『未来 黒い代償』
 
                     Shyrock:作

第5話 非情の吊り下げ騎乗位

 黒川が奇妙な形のバイブを掲げ淫猥な笑みを浮かべている。
「どれほどの効果があるか、先ずは乳房で試してみようか」
黒川は両乳房を絞りあげながら、老練な指先が器用に鎖を弾きだした。
着実に快感を送り込んでいく指先に次第に翻弄されてゆく未来。

 新たな機種のモーター音がうなりをあげる。
奇妙な形……それはパールを数珠つなぎにしたような形状のアナルバイブであった。

 しかしその淫靡な形状の物がいかに使う物かは、未来はまだ知らなかった。

強い振動が乳首に伝わり、未来が悲鳴をあげる。
鎖づたいに付けたバイブが徐々に乳首に向かって下がってゆく。
「ふふふ、どうだ?」

 いきなり鷲掴みにする黒川。
指の間からたまらず飛び出した乳首を、黒川がバイブの先端で捉えた。
不自然に変形されていく女体の部位が男たちの視覚にとらえられ、彼らの欲望を駆り立てていく。

 「ああ~~~っ! くっぅっっ!」
「このバイブで今からあんたの尻の穴を貫く。どうだ、うれしいか!」
「うそっ! やめてぇっ!」
「もう諦めるんだな」
「お願い、そこだけは、そこだけは入れないで!」

 たっぷりとローションを塗りつけたアナルバイブを未来の顔にかざした。
ローションを滴らすアナルバイブがまるでムカデのようにうねうねとうごめく。
「さあ、根元まで押し込んでやるぞ。しっかり見ておけ。この長さが腹の中に収まるのだ」

 黒川がアナルバイブを握ったまま、未来の尻を覗き込む。
すでに胸への責めで潤いを帯びた陰裂の後方の紅いすぼまりを見つめる。
尖らせた舌先がアナルに触れ、未来が悲鳴をあげた。
「やめて~~~っ!」

 菊門を責められる恐怖が舌の動きに過敏に反応してる。
コソコソと皺を這いずり回るおぞましさが毒虫を連想させさらに恐怖が増幅していく。

 信田と山岡が黒川の老獪さに思わず見入ってしまう。
「すげ~、アナル責めっすね~!」
「三か所責めの完成ですね。未来さんはどんな反応をするか楽しみだ!」
「アナルにぶち込んだら、他のバイブやローターも同時に責めろ。いいな」
「はい!」
「了解っす!」

 アナルバイブが鈍いうなりを上げて菊門に吸い込まれていった。
同時に未来の悲痛な叫びが室内に響き渡る。

◇◇◇

 大開脚で吊るされた美しい娘の下に三人の男たちが群がっている。
三本の女犯具がすべて娘の股間に集中している。

 クリトリスにはローターが、秘裂には太いバイブレーターが、そしてアナルにはパール型のバイブレーターがうなりを上げている。

 鋭敏な箇所への三所責めに耐えきれなくなって激しく泣き叫ぶ未来。
感じやすい体質の未来にとっては、あまりにも過酷な責めであった。
「いやぁぁぁぁぁ~~~~~! あぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~!」

 「そんなに気持ちいいのか? それじゃ、たっぷりと責めてやるからな!」
「ふふふ、気持ちよすぎて割れ目から大量のよだれが滴ってるじゃん」
「社長、それにしても未来さんってすげえ良い反応ですね!」
「そうだなあ。責め甲斐のある娘だよ、まったく」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~! やめてぇぇぇぇぇ~~~~~!」

 新たなバイブレーターが1台加わって淫靡な三重奏を奏でる。
「いやぁ~~~~~! やめて! お願い! 壊れるぅ~~~~~!」
「壊れちゃうんだってさ」
「じゃあ、壊しちゃいましょうか」

 「いやいや、壊してしまったら後の楽しみがなくなってしまうからな」
「それもそうですね。もっと楽しまなくてはね。あれ、社長ズボンを下ろして何をしているんですか? おおお~~~っ!」

 黒川はいつのまにか怒張したイチブツを曝け出していた。
「縄を緩めて、未来を床に下ろせ」
「はい、社長!」
「了解っす!」

 滑車がカラカラと廻り始め、未来寝転んで騎乗位の体勢で待ち構えている。
「さあ、未来さん、ついに社長と結婚式だな~。嬉しいだろう?」
「いやぁ~~~~~! それだけは許してください~~~~~!」

 バイブで責められるだけならまだ耐えられる。
しかし見知らぬ男の肉柱を押し込まれることだけは絶対避けたい。
未来は声を張り上げ泣き叫んだがすべてが徒労に終わった。

 吊るされた未来の身体が次第に下がっていき、ついに怒張した肉柱に触れた。
未来は身体をよじって逃れようとするが、所詮は空しい抵抗といえる。

 黒川は未来の太股をがっちりと抱えて秘所との照準を合わせている。
そして未来の願いも空しく……

 ズニュッ……!
「ぎゃあぁぁぁぁ~~~~~!」


                

   この作品は「愛と官能の美学」Shyrock様から投稿していただきました