「背徳の淫行」

                     赤星直也:作
第2話 峰子の思惑

 翌朝、真一が食堂に行くと「おはよう!」峰子と康子からが声を掛けられ、真一も
「おはよう!」と返して食事を摂るが(気付かれなかったのかな?…)2人が気にな
っている。
だが、2人は真一など気にも留めずに、食事を摂ると食堂から出て、真一も食事を済
ますと、3人は一緒に病院に向かった。

 病院に着くと康子は「先生。ここで着替えてください」更衣室へ案内し、2人は着
替えていく。
康子は下着姿になって白衣を着るが、峰子は白衣を着込むだけだ。
「あら、ピンクもいいわね。それに、可愛いわよ」
「恥ずかしいわ。先生に言われると…」照れながら診察の準備をしていく。

 一方、真一は昨日の保健請求書を見て、間違ってないか確認している。
「薬代が増えてるな。病人も増えてるし無理もないな…」独り言を言いなながら処方
箋の記録と照らし合わせていた。

 そこに「真一さん。コーヒーどう?」事務の道代がコーヒーを運んできた。
「ありがとう!」それを飲みながら仕事をするが「真一さん、早く身を固めないとダ
メよ」道代が言う。
「相手がいないよ。こんな田舎だしね…」

 「それなら、私でどう。つくすわよ」
「道代さんは問題ないけど、婿養子だしな…」
「まだ、父さんの事にこだわってるんだ!」
「俺の実家も、跡継ぎは俺だけだしな…」

 「そうね、2人とも跡継ぎだしね…」2人が話していると「カルテの準備はいいか
しら?」康子が現れた。
「診察室に届けて置きました」
「それなら、いいわ。始めるからね」康子が出て行くが「いやな奴だわ。お高く停ま
って。都会の女は嫌いよ!」道代は康子を嫌っているようだ。

 診察が始まると、峰子が次々と診察し、3時になると訪れる患者はおらず、窓口が
閉じられて道代は帰宅する。
「さてと、先生の方はどうかな?」暇に任せて診察室に向かうと「真一さん、買い物
したいから、連れてって!」峰子から言われた。

 「そうですよね。ここでは無理だから隣町へ行きましょう!」
「助かるわ。康子さん、お願いね」
「わかりました。鍵も掛けておきます」峰子は真一の車に乗って、隣の町に向かった。

 2人は車の中で話していたが「真一君。私のヌードはどうだった?」峰子が切り出
す。
「そんな事言われても、見た事ないし…」真一は動揺している。
「嘘言ってもダメ。オッパイとオ○ンコ見て、オナニーしてたでしょう?」

 「怒っているんですか?」
「怒ってはいないわ。私のオ○ンコとオッパイ触ってみたいと思わない?」
「触りたいです。できたらセックスしたいです…」
「セックスか。してもいいけど、避妊具を買わないと。店知ってる?」
「知ってます。この先です」
「だったら、買ってきて」峰子に言われ、真一は車を停めると店に入った。

 暫くして戻ると「2ダース買ってきたよ」袋を見せる。
「ちょっと、多いんじゃないの。私のオ○ンコ壊れちゃうわよ」
「買いだめです。これで毎日でもやれるし」
「そうは行かないわ、康子さんともやらないと…」
「仕方ないな。たまにでも、やれるならいいよ。ところで、何が欲しいの?」
「下着と雑貨よ」真一は言われるままに車を運転して、5時近くには買い物を済ませ
た。

 「先生、もういいよね?」
「いいわよ、後は任せる!」
「それなら、知ってるところがあるんだ!」真一は車の向きを変えて、山道に入った。

 「間違えたんじゃないの?」
「もうすぐだよ。ほら、見えてきた!」古ぼけた家があり、真一は道路から見えない
ように裏に停め「ここは、親戚の別荘なんだ」自慢げに峰子を案内して中に入った。

 「この部屋ならいいよね。先生、素っ裸を見せてよ」
「わかってる。真一君も脱ぐのよ」峰子は服を脱ぎだした。
「先生、どうせなら、エッチなのを着てて欲しいな」
「仕事があるからダメよ、休みの日ならいいけど…」
「それでもいいよ。僕が用意するからね」2人は話をしながら服を脱ぎ、全裸になっ
た。

 「先生、早くやろうよ!」
「待って。まだやる事があるでしょう?」峰子は箱を開けてコンドームを渡す。
「そうだよね。着けないとできちゃうしね」
「そうよ、それが済んだら、こうやるのよ」乳房を掴ませる。
「ここは口でやるからね」淫裂を撫で「期待してるわよ」峰子もコンドームの着いた
肉竿を撫でると、仰向けに寝かされた。

 真一が乳房を揉みながら乳首を吸うと「いいわよ。気持ちいい!」喘ぐ声をあげ出
す。
そして、淫裂を撫でてから口を押し付け、クリトリスを舌でなめだした。
「ダメ、そこはダメ!」峰子の腰が浮き動いていく。

 それでも、指と舌で淫裂を撫でていくと「あ、あ、あ~!」声と一緒に淫汁が流れ
出した。
「先生、行くよ!」峰子の太股を広げて、割り込むと肉竿を押し付けた。
「ゆっくりよ。乱暴にしないで!」その言葉通りに、小刻みにピストンしながら奥を
目指すと「あ、あ、あ~!」また声をあげていく。

