「引き裂かれた白衣」
 
                               赤星直也:作
第18話 病院の開院

 皆が、全裸同然の姿になると、並んでの記念写真撮りで、今にも泣きそうな顔をし
て、言われた通りのポーズを作っていく。
暫く撮ってから「岡田さん、僕と撮ろうよ!」会員が奈美の背中から乳房を掴んだ。
「いいね、今度は僕とだよ」乳房を掴まれた姿も撮られていく。

 「ここもいいよね?」指が淫裂を広げていく。
「そこはダメ。見るだけにして下さい!」淫裂は撮られたくなかった。
だが「構いませんよ、本番以外ならね」中村は勝手に承知した。
(やめて、性器は撮らないで!)パックリ口を開いた淫裂も撮られた。

 それは奈美だけではなく、女性の皆が淫裂を広げられて撮られていく。
「中村さん、この際だから緊縛を撮りたいな」
「賛成。それに、ヘアを剃るのも撮りたいよ」
「俺も賛成だよ、やろうよ」

 「ロープはないけど、これならいくらでもあるしね」白い包帯を持っている。
「わかりました。ご自由になさって結構です」
中村が承知すると、会員の皆が包帯で、奈美達を縛りだした。
「やめて、イヤ~!」叫んでも、両手を縛られ、乳房も縛られた。
白い布が乳房に食い込んで、より大きく見せている。

 「最高にいいよ。本物を縛るのも…」興奮しながら、スイッチを押していく。
「よし、今度はこれを剃らないと」百合の絨毛を掴んだ。
「やめて、ヘアはイヤ。お願いだから、そのままにして!」百合は首を振って拒むが、
足を開かされ、泡が塗られていく。

 「剃らないで、お願いです!」泣き声で頼むが、容赦なくカミソリが押し当てられ、
絨毛が取り除かれていく。
それには 「いや、いや、やめて~!」声をあげて泣きだした。
「泣くなよ。このパイパンがいいんだから」剃り終えると、またカメラで撮られてい
く。

 「次は、お前だよ!」奈美の絨毛にも、泡が塗られていく。
「やめて、お願いです!」泣き叫んでも、カミソリが押し当てられ、絨毛が取り除か
れた。
その後も、次々と泡が塗られ、皆の淫裂が剥き出しにされ、カメラに撮られるが「う、
う、う!」と泣くだけしかできない。

 「中村さん。本番以外は、いいと言いましたよね?」
「はい、確かに言いましたが…」
「ケツと、口は本番じゃ、ありませんよね?」
「ええ、その通りです…」
「だったら、いいですよね。ここで、やっても?」
「お望みでしたら、構いませんが…」

 それを聞いて、両手を縛られた女性の皆が「やめて、お尻なんて、イヤです!」と
拒む。
「そうは行かないな。やらせて貰うよ」乳房を握られた。
「その通りだ。あんたも、やりたいよね?」洋子も乳房を鷲掴みされ指が食い込んで
いる。
「イヤ、そんな事できない…」顔を歪めながら言うと、更に指が食い込んだ。

 「やりたいだろう。先生もケツで!」更に力が入って、洋子は痛みに負け「や、や
りたいです。お尻で…」途切れ途切れに言う。
「そうだよな、先生はやりたいんだよな?」乳首も潰された。
「は、はい、私もお尻でして欲しいです…」屈辱に目尻が光っている。

 「まずは、俺が真っ先に…」ズボンを引き下げ、下半身を剥き出しにしていく。
「だったら、俺はこの子とだ」会員は次々とズボンを引き下げていく。
「いきなりは、痛いですから、これを塗ってからにして下さい」新田がワセリンを手
渡す。
「そうですよね。これを塗れば、滑りもよくなるし…」ワセリンを肛門に塗っていく。

 「許して、お尻は許して!」叫んでも、ワセリンが肛門に塗られた。
「これで、準備は済んだぞ。まずは、私が真っ先に…」洋子は俯せにされ、腰を持ち
上げられる。
「イヤ、入れないで。イヤ~!」肛門に肉竿が押し込まれた。

 洋子は顔を歪め「ぬ、抜いて、お願い、抜いて…」全身が震えている。
「そうは行きませんよ。やって欲しかったでしょう?」肉竿は、もうピストンを始め
て「あ、あ、あ~!」悲鳴に近い声をあげる洋子だ。

