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「淫らな病院」
赤星直也:作
第32話 不妊治療
淫裂の洗浄を終わると、朋美は真希子に連れられ診察室に向かうが「今日は特別な患
者さんなの。失礼のないようにね」注意された。
「特別な患者といいますと?」
「言いにくいんだけど、性的障害の患者なの。ただ、精神面での障害だけどね」朋美
は性的障害の患者と聞いて(畑違いだわ。私の分野でないし…)不安を感じるが、逃げ
出すわけには行かず、真希子の後ろを歩いて診察室の前まで来た。
「いい、特別な患者だからね」念を押して真希子が入ると、朋美も入った。
診察室の中には、まだ若い男女がいて、不安げな顔をしている。
「待たせたわね。いい先生だから安心して!」真希子は朋美を紹介すると「朋美さん、
診察お願いね」診察を任せる。
「わかりました…」言われるままに「どんな、具合なんですか?」女性に聞くと「ど
んな具合と聞かれても答えようがありません。とにかく先生が調べてください…」女性
はそう言って、男性のズボンを脱がせて、下半身をあらわにした。
「先生、この通りです」女性は、だらしなくぶら下がる肉竿を触ったが反応がない。
「奥さんでは反応がないわね。朋美さんではどうかしら?」真希子は朋美に肉竿を触ら
せようとするが「私では無理です…」拒むと「だったらヌード写真かな。しかもセック
ス中のを」暗に脅しをかけてきた。
「そんな事なら、これの方が…」真希子の顔を見てから、萎縮している肉竿を撫でて
いくが反応ない。
しばらく手を動かしていくが「手では無理みたい。奥さんのお口ではどうかしら?」逃
れたい朋美が言うと「やっても、だめでした」女性が答える。
「朋美さん、あなたが試しにやったらどうかしら」笑顔で言う真希子が(私は医師よ、
風俗じゃないわよ!)黙り込んでしまった。
すると「先生、試して下さい。私も手伝いますから」女性が言い出す。
「手伝うって、どうするの?」
「ヌードになります…」女性は服を脱ぎだした。
それには「朋美さんもやるしかないわね。やらないなら、例のを使うかしかないし」耳
元で真希子から話しかけられ「やってみます…」顔を曇らせて承知した。
女性は見守る前で下着姿になり、パンティ、ブラジャーと脱いで全裸になり乳房と淫
裂をあらわにする。
「先生、お願いします。私もやりますから」女性は恥ずかしいのか、顔を赤らめながら
淫裂を手で広げた。
(やるしかないわ…)朋美も覚悟を決め、肉竿を掴んで口に迎え入れると「フグ、フ
グ!」唇で擦っていく。
だが、いくら口を動かしても反応がなく、萎縮したままだ。
「仕方ないわね。朋美さんも、脱いだらどうかしら?」
「そんな、私が脱ぐなんて… 」
「大丈夫よ、私も脱ぐから」真希子は言い終わらないうちに、白衣のボタンを外して白
衣を脱いだ。
それには「何も、着てないんだ!」驚く女性に「朋美さんもそうなのよ。ほら、脱が
ないと!」朋美を急かす。
逃げ場のない朋美は、顔を強ばらせながら白衣のボタンを外して、白衣を脱いで全裸に
なった。
(恥ずかしい、男の前で脱ぐなんて)…)脱ぎ終えると、両手で乳房と股間を隠して
いるが「先生。もう一度、お口でお願いします」催促され、再び肉竿を口に迎え入れた。
朋美が唇で肉竿を擦り出すと、前と違って膨らみ、男性の手も朋美の乳房を掴んで揉み
出した。
(触らないで。見るだけにして!)首を振るが、両乳房が掴まれ揉まれる。
それでも、唇を動かしていくと、肉竿がカチカチになり乳首も摘まれた。
「もういいわ。元気になったし…」朋美が口を退けると「試してみます!」男性は女性
を四つん這いにさせて、後ろから肉竿を挿入していく。
「入っている…。久しぶりに入っている!」女性は喜びの声を上げるが「先生、オ○
ンコ見せて下さい。でないと…」泣きそうな声で言う。
それには、朋美も戸惑い躊躇していると「わかった。こうすればいいのね」真希子が勝
