「淫らな病院」
 
                                赤星直也:作

第2話 レズの相手


 寮に着くと、未姫は真っ先に入浴の準備を始めたが「あら、お風呂に入るんだ。それ
なら、私もいいかしら?」淳子が現れた。
「一緒に、風呂と言われも…」戸惑う未姫に「お湯が勿体ないでしょう。2人なら半分
で済むし」淳子は勝手に脱ぎだした。
(イヤだわ。レズと一緒だなんて…)困った顔をしながらも、先輩には逆らえず「構い
ませんよ」承知した。

 すると「だったら、未姫さんも脱がないと!」淳子はもう下着姿になっており、仕方
なしに未姫も脱ぎだし、下着だけになった。
「未姫さん、私にやらせて!」ブラジャーのホックを外そうとしたら、淳子が手を出し
て、ホックに手を掛ける。

 「自分で、できますから…」
「いいから、やらせて!」ホックを外し、肩から紐をずらすと、乳房が飛び出し、揺れ
ている。

 「未姫さんのオッパイ、大きいのね!」目を輝かせ、ブラジャーを脱がすと撫で始め
「そんなに、大きくはないです。普通ですから…」そう言い、淳子の手を押さえた。
「そうかしら。私の手には納まらないわよ」今度は、両乳房を握りしめる。

 「そんな、乱暴に扱われたら、痛いです!」
「そうね。ここは敏感だったわね」今度は、手がパンティを掴んだ。
「そ、そこは自分で!」慌てて淳子の手を押さえたが「ダメ。全部私がやるの」腰を屈
めて、ゆっくり引き下げだした。
(正面から、あそこを見られるなんて…)同性とはいえ、淫裂をまともに見られるのは
イヤだ。

 それでも、淳子が引き下げていくと、黒く生い茂った股間が露わになって「未姫さん
のヘアは、多めなんだ…」太股まで下げると、股間を見つめた。
「恥ずかしいです。そんなに見られると…」顔を両手で覆い、太股を震わせ出す。

 (初ね。これからが楽しみだわ…)ニンマリとした顔で、パンティを足首まで下げる
と「足を上げて!」未姫の足を上げさせた。

 当然、足を上げれば、淳子の目の前にある淫裂が、口を開いて中が見える。
(綺麗なピンクだわ。それにヒラヒラも。この子は絶品かも…)食い入るようにして見
つめていると、別な足を上げて、両手にはパンティが残された。

 「未姫さん。次は、あなたがやるのよ!」パンティを放ると向き合う。
「わかりました…」手を回して、背中のホックを外すと、淳子の乳房が、ブラジャーか
ら飛び出し、揺れている。

 膨らみは、未姫よりは幾分小さく、乳首もピンクが薄くなっていた。
「私のは、小さいでしょう?」淳子は未姫の手を乳房に導き、撫でさせる。
「普通です。小さくはありません…」

 「本当の事言っていいのよ。もっと、確かめてからだけど…」未姫は言われるままに、
乳房を握りしめて揉んでいく。
「やっぱり、普通です!」そう言うと、乳房から手を退けて、パンティを掴むと引き下
げた。

 すると、短く手入れされ、わずかに生えているだけの、絨毛が現れた。
絨毛は、割れ目の部分には生えておらず、肉襞が飛び出ており「そんな、ヘアがないな
んて…」無毛の淫裂に、未姫は声が出ない。

 「未姫さん、驚かなくていいのよ。この方が衛生的だし、やりやすいのよ」足を上げ、
全裸になると未姫に抱きつく。
「待って。お風呂のはずよ。そんな事より、お風呂を先に…」逃れようとしたが、淳子
に押さえられ、唇を吸われる。

 (やめて。レズなんてしたくないのよ!)叫びたいが、先輩相手だから、されるがま
まにしている。
それには「それでいいのよ。私に任せればいいの…」淳子は乳房を揉みながら、舌を口
の中に入れた。

 (やめて、こんなの嫌い!)舌を絡まされ、首を振ると、唇が未姫の乳首を捉えた。
「ダメ…。そこはダメ…」背中を電気が走ったようなショックを受け、唇を震わせなが
ら体を反らせた。

 (思った通りだわ。未姫は、ここが急所なんだ!)淳子はしてやったりの顔をしなが
らな、おも乳首を吸い続け(気持ちいい。乳首を吸われると、こんなに気持ちいいなん
て…)「あ、あ、あ~!」目を閉じ、声をあげだした。

 しばらくの間、乳房を揉み、乳首を吸っていた淳子だが、手を乳房から淫裂へと伸ば
すと「イヤ…そこはイヤ…」未姫がその手を押さえた。
それでも、淳子の指が割れ目の中に入り、ピンク色の突起を撫でだす。
「ダメ…。そんな事されたら…」未姫の息が荒くなり、胸が波打っている。