 そして、肉竿を根元まで押し込み、ピストンしていくと「いいわ、いいわ!」背中
を浮かせ、淫汁が流れ出す。
「先生、オッパイ吸わせて!」乳首を吸いながらピストンしていくと「ダメ、行く、
行く!」絶頂寸前だ。

 「まだ早いよ。もっとしようよ!」
「抜かないで、このまま行きたい!」
「ダメ。まだ早い」肉竿を抜くが「意地悪しないでよ!」機嫌が悪くなった。
「先生、これでした方がいいよ」峰子を四つん這いにすると、両手で腰を押さえた。
「ダメ、これはいや!」だが真一は腰を突きだして淫裂を突いていく。

 すると「あ、あ、あ~!」嫌がっていた峰子は髪の毛を振り乱しながら深い結合を
求めてくる。
「行かせて、これで行きたい!」
「ダメです、最後は、峰子さんがやるんです」
「やるわ、私がやるから行かせて!」
「仕方ないな。やって下さい」真一は肉竿を抜いて、仰向けになると峰子を跨がせる。

 「これでやればいいのね?」肉竿を淫裂に押し込むと腰を動かし出す。
「いいわ、凄くいい!」声をあげ、淫汁を流しているが、真一は乳房を掴んで揉んで
いく。
「先生、これが最後です。行ってもいいですよ」手を伸ばし両手で峰子の腰を掴み、
動きに合わせた。

 「クチャ、クチャ!」音と淫汁が出て行き「あ、あ、あ~!」峰子も登り切り「ダ
メ、行く~!」動きを停めて真一に抱き付いた。
「ハア、ハア!」荒い息づかいをしながらも「私のオ○ンコよかった?」尋ねる。
「凄くよかった。できたら、生で出したい…」
「今はダメ。薬が手に入ったら出させてあげる…」そう言うと口を押し付け2人は結
合したまま動かない。

 暫く沈黙が続いたが「そろそろ行かないと…」「そうだね、帰らないとね」2人は
起きあがるが「一杯出したんだ!」真一の肉竿には精液が一杯溜まっている。
「オ○ンコなんて久しぶりだしね」コンドームを外すが「それだったら、不妊治療に
使えるわよ」笑いながら峰子は服を着ていく。

 「相手が、先生だからだよ。他ではこんなに出ないな」真一も服を着だした。
服を着た2人は、宿舎に向かうが「先生、今夜も康子さんとやるの?」聞いてくる。
「わからないわ、その時次第ね。気になるの?」
「先生を取られたくないんだ。あんな女に…」

 「嫉妬してるんだ!」
「それもあるけど…」真一はそれだけしか言わないが(何か、訳があるんだ。でも、
2人の手を借りないとできないし…)峰子は思案している。
2人はその後も話しながら宿舎に戻ると、何事もなかったように入っていく。

 入るなり「先生、荷物が届いていますよ。部屋に入れておきました」まかないの律
子から言われる。
「お手数掛けて、ありがとうございます」礼を言って部屋に入ると、段ボール箱3個
置かれてある。

 「これが、全財産だなんてね」嘆きながら箱を開けていると「先生、手伝いましょ
うか?」康子が入ってきた。
「これくらい大丈夫よ。それよりも、お風呂に入りたいの」

 「それだったら、大丈夫よ。沸いているし」
「だったら、先に入らせて。汗で汚れているし」峰子はそう言うと、段ボールから下
着を取り出す。

 それを康子が見て「先生、もっとエッチなのを着た方がいいわよ」胸を撫でながら
言う。
「そうかもね。手に入ればいいけどね」
「だったら、任せて。いいのを見せるから」そう言うと康子は出て行き、峰子は浴室
に向かった。

 浴室に入ると、真一の事が思い出され「凄くよかったな。後からされると感じてし
まう…」服を脱ぎながら呟いていく。
脱ぎ終えると中に入って「ここは特に洗わないと」淫裂を撫でながら石鹸を塗り込ん
で洗い出す。

 淫裂を洗い終え、乳房も洗うと浴槽に浸って体を温めてから上がり、下着を着けて
いると「先生、こんなのどう?」康子が現れた。
「凄いわね、丸見えよ!」康子はスケスケのベビードールを直に着ていたから乳房と
股間の絨毛が露わになっている。

 「先生も、こんなのを着て欲しいな」康子は甘えるように峰子の乳房を撫でだす。
「着てもいいけど、何だか、ヘアがいやらしいわね。私のもそうだけど…」
「そうかもね。先生が手入れして。先生のは私がするから!」
「いいけど、明日仕事が済んでからにしよう」
「そうね、病院には道具があるし」2人はヘアの手入れを約束し、浴室から出て康子
の部屋に向かう。

 部屋に入ると、無造作に置かれた本に康子が気付き「こんなの見てるんですか?」
声をあげた。
「借りたのよ、私のじゃないからね」
「それはわかります。でも、興奮しちゃう。こんな太いのが膣に入るなんて…」

 「それより、こんなのはどうかしら?」緊縛された写真を見せると「面白そうね、
縛られてセックスされるなんて」
「そうでしょう。オナニー用に借りたのよ。でも、必要ないわね」康子のベビードー
ルを脱がせると、股間に顔を埋めて舌と指を使い出す。
「そうよ、オナニーなんて、不潔です。私がしてあげます…」康子は途切れ途切れに
言い、峰子の頭を撫でている。