「引き裂かれた白衣」
 
                               赤星直也:作
第17話 開院準備

 会員の勧誘を始めてから、半月程過ぎたある日、中村は奈美達を連れて街に出たが、
一行は不安な面もちで歩いている。
「あそこだ。あそこならどうかな?」指さす先には雑居ビルがある。

 「見た感じはいいですが、中を見ないと何とも言えません」
「気に入ってもらえると思うがな。とにかく、行こう」中村を先頭にして、ビルに 入
った。
ビルの中は、何の設備もなくただ広い空間だ。

 「これなら何とかなりますよ。ちょっと、改築するだけで済むし…」
「そうだろ、だから選んだんだ。5階もあるぞ」階段もあるがエレベーターで昇って
いく。
5階は1階と違って部屋が区切られている。
「いいですね。このまま使えます」新田も笑顔になっていく。

 中村は、ここを会員制の病院にするつもりだった。
「皆も気づいたと思うが、ここが病院だ。ここで開業するんだ!」奈美達の顔が緊張
した。
「中村さん。開業するまでに、訓練もしないといけませんが…」

 「わかっている。これからやるつもりだ。今から素っ裸の特訓だ。全員素っ裸にな
るんだ。早く脱げ!」中村の号令に、奈美達女性は服を脱ぎだした。
10人の女性は服を脱ぐが、下着を着ていないから、直ぐに全裸になった。
様々な形の乳房や、うっすら生えた絨毛も、色々の形をしている。
勿論、絨毛は淫裂を隠しきれず、割れ目が露わになっていた。

 「いいか。これからは裸で人前に出るんだ。だから訓練を行う!」
「まさか。このままヌードで、人前に出ろと…」唇がブルブル震えている。
「そうだ、その通りだ。行くぞ!」
「お願い、許して下さい。人前に出るのは許して下さい」皆で土下座したが「だめだ。
来るんだ」当然、許すはずもない。

 「隠すなよよ。オ○ンコをバッチリ見せてやれ!」新田も言い出す。
それには、皆黙ったまま中村の後ろを歩いていくが、体が震えている。
中村はエレベーターを使わず、階段から4階に下りると、そこには女性が大勢いた。
「キャ~。ヌードよ、フルヌードだわ!」悲鳴が上がり、その声で、アッという間に
人垣ができた。

 「イヤだわ、ヘアまで剃っている。何のつもりかしら?」
「変態よ。裸を見せたがる、変態の集団よ!」わざと、聞こえるように言っている。
その雑音を聞きながら、手で隠す事もなく歩いていくと、男性もいた。
「お、オ○ンコ丸出しだ!」驚きの声に、今度は男性が集まってきた。

 「あの子と、オ○ンコやりたいよ。オッパイも大きいし…」指差しながら、乳房と
淫裂を見つめている。
一行は、その視線を受けながら歩いて行く。
中村はビルの中を10分程歩いてから、5階に戻ったが、奈美達は戻るなり、声をあ
げて泣きだした。
まるで、子供のように泣いている。

 「いつまで泣いているんだ。早く服を着ろ!」中村は容赦なく怒鳴りつける。
そして「いいか、これからは、毎日こうだから覚悟しておけよ!」冷たく言い放つが、
黙って服を着ながら聞いていた。

 翌日、奈美と久恵は白衣を着せられ、中村と一緒に車で高級住宅街を走っていく。
「いいか、今度の客は今までとは違うが、絶対に逆らうなよ。やりたいように、やら
せるんだ!」
「今までと違うって、レイプ趣味ですか?」怯えた顔で久恵が尋ねた。
「行けばわかる。とにかく、好きなようにさせろ」ニヤニヤして、それしか言わない。

 黙ったままの中村に、返って不安が募り、強ばった顔のままだ。
そんな不安をよそに、中村は屋敷の中に車を乗り入れた。
車を降り、玄関のチャイムを押すと男性が現れる。
「待っていたよ、妻も待っているよ」笑顔で中に迎え入れたが(妻も待っている?)
言った言葉が気に掛かるが、後を追って、屋敷の中に入って行く。

 屋敷の主は、3人を応接室に案内したが、まだ、二十歳代の女性がいた。
「美佐緒、この人達が願いを叶えてくれるそうだ」
「嬉しいわ、前からやりたかったのよ。しかも、看護婦さんの制服まで着て」
「本物なんですよ。2人は資格を持った看護婦です」

 「よけい嬉しいわ。本物と楽しめるなんて。早速始めたいわ。あなたが撮ってくれ
るんでしょう?」
「勿論です、カメラをお預かりします」中村はカメラを渡される。
「早速始めよう。メイドも、午前中はいないし」そう言うと、中村達を別な部屋に案
内する。

 そこは洋間だったが、器財が置かれたままで、その中に拘束具がある。
それを見て「イヤです。こんなのイヤです!」奈美は怯えて、部屋から出ようとした。
「ふざけないで。最後まで付き合うのよ!」美佐緒は奈美の頬を数回叩いた。
「痛い、打たないでください!」頬を押さえ泣きだした。

