「淫らな病院」
 
                                赤星直也:作

第15話 寮祭


 未姫は、仕事の合間をぬって、全裸ダンスの練習をしていた。
「先生、いよいよ明日よ。これが最後の練習だからね」
「わかってる。でも、ヌードは恥ずかしい…」

 「そんな気持ちじゃダメよ。それに、ここも手入れしないと!」典子は5ミリ程度に
伸びた絨毛を撫でる。
「典子さん、ヘアは剃りたくないの。このままにしたいの…」

 「そう言われても、皆がやってることだし…。そうだ。周りだけ剃ればいいのよ。あ
そこが見えるように」淫裂を撫でる。
「それじゃ、今までと同じよ、丸見えだし!」

 「そうよ。でも、ここに、少しだけ残すの。試しにやってみようよ」典子は準備を始
め、絨毛に泡を塗り「ジョリ、ジョリ!」カミソリで剃り出した。
そもそも、短い絨毛だからあっけなく、消え去って、恥丘に狭い帯状に残された。
それには(変な感じだけど、全部剃られるよりはましだし…)無毛の淫裂をな眺めた。

 「先生。ついでに、これ付けて!」右の太股に白いガーターを着させる。
「いい感じね。踊ってみて!」言われるままに踊ると、白い布地が淫裂を引き立たせて
いた。
「いいわよ、凄くいい。何だか、欲しくなってきた…」典子は未姫に抱きつき、淫裂に
指を入れた。

 「やめて。その気になれないの…」
「その気がなくても、やりたいの。先生もやって!」
(レズなんていやよ。だけど…)仕方なしに、典子の淫裂を撫でだすと「指も入れてい
いのよ、それに、オッパイにも」典子は乳房を吸う。

 (仕方ない。やるしかないか…)未姫も淫裂に指を入れ、動かしていくと呻くような
声を上げながら、膣が濡れてきた。
典子も指を動かしていくと、未姫の淫裂も濡れていく。
(指ではイヤ。どうせなら、本物で優しくされたい…)淫裂を肉竿で突かれる姿を思い
浮かべながら指を動かし続けた。

 そして、寮祭の当日を迎え、20畳程の部屋には、寮に住むほとんどが集まった。
「まずは、乾杯よ!」淳子の音頭で乾杯が行われ、雑談が始まり、暫く雑談すると「先
生、準備よ」典子が未姫を連れ出す。

 「ここで脱ぐの。全部よ!」典子は平然と脱ぐが(フルヌードを見せるなんて…)緊
張しているのか、指先が震えている。
それでも、どうにか脱いで全裸になると「これもよ!」典子から白いガーターが渡され、
右の太股に付けるが、典子は黒い太股までのストッキングを履いた。

 「先生。卑猥に見えるでしょう?」
「そうね、看護婦にはふさわしくない衣装よ」
「それがいいの。今回は受けるわよ。覚悟はいいよね?」
「はい、出来てます…」
「それなら、行くわよ!」2人は、会場に戻った。

 2人が現れると「待ってました。朝倉先生!」歓声と拍手が上がり、その拍手の中を
乳房を揺らせ、淫裂を晒しながら歩いて中央に進み出る。
「先生。行くわよ!」典子の声に合わせ、音楽が流れ出した。

 (ここまで来たら、恥ずかしいけど、やらないと…)皆に全裸を見られ、足を震わせ
ながら、音楽に合わせて体を動かし出した。
体を動かすと、乳房が円を描くように揺れ、音楽に合わせて足を高く上げると「綺麗な
ピンクだ!」露わになった淫裂に声が上がった。

 それには(性器を見られてしまった…)震えが増し、顔も強ばるが教わった通りに踊
り続けていくと、全身から汗が流れ出す。
(もうすぐだわ。もうすぐ終わる!)動きを速め、淫裂を惜しげもなく晒していくと、
終盤になっている。

 そして、やっと音楽が終わり2人は起立し、礼をして全裸のままで自分の席に座った。
当然、皆が服を着ている中で、2人だけが全裸だから目立っている。
未姫は寮の仲間から「先生。良かったわよ、ここも綺麗だし!」乳房や淫裂が触られて
いく。
(やめて。そこは触らなくていいの。あなたも同じ物を持ってるじゃないのよ!)手を
払い除けたいが、なすがままにしている。

 そんな中で「未姫。これをやらせて!」淳子がワイン瓶を持ってきた。
「やらせるって、何をですか?」
「仰向けになるの。そうすればわかるから!」不思議に思いながらも、仰向けになると
淳子はワイン瓶を、淫裂に押し込んだ。