 「そんな事されたら、どうなの?」淳子が突起を撫でながら尋ねると「気持ちよくて、
膣の中が濡れちゃいます…」
「濡らしてもいいのよ。恥ずかしいことじゃないから」そう言って、体を屈め指に変わ
って、舌でなめだし「あ、あ、あ~!」未姫の声が響いていく。

「もう、やめて…。そこは汚いから…」未姫が言っても、淳子はやめようともせず、指
を膣の中に入れた。
「ダメ、それ以上ダメ!」頭を押さえても、指はなおも入り込み、動き出す。
(気持ちいい。オナニーより気持ちいい…)快感で、膣の中が濡れていく。

 (濡れだしたわ。ここも急所なんだ…)淳子は未姫を検査するかのように、舌と指を
使っていくと、遂に、膣からネバネバした液体が流れ出した。
それを見て「気持ちいいでしょう。今度は未姫がするのよ!」催促する。

 「やった事がないから、下手ですよ」未姫も淳子がしたように、乳房を撫でながら乳
首も吸い出した。
「気持ちいいわ。上手よ…」淳子は満足そうに未姫の頭を撫で回していく。

 暫く、乳房を触っていたが(汚いけど、やらないと…)嫌々ながら、淫裂に手を伸ば
して突起を撫でだすと「そうよ、そこがいいの…」息も荒くなり、体も反りだした。
なおも、指で撫で回していると「口でするの。ヘアがないのはその為よ」催促する。

 (性器をなめるなんて、イヤだけど…)逆らう事ができないから、体を屈めて舌でピ
ンクの突起をなめだした。
すかさず「あ、あ、あ~!」声をあげて、未姫の髪を掻き分けだす。

 それでも、膣の中に指を入れて動かすと、声も大きくなって、淫裂の中もヌルヌルに
なってきた。
(気持ちいいんだわ。下手な私がしてるのに…)なおも、指を動かし続けると、ヌルヌ
ルした液体が漏れだした。

 「いいわ。凄くいい。もっと早くして…」淳子が催促すると、未姫は指の動きを速め
「ヌチャ、ヌチャ!」淫裂から卑猥な音が鳴り、指もベトベトになっていく。
(こんなに、濡らしてる。指だけで感じるんだ…)突起をなめながら、指を動かしてい
くと「ダメ、もうダメ!」突然、未姫に覆い被さってきた。

 「ハア、ハア!」荒い息をし、未姫の顔を撫でてから、また唇を押し付けた。
(もうやめて。そんな趣味無いのよ!)そう思いながらも、淳子を受け入れ、されるが
ままにしている。

 2人は暫く抱き合ったが「体を洗わないと!」淳子はシャワーを浴びて体を洗い、未
姫も石鹸で体を洗いだす。
体を洗い終え、狭い浴槽で抱きつくように、お湯に浸っていると「未姫さん、あなたと
は、うまくやれそうよ」淳子の手が、乳房を揉み出す。

 「私もそう思います。それにしても、いつからこんな事を?」
「インターンの時からかな。無理矢理やられて、男が信用できなくて…」
「無理矢理ですか?」
「そうよ。睡眠薬を飲まされ、気が付いたら、裸にされて犯されていたわ」

 「警察には、行かなかったんですか?」
「行けるはずないわよ。そんな事したら、医師にはなれないし…」
「そうでしたか…」未姫が暫く黙り込んでいると「男は、ここにチンポを入れたがるけ
ど、絶対やらせちゃダメよ!」指が淫裂に入り込んだ。

 「わかっています。簡単にはやらせません!」
「そうよ、それでいいの。女同士は別だけども…」指が膣の中まで入った。
「痛いです。そんな深く入れられたら」
「ごめんね。未姫さんは慣れてないし」素直に指が抜かれた。

 2人はお湯に浸り、体を温めると浴室から出て、濡れた体を拭いていく。
体を拭き終えると、淳子は全裸のままで、自分の部屋からビールを運んできた。
「まずは、乾杯よ!」暖まった体に、冷たいビールは心地よく咽を通っていく。
「おいしい!」未姫は注がれるまま飲み続け、次第に酔いが回ってきた。

 酔いが回ると、眠気が襲って寝込んでしまった。
それを待っていたのか、淳子は未姫を仰向けに寝かすと、自分の部屋からカメラを持っ
てきて、全裸の未姫を撮りだした。
さらに、両手を後ろ手に縛ると、絨毛をハサミで短くしていく。

