「陵辱された山村女医」

                      赤星直也:作

第2話 全裸


 それから数日後、診察時間間際に、次郎が診療所を訪れた。
「あら、次郎さん、どうしたの?」
「きょっと、お腹が痛くて…」照れくさそうに、康子に話しかけた。
「先生、ちょっとお願いします」次郎は康子に連れられて、診察室に入った。

 「姉さん、恥ずかしいから、2人きりにさせてよ」
「なに言ってるの。家族でしょう、義理だけども」
「でも、裸を見られるのは恥ずかしいよ」
「わかったわよ、先生。お願いします」康子は診察室を出ていき、香奈と次郎だけ
が残された。

 「はい、ズボンを下げて!」
「先生、それよりもこれを見て欲しいんだ」次郎はポケットに隠し持った写真を数
枚撮りだし香奈に手渡した。
「何なのよ。そんな、大事なの?」何気なく見たが、香奈の顔が一瞬にして青ざめ
てしまった。

 「よく、撮れているでしょう。夜なのに…」
「どうやって撮ったの、夜なのに!」声が震える香奈だ。
「高感度カメラで撮ったんだ。わざわざ、町まで買いに行ったんだぜ。レンズも苦
労したよ、特殊だから」得意げに次郎は話していく。

 「それで、何の用なの?」怯えて言う香奈に「今夜も、やってよ。覗き見を!」
「いやよ。そんなのできないわ…」
「だったら、この写真を村にばらまいても、いいのかな?」
「やめて、それだけややめて!」泣き声になっている香奈だ。

 「だったら、やるよね。覗きを?」次郎の言葉に、黙って頷く香奈だ。
「その方がいいよ。今日は記念として、素っ裸は家からだよ」
「いや、それはいやよ!」首を左右に振る香奈だ。
「姉貴に見せていいのかな。オ○ンコを覗き見する先生を?」遂に堪えきれず香奈
は涙を流してしまった。

 「わかりました…。フルヌードで行けば、いいんですね?」
「ああ、それでいいよ」次郎は、項垂れる香奈の白衣の上から、胸を撫で始めた。
「やめて下さい。見られます!」
「いいじゃないか。誰もいないんだから」

 次郎は大胆になり、首から手を忍ばせ、ブラジャーをずらして、乳房を掴んだ。
「柔らかい。これがオッパイか、こんなに柔らかいんだ!」大人になって、初めて
知った乳房の柔らかさを、味わっている。
「もうやめて。お願いです…」香奈は、次郎の手を押さた。

 「ま、いいか。今夜は楽しみに待っているからね。それから、避妊薬を飲んでお
いた方がいいよ、万が一もあるし」それだけ言い残すと、次郎は写真を大事にしま
い込み、診察室から出ていき、外から次郎と康子の話声が聞こえてきた。
(フルヌードで外に出るなんて!)生まれたままで、外を歩く自分の姿を想像し、
俯いたままの香奈だ。

 暫くして「先生、ありがとうございました。次郎も元気になりました」康子が入
ってきた。
「ああ。医師としては当然ですよ…」
「明日も、来るんですってね?」
康子の言葉に「ええ。明日も診た方がいいと思って!」香奈も合わせた。

 (明日も来るなんて…。また、オッパイを触られてしまう…)元気が、なくなって
いく香奈だ。
「先生、患者が、いませんから閉めますよ」
「お願いします」康子は診察室の戸締まりを始めると(避妊薬と言っていたわね)
康子がいない間に、薬品室から避妊薬を取り、ポケットに忍ばせた。

 「先生、終わりました」
「それじゃ、帰りましょうか」何食わぬ顔で返事をして、2人は診療所からそれぞ
れの自宅に帰って行く。

 自宅に戻った香奈は、真っ先に避妊薬を飲んだが、落ち着きがない。
「フルヌードで、外に出るなんて…」全裸の姿を想像し、首を左右に振っていく。
しかし、容赦なく時間が過ぎていく。

 「もう、10時だわ…。行かないと…」覚悟を決め、ズボンを脱ぐと、淡いブル
ーのパンティが見える。
「これも脱ぐのね」シャツの裾を捲っていくと、お揃いのブラジャーだった。

