「淫らな病院」
 
                                赤星直也:作

第33話 敵の敵は味方

 未姫達が診療所に出向してから半年も過ぎた頃、病院では理事の選挙が行われ、予想
を覆して改革派が勝利し、遠藤達理事は降板する羽目となった。
また、事務長の松岡も退任を迫られ辞任し「これからどうなるのかしら?」不安が募る
未姫達だ。

 新しく事務長になった江藤は、真っ先に栗林との関係を見直した。
今まで、ただ同然で未姫達女医を派遣していたが、それを取りやめ、病院の勤務だけに
専念させた。

 そのことで、栗林の病院では医師不足となって、経営にも支障が出ている。
「何とかして、医師を集めないと…」栗林と真希子は大学の伝を頼りに、医師を集めた
が思うようにはいかず、必要な半分しか集まらない。

 「困ったな。後2人は必要なんだが…」
「そうね。最低でも2人はいるわね」
「いっそのこと、あの姉妹を引き抜けないかしら?」
「そんな事したら大変だ。こっちが潰されちゃう。とりあえず、これで行くしかないよ」
診察日を減らす事にした。

 一方、未姫や朋美など栗林の病院での、恥ずかしい思いをしていた女医達は喜んでい
たが、淳子だけは不満があった。
「真希子さんと縁を切るなんて…」事務長を恨み、未姫や朋美などに八つ当たりしてい
る。

 それは、看護婦の間でも話題になっており、内藤の耳にも入り、院長室に未姫を呼び
事情を聞いた。
「宮下君に、意地悪されているそうだね」
「はい、何かにつけて、私に当たってきます…」

 「困ったもんだ。僕は君たちの味方だから安心してくれ」
「そうして貰えば、助かります」
「その代わりと言っては何だが、またヌードを見せてくれないかな」思わぬ言葉に「私
のヌードなんて、見る価値ないし…」柔らかく拒んだ。

 「昔は綺麗だったぞ。今でも変わらないはずだが」白衣の上から胸を撫でだした。
(どうしよう。折角、味方してくれるんだから我慢しないと…)暫く考えて「ここじゃ
なく、別な場所でなら、お見せしてもいいです…」承知した。
「それは楽しみだな。今度の休みに家に来てくれ。誰もいないんから、安心だぞ」
「わかりました。お伺いします」未姫が承知して診察室に戻ると「何話してきたの?」
淳子が質すと「別に。たいしたことじゃないし…」あっさり交わして診察を始めた。

 数日後の日曜日、未姫は内藤の家を訪ねたが、言葉通りに内藤しか居ない。
「上がってくれ!」言われるまま、中にはいると「見せてくれ!」抱きついて服を脱が
せだした。
「待って。自分でします!」未姫は自分から脱いで、下着姿になった。

 「これは、俺にやらせてくれ!」内藤が正面に膝を付けて座り、パンティを引き下げ
ると、うっすらと絨毛が見える。
(性器を、まともに見られている…)恥ずかしさに太股を震わせるが「足を上げて!」
言われた通りにして、下半身を剥き出しにした。

 内藤は「綺麗だよ。まだピンクだし…」目の前にある淫裂を指で開き、クリトリスを
舌でなめだす。
「ダメ、汚いからダメ…。そこより、オッパイに…」目を閉じて、背中のホックを外し
て乳房も露わにすると「そうだよな。こっちも綺麗だし」乳房が撫でられ、乳首も吸わ
れた。

 「気持ちいい…」快感に声を上げると「やらせてくれ。溜まっているんだ!」押し倒
してズボンを引き下げた。
「やさしくよ。乱暴はイヤです」
「わかっているよ」下半身を剥き出しにすると、淫裂に肉竿が入り込んだ。

 (痛くない…)クリトリスへの愛撫で、膣が濡れているから痛みは感じなく「あ~!」
喘ぐ声を上げた。
その声に、肉竿が動き出し「ピシャ、ピシャ!」淫裂から音が出ていく。

 (膣が濡れていく…)その通りで、淫裂から淫汁が流れ出した。
「気持ちいい。久しぶりのオ○ンコなんだ…」
「私もいいわ。凄く感じる…」足を開いて深い結合を求めた。

 内藤は暫くピストンしてから「やってくれないか」未姫を抱き起こして、騎乗位の体
位を取る。
「やってみる…」なれない事だが、肉竿を淫裂に迎え入れ、腰を振りだすと「気持ちい
い、オ○ンコに出させてくれ!」両手で腰を押さえられた。

