「背徳の家族」
                                   赤星直也:作
第19話 歩美のアイデア

 2人が浴室で楽しんでリビングに戻ると、郁恵が居てテレビを見ている。
「母さん、帰ってたんだ」
「そうよ。それより、2人でお風呂だなんて、変な事しなかったでしょうね」
「変な事って、セックスの事なの?」
「そうよ、純子さんは大事な預かり物なんだから、変な事しないでよ」

 「純子は、俺の嫁になる事になってるんだ。だから、気にしなくていいよ」
「嫁になるって、純子さんは承知してるの?」
「はい、信吾さんの嫁になります…」
恥ずかしそうに言うと「セックスもしたの?」と郁恵が聞いた。
「それはまだです…」顔が赤くなっている。
「それならいいんだけど」気掛かりだ。

 その夜、郁恵は信吾の部屋に向かった。
「信吾、純子とは本当に何でもなかったの?」
「何もなかったよ。ただ、お尻でやったけど」
「お尻でやったって、そんな事したんだ…」
「そう、純子のヌードを見たら収まらなくて」信吾は色々話すと「溜まっていたら言って。母さんが
してあげるから、純子には手を出さないでね」郁恵は信吾の前で服を脱ぎだした。
「そうだ、母さんのパイパンヌードは、まだ撮ってなかったね。剃ってきてよ」

 「今からはイヤよ。それより、セックスしたいんでしょう?」信吾のパジャマを脱がせ、裸にする
と肉竿を口に迎え入れた。
「フグ、フグ!」唇で擦っていくと限界まで膨らみ「して、母さんとして!」信吾と一緒に横になっ
ていく。
「母さん、入れるよ」淫裂は緩んでいるから、すんなり肉竿が入り込み動いていく。
「いいわ、信吾にされると気持ちいい…」喘ぎながら淫汁を流していた。

 翌日、いつものように信吾と純子が話していると「純子さん、お使いできる?」純子に買い物をさ
せて留守にする気だ。
「はい、できますが?」
「それなら、お願いね」メモと財布を渡すと、信吾と郁恵だけが残された。

 「信吾、今から撮って」郁恵は信吾の前で脱ぎだした。
「わかった、撮るよ。でも、ヘアは剃ったの?」
「脱げばわかるわよ」下着も脱いで全裸になると絨毛が消えている。
「いいよ、それが好きなんだ!」カメラを構えて郁恵を撮りだした。
(そうよ、それでいいの。純子には、手を出しちゃダメだからね)純子を守る手段だったが、信吾を
取られたくない嫉妬もあった。

 信吾は郁恵にポーズを取らせてカメラに収めていくが「オ○ンコしたくないの?」挑発するポーズ
を作った。
「やりたい、今すぐに…」
「それなら、やってもいいわよ。後ろからで、いいでしょう?」四つん這いになって尻を向けた。
「わかった、やるからね」ズボン、パンツと脱いで、郁恵の腰を押さえると、肉竿で淫裂を突き刺し
た。
「あ、あ、あ~!」静まり返った家に喘ぎ声が響いていく。

 「母さん、声を出すなんて久しぶりだね」
「そうよ、今日は遠慮しないでだすわ…」その言葉通りに、郁恵は今までの憂さを晴らすかのように
淫汁を流し、声も上げている。
信吾もそれに応えて膣の中に噴射していく。
「暖かい、出したのね」淫裂から精液が垂れ出ている。

 郁恵は、その後も信吾と2人だけの時間を作り、抱き合っていたが、歩美が気づいて、問いただし
た。
「信吾を純子に取られたような気がしたから…」2人が、婚約した事を歩美に告げた。
「そんな事で、嫉妬だなんて。大人げないわよ」
「でも、寂しいわよ。歩美もいずれ分かるわよ」

 そう言われると、歩美も信吾を奪われたという思いが込み上げてきた。
「母さん、それなら、次郎さんとやりなさいよ。それなら、気分転換になるし」
「そうだけど、相手してくれるかしら?」
「大丈夫よ、次郎さんも好きだから」歩美の考えに郁恵は乗った。

 その夜に郁恵は次郎の部屋に入った。
「待っていました。今夜は楽しめそうです」郁恵の服を脱がしていく。
「こんな歳だけど、性欲だけは衰えないの」郁恵も次郎のズボンを脱がしていく。
「性欲と歳は関係ありませんよ。本人次第ですから」パンティを引き下げると、短い絨毛が生えてい
た。

 「いいですね、これが好きでして」恥丘を撫で淫裂を撫でていくと「そこだけじゃイヤ、オッパイ
にも…」自分からブラジャーを脱ぎ、乳房を露わにしていく。
「勿論です、ここにも…」乳首を吸いながら揉んでいく。
「あ、あ、あ~!」敏感な乳首を吸われ、声を上げると「郁恵さん、そろそろ行きますよ」寝かされ
淫裂に肉竿が押し込まれた。

 「いいわ、凄くいい!」信吾とは違った感触に淫汁も流れている。
「もっとして…。奥までして欲しい…」
「わかってますよ。そろそろ行きます」肉竿の動きが早まり「クチャ、クチャ!」淫裂から音が出て
いく。
次郎はその後、郁恵を四つん這いにして後ろから肉竿で突いていく。
「あ、あ、あ~!」乳房を揺らせ、声を上げていると膣奥に射精された。
「いいわ、気持ちいい…」流れ出る精液を拭こうともせずに余韻に浸った。
その後も2人は抱き合い、夜明けまで次郎の部屋で過ごした。

 同じ頃、信吾の部屋では「姉さん、ゴムなしでやりたい」肉竿にコンドームを歩美が着けている。
「できたら困るわよ、信吾の子だと奇形になるのよ」
「でも、姉さんに産んで欲しいんだ」
「そんな無理言わないで。その変わりいい、思いをさせてあげる」歩美は信吾に馬乗りになると淫裂
に肉竿を迎え入れて腰を振りだした。

 「姉さん、気持ちいい。凄くいいよ…」揺れる乳房を揉みながら絶頂を目指すが「姉さん、後ろか
らやりたい」四つん這いになって仕切直しだ。
「行くよ!」肉竿が入ると「あ、あ、あ~!」歩美も声を上げ淫汁を流し出し、信吾も絶頂を超えて
爆発した。

 「姉さん、凄くよかった」仰向けになった歩美の乳房に吸い付く。
「私もよかった…」歩美も信吾を抱きしめるが「姉さんには、産んで貰うよ」また言い出した。
「そんな事、言わないで。そんなに赤ちゃんが欲しいなら、次郎さんとやるけど、我慢できるの?」
「我慢できるよ、僕の子と思って可愛がる」
「それなら、産んでもいいけど、約束できるの?」

 「約束する。そのかわり、純子が産んだら可愛がってよ」
「勿論よ、信吾の子を抱いてみたいし」
「それなら、何時作るの?」
「今度の日曜が危険日だから、頑張ってみる」
「それなら、記念写真を撮らないと」
 
 「記念写真って、セックスしてるのを撮る気なの?」
「そうだよ、今回は動画で行くからね」
「写真はやめて。次郎さんが嫌がるから」
「そうかな、説得すれば平気だよ。家族皆もヌードになって立ち会うし」
「恥ずかしいわよ、見られながらセックスするだなんて」
「大丈夫だよ、次郎さんには僕から言うから」信吾は乗り気だが(セックスを見られるなんて…)歩
美は乗り気ではない。