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「欲に満ちた白い天使」
赤星直也:作
第8話 訪問看護
その翌日、沙織と里奈は診察時間前だというのに後藤の治療を受けていた。
「何だ、パイパンか!」
「仕方なかったんです。彼氏が無理矢理剃って…」嘘を並べるが(俺が剃ったんだ。
彼氏じゃないぞ!)知らない振りして淫裂の中を消毒していく。
「凍みるだろう。オ○ンコやりすぎだ。程々にしろよ。薬欲しいか?」
「お願いします…」後藤が処方箋を書いて渡すと2人は薬局で薬を買って飲み「これ
で妊娠は防げたけど…」まだ不安を抱えている。
その不安が的中し「ちょっと、いいかしら?」ナースステーションに茉莉が現れた。
茉莉は沙織と里奈に「訪問看護をやって欲しいのよ」「訪問看護ですか…」気の抜け
た返事をする。
「そうなの。知り合いなんだけど頼まれたのよ」
「それでしたら、婦長の指示がないとできません…」2人が断ろうとすると「それ
は大丈夫。婦長の許可は取ってあるの。これは業務命令よ」そう言われれば「わかり
ました…」承知するしかない。
「これは新規の事業で、うまく行けば独立させたいの」茉莉が言っても2人は上の
空で聞いている。
茉莉は説明を済ますと出て行くが「訪問看護だなんて…」愚痴るが「仕事でしょう。
真面目にやらないとだめよ!」婦長の富子も現れ一喝された。
沙織と里奈は3時になると器具を詰めたバッグを持ち、茉莉の運転する車に乗って
病院を出た。
「初めてだから戸惑うでしょうけど、うまくやってよ。将来が掛かっているんだから
ね」
「自信ないですがやってみます…」そう返事をするが(何でこんな事やらせるのよ!)
まだ不満を持っている。
走り出してから10分も過ぎると「あそこよ」一際目立つ家の前で車を停めた。
「いい、笑顔よ。忘れないで!」注意すると茉莉はチャイムを押し、ドアが開くと3
人は中に入っていく。。
3人は居間に案内され「早速ですがお願いします」まだ若い女性に案内され、沙織
と里奈は体温や血圧など普段やっている事を調べていく。
「正常ですね。異常はないですよ」その後、服を脱がして入浴させると寝かせた。
「これで、終わりですよね?」茉莉に尋ねると「大事な仕事が残っているの。奥さ
んを慰める仕事が!」それには2人は顔を見合わせて「慰めるって、どうやってです
か?」聞き返す。
「2人が裸になって、奥さんを慰めるのよ」
「そんな、裸なんてできません!」
「イヤなら仕方ないわ。この写真を見てオナニーして貰うわ」写真を見せると「見せ
ないで、これはイヤ!」泣き声をあげた。
「そうよね、オ○ンコ写真だし。素っ裸なら秘密は守れるわよ。どっちかを選んで!」
「やります、裸でやります…」2人が承知すると「それなら準備よ。全部脱いで素っ
裸になるのよ」言い放つ。
(仕返しだわ、まだ許してくれない…)2人は泣きながらも白衣を脱いでいく。
それを見つめる茉莉だが、2人がパンティ脱ぎ、ブラジャーも脱いで全裸になると部
屋から一旦出て女性を連れてきた。
「本当にやってくれるんだ。信じられない!」女性はバスタオルを巻き付けていたが、
解くと乳房と絨毛が露わになっている。
「恥ずかしいわ。私だけヘアが生えていて!」
「気にしなくていいです。それじゃ、楽しんでね」茉莉が出て行くと「私、性欲が溜
まっているの。男は無理だからいいでしょう?」そう言うと里奈の乳房を撫でながら
吸い出す。
「心得てます。まずはこうして…」女性を寝かすと2人は乳房と股間に別れ愛撫を始
めた。
すると「いいわ。恥ずかしいけど、気持ちいい!」愛撫に女性は声を上げだし淫汁も
流し出す。
2人はその気ではなかったが、女性の「あ、あ、あ~!」と言う喘ぐ声に何時しか
本気になって「奥様、私もしたい…」甘えるように沙織が乳房を口に押しつけた。
「それなら、3人でしましょう。いいでしょう?」3人は交代しながら淫裂を指で掻
き回し「いいわ、いいわ!」声を上げだした。
その声は茉莉にも聞こえ「これならうまく行きそうだわ」新しい事業に安心している。
2人は女性相手に1時間度費やし、服を着ていくが淫裂の中は淫汁で溢れている。
「沙織、オ○ンコがグッショリよ」剃られた淫裂から淫汁が漏れている。
「里奈も出ているわよ。仕事中なのにこんな事していいのかしら?」パンティを履き
ながら言うと「これが仕事なの。介護だけでなく女性を慰めるのもね」茉莉が言いな
がら入ってきた。
「事務長、これからもやるんですか?」服を着ながら尋ねると「勿論よ。男とセッ
クスよりもいいでしょう?」「それはそうですが…」いやとは言えない。
「2人には、これからは責任者としてやって貰うからね」
「私が責任者ですか?」茉莉の言葉に驚く2人だ。
「そうよ、新しい事業で償って貰うからね」それには黙り込んでしまった。
里奈と沙織はその後も週1回程度、茉莉に連れられて訪問看護を行っていたが「事
務長、今がチャンスですが…」後藤から告げられ卵子を採取された。
その卵子に太一の精子で受精させると有里の子宮に着床され、有里は仕事から外され
た。
「今度は邪魔がないから安心ね」茉莉は安堵している。
有里は仕事から外され家事に専念していたが、月日の経過と共に腹が次第に膨らみ、
暇を持て余して母の病室を訪ねた。
「百合、何だか太ったみたいね」母の恵子はまだ妊娠しているのには気づいていない。
「そうなの。まだ苦労が足りないのね」笑顔で応えるが(どう言ったらいいんだろう?)
思案している。
その夜「院長、未婚の母にはなりたくないんです…」思い切って悩みを打ち明けた。
それには茉莉も「あなたからお母さんに説明した方がいいかもよ」恵子へ説明するよう
に勧めて「そうだな、明日説明するよ」太一が約束して「ありがとうございます。これ
で不安が消えました」安堵する有里だ。
翌日、太一は有里と一緒に恵子の病室を訪ねた。
茉莉と別れて有里と結婚することを打ち明け、子供ができている事も知らせると「子
供ができちゃったなら仕方ないしね…」仕方なしに承知して手はず通りに離婚と結婚
の手続きが行われた。
だが、結婚式は行わず戸籍上だけの夫婦で、家の中では茉莉が妻になっている。
有里はその後も恵子の元に通うが「有里、結婚したら別れちゃダメよ。苦労するだけ
だからね」その度に言い聞かされる。
「そんな事しないわよ。院長とは一生一緒よ」そう言うが(子供を産んだら本当に居ら
れるのかしら。もしかして…)戸籍上の妻だから不安になっている。
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