 「だったら、おとなしくするのよ。これから楽しませて貰うんだからね」そう言う
と奈美の両手に手錠を掛け、中村はその様子をカメラで撮りだした。
「中村君、俺もいいかな。美佐緒も始めたし…」
「構いませんよ。奥様中心に撮りますが、いいですよね?」
「勿論よ。これが楽しみで出資するんだから」そう言いながら、奈美の手首にロー プ
を巻き付け、引いていく。

 「いや、いや~。やめて~!」叫んでも、両手が持ち上げられ、やっと立っている。
同じように、久恵も両手首を縛られ、吊された。
美佐緒は、怯える奈美の白衣にナイフを当てた。
「やめて~。そんなのイヤ~!」叫ぶが、ナイフは白衣を切り裂きだす。
「いいわね。この感触がたまらない!」美佐緒は、興奮気味に切り裂いていく。

 同じように、久恵も主に白衣を切り裂かれ出した。
「やめて、セックスしたいなら普通でして。レイプはイヤ~!」悲鳴を上げなるが、
容赦なく切り裂かれ、白衣はボロ布と化して落ち、2人とも下着姿にされた。

 いつもは着てないが、今日だけは白いパンティ、ブラジャー、ストッキングと3点
着けている。
美佐緒は、ナイフを腰に当て「まずはこれからよ」パンティのゴムを切った。
すると、一瞬にして、股間を覆った布は太股に絡みつき、淫裂が剥き出しになった。

 「あら、準備がいいのね。ヘアを手入れして」短い絨毛が生い茂る恥丘を撫でだす。
「お願いだから、レイプはしないで下さい…」泣きながら頼み込んだ。
「レイプは、オチンチンでするのよ。指はレイプとは言えないわ」そう言って膣に指
を入れる。
「抜いて、指はイヤです!」体を震わすが、入った指は抜けず、むしろ、根本まで入
り込んで行く。

 同じように久恵も「許して、お願いです!」泣き叫んでいた。
久恵はブラジャーの繋ぎ目を切られ、乳房が露わになっている。
下半身も、パンティが切り裂かれ、白いストキングだけにされていた。
「そう言うなよ。もっといい事してあげるから」両乳房を揉みながら、乳首を吸われ
て「う、う、う~!」2人の泣き声が、部屋に響いていた。

 2人はその後、一旦ロープが解かれ、後ろ手にして、また縛られた。
更に、乳房にもロープが巻き付けられ、膨らみが変形し、その乳房を美佐緒が握りし
めて「ヒー。やめて、痛いからイヤです!」激痛に顔が歪んでいる。

 「だったら、気持ちいい事、したいの?」今度はクリトリスを摘んだ。
「ギャ~!」奈美は悲鳴を上げ、体を震わせていく。
「言うのよ。気持ちいい事したいでしょう?」
「し、したいです。き、気持ち、いい事を…」顔を歪め、途切れ途切れに、言った。
「そう。だったら、してあげるわ。来なさい!」奈美の髪の毛を掴んで、連れ出そう
とする。

 「美佐緒、俺もいいだろう。久しぶりだし…」
「いいわよ。その変わり、子供はダメだよ」
「奥さん、それは大丈夫です。何せ、本職ですから避妊は慣れています」
「そう、それなら安心だわ。それから、部屋を絶対に覗かないでね」美佐緒は縛られ
た奈美を、自分の部屋に連れ込んだ。

 部屋に入るなり「許して、膣が裂ける~!」奈美の悲鳴が聞こえてくる。
「やれやれ、始まったな。俺もやるぞ!」主は服を脱いで、久恵に抱き付いた。
「イヤ、セックスはイヤです!」泣き叫ぶが、不自由な体では、どうする事もできず
「あ、あ、あ!」淫裂に入る肉竿に、喘ぎ声をあげるだけだ。
こうして、2人は昼近くまで、夫婦に辱められた。

 2人を辱め終えると、満足そうに、主は用意して置いた服を手渡す。
「これを着てくれ。変わりに差し上げるよ」白衣や下着をズタズタにされ、全裸のま
まで、帰る訳には行かず、それを受け取る。
「明日は、俺が素っ裸を撮りたいな。それに、ヘアの手入れもしたいよ」

 「わかりました、そのように準備します。その変わり、出資の方も大盤振る舞いで
お願いしますよ」
「わかっていますわよ、中村さん。それは任せて」美佐緒も満足そうな顔をしている。
そして、翌日には「百合に洋子、今日は付き合って貰うからな」中村は2人を指名す
る。
その声に、奈美と久恵は(ヌード写真を撮られるんだ。それに、縛られて…)昨日の
事を思い出しながら見送った。

 それから数か月後、奈美達は、またビルに連れて行かれた。
5階に上がると、今までと違い、病院らしく改修され、それに、検査用の器械もある。
「これからは、ここで働いて貰う。わかったら、今すぐに素っ裸になるんだ!」中村
は服を脱ぎだす。

