「陵辱された山村女医」

                      赤星直也:作

第1話 覗き見

 「こら~。退きなさい。病人がでたのよ~!」白衣を着た女性が、道路に停まっ
たバイクに向かって怒鳴った。
「うるさいな。ばばあ!」言い返したのは、髪の毛を金色に染めた男達だ。
「退かないなら、行くからね!」そう言うと、女性はブレーキから足を離した。

 すると、女性の乗った車がゆっくり進み、バイクに近づいていく。
「退けないなら、こうよ!」車がバイクを押しだし「この、くそばばあ!」バイク
は仕方なく、左側に寄って道を空けた。
「今度は、こんな丁寧じゃないからね!」女性はそう言い残して、スピードを上げ
て走って行った。

 「くそー。あのばばあ。いい気になりやがって!」
「形無しね、女医さんに掛かっては!」10人くらいの男女が笑った。
「仕返ししてやる、必ず!」それは、車に押されたバイクの、ライダーだ。

 「先生、急がないと。もう、5分も立ってるわよ」
「わかってるわ。ほら、見えてきたわよ」正面に、昔ながらの家が見えてきた。
「先生、待っていましたよ。急いで下さい!」車を迎えに来た男が、家に案内して
いく。
白衣を着た2人は、走るように家の中に入った。

 「だめ。動かさないで!」倒れた老人を動かそうとする、家人を止めた。
「顔が赤いわ、内出血してる。降下剤が必要だわ。康子さん、注射よ!」
「はい、先生!」看護婦がバックから注射器を準備し、その間に女医が目の様子を
調べて「行くわよ!」注射が打たれ、それを、心配そうに家人が見守っていた。

 「命には別状無いけど、精密検査を受けた方がいいわ。MRIやCTで!」
「ここには、ないのですか?」
「MRIはないわ。CTも、あるにはありますが、技師がいないので、私がやるし
かないのです…」

 「だったら、先生にお願いできませんか?」
「自信ないんです。資格は持ってますが…」
「ぜひ、お願いします。町まで爺様を連れていくのは、大変なんですよ」
「わかりました、やってみます。でも、今日は無理ですから、明日にでもお連れ下
さい。ゆっくりですよ。薬を用意しておきますから、取りに来て下さい」女医は家
人にいろいろと注意して、診療所に戻った。

 診療所に戻った2人は、安心したのかくつろいでいる。
「先生、よかったですね」
「でも、自信ないのよ。初めてだし…」不安げにCTの操作マニアルを読んでいる。

 マニアルを読んでいるのは、山川香奈と言って独身の32才だ。
見合い話が合ったが断り、いまだに独身を続けている。
看護婦は沢田康子で、25才だ。この村出身で結婚している。

 「先生、帰っていいでしょうか?」
「いいわよ。今夜もエッチするんでしょう?」
「はい、清孝さん凄いんです。四つん這いが好きで、オチンチンが、膣の奥まで突
き刺さるんですよ」顔を赤らめながら、得意そうに康子が話している。
(バックからなんて不潔よ、人間のする事じゃないわ)それを、黙って聞いている
香奈だ。

 「先生、お先に失礼します」診療所から康子がでて行き、香奈1人残された。
香奈は「こうして画像を保存すればいいのね」CTを操作して画像を撮っていく。
「そうか。これでいいんだ!」画面には、寝台に置かれたファントムの輪切り画像
が現れた。

 「電圧がこれで、電流がこれか。それに、これがFC関数ね。老人だと、どれく
らいかしら?」初めての経験に戸惑いながらも、時の経つのも忘れて、CT操作の
練習をしていた。

 「もう、こんな時間なんだ!」時計を見ると、もう10時を回っている。
「帰るか!」診療所の電気を消し、施錠をしてから出た。
香奈の住む家は村が用意してくれた一軒家で、診療所から歩いても5分くらいだ。

 月明かりに照らされて歩くと、康子夫婦の住む家が見えている。
「今夜も、セックスをしてるのかしら?」帰り際に言った康子の言葉が気に掛かる。
家に近づくと「あ、あ~!」康子の喘ぎ声が漏れてきた。

 「凄いわ。四つん這いで、してるのかしら?」自然に興味が沸いてくる。
「悪いけど、覗いてみよう」常夜灯の点いた部屋から声がしている。
「あそこね」香奈は敷地の中に入っていく。