 それには「やめて。何するのよ!」淫裂に異物を入れられて、払い除けようとする。
「新入りは皆やるの。未姫も例外じゃないからね!」半分程流し込むと、ワイン瓶を抜
いて淫裂に口を押し当てた。

 「やめて。汚いからいやよ!」腰を動かすと、膣の中に溜まったワインが、淳子の口
に流れていく。
「ふ~。おいしかった。もう少しやらせて!」
「やめて。性器はそんな事するところじゃないわ!」
「だったら、何するところなの。もしかして、男を楽しませる物だったりして!」また、
ワイン瓶が押し込まれた。

 「淳子さん。やめて、お願いです!」いくら頼んでも聞き入れられず、また口を押し
当てられて、吸われていく。
「ダメ。そこはダメ…」腰が動いていくが、淳子の口は離れず、全てを飲んでからやっ
と口を離した。

 「淳子さん、交代して。私も先生のでやりたいの」
「いいわよ」相手が変わり、また淫裂にワインが入れられ、口で吸われていく。
それを見ていた同僚も「私にもさせて!」「私にもよ!」次々と名乗りを上げて、順番
待ちになった。

 「仕方ないわね。それまでは、ここでさせて!」乳房が揉まれ吸われていく。
「だったら、私もよ!」もう片方の乳房も吸われだす。
「あら、私は何もできないんだ。だったら、先生にして貰わないと」酔ったのか、服を
脱いで全裸になり「先生、私の番まで、先生がするの」未姫の口元に乳房を押し付けた。

 「未姫、やるのよ。やらなかったら、乳首が噛まれるわよ!」淳子が言うからには、
やるしかなく乳首を吸う。
「いいわ…。凄くいい…。軽く噛んで…」言われるまま、軽く噛むと「あ、あ、あ~!」
声を上げている。

 「交代よ。私のも噛んで!」次々と服を脱ぎ、乳房を未姫の口に押し当てていく。
(いやよ。こんな事したくない…)そう思いながらも、乳首を吸ってから軽く噛んだ。
「いいわ、凄くいい。ここにもして…」向きを変え、淫裂を押し当てようとしたが「ま
だダメ。それは、皆が終わってからよ!」淳子が釘を刺す。

 「仕方ないわ。指で我慢する!」
「そうして。後で楽しめるから…」機嫌を取るかのように、淳子が乳房を吸い出しすと
「淳子先生、気持ちいいです…」声を上げ抱きついた。

 「しょうがない子ね。いいわ、してあげる!」淳子は股間に顔を埋めて、指で膣の中
を掻き回し、舌でクリトリスをなめだすと「いいわ…。凄くいい…」声を上げ淫汁を流
し出した。
それに刺激されたか、カップルが次々とできあがり「あ、あ、あ~!」声が響き渡った。
 その間も、未姫は淫裂にワインを注がれ、口で吸われていたが「先生、私達もしまし
ょうよ」腰に、ペニスバンドを取り付けて、抱きついてきた。
「ダメ。そんなのダメ~!」声を上げても、淫裂に樹脂のペニスが押し込まれていく。
「抜いて。こんなのイヤ~!」
「先生でも、やらないとダメなの」なおも押し込み、ピストンを始める。

 始めは嫌がっていた未姫だが、ゆっくりと動く樹脂ペニスに反応して膣が濡れだす。
(気持ちいい。玩具でも感じるなんて…)自らペニスに合わせて、腰を動かし出した。
「先生、気持ちいいんでしょう。正直に言った方がいいわよ」
「そうなの…。凄く気持ちいいの…」目は虚ろになり、背中も浮きだした。

 (このままされたら、行ってしまうかも…)「あ、あ、あ~!」声も出し、漏れ出る
淫汁の量も多くなっている。
「先生、行きたいでしょう。行ってもいいわよ。恥ずかしいことじゃないし…」腰の動
きが速まった。
「ダメ…。行く~!」そう叫ぶと、反った背中が戻り、荒い呼吸をしたまま動かない。

 「交代よ。今度は先生が付けるの」ペニスバンドを外して、未姫の腰に取り付けた。
「先生はそのままでいいわよ」未姫を跨ぎ、ペニスに淫裂を押し当て「あ、あ、あ~!」
声を上げながら腰を沈めていくと、淫裂に吸い込まれるのがわかる。