 (セックスされるんだ。この2人に…)覚悟を決め、女性の皆が服を脱ぎだした。
奈美も脱いでいくが「洋子先生、俺が脱がせてやるよ」全裸になった中村は、戸惑っ
ている、女医の洋子に襲いかかった。
「イヤ、イヤです。こんなおばさんと、セックスしなくていいでしょう~!」叫んで
も、強引にスカートが引き下げられ、下半身が露わにされた。

 「イヤ、見ないで。イヤ~!」洋子の股間には、絨毛が全く生えていなかった。
(剃られたんだわ。ヌードも撮られて…)哀れみの目で見ていると、中村は乳房を握
りしめて腰を密着していく。
「い、痛い~!」強引に入り込む肉竿に悲鳴を上げた。

 「俺もやるぞ。まずは、百合とだ!」新田も服を脱ぎ、百合に抱き付く。
「許して、ここじゃなく、2人きりで…」百合は馬乗りにさせられ、腰を振らされた。
「見ないで、お願いだから見ないで…」乳房を揉まれ、首を振りながら、腰も振り続
け、体内に液体を噴射された。

 「う、う、う!」百合と洋子は、泣きながらも淫裂を手で押さえている。
「泣くな、お前達はプロだろう。本番と思ってオ○ンコを洗え!」射精しておきなが
ら、冷たく言う2人だ。

 そして、翌日からは、設備を使っての実習が始まった。
いくら現役と言えども、設備になれる為には、時間が必要だから当然だ。
皆、真剣に取り組んでいるから、怒鳴り声が交錯している。
そこに「元気でいいね。やっぱり、本業だと元気が出るんだな!」中村が現れた。
「当然ですよ。やり甲斐が違いますから…」新田も真剣な顔だ。

 「それならいい。明後日、会員との交流を図ろうと思ったが、どうするかな?」
「交流ですか、面白いですね。是非やりましょうよ」新田は笑顔になっている。
「それから、女性には、あれを着て貰うよ…」小さな声で話していく。
中村は、奈美達にも話したが(また、恥ずかしい事をさせる気だわ…)項垂れて聞い
ていた。

 数日後、会員との交流会の日が来た。
女性達は、白衣を着て、訪れた会員に病院の説明をしていく。
そして、一通りの説明が終わると、会員の前に並んで自己紹介を始めだが「服を着て
いるなんて、約束が違うよ」不満の声が上がる。

 「今から始めます。まずは女医の折橋洋子です」中村に言われ、中央の台に乗せら
れた。
「着替えろ。ここで、これに!」渡されたのは下着だ。
「そんな。こんな、大勢の前でヌードになるなんて…」洋子の顔が強ばっている。
「これからは、素っ裸同然で、診察するんだぞ!」その言葉に全身が震えていく。

 「早くやれよ。時間が勿体ないし…」会員からも声が上がる。
「わ、わかりました…」震えながら、返事をして台の上で、白衣を脱ぎだした。
白衣を脱ぐと、下着姿だ。
「いいね、凄くいいよ!」会員はカメラで撮りだす。
「撮らないで、お願いですから!」パンティを掴んだ手が止まった。

 「いいじゃないかよ。素っ裸を撮らせろよ!」
「そんな、ヌード写真だなんて…」洋子は中村を見つめた。
「構わないですよ。その変わり、誰にも見せないで下さい」
「それは当然だよ。俺のお宝だから」その言葉で、洋子の震えが大きくなっていく。
「そんな、ヘアヌードを撮られるなんて…」声にもならない。

 「急げ、後がつかえているんだ!」中村だけでなく、新田から言われる。
「わかりました…」泣きそうな顔をしながらパンティを引き下げ、足を上げていく。
「いいね、オ○ンコもまだピンクだよ」一斉にスイッチが押されていく。
それを見ている奈美達も、体が震えている。

 洋子は、パンティを脱ぐと、股間を剥き出しにして、ブラジャーを脱ぎだした。
小振りな乳房だが、また、スイッチが押される。
全裸になった洋子は、用意されたストッキングを履いてガーターベルトで留めた。
「いいね、黒もいいよ」項垂れて乳房と絨毛を晒し、それを撮られていく。

 中村は、泣き出しそうな洋子を後目に「次は看護士の岡田奈美です」と奈美の名を
呼ぶ。
(私もヌードを撮られてしまう…)奈美も体を震わせながら、台の上に上がり、白衣
を脱いでいく。
そして、全裸になって、白いストッキングとガーターベルトだけを付け、会員に晒し
ている。

 「いいね、ヘアも薄くていいよ!」一斉に、スイッチが押され、乳房と淫裂が撮ら
れた。
(イヤよ、撮らないで。ヌードはイヤよ!)項垂れた奈美は、涙を垂らしていたが、
誰も気が付いていない。
その後、次々と名前が呼ばれ、皆がストッキングとガーターベルトだけの姿になり、
乳房と絨毛を晒している。