 (窓が開いている…)そっと、手を伸ばしカーテンを捲った。
(す、凄いわ、康子さんが馬乗りになっている!)
 康子と清孝は騎乗位でセックスしていた。

 「康子、いいよ。いいよ!」
「清孝さん、私も気持いいの!」康子は両乳房を揉まれながら、腰を振っている。
「クシュ、クシュ!」淫裂から肉竿が抜かれる度に音が出ていく。
(あんなに、太いオチンチンが、入るなんて!)香奈は食い入るように見ていた。

 やがて、康子が四つん這いになった。
「あん、あん、あん!」垂れ下がった乳房を揺らせながら、悶え声を上げていく。
(あれがバックね。オチンチンが膣の奥まで刺さると言っていた…)目を輝かせて
香奈は見ていた。

 (熱いわ、膣が熱くなっていく!)空いた手が、自然とズボンの上から、股間を
撫で始めた。
(気持いいわ。触るだけでも、気持いい!)虚ろな目で、康子夫婦の行為を見つめ
ていた。

 やがて、康子は駅弁になった。
「きついわ、清孝さん!」
「我慢して。すぐ終わるから」清孝は康子の太股を押さえて、腰を動かしていく。
「あ、あ、あー!」清孝の首に両手を巻き付けたまま、体を反らす康子だ。
「行くよ、いくよ」
「来て、私のお腹に来て!」2人が叫ぶと同時に動きが止まった。

 そして、淫裂と肉竿の隙間から、白い精液が垂れていく。
(射精だわ、あれが射精ね!)始めてみる光景に、興奮していく香奈だ。
「康子、よかったよ」康子が降ろされた。
「あなた、感じたわ」2人は、敷かれた布団に仰向けになり、休んでいく。

 (終わったんだ。帰らないと…)香奈は名残惜しそうに、自宅へ向かった。
家に入るなり、香奈は浴室に入っていく。
バルブをひねって、温度を調節しシャワーを浴びていく。

 「凄かったわ。あんなに太いのが、膣に入るなんて…」火照った体を洗うが、か
えって、欲情が高まってしまった。
「私も、ここをされたい!」自然に手が股間に伸び、淫裂を撫でていく。
「あ、あ~!」初めての体験に、心地よい快感が全身を貫いた。

 「これが、オナニーなのね…」指が、敏感なクリトリスを撫でていると「ハア、
ハア!」呼吸も、自然と荒くなっている。
「ここも感じる…」清孝が、康子にしたように、鏡を見ながら、両手で乳房を掴ん
で揉んでいく。
「気持いいわ。オナニーが、こんなに気持いいなんて…」オナニーは、浴室ばかり
でなく、布団の中でも行われた。

 翌日、香奈は何もなかったように、診療所に入って行く。
「先生、お願いします」昨日の老人が、家族に付き添われて、診療所を訪れていた。
「康子さん、手伝って!」
「はい!」患者はCT室に運ばれた。
「いい。危ないから、動かないでね」患者をベルトで固定し、撮影が始まった。

 「ピコ、ピコ、ピコ!」爆射音が操作室に響いていく。
それと同時に、モニターに画像が映し出された。
画像は、老人の脳の輪切り画像を、次々と映し出していく。
「よかったわ。軽いわよ。これなら障害が残らない!」初めてCTを操作して、安
堵する香奈だ。

 撮影が終わると、老人はCT室から、診察室に連れて行かれた。
「先生、いかがでしょうか?」付き添いが、心配そうに尋ねた。
「安心して。内出血は少しだけで、これなら手術の必要もないし、薬で治るわよ」
その言葉に「ありがとうございました!」礼を言う付き添いだ。

 「でも、薬は毎日飲まないとだめなの。一日でも休めば、危険状態になるから、
忘れないで!」
「わかりました。毎日飲むんですね?」強張った顔で、老人は家族と一緒に診療所
から出て行った。
「先生、よかったですね、軽くて」
「ええ、私も安心したわ」笑顔の2人だった。

 2人は、その後も患者の診察を続けて、5時に診療所から出た。
 自宅に戻った香奈は、食事を済ませくつろいでいる。
「遅いし、寝るか!」寝室のベッドに仰向けになった。

 「康子さんと清孝さん、今頃エッチしてるわね」昨晩の事が思いだされ、自然と
着ていたネグリジェのボタンを外していく。
「ハア、ハア!」香奈は、呼吸を荒立てながら、パンティを下げて下半身を露にし
ていく。

