「引き裂かれた白衣」
 
                               赤星直也:作
第5話 写真

 奈美は休みを終えると、夜勤勤務となり、5時に引継を終えてナースセンターで待
機していた。
「奈美、今度の休みもエッチしたんでしょう?」例によって久恵が話し掛けてきた。

 「してないわよ、エッチなんて…」
「嘘付いてもダメよ。奈美は嘘が付けない顔しているの。それで、痛かった?」
「入るときは痛かった。でも後は…」さすがに、レイプ同然に扱われて、喪失したと
は言えない。

 「後は、気持ちいいのね?」
「そんな事ないわ。ただ、膣の中に暖かいのが入ったって、感じだけだった…」奈美
の話を興味深く聞いていた。

 「それより、久恵はどうなのよ」
「私の場合は…」それだけ言って話を止めた。
「どうしたのよ、話しなさいよ」

 「この次に話すわ。今日は話したくないから…」久恵は話題を変えた。
(もしかして、彼氏の話は嘘でバージンでは?)奈美にはそう思え「約束よ、私は喋
ったんだから久恵も喋るのよ」と約束を取り付けた。

 やがて、消灯時間となり、病院の中も薄暗くなってきた。
「そろそろ見回りだわ。私が行くから、奈美は残ってて!」久恵はナースセンターか
ら病室へ行き、奈美1人が残された。

 「奈美、寂しくないか?」そこに、中村が現れた。
驚く奈美だが、中村は勝手にナースセンターに入り「ここで、撮るよ。脱いでくれ」
と言い出す。
「今は許して。仕事中だからイヤなの…」
「ダメだ。今撮るから、脱ぐんだ!」カメラを構えた。

 「わかりました。こっちで撮って下さい…」壁で、隠れたくぼみに入り、ボタンを
外しだすと、中村が撮っていく。
(見られたら、何て言えばいいのよ…)不安に思いながら、白衣を脱ぎ、下着姿にな
ると、乳房と股間をピンクの布が覆っている。

 「パンツから、先に脱げ!」言われるまま、カメラを見つめながら、パンティを引
き下げていく。
すると、ピンクの布で覆われていた恥丘が、露わになった。

 中村は「いいぞ、ヘアの生え具合がいいよ」満足そうにスイッチを押していく。
(撮らないで。もう、ヌードは撮らないでよ)そう思いながらも、足を上げて下半身
を丸出しにした。

 「そこで、立って!」奈美は直立させられた。
ブラジャーで乳房を覆い、太股まで白いストッキングで淫裂が剥き出しだが、その姿
も撮られた。

 それが終わると、ブラジャーも外して全裸になった。
「もう、いいでしょう。恥ずかしいのよ…」スイッチを押す、中村に頼み込んだ。
「そうだな、写真はこれくらいにして本番と行くか」カメラを置いて中村も下半身を
脱いでいく。

 「やめて、久恵がいます。セックスを見られたら、ここにはいられなくなります!」
奈美は手で胸と股間を押さえた。
しかし「その時、考えればいいさ」脱ぎ終わると、奈美の背中から抱き付いた。
「ダメ、こんな事、ダメです!」言っても、淫裂に肉竿が入ってきた。

 「オチンチンが、入った…」壁を手で押さえ、やっと立っている。
「気持ちいいだろう、俺とのオ○ンコが」肉竿を根本まで押し込むと、ピストンを始
めた。
「ピシャ、ピシャ!」肉のぶつかる音が響いている。
(やめて。久恵が来たら、どうするのよ…)奈美は乳房を揺らせながら、立っていた。

 「奈美!」突然声がした。
久恵が巡回を終えて、戻ってきたのだ。
(見ないで、お願いだから見ないで!)奈美は、顔を背けて黙ったままだ。
「待っていました。奈美とオ○ンコしている所を、撮って貰らおうと思いまして…」

 「セックスを、撮るのですか?」
「はい。これを見ながら、オナニーしようと思いましてね」
「わかりました。撮ればいいんですよね?」久恵は驚いた顔をしながら、カメラを構
える。

 「奈美、正面を向こう。入っている所も撮って下さいね」カメラの方を向いた。
奈美は乳房を掴まれ、淫裂には肉竿が押し込まれている。
(撮らないで。こんなのイヤよ!)しかし、久恵はスイッチを押していく。

 「どうせなら、奈美が上でやろうよ」中村は調子に乗って、仮眠用のベッドに寝た。
奈美は渋々、馬乗りになりって腰を振り、それを驚きの顔をしたまま、久恵が撮って
いる。

