「背徳の家族」
                                   赤星直也:作
第16話 次郎の妹

 次郎が戻ると、皆の生活も一変して元のようになっている。
信吾も講義が再開されて、次郎と一緒に家を出るから郁恵と歩美だけになっていた。
歩美は家事を済ますと暇を弄んでいたから、近所のスーパーでパートの勤めを始めている。
残された郁恵は1人で家にいたが、暇でしょうがない。
そんな郁恵を知ったのか、信吾が午後には帰ってきた。

 「母さん、次郎さんが来てから、やってないよね?」
「そうね、確かにできなくなったしね…」
「今なら、居ないからやろうよ」
「まだ日の中よ。今夜、行くから夜にしよう」
「夜まで待てないよ、やらせてよ」乱暴に押し倒して服を脱がせていく。

 「わかったわ、相手するから部屋に行こう」2人は郁恵の部屋に入ると、全裸になって抱き合う。
「母さん、気持ちいい?」肉竿を動かしながら聞くと「気持ちいいわ、信吾にされると凄くいいの」
郁恵は、もう悪感が消え失せ、息子との性行為を何とも思わなくなっていた。
信吾もそうで、母親にもかかわらず、肉竿の動きを速めて射精していく。
「いいわ、信吾に出されると気持ちいい…」放出を済ませた信吾を抱きしめて余韻に浸っていた。
 
 その日の夕方に、次郎が帰宅すると「実は、妹が…」妹の純子が大学受験で上京するという。
「次郎さん、それなら、家に泊まらせないと。私は信吾と一緒に寝るから」
「そうして貰えれば助かります」喜ぶ次郎だが、信吾と郁恵が肉体関係を持っているのを知らない。
歩美は(母さん大丈夫かしら、信吾は強いから、持てばいいけど…)精力絶倫の信吾が気掛かりにな
っている。

 郁恵は早速部屋を掃除して、信吾の部屋に移ると「母さん、これで気兼ねなくやれるね」抱きつい
た。
「まだ起きてるわ。もう少し待とう」
「大丈夫だよ、姉さんだって、やってるよ」その言葉通りで「あ、あ、あ~!」と歩美の声が聞こえ
てくる。

 「母さんも、声を出してもいいよ」
「そうは行かないわ。親子なんだから」郁恵はもう下着を脱いで全裸になっている。
「それじゃ、行くよ」信吾は肉竿を入れて、動かし出すと郁恵はタオルを口の当てて、声を出さない
ようにしている。
「母さん、心配ないよ、聞こえたって平気さ」肉竿をピストンしながら言うが(聞こえたら大変よ、
こうするしかないの)気持ちよさそうな顔をしながら淫汁を流していた。

 翌日の昼過ぎに次郎は妹の純子を連れて来た。
「初めまして、緒方純子です」丁寧に挨拶するが、やはり、あどけなさが残っている。
純子は試験日を含めて、3日泊まる事にして信吾が案内役に決まり、信吾と純子が打ち合わせした。
打ち合わせが済むと、純子は浴室に向かうが「信吾、手を出しちゃダメよ。出したら、絶対やらせて
あげないからね」歩美がくぎを刺す。
「わかってる、僕は母さんと姉さんだけでいいよ」そう言うが、気になっていた。

 そして、朝になると純子と信吾は一緒に家を出て、試験会場へと向かった。
信吾は試験会場で待機しているが、純子のヌード姿を思い浮かべている。
乳房や絨毛などを思い浮かべ、週刊誌を見ながら時間を潰していると、昼近くには終わって、会場か
ら出てきた。
「純子、行こう」馴れ馴れしく呼びながら、手を繋いだが拒まない。

 「信吾さん、真っ直ぐ帰るの?」
「どこか、行きたいとこあるなら行くけど」
「遊園地に行ってみたいな」
「それなら、明日行こう。今から行ったら、もったいないし」
「そうね、真っ直ぐ帰りましょう」2人は家に戻ったが、郁恵が出かけているのか、誰もいない。

 2人は、リビングで試験の事について話していくが、信吾は純子が気にいったのか、抱きしめた。
「信吾さん!」思わぬ出来事に驚くが、信吾は唇を押しつけて行く。
「ダメ、まだ子供だから。大人になってから!」逃れるが、唇を重ねながら胸を撫でていく。

 すると、純子の力が抜けて息が荒くなっている。
「純子、オッパイが欲しい…」
「ダメ、大人になってからにしましょう…」首を振るが、信吾の手は純子のシャツを捲り上げて、ブ
ラジャーを露わにした。
「綺麗だよ、純子!」「ダメ、まだ子供よ」逃れようとするが、ホックが外され乳房が飛び出し、揺
れている。

 「見ないで、恥ずかしいから見ないで!」手で隠そうとするが、その手を押さえて、乳房を握り締
めて乳首を吸い出した。
「あ~!」初めての体験に、目を閉じ信吾の頭を抱きしめた。
「純子、ここもいいだろう?」乳房を揉んでいた手が股間を撫でる。
「そこはダメ、オッパイだけにして…」
「わかった、オッパイだけにする」両乳房をも皆ながら乳首を吸うと「気持ちいい、こんなの初めて
…」息を荒立てながら快感に酔っていた。

 信吾は暫く乳房を吸うとやめて、純子も服を直していく。
「純子、いつかは俺の嫁さんだよ」また唇を押しつけると「いいわよ、信吾さんのお嫁になる」純子
も口付けして返した。
その後、2人は試験の事を話していると、歩美が帰ってきた。
2人が仲良く話しているのを見て安心したのか、夕食の準備を始めると「私も手伝います」純子が言
う。

 「ここは任せて。純子さんは信吾の相手をしてね」と言われる。
仕方ないし2人が話していると郁恵も戻って2人で家事をした。
「純子さん、お風呂は入ったら?」
「そうします」純子は浴室に向かうが「信吾、手を出さなかったでしょうね?」歩美が念を押した。
「信用してよ。手は出してないよ」
「それならいいわ。純子さんが無事に帰ったら、やらせてあげる。ゴム付きでだけどね」
「やらせてくれるなら、我慢するよ」信吾は急所を突かれて、大人しくする事にした。

 その夜、信吾は郁恵を相手に、肉竿で突き刺していた。
(純子のオッパイ小さかった…)郁恵を純子と思いながら乳房を揉み、淫裂を突いていく。
(オ○ンコの毛はどうなってるのかな?)想像しながら動きを速めて、郁恵の膣に射精した。

 翌日、信吾と純子は一緒に家を出て遊園地に向かった。
「純子、一緒にいると嬉しいんだ」肩を抱きながら歩いていくが「私も楽しいの」純子も信吾が気に
入っている。
2人は夕方まで遊園地で遊び、家に戻る途中で、ラブホテルのネオンが目に付いた。
「入ろうよ…」
「まだ子供よ。お願いだから待って」
「わかった。そうする」2人は家へ向かった。