「淫らな病院」
 
                                赤星直也:作

第23話 公開オナニー


 「先生、やって貰えるわよね?」
「やるって、何をですか?」
「先生の好きな、あれよ!」
「ですから、あれって何ですか?」
「鈍いわね。オナニーよ。しかも、人前でやるのよ」

 それには「出来ない。そんな事出来ない!」首を振って未姫は拒んだ。
「やらないと言うなら、セックスして貰うけど、いいのね?」
「そんな、セックスだなんて…」
「人のを覗いていたんだから、償いにやって貰わないと。イヤだったらオナニーしかな
いでしょう」昌美の言葉に、未姫の逃げ場が無くなった。

 (やるしかないわ。セックスはもういやだし…)暫く考え込んでから「わかりました。
オナニーします…」力の無い声で返事する。
「そう来なくちゃ。早速準備するね」
「待って。妹だけには、見られたくないの…」

 「わかっているわよ。朋美さんには、用事を作っておくから安心して」昌美と典子は
言い残すと部屋から出ていくが「人前で、オナニーするなんて…」逃げ出したい気持ち
だが、それは無理だ。

 未姫は何もできずに、時の過ぎるのだけを待っていると「先生、これを着て」典子が
衣類を持ってきた。
それを見るなり「それを、私に着ろとでも言うの?」黒いナイロン製の布地に顔が曇っ
ていく。

 「勿論よ。ほら準備しないと」布地を置くと、未姫の服を脱がそうとする。
「待って、自分でするから…」手を払い除け、自ら服を脱ぎだし、下着だけになった。
「相変わらず、色気無いのね。こんな白いのなんて子供も着てないわよ」典子の手がパ
ンティのゴムを掴んで引き下げた。

 「やめて。自分でする!」慌てて、脱がされまいとしても、膝まで下げられ恥丘の割
れ目が剥き出しになった。
「先生のオ○ンコ相変わらず綺麗ね。あまり使ってない証拠よ」目の前にある割れ目を
撫で出す。

 「やめて、今はその気になれないのよ」触られまいと手で淫裂を押さえると「そうね、
今はその余裕はないかも。とにかく全部脱いで!」典子が大人しく手を退けると膝まで
下げられたパンティを掴んで、足を上げて下半身を露わにした。

 「次はオッパイよ」
「わかっています…」両手で背中のホックを外し、肩から紐を外すとピンクに膨らんだ
乳首が現れた。
(恥ずかしい…。またヌードを晒すなんて…)ブラジャーを脱ぐと、文字通りの全裸に
なってしまった。

 「先生のヌードは相変わらずね。楽しみたいけど、これを付けて貰うわ」典子が布地
を渡すと未姫は受け取り、まずは足を通した。
薄いナイロン製で、白い足が黒く染められて長さは太股まである。

 更に、もう片足にも付けると腰にベルトを巻き付けた。
(これじゃ、娼婦みたいだ…)黒いストッキングとガーターベルトが、ピンクの淫裂を
引き立たせている。

 「いいわね。かなりセクシーよ。次はこれ!」やはり黒地だが、真ん中がくり抜かれ
たブラジャーだ。
(こんなの着たくないけど…)弱みを掴まれてしまったからには、言われた通りに腕を
通し、背中のホックを留めたが、白い乳房が飛び出し、揺れている。

 「これで準備は出来たわ。皆が待っているから行きましょう!」典子は未姫の腕を掴
んで外に連れ出そうとするが「待って、裸のままはイヤ!」拒んだ。
「どうせ、裸でやるのよ。このままで良いの!」聞き入れようとはせずに、寮の集会室
に連れ込んだ。

 未姫が引きずられるように入ると「凄いわ。まるで淫乱女医さんね!」乳房と淫裂丸
見えの姿に声が上がった。
その声に、慌てて淫裂と乳房を隠そうとするが「隠さないで。堂々とやらないと!」典
子から注意される。

 その注意に、渋々手を退け、寮の皆に全裸を晒するとカメラが構えられた。
「写真は撮らないで下さい…」顔を背けて言うと「約束したはずよ。写真も撮るって。
イヤなら、本番して貰うけど」そう言われれば従うしかなく、カメラを見つめた。
(ヌードを撮られている…。しかも性器までも…)全身が震えだし、乳房も揺れている。

 未姫が5分程全裸を撮られると「先生の好きな、あれ始めてよ!」昌美がニヤニヤし
ながら催促する。
(好きじゃないけど、やらないと…)覚悟を決めて、用意されたマットに横になり、乳
房を揉み出すと、またカメラが構えられる。