 「入った…。一杯入った…」喘ぎながらも、腰を動かしていくと淫汁が流れていく。
「先生。ここにして欲しいの」腰を振りながら未姫の手を乳房に導き、それに応えて揉
み出した。
「そうよ。それでいいの。私も行くからね」腰の動きが速まり、樹脂ペニスが濡れてい
く。

 (気持ちいいんだ。あんなに漏らしてる…)結合部を見ながら、乳房を揉んでいると
「行く、行く~!」叫んでパタリと倒れた。
(行ったのね。こんな玩具でも感じるんだ…)未姫は払い除けようともせずそのままに
していると「先生、私にやらせて!」交代して未姫を跨いだ。

 こうして、寮の皆が樹脂ペニスで淫裂を突きあっていたが「私にもやらせて。未姫が
四つん這いでだけど…」淳子は、未姫からペニスバンドを外して自分の腰に付けた。
「淳子さん。後からは、したくないです…」

 「あら、私とはしたくないんだ。それなら考え直すわよ」
「そう言うわけでは、ありませんが…」
「だったら準備して。ほら!」半ば脅迫に近い言葉に、渋々四つん這いになった。

 「行くわよ!」腰を押さえて、樹脂ペニスを突きだした。
それには「あ、あ、あ~!」(深い…。奥まで入ってくる…)声を上げ、体をくねらせ
ていく。

 「気持ちいいでしょう。奥まで入るから…」淳子は腰を動かし出した。
(抜いて…。それ以上、入れないで…)乳房を揺らせ、髪の毛を振り乱していくと「先
生、手伝うわね」揺れ動く乳房を脇から掴まれた。
(やめて。膣だけで充分よ…)息を弾ませながら、乳房が揉まれていく。

 「未姫。オッパイ手伝って貰えて良かったね。私も頑張るからね」淳子は腰の動きを
速め「あ、あ、あ~!」声が大きくなり、淫汁がまた流れ出した。
それでも、淳子は動きを停めようとはしない。

 (我慢できない…。もう限界よ…)堪えていたが「行く、行く~!」叫ぶと、パタリ
と崩れた。
「先生が行ったわよ」
「そうみたいね」寮の皆が「ハア、ハア!」荒い息使いをしている、未姫の淫裂を見つ
め、その後は、全裸のままで、また飲み出した。

 その翌日、未姫がいつものように、病院で着替えをしていると「先生、私も見たかっ
たわ」同僚の医師から言われた。
「見たかったって、何がですか?」

 「ダンスよ。ヌードで踊ったんですってね。評判良かったそうじゃないの!」それを
聞いて「誰が、そんな事を言ったんですか?」顔色を変えて問いただした。
「宮下先生よ。私にも見せて欲しいな…」

 (淳子さんったら、どうして余計な事をするのよ。人に気も知らないんだから…)項
垂れて黙り込んだ。
「何も、今でなくていいの。そのうちでいいからお願いね」肩を叩いて出て行く。

 「寮だけのはずだったのに…」元気なく着替えを始め、着替えを済ますと内科診察室
に向かうが「朝倉、俺も見たかったな」内藤も意味ありげに言う。
「何をですか?」
「ダンスだよ。素っ裸で、踊ったそうじゃないか!」

 「それは…」言いかけたが、言葉が続かない。
「ま、いいか。そのうち見せて貰うからな。それより準備だ!」
「わかりました」診察準備を始めたが、看護婦達も「先生、今度やる時は声を掛けて下
さい」と意味ありげなことを言う。
(もう、知れ渡ってしまったんだ。寮だけのはずなのに…)黙り込む未姫だ。

 そんな事を繰り返しながら、数日が過ぎて、また夜勤になった。
「先生、今夜も一緒ね。また、頼もうと思って!」直子が、しんみりした顔で話しかけ
てくる。

 「何をですか?」
「弟よ。また、弟とセックスして欲しいの」
「そんな、セックスしろだなんて…」
「悪いようにはしません。それに、この写真の出所を教えますから」

 (レイプされた時の写真だ。どうやって、手に入れたのかしら。調べないと…)決意
したのか「わかったわ。でも、今回限りよ。それに、コンドームを付けて欲しいの」
「わかってます。用意しておきました。準備が出来たら呼びに来ます」直子は出て行く
が「出所がわかるなら、我慢するしかないわ。それに、人助けで、ただのセックスじゃ
ないし…」この前の快感を思い出しながらも、自分を正当化しようとしている。