 「ダメ。危ない日だからダメ!」拒んでも、内藤は腰を動かし、登り詰めようとして
いる。
(このままでは、射精されちゃう…)危険日だから逃れようとするが、両手で腰を押さ
れられて逃れられず「いや~!」悲鳴を上げた。
「我慢できなくて…」未姫を降ろすと、淫裂から白い液体が流れ出た。

 「危ない日なのよ。出来たら困る…」漏れ出る液体を拭きながら言うと「確か、鈴木
がいるはずだが…」電話を掛けてから「病院で鈴木が待ってるぞ。送ってやるから服を
着ろ!」ズボンを直していく。

 未姫も淫裂を拭き終えるとを着て、元通りになり内藤の車で病院まで送られ、真っ先
に里奈の待つ診察室へと向かった。
診察室に入ると「内藤さんから聞いたわ。脱いで!」言われるまま、スカート、パンテ
ィと脱いで下半身を露わにすると「全部よ」全裸になるようにと言う。

 「性器だけで済むはずですが…」
「私が全部と言ったら、全部なのよ」
「わかりました…」渋々シャツを脱ぎ、ブラジャーも脱いで全裸になって、両手で乳房
と股間を押さえた。

 「やり方、わかっているでしょう。そこに寝て足を開くの」小さな診察ベッドに仰向
けになり、足を広げて垂らした。
里奈は足下から淫裂を覗き込み「やったばかりね。気持ちよかった?」と尋ねるが「そ
んな事、言えません…」答えなかった。

 「言えないと言う事は、気持ちよかったんだ」淫裂に洗浄液を送り込みながら言う。
「う!」膣の中が冷たくなり、一瞬だけ声を上げたが「…」黙ったままだ。
「言いたくないなら、それでもいいけど、借りは返して貰うわよ」なおも洗浄液で淫裂
を洗い「もう大丈夫よ。借りはわかってるはずよね?」器具を置くと乳房を揉み出す。

 「わかっていますが、ここでは無理です…」未姫も里奈の胸を撫でながら言う。
「確かに、ここでは無理だわ。今夜は泊まるわよね?」
「里奈さんが言うなら、そうします」
「決まりよ。今はオッパイだけにする!」乳首を吸いながら乳房を揉み出した。

 (レズなんてしたくないのに…)未姫も嫌々ながら里奈の胸のボタンを外して、乳房
を撫で出す。
「そうよ、それでいいの。ここにもするね」今度は淫裂を舌でなめだし「あ~!」溜息
のような声を上げている。

 里奈は未姫に30分程相手をさせると「着てもいいわよ」自分の外されたボタンを直
していく。
未姫も脱いだ服を着込んでいくと「これ飲んでおくのよ」避妊薬を渡した。
「ありがとうございます。助かりました」礼を言い、服を着込み終えると診察室から出
て、寮に向かった。

 寮で 時間を潰し、夕方近くになると、再び里奈の診察室を訪ねると「丁度よかった、
これから帰るとこなの」里奈が出てきて、2人は里奈のマンションへと向かう。
部屋に入ると「脱がせてあげる!」里奈は未姫の服を脱がしながら「昼間にオ○ンコし
た相手は誰なの?」尋ねた。

 「言えない。里奈さんでも…」
「そう、私にも言えない程、大事な人なんだ」ブラジャーを脱がせて乳房を揉み出す。
「大事な人じゃないけど、言えない…」
「わかった。これ以上聞かないわ」今度はパンティを引き下げて、淫裂を撫でながら、
舌でなめだした。

 「ダメ、そこは汚い…」敏感な部分を愛撫され、立ったままの未姫は後ろに反り返っ
てやっと立っている。
「里奈さん、ここじゃなくてベッドで…」
「そうね、ここでは無理ね」立ち上がると服を脱いで、全裸になるとペニスバンドを取
りだし「未姫が先に奉仕するのよ」未姫の腰の巻き付けた。

それが済むと「これをオ○ンコに塗ってね」ゼリーを渡すと両手を着けて、四つん這い
になる。
「わかった。塗ってから入れる!」指に塗ると、里奈の淫裂の中に入れて塗りだす。
指が、膣の皮膚をもれなく撫でていくと「あ~!」声を上げた。
(気持ちよさそう。もう濡れている…)ネバネバした液が、溢れていくのがわかる。

 「大丈夫みたいよ。入れるわね」ペニスを掴み、里奈の淫裂に押し込むと、すんなり
入り「あ、あ、あ~!」声を上げだした。
未姫はなも押し込み、ピストンを始めると更に淫汁が流れだし、里奈も絶頂を迎えたの
か「行く、行く~!」声を上げて崩れた。