 下着姿になり、両手で腰のゴムを掴んで下げると、黒い絨毛が露になってきた。
「ヘアを出して歩くなんて…」膝まで下がったパンティから、片足ずつ上げて下半
身を丸出しにした。

 パンティを脱ぎ終えると、両手を背中に回して、ホックを外した。
カップが緩み、乳房の膨らみがはみ出していく。
「これで、フルヌードになった…」震える両手を下げると、支えをなくしたブラジ
ャーが、手首に絡まっていく。
その、最後のブラジャーも脱いで、香奈は生まれたままの姿になった。

 「やるしかないわ…」震えながら、玄関を開けて、外に出ていく。
(誰にも、見られませんように!)祈る思いで、康子の家に向かって歩き出す。
そんな香奈を、月明かりが照らし、青白い裸体が浮かび上がっている。
歩く度に、乳房が揺れ動き、股間の絨毛が輝いている。

 全裸で歩く香奈を、次郎の部屋から、拓也達が眺めていた。
「ほんとだ、素っ裸ぞ!」
「もっと、撮れないか。ヘアヌードを!」拓也が次郎に言う。

 「大丈夫だよ。明日は土曜日だから、午後からは女医さんの、ヌード鑑賞会と行
こうぜ!」
「いいね、女医さんのヌード鑑賞会か…」拓也達は香奈の全裸姿を眺めていた。

 一方、香奈は「どこかで、見ているんだろう…」恥ずかしさを堪え、康子の部屋
を覗き込んだ。
「あん、あん、あん!」相変わらず、康子と清孝が全裸で抱き合っている。

 (やるしかないわ!)香奈は乳房を揉みながら、淫裂を指で触わりだす。
「ほら、始まったぞ。オナニーだ!」拓也達も、香奈のオナニーを食い入るように
見つめていた。

 康子と清孝の性行為は、30分ほどで終わった。
康子の淫裂からは、白い精液がポタポタと流れ出ていく。
(帰らないと…)香奈は、乳房と股間を両手で覆い、自宅に戻ろうとしたが「そん
な~!」家の前では、次郎達が待ちかまえていた。

 「凄いな。女医さんは素っ裸が好きなんだ!」
「違うの、これには訳があるの…」恥ずかしさで、香奈の声が震えている。
「どうせなら、オッパイとオ○ンコを見せてくれよ。そうでないと、朝までここか
ら退かないからね」

 「やめて、それだけは…」
「だったら、オッパイとオ○ンコを見せてよ。見せるだけでいいから」
「約束よ、見るだけだからね」震える香奈は、両手を乳房と股間から退けた。

 「オッパイが大きくていいね。ババアの割には、形もいいよな!」
32才の香奈だが、乳房は形が崩れて無く、張りもありまだ若い。
「オ○ンコもいいな。真っ黒なヘアもいいし…」
「言わないで下さい…」両手を後ろでむ香奈の太股がブルブル震えている。

 「いいね。真っ黒なヘアが!」割れ目を帯状に覆っているが、決して、他人より
多い方では無い。
「先生よ、ヘアを剃ってるのか。普通よりも、少ないんじゃないの?」
「言わないで下さい。そんなことは…」涙を流し、泣き出してしまった。

 「ま、いいか。今夜はこれくらいで!」拓也達は、香奈を残して去っていく。
残された香奈は急いで家の中に入り、玄関で泣き崩れ「う、う、う、う!」声が外
まで聞こえ、夜遅くまで、泣き続けた。

 翌日、香奈はいつものように、診療所に向かっていた。
「先生、おはよう」康子が声を掛けてきた。
「おはよう、康子さん!」2人は、いつものように診察を始めていく。
「今日は土曜だから半日ね。私、清孝さんと町へ行くの」

 「あら、羨ましいわ。デートなんて!」
「先生も、いい人見つけないと、行き遅れてしまうわよ」
「わかってるんだけど。いないのよ…」あっさり言う香奈だが(私だって、お嫁に
行きたいわ。でも、無理なのよ…)意味ありげな顔をしている香奈だ。