 やがて、中村が登りつめた。
「ダメ、出しちゃダメ!」
「撮るんだ。それも…」淫裂から精液が流れだした。
(奈美が、射精されたわ!)久恵はそれも撮った。

 写真を撮り終えると、奈美は中村から降りて、淫裂を拭いていく。
「奈美、洗わないとダメよ。シャワーを使いなさい」
「そうさせて貰います…」脱いだ服を持って、シャワー室へ入った。

 ノズルをひねり、お湯で丁寧に淫裂を洗っていると、その間は、中村と久恵が2人
で話している。
「この事は、誰にも言わないで欲しいのですが…」
「それだったら、さっき撮ったセックス写真を下さい」

 「写真ですか。それを、どうするので?」
「お、オナニーです」久恵は顔を赤らめた。
「そんな事をするなんて、勿体ないですよ」何を思ったのか、中村は久恵を抱きしめ
乳房を掴んだ。

 「な、何をなさります!」驚く久恵だが、唇を押しつけ、なおも揉んでいく。
「やめて、あなたには奈美が…」久恵は、どうにか中村から逃れた。
「でも、あなたも魅力的ですよ。オッパイも大きいし…」

 「やめて。そんな話は、もうやめましょう!」
「わかりました。そうします。写真は奈美にわからないように届けます」
「そうして下さい」話がまとまると中村は帰った。

 それと、入れ替わるかのように、奈美が白衣姿で戻ってきた。
「凄かったわね。初めてセックスを生で見たわ」興奮気味に話している。
「言わないで。誰にも言わないでね」
「言わないわよ。その変わり、私のオナニー手伝うのよ。これから仮眠時間だし」久
恵はそう言って、ベッドに仰向けになった。

 奈美は久恵の白衣を捲り上げ、パンティを引き下げると、真っ黒い絨毛が縦長に伸
びている。
パンティを脱がし、足を広げ淫裂を触っていくと「そうよ、それでいいの…」指の動
きに反応して、声を上げだす。

 (変態だわ。久恵も淫乱よ…)そう思いながら、指先を膣に入れて動かしていく。
「気持ちいいわ。もっとして、伸吾…」売れている、アイドルの名前を呼んだ。
(セックスしているつもりなんだ。こんなに濡らしているし)指がベトベトになって
いる。

 「オッパイにもして…」仕方なく、淫裂を掻き回しながら、白衣の上から乳房を揉
んでいく。
(大きいわ、久恵のは大きい!)改めて思い知らされた。

 暫く、淫裂を触っていると、気持ちいいのか久恵が眠りについた。
「まだ、セックスもしてないのに、見栄っ張りなんだから…」パンティを履かせて裾
を戻し待機した。

 そして数日後、奈美と久恵が夜勤をしていた。
「奈美、実は困ったことになったのよ…」久恵の父親が入院しお金が必要になった事
を話した。
「そうなんだ。助けてあげたいけど、私だって蓄えがないし」

 「そこを、お願いするの。彼氏は金持ちなんだから、借りてくれない?」
「そんな、中村さんから借りるなんて…」
「私の頼みが聞けないんだ。だったらいいわ、これで何とかするから」写真を見せた。

 奈美は「そんな~!」見るなり悲鳴を上げた。
「あなた達のセックス写真よ。奈美の膣にチンポが入っているわ、それにオッパイも
揉まれているわよ」ニヤニヤしながら奈美の乳房を掴んだ。

 「これをどうする気なの?」声が震えている。
「売るのよ。これなら高く売れるわ」掴んだ乳房を揉みだす。
「お金なら何とかするから、売るのはやめて」

 「最初から、そう言えばいいのよ。それより、今夜も手伝うのよ」奈美は言われた
通りに、仮眠する久恵の淫裂を指で掻き回していく。
「伸吾、出してもいいわよ。伸吾にされたいから…」譫言を言いながら眠りについた。
「中村さんに、何て言ったらいいのよ。お金を貸して下さいなんて言えないし…」仮
眠する久恵を恨めしく思った。

 夜勤が開けると、奈美は直ぐに、中村の元へと向かった。
「珍しいな、奈美から来るなんて」
「実はお願いがありまして…」久恵から聞いたことを話した。

 「わかった。でも、貸せないな。本人でないと貸せないよ」
「そこを何とか、お願いします。そうしないと、セックスした写真が…」
「奈美、あれで脅されたのか?」中村の問いに黙って頷いた。

 「そうか、あいつがな…。50万なら貸すぞ。その変わり、久しぶりだからいいだ
ろう?」
「ここじゃイヤ。私のアパートでしましょう」

 「そうは行かないよ。時間が勿体ないから」奈美をテーブルに寝かせ、スカートを
脱がせた。
「いいね、スケスケもいいよ」中村がプレゼントした白いスケスケのセットを着けて
いる。

