「陵辱された山村女医」

                      赤星直也:作

第14話 ヌードショー

 翌日、香奈は項垂れて宿舎を出るが、歩く姿も元気が感じられない。
(ここから逃げたい…。でも、ビデオと写真を撮られたから、逃げれないし…)歩
いて行くと診療所が見えてくる。

 「先生、おはようございます」わざとらしく、康子が声をかけてきた。
「おはよう」まともに、康子の顔をみれない。
「先生、今日もがんばりましょうね」康子はいつものように、香奈と診療所に入っ
て行く。

 診療所では、何も知らない患者が並んでいる。
「先生、着替えて早くしましょうよ」
「そうね。そうしましょう」2人は更衣室で白衣を着込んでいく。
「先生、5時までは女医さんですが、それ以後は、私の言いなりですから、わきま
えて下さい!」

 「わかりました…」元気なく返事をする香奈だ。
「わかればいいわ。先生、診察を始めますよ」
「お願いするわ、康子さん」こうしていつものように始まり、いつものように1日
が終わった。

 「先生、5時ですよね。これからは、私が主役ですからね」
「心得てます…」
「だったら戸締まりして。それから踊りの練習よ、衣装も用意しておいたし」機嫌
のいい康子だ。

 (悔しいわ。年下の子に命令されるなんて…)悔しさを堪えて、診療所の戸締ま
りをしていく。
「終わりました」
「だったら、始めるわよ。衣装を用意して置いたから着替えないと」服を見せた。

 「こんな、派手なのを着るんですか?」
「これが普通よ。こんなのは派手でも何でもないわ。時間がもったいないから、着
替えて!」康子に言われるまま白衣を脱いだ。

「下着もあるから、素っ裸になって!」香奈は黙って、シャツを脱いでいく。
「相変わらずね。もっと色っぽい方がいいのに…」
(勝手に決めないで。私はこれで充分よ!)唇を噛み、シャツを脱ぎ終えるとズボ
ンも脱いで下着姿になっている。

 「これを着て。これから練習よ」康子は紐の付いた下着を手渡した。
「恥ずかしいわ。こんなのを着るなんて…」
「文句を言わないの、とにかく着るのよ!」香奈はパンティを下げて、絨毛が見え
てきた。
パンティを膝まで下げ、体を丸めて足をあげていく。

 「先生、まだピンクね」(いやよ、性器なんか見ないで!)康子に淫裂を見られ
て体が小刻みに震えている。
右足をパンティから抜くと、今度は左足を上げて抜き、小さく縮こまったパンティ
が両手にある。

 (今度はブラジャーだわ)パンティを床に落とし、ブラジャーのホックを外した。
「プチン!」狭いカップに収まっていた乳房が飛び出て行く。
(これで、フルヌードだわ。ヘアも丸出しのヌードになった…)恥ずかしそうに全
裸になった香奈は、脱いだ下着を片付けていく。

 全裸になった香奈は、康子が渡したパンティを履いていく。
(こんなの恥ずかしい!)小さな布地を淫裂に押し当て、紐を結んでいく。
(片方でも外れれば、性器が丸出しになってしまう…)結んでいる間は、淫裂が丸
見えになっている。

 (急いで隠さないと…)片方を結び終えると、急いでもう片方の紐を掴み結んで
いく。
だが、小さな布地は淫裂を隠すのがやっとで、絨毛まで隠す事ができない。
「先生、ヘアがはみ出てますよ」
「言わないで、そんな事は!」両手で股間を隠す仕草に、乳房が揺れ動いている。

 「ま、いいか。次は白いナイロンのスリップよ!」言われるままに着込むと、ス
リップから乳房が透けて見える。
「これなら、いいわね」満足したのか「その上には、これがいいわね」康子が着て
いた白衣を着込んだ。

 「いい、始めるわよ!」康子は振り付けをし、香奈も踊りを何とか覚え、30分
ほどで一通り練習を終えた。
「今度は、音楽に合わせて踊って!」ラジカセから音楽が流され、それに合わせて
踊り、音楽が終わった。