手に朋美の足を開かせて、指で淫裂を広げた。
「だめ。恥ずかしいからだめ!」慌てて、手で隠すが「私からもお願いします。先生
の性器で、夫を行かせてください!」女性も言い出す。
真希子も「これは治療で、恥ずかしいことではないのよ!」広げた淫裂に指を入れると、
栗林の肉竿で突かれたばかりの朋美だが「ん、ん~!」呻き声を上げた。
その様子を、男女の二人が見つめながら「ピチャ、ピチャ!」とピストンしている。
(こんなところを見られるなんて…)拒めない朋美は、されるがままにするしかなく、
乳房も吸われ「あ、あ、あ~!」喘ぎ声も上げると「でる、でるぞ!」男が登り切った
ようだ。
「出して。いっぱい出して!」女性もそれを拒まず、身構えると二人の結合部から白
く濁った液体が垂れだし「あなた直ったのね。よかったわ」満足そうな女に「先生のオ
○ンコを見たから、できたんだよ…」息を弾ませながら言う。
「確かにそうかも。これからも、あなたにされたいし…」女性は漏れ出る淫裂を拭き、
男の肉竿も拭いていく。
「だったら、先生のヌードビデオを撮ろうよ。それを見ながらやれば、いいかも…」
思わぬ言葉に「ダメ、私は医師よ。AVじゃないの」きっぱり拒むが「撮りなさいよ。
私も協力するわ。どうせなら、奥さんも撮った方がいいかもね」真希子は乗り気で(私
はイヤです!)と拒む状況ではない。
「決まりだな。診察時間がすんだらいいですか?」
「いいわよ。撮る場所も用意しておく。それから、奥さんはヘアの手入れしておかない
とね」
「そうですね、私だけ生えているとおかしいかも…」真希子と朋美の剥き出しの淫裂
が気になっている。
「そうだよ、俺もパイパンオ○ンコだと、変な感じになるしな。期待してる!」こうし
て、朋美のヌードビデオが決まった。
朋美はその後も診察を行うが「朋美さん。そのままで診察してね」真希子に白衣を取
り上げられた。
「ヌードで診察なんてできません…」泣き声で言うと「私も裸よ。一緒ならいいわよね」
そう言われると逆らえず、頷くしかない。
「よかった。美佐さんにも来てもらうからね」真希子は電話で美佐を呼んだが「裸で
すか…」二人の全裸に声が出ない。
「この方が手っ取り早いのよ。美佐さん、患者さんを入れて!」
「はい、そうします…」朋美の全裸をなめるように見ると、一旦外に出てから男女ペア
を診察室に連れてきが、当然「ヌードですか…」2人の全裸に驚いた顔をしている。
「この方が手っ取り早いのよ。朋美さん初めて!」真希子に言われて、朋美が問診を
始めるが、無毛の淫裂が気になるらしく、見つめている。
(恥ずかしい。性器を晒すなんて…)恥ずかしさを堪えて「どうなさいましたか?」と
尋ねて、診察が始まった。
訪れた患者は、精神的な理由で子供を作れない患者で、その治療が目的だから当然だ。
「この先生を見てもダメですか?」真希子が言うと「少し、元気が出たような気がしま
す…」
「確認しますね」男のズボンが引き下げられて、下半身が剥き出しになった。
「もっと元気にしましょうね。先生、お願いします」
(そう言われても、風俗じゃないし…)困った顔をしながら「確認します!」肉竿を握
り、ゆっくり動かすと、次第に堅くなってきた。
「奥さんは、今のうちに準備して下さい」
「は、はい。準備します…」その傍らでは、妻がスカートを脱ぎだした。
「若くはないから、先生のように綺麗じゃありませんが…」恥ずかしそうにパンティ
も脱いで、下半身が剥き出しになった。
(真希子さん、何する気かしら?)意味がわからず肉竿を擦っていると「先生を触って
も、いいんですよ」患者の手を乳房と淫裂に運ぶ。
(イヤよ。風俗嬢じゃないのよ!)叫びたいが、されるがままにするしかなく、乳房
を握られ、淫裂には指が押し込まれた。
「ほら、元気になったでしょう。もう少しよ!」確かに、カチカチになっていた。
「奥様、今です!」朋美の手を退けて、夫の膝の上に跨った。
