「狙われた令嬢」

                             赤星直也:作

第11話 全裸の外出

 「何も、お嬢さん達を殺すつもりは、毛頭ないから安心して」
「だったら解いて、それに服を着させて」
「それは無理よ。まずは、これを見てからね」知代は撮ったばかりのビデオの再生を
始めた。

 画面には意識のない薫が、男によって服が脱がされていくのが映し出されて「停め
て。見たくないから停めて!」泣き声になっている。
「そうは行かないわ。最後まで見てから話を聞いて貰わないと」知代は聞き入れない。

 再生が進むと、薫は犯されて見る気にもなれず「う、う、う!」嗚咽を上げている。
やがて、淫裂からは射精された証拠の白い液体が流れて「射精されたのよ。あなたの
子宮に」からかうかのように知代は薫の淫裂を触っている。

 「お願いですから、洗わせて下さい」泣きながら頼み込んだ。
「いいわよ。ただし、私の言うことを聞いたらだけど。他のお嬢さんのも見ましょう
ね」テープを早回して、恵理や、百合達の犯されていくシーンを見せた。

 「皆さん、射精されたのよ。子宮を洗いたいでしょう?」
「勿論です。ですから解いてください!」
「それより、頼みなんだけど、ヌードでホステスをして欲しいのよ」知代は一呼吸置
いて喋った。

 「イヤよ、ヌードでなんてイヤ。どうして、ヌードにならないといけないのよ!」
「イヤならそれでもいいの。このビデオをパーティの時に使うだけだし…」
「そんな事はやめて。これ以上、恥ずかしいことをしないで下さい」5人は声を上げ
て泣きだした。

 「そうよね。いくら何でも、レイプされたビデオを見せたくはないわよね。ヌード
でやるわよね?」知代の言葉に黙ったまま頷いた。
「そう、助かるわ。坂口、お尻にあれをしてから、解いてあげなさい」
「はい、奥様」薫達の前では従順に振る舞っている。

 言われた坂口は、真っ先に薫の肛門に浣腸を入れた。
「ヒ~!」いきなり肛門に浣腸を入れられ、悲鳴を上げた。
その後、百合や恵理達にも浣腸し、効果は直ぐに現れ「と、トイレに行かせて…」顔
を歪め足踏みをしている。

 「直ぐに解くから、待ってな」ニヤニヤしながら男達が解き、5人は真っ先にトイ
レに飛び込み、排出をすませると坂口の案内で、浴室で膣と肛門の洗浄を始めた。
5人は避妊薬を飲んでいたから妊娠の心配はないが、見知らぬ男に犯された痕跡を消
そうと、指で膣を広げ丁寧に洗っている。

 そして、淫裂を洗い終えると5人は全裸のままで戻った。
「約束よ、今からヌードなの。着ていいのは、これだけだからね」黒いストッキング
を手渡す。
それに、唇を噛み締めながら足を通すと、黒いナイロンが太股まで覆う。
「いいよな。こんな素っ裸なら、オ○ンコしたいな」淫裂を触られ「やめて。散々犯
して、もう触らないで!」涙声になっている。

 「そうよ、それくらいにして。それより出かけないと…」
「出かけるって、まさか、このままで?」
「そうよ。言ったでしょう、ヌードだって!」
「イヤ、ヌードで外はイヤです!」百合は拒んだ。

 「いいのかな、お前のレイプビデオが公になっても。それに、中出しだから高く売
れるんだぞ!」坂口に脅されては黙るしかない。
「置かれた立場がやっとわかったようね。行きましょう」知代を先頭に、一行が屋敷
から外に出ると、車が用意されている。

 薫は百合と一緒に乗り込むが「いいですね。若い女性の裸は」運転手もニヤニヤし
ながら2人の乳房と淫裂を見ている。
その言葉に、両手で胸と股間を押さえて座わり、5人が乗り込むと車は一斉に走り出
し屋敷から外に出た。

 車が一般公道を走り出すと、全裸の薫は顔が強ばり(ヌードを見られたらどうしよ
う…)ガクガク震えている。
そんな薫達の心配をよそに、繁華街にあるビルの中に車が着いた。

 「降りて。ここからは歩くの」
「お願いですから、服を着させて下さい。せめて、下だけでいいです…」両手で淫裂
を押さえ、泣きなら美紀が頼み込んだ。
「往生際が悪いな。素っ裸と言っただろう!」男が美紀の乳房を鷲掴みし「ヒ~!」
悲鳴を上げるしかない。