 「先生、ここからは別な音楽よ」音楽が流された。
「音楽に合わせて、ボタンを外すのよ」
「それって、ストリップよ!」
「そうよ、ヌードショーだから当然ストリップよ。性器の中まで丸出しする特だし
ストリップをするのよ!」それには、香奈は声をあげられない。

 だが、康子の言われた通りに、しなければならずず、衣を脱ぐと乳房が見えてき
た。
「いい、肩紐を焦らすように脱ぐのよ。じっくりと!」肩から紐をずらしていくと
乳房が見えている。

 「そうよ、その調子よ」もう、片方も外すと、スリップが落ちて香奈の乳房が揺
れ動いている。
「いい、オッパイを揺らすように踊るの。腰を振りながら!」
(いや、こんなのいやよ!)腰を振りながら、乳房を揺らせていく。

 「そこで、紐を解くの!」(性器を丸出しにするんだ…)ゆっくりと、結び目を
引いていく。
「いいわよ、色っぽくて!」結び目が解けて、股間が丸見えになった。
(これを、大勢の前でするなんて!)泣きたい気持ちを堪え、残された結び目も解
いていく。

 「そうよ、素っ裸よ。先生は素っ裸がお似合いよ!」全裸になっても踊らされ、
時折、絨毛の中の淫裂が見えていく。
「先生、今日はこの曲だけど、明日は別な踊りも追加するからね。着物姿よ」
こうして、康子の指示で、診療時間が終わると、恥ずかしい踊りを練習させられた。

 香奈は2週間ほど練習をした。
「大部上手になったわ。いよいよ、明日が発表会の日ね」わくわくする康子だ。
(いや、ヌードになんかなりたくない!)泣きそうな顔で、全裸になり乳房を左右
に揺らせていた。

 「先生、3部構成よ。最初は白衣で、2部が着物。最後はヘアを剃ってからのオ
ナニーショーよ」
「オナニーはしたくありません。それにヘアも剃りたくありません…」
「性器を坊主にして詫びて貰いたいのよ。それに、口上の練習もしないとね」康子
に言われ、項垂れた香奈は涙を流していた。

 (ヘアを剃って、オナニーなんて!)声こそ出さないが、泣いていており、康子
は原稿を渡し、それを読んで行く香奈だ。
「覚えきれないでしょうから、読みながらでもいいわよ」香奈は泣き声になりなが
ら、渡された原稿を読み練習していった。

 そして、いよいよ香奈の恐れていた日が来た。
「先生、行きましょう!」拓也達が迎えに来て、康子夫婦も迎えに来ている。
「先生、ヌードを見て欲しいんだってね。しっかり見てあげるからたっぷり見せて
よ、惜しみなくね」清孝がニヤニヤしながら、香奈を見つめている。

 (違うわよ、脅されてやるのよ。ヌードになんか、なりたくないのに!)俯いて
唇を噛んだ。
「先生、行きましょうよ。打ち合わせもあるし」香奈は康子夫婦の車に乗って体育
館に向かった。

 「先生、村の皆が期待してますよ。自慢のオッパイを見てあげるって!」運転し
ながら清孝が言う。
「そうよね。ただで先生の裸を見れるなら、見ないのはバカよね」康子の言葉を黙
って聞いている香奈だ。

 程なく、車は体育館に着いた。
「すげえな、これじゃ、村の男は全員参加じゃないか!」
「そうね、大人は全員みたいよ」体育館の中は村民が大勢入っている。
(こんな大勢の前で、素っ裸になるなんて!)体が自然と震えていく。

 「あ、先生だ。見てあげますから、出し惜しみしないでくださいよ!」村民から
声が掛かった。
「大丈夫よ。先生は体の全てを見せるそうだから!」
「だったら、ヘアも丸出しにするのか?」

 「そりゃあ当然よ。今時、ヘアを出さないとヌードとは言わないのよ」
「そうか。だったら、先生のあそこが見れるのか…」自然に笑顔になっている。
(勝手な事言わないでよ!)泣きたい気持ちを堪えて、楽屋に入っていく。

 「先生、着替えないと」
「わかってます…」項垂れて、運ばれた衣装を選んでいく。
「急いでよ、急がないと」康子の言葉に、急いで服を脱いぐが、下着は着けてない。
「いいね、この姿が!」拓也は揺れている乳房を掴んだ。

