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「背徳の淫行」
赤星直也:作
第1話 赴任の理由
「こんな田舎に飛ばされるなんて…」電車から降りた女性は、呟きながら改札口を
通って駅から出て来た。
女性の名は白坂峰子と言って、この町の病院に赴任した医師だ。
「迎えに来るって行ってたけど…」周りを見渡すと、遠くから車が近づいて来る。
「あれが、そうかしら?」その車を見つめていると、女性の前で停まって男性が降り
て来た。
「白坂峰子さんですよね?」女性を見るなり名刺を渡し「事務長さんなんだ。まだ若
いのに偉いんだね!」驚いている。
「やり手がいないんで、仕方なしに僕がやってまして…」真一は峰子を助手席に乗せ
ると走らせた。
「峰子さん、綺麗ですね。僕のお嫁にしたい…」
「失礼ね。初対面でそんな事言うなんて!」機嫌悪そうに言うが、内心では笑顔だ。
「失礼しました。これから注意します」
「それより、病院は遠いの?」
「そうですね。後20分は掛かります」
「そんなに遠いんだ。酷い仕打ちをしてくれたわね…」呟くように言うと「仕打ち
ですか。もしかして、本郷さんの仕打ちでは?」
「そうよ、真理の仕打ちよ。とっちめないと腹の虫が治まらないわ」
「僕と同じなんだ。僕も本郷さんに、嫌われましてここに…」
「あら、同じ境遇なんだ。何か仲良くやれそうね」
「そうです、仲良くやりましょう」2人が話している間に病院に着いた。
「何か、病院と言うよりも、診療所と言った感じね」峰子は愚痴を言いながら、中に
入ると「新しい先生ですか?」白衣を着た女性が寄ってくる。
「白坂先生、紹介します。看護婦の向井康子さんです」
「向井です、よろしくお願いします」互いに自己紹介すると「先生、病院を案内しま
す」真一は病院の中を案内していく。
そして、戻ると「先生の住まいを案内します」峰子を宿舎に案内した。
「ここは、本田さんが面倒を見てまして。でも、通いですが…」
「通いでもいいわよ。食事も作ってくれるなら」
「そうですね。とにかく、中をご覧下さい」宿舎に入ると「先生ですね、本田律子で
す!」まかない婦が挨拶する。
峰子も挨拶して、自分の部屋へ向かうと「殺風景だわ。何とかならないの?」都会
育ちだから、戸惑いを隠せない。
「あっちでは待遇がよかったのに…。真理のせいで、こんな生活か…」
「先生、そんなに嘆かないで。僕だって、我慢してるんですよ」
「そうだったわね。真一さんはどこに住んでるの?」
「僕は男だから、一番隅ですが…」
「だったら、部屋を見せて!」
「構いませんが、驚かないでくださいよ」真一は峰子を自分の部屋に入れた。
「汚いわね。もっと綺麗にしないと…」
「そうは思うんですが、なかなかできなくて」頭を掻くが「あら、面白そうな本ね!」
「ダメ、それは先生が見る本じゃありません!」慌てて奪おうとしたが「見たいと言
ってるのよ。聞けないの?」そう言われれば真一は逆らえず手を引いた。
「あら、エッチな本なんだ!」俗に言う裏本で、セックスしている写真が沢山載っ
ている。
「これいいわね。もっと無いの?」
「あるにはありますが、気に入るかは…」別な本を渡すと「いいわね。SMもいいわ
よ。これ借りとくね!」奪うようにして自分の部屋に戻った。
部屋に戻った峰子は「凄いわ、興奮してきた!」食い入るように見ていたが「先生、
これからの事ですが…」真一が入ってきた。
「そうね、大事な事だしね」本を閉じ真一の話に耳を傾けている。
「わかった、明日から行けばいいのね?」
「そうです、歩いても5分ですから」
「ところで、ここには何人いるの?」
「3人だけです。僕たちと、看護婦の康子だけです」
「真一さん、康子さんと、エッチしたの?」
「してません。やりたいけどガードが堅くて。だから、あの本で…」
「そうなんだ。可哀想ね、エッチができないなんて」
「先生もそうですよ、こんな田舎だから相手はいませんし」
「そうかも。真理に仕返ししたいわ」
「その気があるなら、僕も手伝いますよ。僕も、恨みがあるし」
「そうね、その時はお願いするわ」峰子は軽く言ったが(そうよ、真理に復讐しない
と治まらないわ)心の中では、復讐を誓っていた。
その夜、食事を済ませた峰子が風呂に向かうと「あら、先生もお風呂なんだ!」康
子も風呂支度している。
「そうよ、一緒に入りましょう!」2人は浴室に向かう。
「先生、注意してね。9時以降は男の時間ですから」
「だったら、9時過ぎたら入れないんだ!」
「でも、男は真一さんだけだから、断りを入れたら大丈夫よ」
「覗きに来ないかしら?」
「そんな事はしないはずよ。結構義理堅いし…」康子は話をしながら脱いでいく。
(義理堅いか。だったら、エッチして、味方にしちゃおうかな?)よからぬ事を考え
