「恥辱の投薬ミス」

                    赤星直也:作

第8話 示談

 「言わないなら、直美さんを犯します。本気ですからね!」黙ったままの直美に、
孝一は両乳房を握りしめた。
「痛い~。言いますから、手を退けて下さい!」孝一は力を緩め、撫でながら乳首を
摘んでいく。

 「実は、とんでもないミスをして、患者さんを死なせてしまったんです…」泣きな
がら直美は喋りだし「薬の量を間違えて、カルテに書いてしまったんです」核心を孝
一に打ち明けた。

 「それを、知られて脅されたんですね?」
「はい、ヌードにされ、写真を撮られてしまいました…」
「そうだったんですか。辛かったでしょうね」孝一は首筋を吸っていく。
「ダメ。そこはダメ!」直美は首筋へのキスを拒んだ。

 「どうでしょう。患者さんに、謝罪をしませんか?」孝一の手が、恥丘の絨毛を触
っていく。
「でも、賠償金が…」
「それは、僕がなんとかします。とにかく謝罪しましょう」孝一の指が直美の敏感な
突起を撫でると「そこは…」後は声にならない。

 すると、直美をベッドに仰向けに寝かせ、淫裂を舌で舐めだした。
「あん、あん、あん!」直美の腰が浮き上がり、悶え声が上がっていくと「直美さん、
欲しい。直美さんが欲しい!」体を乗せてきた。

 「だめ、絶対にだめ。触るだけよ。レイプしたら訴えるわよ」喘ぎながら、どうに
か言えた。
「わかりました。その変わり、直美さんも僕のを触って下さい!」
「いいけど、絶対にレイプしないでよ!」

 その言葉で、孝一は着ている服を脱ぎだし、ズボンも脱いで全裸になった。
(す、凄い。おチンチンがあんなに膨らんでいる!)生まれて初めてみる、見る大人
の勃起した肉竿を見つめる直美だ。
「擦って下さい。指で!」孝一は肉竿を、直美の前に差し出した。

 「こうするのね?」直美は軽く握って、指を前後に動かすと「気持ちいい。直美さ
ん!」孝一も気持ち良さそうな顔で、直美の乳房を掴み揉んでいく。
(孝一さんに見られた以上、任せるしかない…)肉竿を擦りながら、乳房を揉まれる
直美だ。

 (でも、おチンチンが、こんなに熱いなんて!)手に脈打つ肉竿の暖かさが伝わっ
ているが「出ます、だします!」突然、孝一が叫んだが直美は意味が分からない。
「いやー!」掴んでいた肉竿から、勢いよく直美の顔めがけて液体が噴射した。

 「でちゃいました!」「これが射精ですか?」数回噴射してる。
液体は直美の顔にも付着し「はい、これが射精です。今度は直美さんの子宮に出させ
て下さい」
「いやよ。セックスなんて!」慌てて、股間を両手で押さえる直美だ。
だが、孝一は(僕は、必ず直美さんとオ○ンコしますよ!)直美の顔見つめた。

 「恥ずかしいわ。服を着させて!」今まで悩んでいた重石が取れたのか、明るくな
っている。
「僕も着ないと…」2人は衣服を着込み、そして、雑談をしてから孝一はマンション
から出て行った。

 それから数日がたった日曜日、孝一と直美は投薬ミスで亡くなった、有田の妻の家
を訪問した。
「先生、あの節はお世話になりまして!」何も知らないから、丁寧に挨拶する有田の
妻だが(どうしよう、今更言えない…)直美の顔が曇っていく。

 「実はお話がありまして!」孝一が助けを出した。
「ここでは何ですから!」直美と孝一は応接室に案内され「暫く、お待ち下さい」有
田の妻は出て行き、2人が残された。

 「孝一さん、私、恐いわ。恐くて言えない!」
「大丈夫です。僕が話をしますから」孝一は直美の手を握っていく。
「助かります…」直美も握り返すと、お茶をもって、有田の妻が現れた。

 「実はいいにくいことがありまして…」「あら、なんでしょうか」孝一の顔を見つ
めながら言う有田の妻に「申しわけありませんでした。亡くなった有田さんは、投薬
ミスだったんです!」土下座する、孝一と直美だ。
それには「投薬ミスですって!」声を上げる有田の妻だ。

 「はい、奥さん。私が病院に呼び出された日を覚えていますか?」
「はい、わざわざ駆けつけて戴いて、感謝してます」直美の問いに答えていく有田の
妻だ。
「その時、間違えてしまったんです。カルテに投薬する量を間違えて書いてしまった
んです…」泣き出す直美だ。

 「それで、看護婦は言われたまま注射しました。普通の10倍の量を!」孝一が付
け加えた。
「そんな事って!」その後は、声にならない。

 沈黙が続いた。
「申しありませんでした。許しては貰えないと思って、言えなかったんです…」沈黙
を破って、直美は泣きながら言った。
「謝って貰っても、死んだ主人は帰りません」ため息を付く有田の妻だ。