 土曜日なので、診察時間は12時で終わり、康子の夫が現れた。
「清孝さん、待って、すぐ終わるから…」
「康子さん、気にしなくていいわよ。後は私がするから」
「すみません。お言葉に甘えさせて貰います」康子は清孝と一緒に、診療所から車
で走って行く。

  それと、入れ替わって、拓也達の乗ったバイク数台が、診療所に入って来た。
「ここなの、面白いのが見れるって!」女性もいる。
「ああ、ここだ。とにかく入ろう!」拓也達が診療所の中に入って来た。

 「あの、何か用で?」拓也の顔を見た香奈の体が、震えだした。
「女医さん、どうしたの。震えるなんて?」連れの女性も、香奈の様子に気付いた。
「真里、そんなことより、早く上がれよ。鍵は、しっかり掛けておけよ!」
拓也の言葉で、5人近くが診療所の中に入り込んできた。

 (脅すつもりさわ、この私を…)顔が強張らせながら、診察室に入って行く。
診察室に入るなり「女医さんよ、昨日の続きをしようぜ。明るいところで!」拓也
がニヤニヤしながら言う。
「いやです。こんな大勢の前で、なんて!」顔を左右に振りながら答えた。

 「こんな、写真もあるんだがな…」次郎は、香奈が全裸でオナニーする写真を、
ちらつかせた。
(脅迫している…。この私を…)香奈の歯が、ガチガチ鳴っている。

 「やらないなら、それでもいいよ。この写真が、どうなってもいいのなら…」
「わかったわ。やるから、それだけは、やめて!」泣き声になっている。
「そうだ。やればいんだ!」拓也達は目を輝かせ、香奈を見つめた。

 (やるしかないわ…)香奈の震える手が、白衣のボタンを外しだす。
「あら、女医さんのストリップなの?」連れの真里が声を掛けた。
(言わないで。そんなことは…)恥ずかしそうに、ボタンを外し、上着を脱いだ。

 「ほう、ブラジャーだけか。スリップは着けてないのか!」上半身が、ピンクの
ブラジャーだけになった。
(ズボンを脱いだら、パンティ姿になってしまう…)震える手が、脇のホックを外
して、ズボンを下げた。

 「あら、お揃いね。年甲斐も無く、ピンクだなんてね!」侮辱した言葉が投げら
れ(何で、こんな事をしなければならないよ。こんな子供の前で!)唇を噛んで、
ズボンを脱いだ。

 「いよいよだな。早く脱いで、オ○ンコを見せろ!」
(いやよ。性器は見られたくない!)香奈の震える手が、パンティを下げていく。
「あら、ヘアが少ないのね!」真里の言葉に「言わないで、お願いです!」股間を
手で隠してしまった。

 すると「脱ぐんだよ。早くオ○ンコを見せろよ!」容赦ない言葉が掛けられ、香
奈は涙を流しながら、パンティを脱いで、下半身を露にしている。
それを「いいね。少ないヘアのオ○ンコも!」拓也達は笑いながら見ている。

 (これを脱いだら、フルヌードだわ…)股間を晒しながら、両手を背中に回して、
ホックを外すと、両手を下げ、紐を脱いでいく。
「あら、大きいわね。オッパイ、触りたいな!」

 「いや、触らないで。お願い!」ブラジャーを脱いだ香奈は、両手で股間と乳房
を押さえ、うずくまった。
「触りたいのは、俺達も一緒だ。触りたかったら、お前も素っ裸になってからだ」
「いやよ。恥ずかしいわよ、ヌードだなんて!」

 「だから見るだけだ。今日は、記念写真を撮るだけだ!」
(写真…。そんな~!)香奈は立ち上がり、診察室から逃げようとした。
「そうは、行かないぞ。押さえろ!」
「いやー!」香奈は、診察用のベッドに仰向けに寝かされ、両手、両足を押さえら
れた。

 「これがオ○ンコか…。年の割に綺麗だな…」
「見ないで。お願いです!」叫ぶ香奈の全裸姿が「パチン、パチン!」カメラに収
められていく。
「撮らないで。お願いですから、撮らないで!」叫ぶ香奈の悲鳴が、むなしく診察
室に響いている。