 さらに、ブラジャーを捲り上げて、乳房も露にしている。
「ここが感じる…」ピンクのクリトリスの包皮を捲り、指で撫でだすが、何か物足
りない。
「感じない…。エッチを見ないと感じない…」香奈は、昨夜のように見たかった。

 乳房を揉み、淫裂を触るが「セックスを見たい…。このままじゃ、眠れない…」
香奈は迷った末、遂に決心した。
ブラジャーを直し、ネグリジェを羽織り、起きあがると「パンティは、いらないわ
ね」玄関から、薄暗い外に出た。

 「いい感じだわ。気持いい…」パンティが無いので、股間がスースーしている。
康子と香奈の家は、近くで、少し歩くと「あ、あ、あー!」喘ぎ声が聞こえてくる。
(今日も、エッチしてる…)そっと近づいて、昨夜のように窓から覗くと(やって
る。エッチしている!)康子が馬乗りになり、腰を振っていた。

 「いいよ、康子、気持いい!」清孝は乳房を掴み、乳首を摘んでいた。
「清孝さん、だっこして。だっこでして!」
「だっこは、まだ早いよ。もっと、康子がしてからだ…」
「意地悪ね。欲しいのよ、奥まで突いて、欲しいの!」

 「仕方ないな。康子はスケベな看護婦だからな」
「いや。そんな言い方イヤ、恥ずかしいわよ」
康子は、清孝の首に両手を巻き付け、太股を持ち上げられ、駅弁スタイルで腰を振
っていく。

 「正直に言わないと、やらないぞ!」
「やめないで。康子は、スケベな看護婦だから、やめないで!」顔を赤らめ、目を
閉じている。

 (凄いわ…。オチンチンが膣に入っていく…)窓から覗く香奈の淫裂が、熱くな
って右手が裾を捲り、淫裂を触っていく。
(濡れてる。膣が濡れている!)息を荒くしながら、もう片手が乳房を撫でている。

 そんな康子に、清孝の弟の次郎が、気がついた。
次郎は本宅に住んでいて、新宅の康子夫婦の家が見えている。
「あれは女医さんだ。これは面白いぞ!」次郎は、そっとカメラを撮りだした。
「無理だな。高感度カメラじゃないと…」諦めたのかカメラを退けた。
「明日は、必ず撮らないと…」この前の事を思い出し、ニヤニヤする次郎だ。

 翌日も、香奈は康次郎が待ちかまえているとも知らずに、康子夫婦の行為を覗き
に出かけた。
「来たな。待ってたぞ、先生。これからは、俺の言うがままにさせてやる!」

 香奈の現れるのを待っていた次郎は、早速カメラを三脚で固定し、隠し撮りの準
備を始めた。
「今度は、カメラが違うからな。わざわざ町まで行って、買ってきたんだぞ!」ス
イッチを押していく次郎だ。

 そんな事が、あるとは知らない香奈は、着ていたネグリジェを脱いで、全裸にな
った。
「す、素っ裸だ。これはいい!」興奮しながら、次郎は丁寧にスイッチを押した。

 だが「あ、あ、あー!」香奈は小さな喘ぎ声をあげ、乳房と淫裂を触っていく。
「スケベだな。指でオ○ンコを弄っている!」逃すまいと、次郎は望遠レンズの付
いた、高感度カメラのスイッチを押していく。

 撮られている康子は「あん、あん!」相変わらず、悶え声を上げている。
(四つん這いだ。いやらしいわ。あんなに、膣から蜜をだすなんて!)香奈の指の
動きが、速まっていく。
「いく、いく、いくー!」康子は寸前だ。
「だす、だすよ。一杯だすよ!」清孝の動きが止まった。

 (射精ね、精液が垂れていくわ…)康子の淫裂から、白い精液がポタポタ垂れて
いる。
「よかったわ。清孝さん!」康子は「アハ、ハア!」荒い呼吸をしながら、萎縮し
ている清孝の肉竿を、舌でなめていく。
(フェラだわ。あんなのをするなんて!)目を輝かせて見つめていた。

 やがて、2回目の営みが始まり(もういいわ。興奮したし…)香奈は、脱いだネ
グリジェを羽織って、自宅に戻っていくが「凄いぞ。ばっちり撮れた!」興奮しな
がら、カメラを片づける次郎だ。