|
「狙われたセレブ」
赤星直也:作
第5話 浮気の代償
二人は全裸のままでいたが、時間が過ぎて昼になっている。
「姉さん、おごるから食べに行こうよ」
「いいわね。セックスの償いね?」
「そうだよ。また機会があったらやらせてよ」隆二は服を着だした。
「そうね。その気になったらだけど…」上の空な返事をしながら景子も着だした。
服を着終えると二人は町に出てレストランに入ったが「あれは確か…」三田が気づ
いた。
「他人の空似って事もあるし…」三田も二人の後を追ってレストランに入り、気づか
れないようにしながら近くに座る。
そんな事など、知らない二人は笑顔で話をしながら食事を摂っている。
そして、食事を済ますと車に乗って店を出たが、三田も後を付けて走った。
隆二は付けられているとも知らず、郊外まで来て、ラブホテルに入った。
「隆二さん、どういうつもりよ。2回やったのよ!」慌てる景子だが「姉さん、ま
たやりたいんだ!」車を停めてエンジンを切った。
「仕方ないわね。ここまで来たら戻れないし…」
「そうだよ、行こう!」二人は車を降りてフロントに向かう。
「あいつ、不倫だぞ。これは面白い事になったな」三田は持っていたカメラで、車
を撮っていく。
「待てよ。出てくるところも撮らないとダメだな」周りを見渡して「あそこなら、よ
さそうだな」車を近くの空き地に停めて、現れるのを待った。
待ちかまえているとは知らない景子と隆二は、ベッドの上で抱き合い「いいわ、気
ちいいわ!」譫言のようにいいながら淫裂に肉竿を迎え入れている。
そして、1時間半も過ぎた頃に、満足したのが二人が出てきた。
「今だ!」手を繋ぎ、建物から出る所を撮りだした。
2人は撮られたとも知らずに、車に乗って出て行き「うまく撮れてるぞ。これからが
問題だな…」三田も車に戻って走り出した。
その日の夕方になって、寛子が戻り家事をしていく。
「奥様、1人はいかがでしたか?」やはり気になっていたようだ。
「1人って、つまんないわよ。それに、全部自分でやるし…」
「そうでしょうね。慣れてませんからね…」笑顔の寛子に(隆二さんの事は言えない
し…)嘘を並べた。
寛子が夕食の準備をしていると、珍しく真一が帰ってきた。
「参ったな、しつこい客で…」言い訳をしながら「ビールを頼むよ!」リビングに入
り、景子はグラスとビールを運ぶ。
「飲んでも、大丈夫なの?」今夜の事を心配して言うと「ああ、オ○ンコか。たぶ
ん大丈夫だよ」平然と飲み込んだ。
(今夜もダメだわ。隆二さんと楽しんだからいいかな?)あきらめ顔で、ビールを注
いでいく。
そして、夜も更けて二人が寝室に入ると「真一さん。今夜こそしてね」景子は服を
脱いで裸になった。
「わかっているよ、でも、飲み過ぎたしな…」いい訳をしながら裸になったが、だら
しなく肉竿がぶら下がっている。
「真一さん、大丈夫なの?」全裸になった景子はその肉竿を手で擦るが、なかなか
反応しない。
それでも、擦っていくと堅くなってきた。
「私がやるわ…」馬乗りになり、淫裂を押しつけ「入ったわ、久しぶりよ…」ゆっく
り腰を動かすと「そうだよな、久しぶりだよな…」真一も乳房を掴み揉んでいく。
景子が次第に腰の動きを速めていくと「もうすぐだ、もうすぐ出ちゃう!」限界が
近い。
「ダメ、もっとするの。まだ早い!」言い終わらない内に肉竿が噴射した。
「出ちゃった…」「そうみたい…」景子は満たされないまま、真一から降りると浴室
へ向かう。
バルブを開くと、お湯を淫裂に当てて洗い出す。
「隆二さんとは大違いだわ…」隆二の膨らみきった肉竿が思い出される。
「疲れているから仕方ないかもね」夫を気遣いながら体を洗い、寝室へ戻ると「あら、
もう寝たんだ…」ベッドの上では真一がイビキを掻いて寝ていた。
「仕方ないわね」景子は下着を着けると、横になって眠りに付いた。
翌朝、いつものように真一を見送る景子だが、冴えないかをしている。
寛子も気付いたのか「奥様、エステにでも行かれたら?」憂さ晴らしをするように言
う。
「そうね、行ってみるわ」その気になった景子はエステに出かけた。
駐車場に車を停め、降りると「大宅の奥様ですね?」初めて見る顔に「そうですが、
それが?」強ばっている。
「私は三田友和と言いまして、奥様に話があります」
「忙しいから、後にしてくれない?」
「そうは行かない事情がありまして。まずは、これを見て下さい」写真を手渡した。
その写真を見るなり「これを、どうする気なのよ?」動揺している。
「それは奥様次第です。とにかく、付いて来て下さい」三田は車に乗ると走りだし、