 それが済むと、浴室で石鹸を泡立て、それを股間に塗りだした。
「気が付いたら、驚くだろうな…」淳子は慌てる未姫を想像しながら、カミソリで剃り
始めた。

 「ジョリ、ジョリ!」カミソリの音と共に、絨毛が消えていき、ピンク色した淫裂が
覗いていく。
「綺麗な色してる。セックスもオナニーも、あまりしてないんだ…」淫裂の色に感心し
ながらカミソリを動かしていくと、割れ目が剥き出しになり、股間にわずかだけ絨毛が
残された。

 「これも、撮らないと…」無毛にされた淫裂も撮り「これで、ご褒美が貰えるわ」淳
子は、乳房と淫裂を露わにした未姫を撮りまくる。
「撮るのはこれくらいにして、楽しまないと」また、部屋に戻って、今度はベルトを未
姫の股間に取り付けると、樹脂製の肉竿がそそり立っている。

 「これで準備はいいわ」肉竿を確認すると、未姫に跨り腰をゆっくりと下げていくと
「あ、あ、あ~!」淫裂を樹脂の肉竿が、押し広げていく。
「いいわ。これもいい…」なおも腰を降ろし、股間を密着させると、未姫の乳房を握り
しめたまま、腰を動かし出した。

 それには、未姫の意識も次第に戻っていく。
「淳子さん!」馬乗りになった淳子に声を上げ、退かそうとするが、手が効かない。
「お目覚めね。今夜はタップリ楽しませて貰うわよ」なおも腰を動かしていく。

 「やめて。こんなのイヤです!」やめさせたいが、手が効かないからどうする事もで
きない。
それをいい事に「未姫にされたいの。やってくれるわよね?」両乳首を摘んだ。
「やるって、何を?」

 「後からよ。四つん這いになるから、後から未姫がするの!」
「イヤです。そんな事イヤ!」首を振って拒んだ瞬間「ギャ~!」悲鳴を上げた。
「痛いでしょう。ここは痛いのよね。噛んでもいいかしら?」
「やめて下さい。痛いのはイヤですから!」

 「それならやるわよね。後からするのを?」
「やります。ですから乳首を放して…」未姫が承知すると「約束したわよ」淳子は未姫
から降りて縛った手を解いた。

 「約束よ。やって貰えるわよね?」四つん這いになり尻を向ける。
(イヤだけど、やるしかないし…)渋々、膝を付き、樹脂の肉竿を掴んで淫裂に押し当
てた。
「そう、そこよ。ゆっくりして…」言われるまま、股間を押し付け、肉竿を押し込むと
「あ、あ、あ~!」淳子は、また声をあげだした。

 (変態だわ。こんな事で気持ちいいなんて…)それでも両手で腰を押さえ、ピストン
を始めると「ヌチャ、ヌチャ!」淫裂から音が鳴り、ヌルヌルした液体が漏れ出る。
「気持ちいいわ。もっと早くして…」

 未姫が動きを速めると、髪の毛を振り乱し、体も反らせて「行く、行く~!」そう叫
ぶと、崩れて俯せになってしまった。

 「淳子さん。もう、いいでしょう?」未姫は樹脂の肉竿を抜いて、腰に巻かれたベル
トを外した、その瞬間「そんな~!」淫裂が剥き出しになっているのに気づいて、驚き
の声をあげた。

 「どうしてよ。どうしてこんな事に…」呆然としていると「気に入ってくれたかしら。
私と同じくしたのよ」
「酷いわ。勝手に、私のヘアを剃るなんて、許せない!」泣きながら訴えた。

 「許せないなら、どうしろというの?」淳子は未姫の言葉に喧嘩腰になっている。
「戻してよ。ヘアを!」
「戻るわけないでしょう。いずれ、生えるから待てばいいのよ」

 「酷いわ。いくら先輩でも、こんな事をするなんて許せない…」
「あ、そう。許せないなら、それでもいいわ。後は勝手にしなさい!」脱いだ衣服や樹
脂の肉竿を持って、部屋から出ていったが、未姫は淳子を怒らせてしまった事に、気づ
いていない。

 翌日、病院で内藤の手伝いをしながら診察をしているが、淳子は未姫と目があって
も口を開こうとはせず、未姫の方からも口を開こうとはせずに(あんたなんか嫌いよ。
このレズ女!)軽蔑の目で見ていた。

 しかし、数日後、寮に戻ると「未姫、話があるの。来て!」半ば強引に腕を掴んで
自分の部屋に連れ込んだ。
「話って、どんな事なのよ。私、忙しいの!」

 「そんな、口のきき方するなら、どうなっても知らないからね!」何やら放った。
未姫は、それを拾い上げると「そんな~!」悲鳴を上げて、全身を震わせ出した。