「背徳の家族」
                                   赤星直也:作
第10話 露出写真

 「姉さん、約束したよね。セックスするって!」
「したけど、それが、どうしたの?」脱いだパンティを履こうとしている。
「だったら、やるからね」信吾は歩美が持ったパンティを奪うと、抱きついた。
「ここじゃダメ、直美さんがいるのよ。知られたら、大変な事になるのよ!」焦る歩美だが、信吾は
ズボン、パンツと脱いで、淫裂に肉竿を押し込んだ。

 「わかった。してもいいけど、絶対出しちゃダメよ。信吾の赤ちゃんは、産みたくないの」
「わかってるよ」信吾は肉竿を動かしていくと、歩美も信吾を抱きしめていく。
信吾は、乳房を吸いながら肉竿を動かしていくが(直美さんが起きたら大変なことに…)歩美は声を
出すまいと、両手で口を押さえている。

 そんな事など気にすることなく、肉竿を動かしていくと(あ、あ、あ~!)声が漏れ出ていく。
それに、淫裂も濡れて「クチャ、クチャ!」音が出ていくが、その2人を邪魔するかのように「う
~!」直美の意識が戻りつつあった。
「信吾、やめて。起きてきたわよ」逃れようとした瞬間、膣の中に暖かいのを感じた。

 「そんな、射精だなんて…」頭の中が真っ白になった。
「抜こうとしたら、姉さんが…」言い訳しながら、肉竿を抜いてパンツを履く。
「どうすればいいのよ…」弟からの射精に、動揺しながらも、淫裂を拭くと下着を着ていく。
「姉さん、病院に行った方がいいよ」
「そんなのイヤよ。ヘアを剃ったのよ、恥ずかしくて見せられない…」
「それなら、産むしかないよ」
「わかったわ、病院に行く…」渋々だが、承知して服を着た。

 それと同時に、直美も意識が戻って「凄かったわ。こんなに気持ちいいなんて…」まだ、余韻が残
っていて、淫裂が濡れている。
「直美さん、悪いんだけど、今日は気分が悪くて休ませて欲しいの…」
「そうかもね、変な事に付き合わせちゃったし。休んでもいいわよ、信吾君だけ描くから」直美から
許しを貰うと、歩美は一旦家に帰り、それから病院に向かった。

 病院で医者に淫裂を見せると、絨毛を剃ってあるから、白い目で見られている。
(恥ずかしい。好きで剃ったんじゃないのに…)顔を赤らめながらも、膣の中が洗浄され消毒される。
「これからは注意して。薬も出して置くから飲むのよ」皆と違い、冷たい口調で言われている。
(変態と思われても、仕方ない…)パンティを履き、服を直すと薬局で避妊薬を処方して貰った。
「これで安心ね」やっと重荷が取れ、家に戻ると信吾が帰っていた。

 「どこに、行ったのかしら?」玄関には、靴がおいてあり、家の中を捜すと「う、う、う!」すす
り泣くような声が聞こえてきた。
「母さんの部屋だわ」気になって部屋を覗くと、郁恵は上半身裸になって、信吾の肉竿を口で擦って
いる。
(母さんが、信吾のチンポをなめてる!)信じられない光景に、背中が凍り付いている。

 (親子よ、実の親子なのに、チンポをなめるなんて…)自分と信吾の関係を忘れて、食い入るよう
に見ている。
「母さん、出すから、もっとやって!」郁恵が唇の動きを速めると信吾は「あ~!」満足そうな声を
上げて、動きを停めた。
(射精だわ、母さんの口の中に射精した…)見ている歩美も興奮している。

 そんな事とは知らない信吾は、肉竿を抜くと郁恵の乳房に顔を埋め、吸い出す。
「信吾、満足した?」口から精液を漏らしながら言うと「満足した。このオッパイは僕のだよね?」
甘えるように撫でていく。
「そうよ、これは信吾の物よ。欲しかったら何時でいいのよ」頭を撫でながら言う。

 (もしかしたら、ずっと前から2人はやっていたのかも…)歩美は、これ以上見る気にはなれずに、
ダイニングに行って夕食の準備を始めた。
(フェラだけでなく、セックスもしてるかも…)気にしながら調理してると「あら、帰ってたんだ!」
郁恵が現れた。
「そうよ。母さんがいなかったから、1人でやってたのよ」
「悪かったわね、私も手伝う」2人で家事をしているが、信吾は相変わらず写真を見ている。

 「縛ったのも、撮ればよかったな…」直美の淫裂を晒した写真を見ながら呟いた。
そして、3人で夕食を食べていると、海外主張中の次郎から電話があり、近々帰国するという連絡が
あった。
(まずいな、急がないと)信吾は歩美の屋外ヌードを撮りたいから、速めなければならない。
その信吾を助けるかのように、直美からも電話があって、3日間留守にするという連絡もあった。
「そうか、それなら明日にしよう。平日だしな」思案していく。

 そして、次の日になると「姉さん、下着は脱いでくれよ」歩美に言う。
「今日、撮る気なの?」驚くと「そうだよ、直ぐに脱げる服がいいよ、ワンピースなんかいいかも」
「わかったよ、着替えればいいんでしょう」自棄気味になり服を脱ぎ、下着も脱いで全裸になると、
ワンピースを捜し出す。

 「姉さん、このオ○ンコがいいよね」剃り上げられた淫裂を撫でると「触るんじゃないわよ、約束
は月1回のはずよ」手を振り払う。
「そうだよな、我慢しないと」素直に手を退けると、水色のワンピースを見つけて、着た。
「それじゃ、行こうか」2人は一緒に家を出て町に出た。

 「信吾、どこへ行くの?」
「行く当てはないけど、とにかく行こう」2人は平日の町を歩いていくが、行き交う人はいない。
「そうだ、ここで撮ろう」まだ、時間が早いから店は開いていない。
「イヤよ、見られたら困るし」
「誰もいないよ、ほら脱いで!」言われるまま、ボタンを外し、裾を捲ると全裸になった。
「急いで、見られたらイヤだから」急かす歩美だが、じっくりと構えて撮っていく。
「姉さん、ポーズだよ」
「やるから急いで!」足を開いて淫裂も晒してカメラに収まった。
 
 「撮ったよ」急いでワンピースを着込むが、5秒で着終えた。
「見られたらどうしようって思うと緊張する」興奮気味に話しながら、2人は歩いて駅に来た。
「そうだ、海が見える所がいいや」切符を買い電車に乗ったが、乗客はいない。

 「姉さん、脱いで!」歩美は、ワンピースの裾を捲って脱いだ。
「そこに立って!」ドアの前に立つと、カメラに撮られて「ポーズだよ」作り笑顔でポーズを取った。
「いいね」信吾カメラに収めていくと「ヌードだなんて!」「ヘアがないわ!」女子高生の2人が移
動してきた。
「もうやめましょう」泣きそうな顔でポーズを取るが「もう少し撮るよ」許さずとり続けていく。

 「ヘアを剃るなんてイヤらしいわね。それに、オッパイ大きいからって、見せなくていいのに」
「そうよ、性器だって結構使ったみたいだし。それに膣も広そうよ」女子高生は、歩美の体を批評し
ていく。
(あんたには関係ないわよ。悔しかったらオッパイ大きくしなさい!)言いたいが、黙ってカメラに
収まった。

 「もういいよ、これくらいにしよう」歩美は急いでワンピースに首を通して、元の姿になり、電車
のスピードが落ちて、停まった。
「降りるよ」2人は電車を降りたが、女子高生はジッと見ていた。