 (玩具でも、気持ちよかったんだ…)ペニスを抜き、里奈に寄り添うように寝ると乳
房も撫でていく。
「いいわ。どうせなら、好きな男にやられたい…」譫言のようにいいながら、未姫の頭
を抱いていくが、なおも愛撫を続けた。

 抱き合っていた2人だが、冷静さが戻ると「未姫さんが綺麗で、羨ましいわ」と言い
出す。
「そんな事ないわ。里奈さんだって綺麗よ」
「お世辞はいいの。この年だから、男も声を掛けてくれないし、掛けてもオ○ンコだけ
が目当てだし…」暫く間をおいて「だから、未姫とやっているのよ。本当は好きな男に
チンポで射精されたいの」呟くように言う。

 「好きな人いるの?」
「いるけど無視されている…。私も未姫みたく、膣に射精されたい…」里奈はなおも続
けるが(里奈さん、寂しいんだ…)黙って聞いている。

 「だから今夜は奉仕してね。本当は男にされたいけど」
「わかった、里奈さんのためだし」仰向けに寝た里奈の上に覆い被さり、唇を重ね、淫
裂にゆっくり樹脂のペニスを押し入れる。
「いいわ、気持ちいい…。射精していいのよ…」里奈は男を妄想しながら未姫を抱き、
未姫も里奈の求めに応じて腰の動きを速めた。

 「あ、あ、あ~!」弓のように体を反らせて、喘ぐ里奈は未姫を抱きしめたままだ。
(私だって、好きな男に抱かれたい。でも…)そう思いながら腰を振っていくと「行く、
行く~!」里奈が絶頂を登り切り、2人はそのままベッドで抱きいながら夜を明かした。

 翌朝、未姫と里奈が一緒に病院に入ると「あら、仲がいいのね」淳子が意地悪そうに
声を掛けてくる。
「そうよ。同じ医師だから、仲良くしないとね」里奈が言うと「態度が大きくなったわ
ね」淳子も言い返して、険悪な雰囲気になってきた。

 そこへ「2人ともいい加減にしろ。ここは病院だ!」内藤が怒鳴った。
それには2人とも従い、それぞれの診察室へと向かうが「あいつを懲らしめてやる!」
淳子は治まらない様子だ。

 淳子は診察の合間を縫って、誰かと連絡を取り「そう、今夜当番なの。だからお願い
したいの…」頼み込んでいる。
「いつものようにしていいわよ。縛ってもいいわよ」笑顔で話していた。

 そして、診察時間が終わると、夜勤当番の里奈が夜間診察室室に入り、診察を始めた。
だが、時間の経過と共に患者がいなくなり、暇を弄んでいると看護婦から「先生、特別
病室の患者から、先生に渡してくれと頼まれました」封筒を渡した。

 「一体何かしら?」封筒を開けると写真が入っており「!」声を上げる寸前で、顔色
が青ざめていく。
看護婦も気付いたのか「先生、どうしたんですか?」心配顔だ。
「何でもないわ。疲れたから休んでくる!」里奈は仮眠室へと向かう振りをしながら特
別病室へと向かった。

 静まりかえった廊下を歩き、病室のドアを開けると見覚えのある男が「久しぶりだね、
元気そうじゃないか」声を掛けてきた。
「榊原さんが、どうしてここに…」
「ドックだよ。悪いところを速めに直したくてな。それより、気に入って貰えたかな」

 「何が目的なの。私の体ですか?」
「それもある。あの写真を表にだしたくなければ、言う事を聞け。まずは素っ裸になっ
てもらおう!」
「そんな事出来ません。ここは病院です!」顔を強ばらせて言うと「イヤならそれでい
い。写真は知らないぞ!」

 「卑怯です。そんな手段を使うなんて!」
「何と言われようともかまわん。素っ裸になるんだ!」里奈は顔を強ばらせながら、白
衣のボタンに手を掛けた。
「そうだ。それでいい」榊原は、里奈の脱いでいく姿を食い入るように見ている。

 (脱ぎたくないけど、あの写真が…)負い目があるから、白衣を脱ぐとシャツ、スカ
ート脱いで下着だけになった。
「まずは、オ○ンコを見せて貰おう!」言われるまま両手でパンティのゴムを掴んで、
引き下げると2センチ程度の長さに揃った絨毛が見えた。

 「大部生えたね。また剃った方がいいな」それには黙ったまま、パンティを脱ぐと両
手で股間を押さえた。
「オッパイも出せ!」背中のホックを外すと両手を下げて全裸になった。
「手を退けて見せろ!」里奈は両手を下げ、乳房と絨毛を榊原に晒し(恥ずかしい…。
これだけで済むならいいけど…)太股が震え、絨毛も揺れている。