 同じように奈美や百合も「ヒ~、抜いて、入れないで~!」悲鳴を上げている。
こうして、会員の肉竿を口や肛門で体液を受けとめさせられ、交流会は4時間程で終
わったが、女性の皆がグッタリして、動く事ができなかった。

 病院での訓練と、実習が2ヶ月行われ、開院の日が来た。
「わかっているよな。これを着るだけだからな」中村はスケスケの白衣を手渡してい
く。
新田も「直に着るんだ。これ以外はこれだけだ」白いストッキングを手渡すが、誰も
着ようとはしない。

 それには「急いで脱げ。素っ裸になるんだ!」いらだった声で、中村が怒鳴り、そ
れを合図に、皆が服を脱ぎ出した。
「先生、相変わらずオッパイがいいよ」新田は洋子の乳房が気に入っているのか、揉
み出すが「やめて、こんなオッパイじゃ、物足りないでしょう?」新田の手を押さえ
る。

 「そんな事ありませんよ。可愛いです、それに、ここも」スカートを引き下げた。
「自分で脱ぎます、自分で…」慌てるが、スカートが足首まで引き下げられ、下半身
を剥き出しにされた。
「先生、やらせて下さい。女医さんとやるのが、夢でしたから…」無毛の淫裂を撫で
ていく。
「許して。これから診察しますから…」洋子は泣き顔で答えた。
「仕方ないな、後でやらせて下さいよ」素直に引き下がり、同じように、奈美も中村
に乳房と淫裂を撫でられた。

 中村と新田が見守る中で、女性の皆が服を脱いで全裸になると、白いストッキング
を履き、隠す役目をしない白衣を着込んだ。
(フルヌードと同じよ、これなら着ない方がいい…)乳房と生えかけた絨毛が、丸見
えだ。
それに、縦に割れた淫裂も、丸見えになっている。

 「いいか、会員には逆らうなよ。オ○ンコしたがったら、やらせろ!」
「そんな、セックスだなんて。そんな事したら、売春と同じです」
「売春とは違うぞ。ここは病院だからな」勝手な事を言う中村に、項垂れたまま、手
で胸と股間を隠している。

 「手を退けろ。丸出しで会員を満足させるんだ!」スケスケ生地の上から乳房を撫
でていく。
「中村さん、そんな事より、診察時間ですから…」
「そうだな、後は新田に任せる」中村が出ていき、診察が始まった。

 診察を始めたが、患者はいない。
(よかった。こんなヌードを見られなくて済むし…)ほっと、一息だったが「あら、
まだ患者がいないのね」あの、出資した夫婦が現れた。
「何せ、始まったばかりでして」新田が説明をする。

 「当然よ。始めはどこもこうなの。それより、私も具合が悪いから見て欲しいの」
「俺もだ。美佐緒と一緒に見て欲しいな」
「わかりました。私はご遠慮しますから、ご安心を」
「気が利くわね。あなたは出世するわよ」美佐緒と呼ばれた女性が、新田のポケット
に数枚の札を入れた。

「それじゃ、先生お願いします」新田は機嫌良く外に出た。
残された奈美は2人を診察室に案内する。
「どうなさいました?」洋子は、下を向いたまま手を股間にやっている。
「あら、可愛いわね、そのいじらしさが気に入ったわ」美佐緒は、いきなり洋子の胸
を触り出す。

 「やめて、女同士よ。見られているから、やめて!」戸惑うが、洋子の白衣が脱が
されていく。
「美佐緒、最初は俺だぞ。最近、元気がなくてね…」
「どういう、風にですか?」
「立たないんだよ、チンポが!」
「そんな、チンポが立たないだなんて…」

 「そうなの。この若い看護婦さんで、試させて」美佐緒は久恵の腕を掴む。
「そうだな。やってみるか…」男は服を脱ぎ出した。
「そんな。試すだなんて、できません…」久恵は顔が引き吊っている。
「可愛いわね。この子ともしたいわ」久恵の服を掴んだ。
「イヤ、やめて下さい!」脱がされまいとすと、役目をしない服を押さえた。

 「あら、逆らうんだ。だったら力ずくよ!」襟を掴み引いた。
薄い生地が引かれては、裂けるしかなく「ビリ、ビリ!」音を立てて裂けていく。
「やめて、お願いです」久恵の乳房が揺れている。
「そうは行かないわ。あなたには、罰を受けて貰わないと」なおも引き裂き、久恵は
ストッキングだけにされた。