 「恥ずかしいです。こんな所でセックスだなんて…」
「誰も、来ないようにしてあるから、安心だよ」パンティも脱がせて、淫裂を露わに
した。
「いいね、これが好きなんだ!」無毛の淫裂を撫でていく。

 「ダメ、そんな事したら…」指先が、クリトリスを撫でると「うっ!」時々、体が
硬直している。
(膣の中が濡れていくぞ!)それは、中村にもわかって「行くぞ!」勃起した肉竿を
押し込んだ。

 「あ、あ、あ~!」声を上げまいと堪えているが、漏れ出ていく。
肉竿は淫裂に入ると動き出し(出さないで、お腹はイヤです!)しかし、中村は意志
に反して膣奥に放出した。

 「奈美、病院に行って来い。ガキは欲しくない。それに、避妊薬も貰っておけ」中
村はズボンを履くと、財布から2万を手渡した。
それを受け取り、奈美も淫裂を拭いてパンティを履いていくが、中村は考え事をして
いる。

 「奈美、久恵の住まいはわからないか?」
「わかります、ここですが…」メモに書いた。
「そうか、とにかく、金を貸すから安心しろ」スカートを履き終えると中村は事務所
に戻り、事務員に50万を振り込ませる。

 「ありがとうございます。でも、いつお返しできるか…」
「気にするな。それより病院だろう」肩を叩かれ、金融会社をでた。

 だが、中村は思案にふけっていた。
「このまま、のさばらせたらいい気になるな。お仕置きを一発喰らわせないと…」久
恵への仕置きを考えている。

そんな事とは知らない奈美は、病院で診察を受けている。
「避妊に失敗しまして…」顔を赤く染めながら、淫裂を洗浄された。
(恥ずかしい。こんな性器を見られるなんて)看護婦の視線が気になっている。
洗浄が終わると、避妊薬を処方して貰い、アパートに向かった。

 それから数日後に、また久恵が奈美に借金を申し出た。
「あれでは足りないんだって。後20万貸してくれないかしら?」
「そんなの無理です。やっと借りたのよ」

 「あら、私の頼みが聞けないんだ。だったらいいわよ、あの写真を売って儲けるか
ら」
「それだけはやめて。何とかするから」そう言うしかない。
(このままでは、もっと脅される…)奈美も不安になった。

 そして、仕事が終わると中村に相談した。
「やっぱりな。あいつの親は、ピンピンしているそうだよ」
「調べたんですか?」

 「勿論だ。こういうのは得意でね。それよりも、これからエスカレートするぞ」
「あそこで、セックスなんかするから、いけなかったのよ!」奈美は泣き声になって
いる。
「そんな事より、脅しているやつが悪いんだ。そうだろう?」確かに中村の言う通
りだ。

 「それは、そうだけど、やった方も悪いわよ」
「我慢できなかったんだから、仕方ないだろう。今だって、やりたいんだよ」奈美を
押し倒した。
「ダメ、ここじゃイヤ!」

 「イヤでも、やるぞ!」強引に下半身を剥き出しにして、肉竿を押し込み、ピスト
ンを始めると「だめ、だめ…」譫言のように言いながら、淫裂から淫汁を流していく。
(出してもいいわよ。あれ、飲んでいるから)胸に顔を埋める中村の頭を抱きしめて
いる。

 中村は、奈美の胎内で放出すると、電話を掛けた。
「そうだ、明日が休みだから、今夜実行だ。場所はわかっているよな…」受話器を置
くと「今夜付き合え、明日はどうせ暇だろう?」
「かまわないわよ。休みですから…」淫裂から流れ出た精液を、拭き取りながら答え
る。

 「しかし、お前のオッパイはいいよな。これくらいが最高だよ」開いた胸から手を
入れて、乳房を揉み出す。
「もういいでしょう。終わったし」その手を振り払い、ブラジャーの乱れを直し、シ
ャツのボタンを止め、前を隠すとパンティも履いていく。

 「とにかく、20万は振り込むよ。奈美が約束したしな」
「大丈夫ですか、騙されているのよ」
「なに、倍返しがこの世界の相場だから、損はしなさ」ニヤニヤしている。

 服を着込んだ2人は、時間つぶしに街に出ると「奈美、ここで素っ裸になれ!」突
然言い出す。
「出来ない。こんな大勢の前でヌードには慣れない!」顔がブルブル震えていた。

 「当然だよな。こんなに人がいるのに、裸にはなれないよな」呟くように言った。
「もしかして、久恵さんを?」
「その手もあるよ。素っ裸にして恥を晒す手もな。それよりも別なのがあるぞ」中村
は笑いながら話した。