 「怒りはごもっともです。こちらとしても、最大の償いをさせて下さい」孝一も謝
罪していく。
「するんじゃなかった、尊厳死なんか。死ぬと思っていたのが、もっと長生きできた
なんて…」泣き出す有田の妻だ。

 また沈黙が続いた。
「私、先生を信じていたのに、裏切られたような感じがしてなりませんの。あんな一
生懸命になさったのに…」泣きながら言う有田の妻に「私、恐かったんです。それで
あの時、言えなかったんです。恐かったんです!」直美も泣きながら言う。

 「誠意はわかりました。暫く考えさせて下さい…」
「わかりました。また、来ます!」2人は有田の妻が住む家から出た。
「どうです、すっきりしたでしょう?」
「はい。もっと、早く謝ればよかった…」

 「後は、どれくらい補償金を払うかですよね?」
「何10年掛かっても払います。よろしくお願いします!」
「任せて下さい。直美さんの為なら!」2人は歩きながら話した。

 補償交渉は、孝一が窓口になって、その後も続けられた。
幸いにも、直美が献身的な治療をしていたのが認められ、すんなりまとまった。
「私は、あの先生を傷つけたくありません!」有田の妻の一言で、家族も納得した。
「そうだよな。夜なのに、わざわざ駆けつけてきたしな…」家族も直美の誠意ある治
療を認めて、交渉が成立した。
示談金は有田が入っていた、生命保険と同じ額に4千万円に決まった。

 一方、孝一は父親の孝弘を説得していた。
「わかった。出すしかないな。汚名をかぶるよりは増しか…」
「それに、直美は僕の物になりますから。やすい買い物ですよ、ただで女医をこき使
えるんですから」
「そうだな。川島はお前の物だな」

 「それより、直美を脅迫した看護婦はどうしましょう?」
「一人くらい、俺の女にならんかな?」
「親父、お袋が泣くぞ、年も考えなよ。直美にしたことをさせてはどうでしょう」
「と、言うと?」

 「個室がありますよね。2人が夜間の当直時は、素っ裸でやるのはどうでしょう」
「なるかな。素っ裸に?」
「きっと、なりますよ。警察に告発すると言って脅せばね。それに、給料も少し上げ
れば…」

 「見るだけならいいだろう、素っ裸を!」
「触ってもいいですよ、でもレイプはダメですよ。合意の上でも!」
「お前は、固いな!」
「お袋を泣かせるのは、僕が許しませんからね」2人は香奈と真澄に対する報復を決
めた。

 そして、示談がまとまったことを、直美に孝一が伝えた。
「ありがとうございます、お礼に何を言っていいやら」
「それから、脅迫した看護婦には、直美さんがされたことをして貰います」
「それで、許すんですか?」
「いいえ。直美さんも辱めて下さい」
「わかりました」

 「それから、示談金は4千万でした。僕が立て替えましたよ」
「申しわけありませんでした」再び礼を言う直美に「礼などいりません。それより、
直美さんは僕の物になったんですから」
「え。なんと、おっしゃいましたか?」聞き間違いかと、孝一に尋ねると「直美さん
は、僕の物になったと言ったんですよ!」
「そ、そんな!」怯える直美だ。

 さらに「早速、直美さんのヌードを見せて下さい!」言い出す。
「いやです!」拒む直美に「イヤなら、示談交渉のやり直しです。それに、払えます
か、示談金を」孝一の言葉に、泣き出した。
「セックスはしません。初夜までバージンを守って貰います」孝一は、直美の衣服の
上から胸を撫でていく。

 「私に、結婚しろと言うの?」
「はい、そうです。僕の、セックス奴隷になってもらいます!」
「奴隷なんて、いや。結婚しますから、辱めはいやです!」泣き叫ぶ直美だ。

 「恥ずかしい事をするのは、2人きりの時だけです。僕のために…」ニヤニヤしな
がら、直美の唇を吸う。
(もう、孝一さんの言うことを聞くしか、道はない…)諦める直美だ 

「早く見せて下さい。直美さんの全裸を!」
「わかりました。ヌードになります…」直美は立ち上がり、シャツを脱いだ。
「いいですね。そのブラジャー!」「いや、見ないで!」直美は胸を両手で押さえて
背中を向けた。

 「ダメです。こっちを向いて脱がないと…」
「わかりました…」恥ずかしそうに、直美は振り向き、そして、胸を押さえていた両
手をスカートに掛けた。

 直美のブラジャーは隠す役目をしておらず、乳房が飛び出し、下から黒い布が持ち
上げていた。
(オッパイを見られている…)恥ずかしそうに、スカートのファスナーを下げた。
スカートは足下まで一気に落ちて、下半身も露になった。

 黒いストッキングが太股を覆い、ガーターベルトで吊っている。
そして、股間を隠す布は何もなく、少ない絨毛が露になっていた。
「これが、直美さんのヌードですね?」
「はい。これが、私の全てです…」顔を背け、両手を後ろで組み、全裸を孝一に晒し
ている。