「許して下さい、もう逆らいませんから…」
「ダメよ。私のオモチャになるの」診察用のベッドに押し倒して、乳房を吸いだした。
「やめて、レズなんてイヤです!」
「イヤでもやるのよ」乳房を鷲掴みし爪を食い込ませる。
「やめて、オッパイが痛いです…」顔が歪んでいる。

 「だったら、相手するわよね?」
「は、はい。レズをします…」久恵が承知すると、乳房から指が退けられた。
「わかったら、あなたがやるのよ」
「こうですね?」久恵は美佐緒の服を脱がし出す。
「いいね、俺もやって欲しいよ。女医さんに…」男は洋子の露わになった乳房を撫で
ていく。

 「許して下さい。セックスはしたくありません…」泣き声で頼み込む。
「オ○ンコが、できるか、どうか調べないと。とにかく、口でしてくれ」
「わかりました。口でならいいです…」洋子は、仰向けになった男に跨り、背中を向
け、口で肉竿を擦りだしだした。

 「いいよ、凄くいい!」洋子の淫裂を触りながら、次第に肉竿が膨らんでいく。
その側では、美佐緒が久恵に淫裂を口でなめられ「あ、あ、あ~!」と喘ぎ声をあげ
ていた。
「美佐緒、堅くなったぞ。やっても、いいか?」
「いいわよ、この看護婦さんと、やってもいいわ。私は女医さんとやるから」相手が
変わった。

 「イヤ、入れないで~!」叫ぶが、久恵の淫裂に肉竿が押し込まれ、同じように洋
子の淫裂には指が入れられた。
「ダメよ。そんなのダメよ!」叫ぶが無駄だった。
やがて「イヤ、出しちゃイヤ~!」久恵の悲鳴と共に、淫裂からは白い液体が、流れ
出た。

 「そんな、射精するなんて…」久恵は泣き顔になっている。
「泣く事ないだろう、本職だから簡単に洗えるし」放出を終えた男は、抱き合う洋子
と、妻の美佐緒を見つめていた。

 そして、1時間程過ぎて帰り、それと入れ違いに、若い会員が入ってきた。
「いいね、俺の好みだよ。いいだろう?」奈美に抱き付く。
「診察を済ませてからにして下さい…」
「わかった。あんたを予約したからな」機嫌良く診察室に入って行く。

 そして、診察を済ますと「約束だ。やらせて貰うよ」
「ここじゃイヤ。誰もいない所でしましょう」空き室に連れ込んだ。
「ダメ、そんな乱暴はイヤ!」強引に服が脱がされ、ボタンが飛んでいく。
「いいよ、最高にいい!」満足そうに、奈美を四つん這いにして後ろから挿入した。

 それには「あ、あ、あ~!」首を振り堪えるが、奈美の喘ぐ声は、皆にも聞こえて
いる。
(売春よ、これは売春と同じよ…)逃げたくても、借金と写真やビデオがあるから逃
げられない。
(次は私だわ。私も売春させられるんだ…)怯えていると、また患者が現れた。

 「凄いね、もうやっているんだ。俺は、あんたとしたいな」百合に抱き付き、ボタ
ンを外していく。
「待って、診察を済ませてからにして。その後で…」
「そうだよな。終わってからやらせて貰うよ」乳房を撫でてから、診察室に入った。
この後も、次々と会員が訪れ、膣の中を体液で汚した。

 病院は会員の評判もよく、盛況を極めていた。
風俗店と違い、安心して性行為ができるのも受けている。
しかも、相手が本職の看護婦や女医だから、衛生に問題がないから尚更だった。
それに、会員との交流会も定期的に行われている。
交流会は、逃げまどう奈美達を会員が追いかけ、白衣を引き裂いて、犯していくゲー
ムだ。

「イヤ、やめて。イヤ~!」悲鳴を上げながら、会員に犯され射精されていく。
言い換えれば、売春に近い。
(いやよ。こんのなのいや!)無毛の淫裂から精液を流しながら泣いているが、中村
の手からは逃れる事ができない。

 逃れる方法は、自ら命を絶つか、克子のように寝たきりの男に売られて、奴隷同然
で一生を終えるかしかない。
「真面目に働かないと、売り飛ばすぞ!」中村は皆の前で怒鳴り飛ばすが(死んだ方
がましよ。もう体を汚すなんてイヤ…)項垂れて聞いていた。