ながら、峰子も脱いでいく。
2人は全裸になると、互いの体が気になるのか見つめ合い「康子さん、スタイルい
いのね」峰子は手を伸ばして触っていくと「峰子さんこそ、いい体してる…」潤んだ
顔をしながら峰子の乳房を撫でだす。
(もしかして、康子さんはレズでは?)そう思いながら康子の乳房を撫でると「あ、
あ、あ~!」喘ぐ声をあげて目を閉じた。
「気持ちいいでしょう。ここにもしてあげる!」手を乳房から股間へ移して、絨毛を
撫でだすと「ダメ。そこをされたら欲しくなっちゃう…」息が荒くなっている。
「そうね、体を洗わないとね」2人は石鹸を泡立てて塗っていく。
「先生、ここは私にやらせて!」康子は石鹸の着いた手で、淫裂を触りだす。
(そうだわ。この子も利用すればうまく行くはずよ!)峰子も石鹸の着いた手で康子
の淫裂を撫でると「いいわ。凄くいい!」声をあげて抱き付いてきた。
「先生、もっと欲しい…」康子の指が、峰子の膣の中に入った。
「だったら、今夜しようか。2人で!」乳首を吸うと「先生、相手をお願いします…」
目を閉じて虚ろな顔になり、峰子の膣穴に指を入れていく。
(そうよ、それでいいの。この子は落ちたし…)峰子は乳首を吸いながら指を動かし
続けた。
暫く抱き合うと、2人は体を洗い浴槽に浸っていく。
「康子さん、どうしてこんな辺鄙な病院にいるの?」
「罰なんです。同僚と抱き合っていたのが見つかり、首か、ここか選べと言われて…」
「女同士で抱き合っていたんでしょう?」
「はい、女同士です。でも、それって、いけないのですか?」
「いけなくはないけど、好まない人もいるしね。選べと、言った人って、もしかした
ら本郷さんでは?」
「そうです、事務長の真理です!」
(面白くなってきた。これなら、間違いなく復讐できる!)笑いを堪えて「そうな
んだ。何とか仕返ししないとね」
「そうなんです。何とかして仕返ししたいです」
「その時は私も手伝うわ」
「先生お願いしますね」「任せて。何とかするから」2人は体を洗うと、浴室から出
た。
「先生、部屋の片づけ済んでないんでしょう。今夜は私と一緒に寝てください」甘
えるように峰子に抱き付く。
「そうね、まだ家具も揃ってないしね。お世話になるわ」
「嬉しいわ、先生と一緒だなんて」2人は康子の部屋に入ると脱ぎ出す。
「ここなら、遠慮は要らないわね」峰子はパンティも脱いで全裸になると、康子を
抱き締め「そうです。遠慮は要りません」康子も峰子に口を押し付ける。
峰子は康子を寝かして乳房を撫で、乳首を吸い出すと康子の手が峰子の頭を撫でだす。
(あれはいやだけど、やるしかないわね…)康子の求めに応じ、向きを変えて康子
の股間に顔を埋め、自分の股間を康子の顔に向けた。
「先生、綺麗な性器です…」下になったや康子が指と舌で淫裂を撫でだすと「あ、あ、
あ~!」峰子も声をあげ、同じ事を康子にして「あ、あ、あ~!」康子も声をあげて
いく。
2人が淫裂の中に指を入れ「あ、あ、あ~!」と悶える声をあげていると、真一に
も聞こえる。
「まさか、先生とレズをやってるのでは?」始めは気にも留めてなかったが、声が度
々上がると「悪いけど、覗いてみようかな?」その気になり、音を立てないようにし
て康子の部屋をに向かった。
(鍵が掛かってない!)音が出ないように開けて、中に入ると(凄い、2人とも、
素っ裸だ。それに、先生のオ○ンコが!)見た瞬間に、肉竿が膨らんでしまった。
そんな事など知るよしもなく「もっとして、奥までして!」2人は淫裂に指を入れ合
っている。
(俺のチンポをあそこに入れたい…)見ていた真一はズボンとパンツを下げて、膨
らんだ肉竿を擦りだす。
(気持ちいい。先生とオ○ンコしてるみたいで…)硬直させて肉竿を擦っていると、
一瞬、峰子と目が合ったが、峰子は気付かないのか目を逸らす。
(気付かれなかった…)なおも肉竿を擦っていくと、峰子は体を起こして、乳房と
股間を真一に向けた。
(オッパイだ。それにオ○ンコも!)声を出すまいと堪えると(出ちゃった!)肉竿
を強く握りしめ、そっとドアを戻して部屋に戻ったが、峰子はニンマリとした顔で康
子の乳房を撫でている。
一方、戻った真一は「凄かった。先生と康子さんの素っ裸が、まともだった!」興
奮がまだ冷めない。
「先生のオッパイは大きかった。それに、オ○ンコも…」また肉竿が膨らんで、擦り
だすと、その最中にも「あ、あ、あ~!」2人の喘ぐ声が聞こえて真一を刺激してい
る。
「ダメだ、でちゃう!」何時もと違い、簡単に2回も噴射し「明日も、見たいな…」
肉竿を拭き、汚れを落とすと布団の中に潜り込んだ。
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