 「いいか。こんな思いしたくなかったら、二度と言うな。それから両手をオ○ンコ
から退けて丸出しで歩くんだぞ!」
「わかりました。ですから手を退けて下さい…」苦痛で顔が歪んでいる。

 乳房から手が退けられると、美紀も淫裂を押さえた手を退けた。
「そうだ。それでいい。この丸出しがいいんだ!」生えかけた絨毛を撫でだす。
「やめて。お願いですから、もう辱めないでください」泣き声になっている。
「泣くなよ。泣くのはまだ早いよ」ニヤニヤしながら手退けて歩き、その後を5人の
女性が乳房と淫裂剥き出しの全裸で歩き出した。

 駐車場からビルの中に入ると当然、人目につく。
「見て、ヌードよ。ヘア丸出しのヌードよ!」全裸の5人を指さして叫ぶと、その声
に一斉に薫達の方に眼が向く。
「凄いや、素っ裸じゃないか。しかも、かわいい子達だな」直ぐに人垣ができる。
「いい度胸しているわね。いくら自信があるからって!」
「そうよ。こんな所で素っ裸になるなんて最低よ」乳房と淫裂を晒す5人に非難が上
がっている。

 (好きでヌードになった訳じゃないのに…)大勢に全裸を見られ、体を震わせなが
ら下を向いて歩いていと「いくら出せば、オ○ンコやらせてくれるかな?」そんな事
場が耳に入った。
(バカにしないで。売春婦じゃないのよ。脅されてヌードになっているだけなのに…)
唇を噛み、黙って知代の後ろを歩いていく。

 薫達は「ヌードよ、フルヌード!」との声を聞きながらエレベーターに乗り込んだ。
狭い空間に男性達もいて、全裸を見せられては黙っておらず、当然乳房や淫裂を触り
だし(イヤ、触らないで!)声を出せ訳にもいかず、されるがままにしている。

 (い、痛い。性器に指は入れないで…)顔を歪めながら、膣の中を指で掻き回され、
両乳房も揉まれていく。
(やめて。こんなの卑怯よ…)声を出せないのをいいことに、5人は見知らぬ男達に
乳房や淫裂を触られているが、知代はそれを止めようとはしない。

 (開いて。早く着いて!)祈りが通じたのか、エレベーターの動きが遅くなって
「チーン!」それと同時に触っていた手が引く。
(よかった、もう触られないし…)そう思ったが、ドアが開くと人垣ができていた。
知代が降りると、その後を追って降りると「キャー。フルヌードだわ!」と声が上が
り(言わなくていいわよ。黙ってて!)項垂れて知代の後ろを歩いている。

 暫く歩くとドアがあり、知代はそのドアを押して中に入り、薫達も中に入ったが、
煌々としたライトが灯されいた。
知代が「皆さん、お待たせしました!」と挨拶すると「素っ裸だ。最初から素っ裸だ
!」歓声が響き渡る。

 (大勢いる…。しかも、男ばかりが…)目を凝らしてみると、確かに男性が大半で
女性は少なく、羞恥心が高まり、自然に手が胸と股間に伸びた。
「あら、隠さない約束でしょう。痛い思いはイヤでしょう?」知代の言葉に、薫達の
手がまた後ろに行く。
(見られている…。オッパイとアソコを…)太股がブルブル震え、奥歯がガチガチ鳴
っている。

 「鹿島さん、準備は出来ています。直ぐに始めますよ」蝶ネクタイの男性が知代に
話し掛けた。
「そうね、最初はこの子よ。薫というの」
「わかりました。薫さん、頑張ってください」薫の腕を掴んで歩いていく。
薫も不安そうに歩いていくと、白いマットが敷かれてあった。

 「何をしろと言うの?」
「気持ちいい事ですよ。あなたが毎晩やっている事です」
「まさか、オナニーをここでしろとでも?」
「そうです、これを使ってやって下さい。助手もいますよ」合図を送ると2人の男が
現れ、まだ二十歳代に思われて、肉竿が波打っている。

 「イヤ。セックスはイヤです!」両手で淫裂を塞いだ。
「オ○ンコはしません。あなたのお手伝いです」そう言うと、2人は薫の乳房を触り
だす。
「やめて、触らないで!」
「わからない人だな。イヤなら力ずくですよ」薫の手も押さえ淫裂を触っていく。
「イヤ、イヤです!」両手を押さえられ、どうする事もできない。