 (こんなの、撮らなくていいのに…)目を閉じ、乳首も撫でてから手が淫裂に伸びた。
未姫は、指先を割れ目に沿って撫でてから、ゆっくり膣腔へ押し込むと、見ている皆も
興奮したのか、息が乱れだした。

 未姫の指が、膣の中をゆっくり動きだすと、無意識に反応して濡れていく。
(膣が濡れていく…。見られているというのに濡れるなんて…)目を閉じたまま、指を
動かし続けた。

 その指の動きで、膣から溢れた淫汁が尻まで濡らし出すと「指より、これでやりなさ
いよ!」昌美が指を退けて、樹脂製のディルドーを押し込むと「あ、あ、あ~!」すか
さず声を上げた。
「気持ちいいでしょう。正直に言うのよ」薄笑いを浮かべてディルドーを動かし続ける。

 (気持ちいい…。見られていると言うのに、気持ちいい…)未姫がディルドーに合わ
せて腰を動かし出すと「言うのよ。正直に言わないと、やってあげないから」昌美の言
葉に「気持ちいい…。もっと奥まで入れて…」正直に言った。

 「それなら、自分でやるのよ。ここ持ってね」ディルドーを握らせた。
未姫はゆっくりと奥まで押し込み、それを引き抜く。
それを繰り返していくと、淫汁が更に流れ出し「凄いわ。先生にはこんな趣味があるな
んて!」驚きながらもカメラに収めてく。

 翌日、病院では看護婦仲間の間で、未姫のことが話題になっていた。
勿論、淳子の耳にも入って「へえ、未姫にそんな趣味があるなんてね」驚きの顔だ。
「そうなんです。見て下さいよ」典子は得意気に、自分が撮った写真を見せる。

 「よく撮れているわね。これは使えるわよ」
「宮下先生、これを撮るのに苦労したんですよ」
「わかっているわ。好きでもない男とオ○ンコしたんでしょう。お礼に今夜は私が慰め
てあげる」

 「約束ですよ。嫌々男に抱かれたんだから」典子は、甘えるように淳子に寄り添うと
「今は勤務中よ。終わってからしましょう」素っ気なく言われた。
「そうよね、仕事が終わってからよね」典子も準備に掛かったが(さてと、これからど
う進めたらいいのかしら?)考え込む淳子だ。

 それから数日後、策を練った淳子は早速、行動に出た。
「未姫さん。ちょっといいかしら?」
「構いませんが、何か」

 「実は、前の院長の事よ。自立したけど、医師が足りなくて大変なんですって!」
「それが、どうかしましたか?」
「鈍いわね。手伝ってあげて欲しいのよ」
「そんなの無理です。私には、そんな余裕なんてありませんし…」

 「あら、そんな事言うんだ。それなら、妹さんに手伝ってもらおうかしら。これを見
せたら、イヤとは言えないし」典子が撮った写真を見せた。
「そんなの、酷いです!」未姫は泣き声になっている。

「それがイヤなら手伝って。私も手伝うから。前の院長には世話になったから、恩返し
しないと…」
「恩返しですか?」
「そうよ。あの人には世話になったし」

 「でも、縛られて、無理矢理セックスされたはずですが?」
「ああ、あれね。頼まれたから仕方ないの。でも、変な感じだった。思い出しただけで
も、膣の中が疼いちゃう」思い出したのか、顔が赤らんだ。
(変態よ。あんなレイプ同然な事されて、気持ちいいなんて変態に決まってる…)未姫
は叫びたかったが、堪えていると「やってくれるわよね?」念を押された。

 「わかりました。でも、ちょっとだけですからね」
「良かった。栗林さんが聞いたら喜ぶわ。早速だけど、今度の休みにお願いするね」一
方的に淳子は決めて、栗林と連絡を取った。

 そして、未姫は非番になると、淳子から教わった通りに電車に乗って出かけた。
電車に乗って1時間程過ぎると、外の風景も変わり、ビルがやたらと目立っている。
未姫は風景を見ながら「どうして、淳子さんが前の院長の手伝いをするのかな?」考え
ていると、スピードが落ち出す。

 「次だわ、降りないと」準備をしていると電車が停まり、開いたドアから降り、改札
口に向かうと、見覚えのある女性が手を振っていた。
「真紀子さんだわ。迎えに来てくれたんだ!」早足で向かうと「来てくれて助かるわ」
笑顔で礼を言い、車へ案内する。


