。まだ、早いですから」純子が、また浴室に行くと「郁恵さん、僕の相手をしてくださ
い」次郎が乳房を揉み出す。

 「いいわよ。歩美の旦那だからいつでもいいわよ」拒まず肉竿を口に入れ擦っていく。
「後ろからいいですか?」
「いいわよ、一杯出してね」郁恵は四つん這いになり尻を向けた。
「行きます!」淫裂に肉竿が入り、動きだした。
「あ、あ、あ~!」声を上げ、髪を振り乱していると「兄さんもやってるんだ!」純子が戻ってきた。

 「純子、おいで!」信吾は純子を膝に乗せ、乳房を吸い出す。
「気持ちいい…。オッパイ吸われると気持ちいいの…」喘いで言うと「オ○ンコはどうなの?」歩美
が言う。
「膣はそれほど感じない…」
「まだ喪失ばかりだからよ。いずれ、信吾にねだるはずよ」

 「そんな、ねだるだなんて。私が淫乱みたい…」顔が赤らんだ。
「女は淫乱な方がいいのよ。その方が男が燃えるから」郁恵も言う。
「そうよ、そうして浮気を封じるのよ」歩美と郁恵の言葉は説得力があった。
(そうよ、これからは信吾さんを誘惑しないと。浮気されたら困るし…)純子には思案があるようだ。