 薫が抵抗しているのを見て「お嬢さん、やらないなら本番しますよ。それに、写真
も撮りますがいいんですね?」
「やめて。セックスはイヤです!」
「それでしたら、おとなしく始めて下さい」

 薫はあきらめ、マットに腰を降ろして足を開いた。
当然、淫裂が覗いて「もっと開け、もっとオ○ンコを見せるんだ!」ヤジが飛ぶ。
(性器は見ないでよ!)顔を背け足を広げると「お手伝いしますよ」2人は乳房と淫
裂を触りだし「お嬢さんも手伝って下さい」催促する。

 「私もするの?」
「そうですよ。最初はこうです」薫は言われるまま、肉竿を掴んで擦っていく。
(堅いわ。オチンチンがカチカチになっている。これが膣に入ったら痛いだろうな…)
レイプされる想像をしながら肉竿を擦っていく。

 「気持ちいいです、お嬢さんにされると。お願いですからやらせて下さい」
「約束が違います。セックスはしないと言ったでしょう?」
「はい、オ○ンコではしません。でも、ケツならオ○ンコじゃありませんよね?」薫
を四つん這いにしていく。

 「イヤ、お尻はイヤです!」叫んでも肛門から肉竿が入ってきた。
「ヒ~!」髪の毛を振り乱し叫んでも、肉竿が入ってくる。
「抜いて。お願いだから抜いて…。あ、あ、あ~!」」息も途切れ途切れになってい
る。

 薫が拒んでも、肉竿は根本まで押し込まれ、肉竿を入れたまま薫と一緒に仰向けに
なった。
薫は足を開かされ、肛門に肉竿が入っているのが丸見えで、口を開いた淫裂も丸見え
になっている。
「お嬢さん、ここが寂しいでしょう。これでしますよ」イボイボの付いたディルドー
を見せる。
「入れないで、そんなの入れないで!」拒んでも、薫の淫裂にゆっくり押し込まれ
「あ、あ、あ~!」悲鳴か喘ぐ声か、わからない声をあげだす。

 男はゆっくりピストンしながら根本まで押し込む。
「抜いて、お願いです…」
「何をおっしゃいますか。これから気持ちよくしてあげます」
「そうですよ、行きますよ」肉竿とディルドーが動き出す。

 「ダメ、そんな事されたら、ダメ…」強い衝撃が背中を走り抜け、腰が浮く。
(何よ、この感じ。膣もお尻も変な感じが…)肛門に肉竿を入れた男は乳房も揉みだ
し(気持ちいい…。オッパイも膣も感じる…)嫌がった淫裂からは淫汁が溢れ出てい
く。

 薫は膣と肛門からの攻撃に、次第に登りつめていくが「イヤ、出さないで!」腸内
に噴射されたのがわかった。
「オ○ンコじゃないからいいだろう?」肛門から肉竿が抜かれ「後は1人でやるんだ。
わかったよな」言われる。
「1人ではイヤ…。お願いだから、あなたがして…」ディルドーを握らせた。

 「仕方ないな。その変わり、ここを吸わせろ!」乳首を吸いながら、ディルドを動
かして「いいわ、気持ちいい!」薫の腰が動きに合わせ動いていく。
薫は「あ、あ、あ~!」喘ぎ声をあげるが、見ている百合や恵理達は声も出せない。
「わかったでしょう。あなたもやるのよ」その言葉に返事もせず、頷くだけだ。

 やがて、薫は登りきり「行く、行く~!」叫ぶと動きを停めた。
「次はあなたよ、頑張ってね」知代は美紀を指名し「やるしかない…。やらないとあ
の写真が…」自分に言い聞かせるようにしてマットに向かう。
マットの上では、薫が淫裂にディルドーを入れたまま仰向けになっていて、その隣に
腰を降ろし指で淫裂を触り始める。

 「お嬢さん、お手伝いしますよ」やはり、2人の男が全裸で現れ「自分でします!」
拒んでも、美紀の淫裂にディルドーを入れられ、肛門にも肉竿が入れられる。
「イヤ、お尻はイヤ~!」悲鳴を上げ続ける美紀だが、恵理や由香も同じような事を
された。
こうして、5人は肛門から液体を垂らしたまま動けなかった。

 「元気ないわね。気合いを入れないとダメかしら?」
「そのようですね。その間、私も奥さんと…」蝶ネクタイの男が知代の胸を撫でる。
「ここじゃイヤ。誰もいない所でして」
「わかりました。ここはあいつらに任せます」知代と蝶ネクタイの男は出て行く。