「背徳の家族」
                                   赤星直也:作
第3話 性行為

 その夜、歩美は次郎に「今日から、モデルもする事になったの」打ち明けた。
「モデルか、お前がモデルとは驚きだな。裸にもなるのか?」
「そうなの、ヌードモデルなの。でも、絵描きさんは女だから安心して」
「素っ裸になるんだろう?」
「勿論よ。直美さんもヌードになって描くのよ」

 「俺、見てみたいよ。お前の素っ裸と絵描きの素っ裸を」
「イヤよ、芸術だから見せられないわよ」
「だったら、俺のモデルにもなってくれよ。ヌードを撮りたいんだ」
「撮ってどうするのよ。知られたら困るのよ」
「誰にも見せないよ、だからヌードを撮らせてよ」甘えるようにいいながら歩美の服を脱がしていく。

 「一回だけならいいわ。約束出来る?」
「約束する、そうとなったら、今夜は張り切るぞ」歩美を裸にすると自分も脱いでいく。
「次郎さん、今日の次郎さんは凄いわよ」
「そうなんだ。歩美のヌードを撮れると思うとカチカチになってるよ」肉竿が膨らみきって水平にな

っている。

「いきなり入ったら痛いから、お口でさせて」肉竿を掴んで口の中に入れると「フグ、フグ!」唇で
擦っていく。
「気持ちいい。ますます歩美とオ○ンコしたくなってきた」乳房をも見ながら感情を高ぶらせていく
と「入れてもいいわよ」歩美はベッドに寝た。

 「それじゃ、行くよ」次郎は太股を抱えて淫裂に肉竿を押しつけ、ゆっくり挿入した。
「あ、あ、あ~!」心地よい快感に声をあげ乳房を握らせた。
「オッパイにもして欲しいのか…」肉竿を動かしながら乳房を掴み、乳首を摘んだ。
「吸って、指じゃイヤ…」
「わかった、吸うよ」ピストンしながら乳房を揉み乳首を吸った。
「いいわ、凄くいい!」前にも増して大きな声を上げて淫汁を流していく。

 次郎は腰を振り続けたが「やってくれ」歩美を起こして馬乗りにさせた。
「わかった、これでやるのね」次郎の両肩を押さえて腰を上下に振っていく。
「歩美のオ○ンコ凄いよ、グッショリ濡れてるし」
「言わないで、恥ずかしいから言わないで」次郎の言葉に羞恥心が高まり、腰の振りも激しくなって
いる。

 「気持ちいい。毎晩やれたらいいんだけど仕事が遅いしな」揺れる乳房を握り締め、乳首も摘んだ。
「休みの日だけでもいいわよ。毎晩でなくてもいいから、セックスして…」喘ぎながら言う。
「わかってる、今夜は出すからな」その言葉通りに程なく「う~!」肉竿から膣奥に液体が噴射した。
「暖かい、射精したのね」歩美は動きを停め「ハア、ハア!」荒い息づかいをしながら次郎に抱きつ
いた。

 「出したよ、もう一回やりたいな」
「私も、もっとしたい」次郎から降りると肉竿を撫でながら「次郎さん、ヌードモデル怒ってない?」
聞いた。
「怒ってないよ、相手が女だし」
「怒ってなくてよかった。ヌードだと結構なお金になるの」
「そうか、俺の稼ぎが悪いしな」
「そんなつもりで言ったんじゃないの。ローンや信吾で使いたいし」
「わかっているよ、歩美は俺の嫁だから信用してる。それより、後ろからやらせて」次郎の肉竿は膨
らみきって使える状態になっている。

 「いいわよ、私も後ろからやって欲しかったし」四つん這いになって尻を向けると次郎に腰を押さ
えられて淫裂を突かれた。
「あ、あ、あ~!」髪を振り乱し、乳房を前後に揺らせている。
「深いわ、次郎さんが膣の奥まで入ってくる…」喘ぎながら言うと「まだまだだ。もっとやるだから」
腰の動きを速めると「あ、あ、あ~!」歩美の悶え声が響いていく。

 2人は楽しんでいるが(凄いや、姉さんがオ○ンコがあんなになってるなんて)信吾が覗き見して
いた。
初めて見る姉の性行為に、興奮しながら肉竿を擦っていたが、指と指の隙間から白い液体が漏れ出て
いる。
(まずい、戻らないと)液体をこぼさないように、両手で押さえながら部屋に戻った。

 「姉さんがヌードモデルやっているって言ってたな。それにヌードを撮らせるって」肉竿と手に着
いた液体を拭きながら呟いた。
「俺も、姉さんのヌードが撮りたいな」思案したがいい策など見あたらない。
「諦めるしかないな」信吾はそのまま眠りに付いた。

 翌日、歩美は直美のアトリエで服を脱いで全裸になっている。
その全裸を見ながら直美は描いているが「昨日は激しくやったみたいね」ニンマリして言う。
「セックスしたのが、わかりますか?」
「わかるわよ、ほらここに証拠が!」直美の指が、淫裂の周りに付いた白い粉を指さした。
「イヤだ、洗うの忘れちゃった!」恥ずかしそうに言うが「激しかったみたいね。膣穴がまだ開いて
いるわよ」淫裂を広げて覗いている。
「直美さん、そんな事されたら恥ずかしいわ。それより始めましょうよ」

 「そうね、遊びはこれくらいにする」やっと直美は書き出した。
キャンバスも、デッサンか完成間近になっていて「大部出来たけど、何か物足りないわね」キャンバ
スを見ながら呟いている。
「そうだ、男がいないんだ。手と手を合わせるように立ったのが…」構想が出来たようだが「歩美さ
んは素人だから無理かもね」呟きながら描いて、3時になると描き終えて歩美は帰った。

 その夜遅く、歩美は次郎の持ったカメラの前で全裸になっている。
「もっと、笑顔にならないと」
「そんなの無理よ、性器まで見せるのよ。恥ずかしいのに…」
「我慢して、綺麗なオ○ンコだし」

 「誰にも見せないでよ、次郎さんだから撮らせてるんだから」
「わかっているよ、今度は頭に手をやって!」言われるまま、足を広げたままに両手を頭に乗せた。
「いいね、オッパイがつんとして。脇からも撮るよ」次郎は飽きることなく歩美のヌードを撮ってい
くが(俺も姉さんのヌードを撮りたい…)信吾が肉竿を擦りながら覗いていた。