 未姫は言われるまま乗り込むと走り出し「未姫さん、悪いわね。何せ人手が足りなく
て」運転しながら話しかけるが、黙ったままだ。
それでも、真紀子は機嫌を取るかのように話しかけ、20分程走るとビル群から抜けて
建物も点在している。

 (同じだわ。私の所と変わりない…)外を見ていると、白い建物が目に入り車はその
方向に向かって走っていく。
(以外に大きいんだ。個人病院にしては大きいわ。それにしても、お金はどうしたのか
しら?)考えていると「着いたわよ。降りて!」車が停まり、2人は建物へと向かった。

 中に入ると、やたらと中年の男性が目立っているが、真紀子は気にする様子を見せず
に廊下を歩いて、院長室に案内した。
未姫も倣って入ると栗林が「久しぶりだね。元気そうじゃないか」と笑顔で話しかけて
くる。

 「はい、夢中でやっていますから」
「それはいい事だ。所で、妹さんも研修医として働いているそうだね?」
「はい、そうですが?」
「だったら、麻倉君はここで働いても、言い訳だよな」

 「残念ですが、今はその気はありません…」
「そうか。それなら仕方ない。とにかく、非番の時だけでもいいから頼むよ」
栗林との話が終わると「こっちへ来て!」真紀子は院長室を出て、殺風景な部屋へと案
内した。

 「ここが未姫さんの控え室よ。いずれは家具も入れるけど…」申し訳なさそうに言っ
て、ロッカーから白衣を取りだした。
未姫はそれを受け取り、着込もうとしたが「下着は要らないの。全部脱いでから着て!」
注意される。

 「嘘でしょう。直に着るなんて!」
「ここはそうなのよ。見て、事務の私だってこの通りなんだから」スカートの裾を持ち
上げると太股が露わになり、それでも、気にすることなく、なおも持ち上げていくと無
毛にされた淫裂が現れた。

 「そ、そんな…」未姫は声を出せないが「わかったでしょう。ここもそうなのよ」ス
カートから手を退け、胸元を広げていくと乳房が現れる。
「恥ずかしいけど、垂れ始めたのよ。でも、まだ張りはあるわよ」乳首も見せると何も
なかったかのように隠していく。

 「ほら、未姫さんも脱がないと…」真紀子に、そこまでされては未姫も脱ぐしかない。
シャツを捲り上げて、首から抜くと白いブラジャーが乳房を包んでいた。
それを見て「手伝わせて!」真紀子は背中のホックを外す。
「1人でやります!」慌てて言うが、ブラジャーが外され、両乳房を握られた。

 「相変わらず可愛いわよ。また疼いてしまった…」両手乳房を優しく揉み出す。
「そんな事されたら、着替えが出来ません…」一番敏感な乳首も摘まれ、声も上擦って
いる。
「だったら、私がしてあげる!」乳房を揉んでいた手が、スカートを脱がしだした。

 「ダメ。自分でします!」断っても真紀子の手は停まらず、ファスナーを引き下げ、
更にパンティのゴムも掴んで引き下げた。
「見ないで、そこはダメ!」股間を両手で覆おうとしたが、押さえられ、真紀子は食い
入るように見つめてから「いいわよ。これが好きなの」無毛の淫裂に顔を埋めた。

 「ダメ。そんな事より診察が…。あ、あ、あ~!」舌が割れ目の上部にある突起を捉
えられ、背中がエビのように反っていく。
暫く舌で淫裂をなめていたが、満足したのか「そうよね。診察が先よね」素直に退けた。
(良かった。これ以上されたら、本気になっちゃう所だったし…)ホッとしながらも、
膝まで下げられたパンティを脱ぎ、スカートも脱いで白いズボンを履いた。

 更に、脱ぎかけたシャツとブラジャーも脱いで、同じく白い上着を直に着た。
(オッパイは大丈夫かしら?)気になるのか、確認していくと「大丈夫よ、わからない
わ。それより、仕事が終わったらいいでしょう?」布地越しに乳房を揉み出す。

 「それは、余裕があればですが…。それより、診察です…」
「そうね、仕事が先よね」未姫を診察室に案内していくが(このまま、ただでは帰さな
いわからね)何やら策を練っていた。

 そんな事など知るよしもなく、診察室に入り看護婦と挨拶してから患者の診察を始め
ると、真紀子は電話で誰かと連絡を取っていく。
「そうなの。あの子をどうしても、ここに来るようにして欲しいの。どんな手段もいい
わ。勿論、ヌード写真もいいわ。あそこ丸出しの写真なら尚更よ」薄笑いを浮かべてい
る真紀子だ。