「あなた、凄い…。感じる…」ゆっくり腰を動かし出すと「ヌチャ、ヌチャ!」淫裂か
ら音が出ていく。
「先生、仕上げです!」真希子に言われて、患者に見えるように立ち、指で淫裂を弄
くり出す。
「先生が、オ○ンコ弄っている!」興奮が更に高まり「堅いわ、こんなの始めてよ!」
妻も興奮している。
「奥様。もう少しですから、頑張って下さい!」動きを速めさせた。
「クチャ、クチャ!」卑猥な音が更に響いていくと「出たわ、膣が暖かい!」興奮しな
がら股間同士を密着させたまま動かない。
(射精したんだ…)食い入るように結合部を見ていると「奥様、急いで横になって下
さい」診察台に寝かされ、足を持ち上げられる。
「恥ずかしい。こんな性器を見られるなんて!」顔両手で覆うと「先生だって見せてい
るんじゃないか。我慢しろ」萎縮した肉竿を振りながら言う夫だ。
真希子は淫裂から漏れ出た精液を拭き、腰を高くして漏れ出ないようにしている。
やがて「もう大丈夫でしょう」足を降ろさせ、診察台から降ろした。
「先生、ありがとうございます。今日は危険日だから、絶対できると思います」笑顔で
パンティを履き、淫裂にナプキンを当ててから、引き上げた。
「いやあ、久しぶりに出しましたよ。先生には、何と言って感謝していいやら」夫も
満足そうに脱いだズボンを直した。
この日、朋美は5組の夫婦の治療をして、診察を終えたが、この治療法が密かに広ま
り、訪れる患者も多くなってきた。
栗林も「専門でやりたいけど、対面があるし…」思案してる。
保健外診察だから収入は増えるが、総合病院としては品が落ちてしまう。
真希子も同じ考えで「どうしたらいいだろう?」と悩んでいたが「そうだ、診療所があ
った!」以前、勤めていた病院の事を思い出した。
思いつくと早速、交渉に入った。
「松岡さん。診療所の件ですが…」使用したい旨を伝えると「うちも困ってまして。自
治体からの補助もうち切られて、大赤字でしてね」やはり、持て余しているようだ。
「どうでしょう、うちに使わせてもらえないでしょうか?」
「何に使いますか。それによっては返答が違いますが…」
「不妊治療です。ゆっくり寝泊まりして、じっくり治療するには最適な場所ですから」
「不妊治療か、良い考えですね。自由診療だから取り放題ですしね。さすが、栗林さ
んは考えが違いまね。とにかく、院長と相談させて下さい」松岡も赤字を減らしたいか
ら前向きだ。
ただ、所長と妻の処遇が問題で「どうしたらいいかな…」頭を悩ましている。
松岡は、院長の内藤と相談し、理事会に諮ると荷物が減るし、赤字も減るから理事会
は全員一致で可決して売却が決まった。
話が決まると栗林は所長の佐藤と話し合い「内で働いてみてはどうでしょう?」
「イヤ、もう歳だしここらで引退するよ」就任を断った。
そこで、栗林は名目上は真希子を就任させ、実権は自分が持ち、更に、松岡と話し合
い、医師も定期的に派遣する約束もした。
だが「そんな、真希子さんと一緒だなんて…」嘆く未姫や朋美、里奈だが「真希子さん
と一緒にやれるなんて!」喜ぶ淳子など様々だ。
そして1年後、改修された診療所には、妊娠を希望する患者が訪れた。
「先生、お願いしますよ」
「わかりました…」元気ない声で、未姫は診察室に入ると「どんな具合ですか?」と尋
ね「これでも元気が出ませんか?」白衣を脱ぎ患者に全裸を晒して治療を始めていく。
治療と行っても、風俗店と同様だが、性行為をしないのが違っていた。
乳房を触らせ、淫裂を触らせ、挙げ句にはフェラまでして射精させていた。
(これは風俗よ…)嘆く未姫だが、真希子の相手もしなければ行けない。
「未姫さん、今夜は私が慰めてあげる」2人とも生まれたままの姿になって「いいわ、
そこがいい…」互いに淫裂を指で撫で合い、そしてなめ合う行為が深夜まで行われ、
時には入院している患者の前でもしなければならなかった。
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