景子も後を追って走り出した。
三田はゆっくり走って、ビルが並ぶ繁華街に来て、後を走る景子は「どうして、あ
れを撮ったのかしら?」不安な面もちで走っている。
三田はビルの前の駐車場に車を停め、景子も隣に停めた。
「奥さん、行きましょう」腕を掴かれ、ビルの中に入ると、何かの事務所らしく机
や椅子が置かれてある。
三田がドアを閉めると「話って何かしら?」不安な景子が話しかけた。
「そんなに、焦らなくていいです。時間はタップリあるはずです…」妖しい目で見
つめた。
「もしかして、私の体が目当てじゃないでしょうね?」
「ご冗談を。そんな事はしませんから安心して下さい」三田は笑いながら言う。
そこに「遅くなってゴメン!」女性が現れたが「あなたは、エステの…」指さし声
が続かない。
「あら、覚えていたんだ。そうよ、エステをしている加藤愛子よ」
「どうして、あなたがここに?」
「俺が呼んだんだ。それより、これを見てくれ!」机に写真を並べていくが「見なく
ていい、仕舞ってよ!」声を荒立てて言う。
それは、ラブホテルから出てくる写真で、隆二と手を繋ぎ笑顔になっている。
「これが週刊誌に載ったら、大事になるだろうな」三田の言葉に(そうよ、そうなっ
たら、私も隆二さんもお終いになる…)体が震えだした。
それでも「お金が欲しいの?」震える声で言う。
「金も欲しいけど、仕事を手伝って欲しくてね。手伝うというならこの写真はなかっ
た事にするよ」
「約束できるの?」
「約束する。その変わりに、手伝うという担保が欲しいな…」
「担保って、何なのよ?」苛立った声で言うと「鈍いわね。女の担保と言ったら、裸
よ。ヌードモデル!」愛子が怒鳴った。
「イヤよ。裸なんて、絶対にイヤ!」顔震わせながら言うと「奥さん、これが、ど
うなってもいいんですね?」三田も脅した。
(どうしよう、裸はイヤだけど、週刊誌のネタはもっとイヤだし…)黙り込んでしま
った。
「奥さん、どっちを選びます?」
「裸をやります…。ですが、誰にも見せないと誓ってください…」
「それは当然です。奥様が約束を守るなら、誰にも見せません。それでは脱いでくだ
さい」
「ここで、ヌードですか?」
「はい、準備は出来てます」三田が部屋のドアを開けると、器財がセットされており、
スタジオになっていた。
三田と愛子は中に入って準備を始めるが「ヌードを撮られるなんて…」景子は服を
脱ぎだす。
シャツ、スカート脱いで下着姿になると「奥さん、来て下さい!」三田に呼ばれて中
に入った。
(本格的だわ、素人じゃない…)設備を見渡すと「まずは、こうして!」愛子がパ
ンティを掴んで下げた。
「イヤ、見ないで!」露わになった股間を手で覆う。
「素っ裸もいいけど、これもいいのよ」手を退けさせて、股間を露わにさせた。
「いいね、パイパンのは珍しいし!」三田はスイッチを押した。
「次はこうして…」背中のホックを外して、片側の乳房だけブラジャーから出させ
る。
「いいね、凄く色っぽいよ!」満足そうに三田はスイッチを押し続けた。
その後も愛子は注文を付けて、景子は全裸になってカメラに納まっていく。
「足はこうよ!」立ち膝にさせたが、淫裂が口を開いている。
「イヤ、これはイヤ!」性器の中は撮られたくはない。
「過激だから担保なのよ。やらないなら、知らないわよ!」愛子にも言われ、淫裂
を晒した姿が撮られた。
(性器まで撮られてしまった…)泣くのを堪えて、その後も、次々と愛子の指示に従
ってカメラに収まった。
景子がヌードを撮られてから2時間が過ぎた。
「もういいぞ。これくらいにしよう」三田の声で、景子は両手で胸と股間を押さえた。
「服を着てもいいでしょう?」
「奥さん、その前に、やって欲しいんだが…」ズボンを下げた。
「セックスはしないと言ったはずよ!」首を振って言うと「オ○ンコはしないよ。
だから、口でやってよ!」パンツも下げると、肉竿がそそり立っている。
(凄いわ、あんなにカチカチだし…)ジッと見ていると「ほら、やるのよ!」愛子が
怒鳴る。
「わかったわよ。やるわよ…」渋々口を押しつけて口の中に迎え入れる。
「そうだ、それでいい…」上擦った声を上げると、景子が「フグ、フグ!」唇で肉竿
を擦りだす。
当然、その行為を愛子が撮っていて(撮らなくていいわよ!)首を振るが撮るのはや
めない。
仕方なしに唇を動かし続けると、三田も絶頂を迎えて噴射を繰り返す。
「イヤ、射精はイヤ!」逃れようとしたが、喉奥には精液が漂っている。
「吐くなよ、そのままだ!」精液を口から垂らした姿も撮られた。
|