 「ダメよ。これから踊るんだから。終わったらしてあげて。先生の好きなセック
スを!」康子は軽蔑した顔で言う。
(あなた達こそ、セックスが好きなくせに!)黙ったまま用意してある衣装に手を
通していく。

 「準備はいいわよ、進行をうまくやってね」
「任せてくれ。俺はこういうのが得意なんだから」拓也が村民が待っている舞台に
立ち、なにやら話していく。

 「出番よ、ほら」拓也が舞台から戻ってきた。
「わ、わかってます」震える体で白衣を着込んだ香奈が、舞台に向かった。
(まずは、口上だわ…)舞台に立った香奈は挨拶をしていく。

 そして、最後に「今日は、前から念願だったヌード姿になりますから、私の全て
を存分に味わって下さい…」震える声で言い、それと同時に音楽が流され、音楽に
合わせて踊ると、村民が眺めている。

 踊りは4分程で終わり、曲が代わった。
(脱げと言うのね…。ヘアを丸出しの素っ裸に…)顔は青ざめ、練習した通りにボ
タンを外していく。
「見えてるよ。オッパイが!」歓声が体育館に響き渡っていく。

 香奈はボタンの外れた白衣を脱いでスリップ姿になった。
(見られているわ、オッパイが!)目を真っ赤にしながら、スリップを脱ぐと、乳
房が揺れ動いている。

 (これを外したら、性器が丸出しになってしまう!)顔を強ばらせ、練習した通
りに、腰を振りながら結び目を引いた。
「オ○ンコだ、女医さんのオ○ンコだ!」信じられないと言った様子で、歓声が鳴
り響いている。

(見られてしまった。性器が!)失望感を味わいながら、最後の結び目を解いて全
裸になって踊っていく。

 踊り始めてから、もう10分も経った。
音楽も鳴りやみ、幕が引かれていく。
「1部はこれで終わりです。準備ができ次第2部を始めます」再び拓也が舞台で説
明し、その間に香奈は着物姿に着替えていく。

 「準備はいいわよ。着替えも終わったし」着物姿になった香奈は、再び舞台に向
かっていく。
「準備ができましたようです。それでは第2部の始まりです」拓也の挨拶で幕が開
き、音楽が流れていく。

 着物姿の香奈は音楽に合わせて踊っていく。
「いいね、着物姿も!」村民は香奈の姿をうっとり見つめていた。
(また、素っ裸になるなんて)音楽に合わせて踊る香奈は、顔が強ばったままだ。

 音楽が代わり、香奈は練習した通りに帯を解いていく。
「いいね、色っぽいよ!」着物を脱ぎ終えると、襦袢も脱いで腰巻きだけの姿だ。
「オッパイがいいね、早く腰巻きも脱いで欲しいよ」香奈は性器だけを見ている村
民に気が付いている。

 (性器を見たがってる…)ゆっくり腰巻きを解いていく。
香奈は解けた腰巻きで股間を押さえている。
「早く脱げよ、オ○ンコを見てやるから!」屈辱の言葉に香奈は扇子を広げて股間
を隠した。
(あそこの裏が、オ○ンコだ!)体育館の村民は扇子に目が集中している。

 (これで踊るなんて!)音楽に合わせて扇子が動き、時折、絨毛が見えていく。
「もったいぶるなよ。早くオ○ンコ見せろよ!」それは香奈にも聞こえた。
(やるしかないのね!)扇子が退けられて、香奈は淫裂を晒したまま踊っていく。

 「先生。どうせなら、オ○ンコが見えるように、ヘアも剃ってくれよ!」揺れ動
く乳房と絨毛を晒す香奈に注文が付いた。
(勝手な事言わないで。性器を出して、踊っているのに!)泣きそうな顔になって
踊っている。

 扇子が時折、乳房と股間を隠していくが「隠すなよ、オ○ンコを見て欲しいんだ
ろう。見てやるから、出し惜しみするな!」
体育館の村民は興奮していて、香奈への尊敬から侮辱と代わっていた。
(どうして、こんな事に!)涙を流しながら、乳房と絨毛を晒して踊っている。